Windowsを使う途中で初期化を選んだものの、予想以上に時間がかかりそうで不安になっていませんか?
経験談をもとに、準備で数十分、作業自体はSSDなら約15分で終わらせる手順と、待ち時間を減らすコツをお伝えします。設定アプリでの簡単なリセットからUSBドライブを使った徹底的なクリーンインストールまで扱うので、状況に合わせて最短ルートを選べます。
パソコンの前で焦る前に、手順とポイントを押さえて余裕を持って臨み、安全にすっきりした環境を取り戻しましょう。
Windows初期化時間をグッと短くするやさしい手順

Windowsの初期化、画面が延々と回り続けるあの時間、ちょっとツラいですよね。でもちょっとした準備とテクニックで「え、もう終わり?」って思えるほどスピードアップできますよ。
- 高速スタートアップをオンにする:電源オプションから高速起動を有効にすると、初期化後の再起動がぐっと早くなります。
- 不要サービスをまとめてオフにする:PowerShellスクリプトで一括停止すれば、初期化後の余計な起動時間をカットできます。
- カスタムDISMイメージを作成する:あらかじめ不要アプリを除外したイメージから初期化すると、インストール作業がシンプルになります。
- SSDのTrimを手動実行:初期化前にTrimを走らせて空き領域をキレイにすると、書き込み速度が安定して時間短縮に効きます。
- 最新ドライバーをまとめて用意:メーカーサイトで必要なドライバーを一括ダウンロードしておくと、初期化後のセットアップがスムーズになります。
エンジニアならではの裏技です。自動応答ファイル(インストール応答ファイル)をあらかじめ作ってDISMイメージに組み込むと、初期設定のポップアップ画面が自動で進んで、さらに時間を節約できますよ。
設定アプリからリセットする方法

Windowsの設定アプリを使ってリセットすると、マウスやキーボードだけでサクッと初期化できるのが魅力です。初学者でも戸惑わずに進められるうえに、データを残すか消すかを選べるので、必要なファイルだけ守りながら環境を整えられます。
リセット時は「クラウドから再インストール」と「ローカルで再インストール」が選べます。ネット回線が速ければクラウド版が最新状態にすぐ戻せますし、回線が不安定ならローカル版を使うとダウンロード時間を節約できます。プログラマー的には、ドライバー周りで引っかかりそうなときはローカル版で素早く試すのがおすすめです。
①スタートボタンから設定を開く
デスクトップ画面左下のスタートボタン(Windowsロゴ)をクリックしてください。
表示されたメニュー内の歯車アイコン「設定」を選ぶと、設定画面が開きます。
もっと速く開きたいときは、キーボードでWindowsキー+Iを同時に押してみてください。
②更新とセキュリティを押す
スタート画面の歯車アイコンを押して設定を開いたら、画面左側のメニューから更新とセキュリティを押してください。Windows11の場合はWindows Updateを選ぶと同じく更新関連の画面が表示されます。
③回復を選んでこのPCを初期化をクリック
Windows設定の左側メニューから回復を選んでください。
「回復」画面が開いたらこのPCを初期化欄にある今すぐ開始をクリックします。
④ファイルを残すか全部消すか選ぶ
リセット画面で「個人用ファイルを保持する」か「すべて削除する」を選択します。大事な写真や書類を残したいときは前者を、パソコンをまっさらな状態に戻したいときは後者を選ぶと気持ちよく進められます。
「すべて削除する」を選ぶとドライブの完全消去が始まるため、戻せません。
⑤リセットを押して完了するまで待つ
リセットボタンを押すと、画面に最終確認のメッセージが表示されることがあります。内容をよく読み、問題なければリセットをクリックして初期化を開始してください。
操作が完了すると一度画面が暗転し、Windowsロゴとくるくる回るインジケーターが表示されます。この状態が終わるまでじっくり待ちましょう。数分から数十分かかることがあるので焦らないことが大事です。
途中で電源を切ると初期化が失敗し、起動しなくなる恐れがあります。必ず電源ケーブルをつないだ状態で進めてください。
回復ドライブでクリーンインストールする方法

回復ドライブを使うとパソコン付属の回復機能とは別に、外部USBからWindowsをまっさらな状態で再インストールできます。システムトラブルで起動しなくなったときでも、元の環境を壊さずにクリーンインストールできるのが魅力です。
準備するのはUSBメモリだけ。専用ツールで最新Windows10/11のイメージをUSBに書き込んでおけば、起動時にそのまま立ち上がります。いつでも安全にリカバリできる安心感が手に入るので、万が一のときの頼れる保険になります。
とくにおすすめなのはリカバリパーティションが壊れてしまった場合や、誰かにパソコンを譲る前に完全に初期状態に戻したいとき。後続の手順でUSBの作成方法から実際のインストールまで、迷わず進められるように解説していきます。
①別PCで回復ドライブを作成する
容量16GB以上のUSBメモリを別PCに挿します。中身は全て消えるので大事なデータはバックアップしておきましょう。
スタートメニューで「回復ドライブの作成」を検索してクリックします。管理者権限の許可が出たら「はい」を選んでください。
「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。時間がかかるので少し待ってください。
表示されたUSBドライブを選んで「作成」をクリックします。完了するまでPCをスリープさせないようにしましょう。
USBメモリの中身は完全に消去されます。事前に大事なデータを別に保存してください。
②初期化したいPCにUSBを挿す
パソコン本体のUSBポートを見つけて、作成済みのUSBドライブを差し込みます。コネクタの向きをよく確認して、金属部分を傷めないようにゆっくり優しく挿してください。
うまく入らない場合は、コネクタを軽く回転させたり、別のポートを試すとスムーズです。
③電源を入れてブートメニューからUSBを選ぶ
パソコンの電源ボタンを押したらすぐにメーカー指定のブートメニューキー(F12やEsc
など)を連打します。起動ロゴの下に表示される文字を見逃さないようにしましょう。
表示されたメニューからUSBメモリの名前を選びEnterキーを押します。USBがリストにないときは上下カーソルキーで探してみてください。
機種によってブートメニューキーが違うので、画面や本体のシールで確認すると早いです。
④表示に沿って言語とキーボードを選ぶ
画面に出てくるドロップダウンから、使いたい表示言語を選びます。たとえば日本語にしたいときは「日本語」、英語にしたいときは「English」を選んでください。
続いてキーボードレイアウトを選びます。ノートPCや外付けキーボードに合わせて「Microsoft IME」や「USキーボード」などを選ぶと、キーを押したときに画面の文字とズレずに入力できます。
⑤ドライブを削除してWindowsを再インストールする
この手順ではドライブ上のすべてが消えます。大切なデータは外付けHDDやクラウドにバックアップしたか、必ず確認してください。
USBメモリかDVDに作成したWindowsインストールメディアをPCに差し込みます。再起動後にBIOS(またはUEFI)画面で起動順を変更し、メディアから立ち上げてください。
言語やキーボードを確認したら「今すぐインストール」をクリック。「プロダクトキー入力」画面はスキップして、ライセンス認証後に入力できます。「カスタム: Windowsのみをインストール」を選んで進んでください。
インストール先の一覧で「ドライブオプション(詳細)」をクリック。各パーティションを選択し「削除」を繰り返して、すべて「未割り当て領域」にします。
「未割り当て領域」をクリックしてから「次へ」を押すと、新規パーティションが自動作成され、Windowsのインストールが始まります。
インストール後は画面に表示される地域やアカウント設定を進めていくだけ。ドライバーやWindows Updateが自動で入るので、完了までリラックスして待ちましょう。
初期化時間を味方にする応用ワザ

初期化中のちょっとした空き時間を、うまく活用すると作業効率がグッと上がります。
応用ワザ | 役立つシーン |
---|---|
スタートアップ同期スクリプト | 初期化後すぐにクラウドフォルダを最新状態に揃えたいとき |
一括インストールバッチ | よく使うツールをまとめて導入して、手動クリックを減らしたいとき |
レジストリ設定コマンド | 自分好みのWindows設定をすばやく反映したいとき |
これらを組み合わせると、初期化が終わったあとの作業がスムーズになります。
不要データを先に整理して待ち時間を減らす

初期化を始める前に不要なデータを整理すると、システムがチェックするファイル量を減らせるので、待ち時間をかなり短くできます。
具体的には一時ファイルやダウンロードフォルダ内の大容量データを削除しておくと、ディスクのスキャン処理にかかる時間が減ります。プログラマー的なコツとしてはエクスプローラーで“*.tmp”や“*.log”を検索して一気に捨てると効率的です。
ストレージセンサーで一時ファイルを削除する
ストレージセンサーはWindowsが自動的に不要な一時ファイルを片付けてくれる心強い機能です。定期的にクリーンアップしてくれるので、手動で何度も消しに行く手間が省けます。
画面左下のスタート→歯車アイコンをクリックして設定アプリを開きます。開いたら左メニューからシステムを選んでください。
システム内のストレージをクリックし、表示される画面でストレージセンサーをオンに切り替えます。続けてストレージセンサーの構成を開き、削除対象の一時ファイル条件を好みに合わせて調整しましょう。
構成画面の下部にある今すぐクリーンアップボタンをクリックすると、一時ファイルの削除が開始されます。初回は少し時間がかかりますが、次回以降は増分だけ処理されてスムーズに終わります。
初回は数分かかる場合があります。作業前にファイル保存を済ませるなど余裕を持って実行してください。
大容量ゲームや動画を外付けに移しておく
USBケーブルで外付けHDDまたはSSDをパソコンに接続します。エクスプローラーを開いて、新しいドライブが追加されているか確かめましょう。
新しいドライブは「NTFS」でフォーマットされていることが多いですが、他機器と共有する場合はexFATを選ぶと大容量ファイルでも扱いやすくなります。エクスプローラーのドライブを右クリックして「フォーマット」を実行してください。
エクスプローラーで大容量のゲームフォルダーや動画ファイルを選び、右クリックの「切り取り」を選択します。外付けドライブ内の任意のフォルダーで「貼り付け」を実行すれば完了です。移動中は作業を中断せず、そのまま終わるまで待ちましょう。
外付けドライブを使い終わったら必ずエクスプローラーの「取り出し」から安全に切断してください。
古い復元ポイントを削除する
古い復元ポイントを残したままだと、初期化のたびにチェック処理に時間がかかってしまいます。不要なポイントを削除してスッキリさせると、リセットのスピードがアップします。
スタートボタンを右クリックして「システム」を選び、右側の「システムの保護」をクリックします。
「保護設定」欄でシステムドライブ(通常はC:)をクリックし、「構成」を押します。
「削除」ボタンを押すと、保存済みのすべての復元ポイントが一括で消えます。
「OK」で閉じたあと、念のため再起動して設定を反映させましょう。
復元ポイントをすべて消すと元に戻せなくなるため、最新のものだけ残すか、定期的に削除する工夫をしてください。
最新インストールメディアでアップデートも一気に終わらせる

Windowsの再セットアップを始めた直後に大量の更新プログラムを適用し続けるのはけっこう時間がかかります。そこで最新インストールメディアを使うと、あらかじめ最新版の累積更新まで含まれた状態からスタートできるのでアップデートを一気に終わらせられます。
エンジニア目線のポイントはUSBメディア作成時にNTFSでフォーマットして大容量ファイルをそのまま入れることと、USB3.0以降のポートで書き込み速度を最大限活かすことです。こうするとインストール自体がスムーズで、セットアップ後の再起動やパッケージ適用が大幅に減って、結果的に初期化時間をグッと短くできます。
注意点:古いDVDメディアだと最新版の更新が反映されていないので必ず最新のISOを公式サイトからダウンロードしてください。
メディア作成ツールで最新ISOをダウンロードする
Microsoft公式のダウンロードページにアクセスして、Windows11用のメディア作成ツール(MediaCreationToolW11.exe)を保存してください。
ダウンロードした実行ファイルを右クリックし、管理者として実行を選んで立ち上げます。
ライセンス条項に同意したら、「他のPC用インストールメディアを作成する」をクリックしてください。
自動で選ばれた内容を確認し、必要に応じてドロップダウンから日本語/Windows11 Pro/64ビットなど希望の設定に直してください。
「ISOファイル」を選択して「次へ」を押し、保存先フォルダを指定して「保存」をクリックするとダウンロードが始まります。
ファイルサイズは約5GBあるため、十分な空き容量を確保してください。
USBに書き込みクリーンインストールで導入する
Microsoft公式サイトから最新のMediaCreationToolをダウンロードして、管理者として起動します。
ツールの案内に沿ってWindows11のISOを選び、挿したUSBメモリへ書き込みます。
PCを再起動し、BIOS/UEFI設定でUSBを最優先に指定して起動します。画面の指示に従ってパーティションを削除し、新規でインストールを進めます。
注意点:USBに書き込むと中のデータは全て消えます。必要なファイルはあらかじめバックアップしてください。
初回起動後に更新プログラムを確認する
タスクバーのスタートボタンをクリックして「設定」を選びます。次に「Windows Update」をクリックして更新画面を表示します。
「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、表示されたすべての更新をダウンロードしてインストールします。
ノートPCの場合はバッテリー残量に注意してACアダプターを接続してください。
SSD換装で体感速度を倍増させる

OSの初期化を終えた後に待たされやすいのがストレージの転送速度です。SSD換装をおこなうと、古い内蔵HDDから比べて読み書きが飛躍的に速くなり、Windows起動から初期設定が完了するまでの時間をぐっと短くできます。
とくにNVMe対応のM.2 SSDを使うと、SATA接続タイプのSSDよりもさらに高速化が実感できるので、初期化作業と並行して大量のアップデートやソフトのインストールをスムーズに進めたいときにぴったりです。
ノートパソコンでも2.5インチ→M.2への変換キットや、クローン用のUSBケースを使えばデータ移行が簡単なので、「初期化でリフレッシュしたのに動作が重い…」というお悩みをすぐに解消できます。
クローンソフトでHDDの内容をSSDにコピーする
パソコンの電源を切り、ケースを開けてSSDをSATAケーブルで接続します。その後電源を入れ、「ディスクの管理」を開いて未割当のSSDを右クリックし「新しいシンプル ボリューム」を選びます。そのままウィザードに沿って進めると、NTFS形式でSSDが使えるようになります。
Macrium Reflect Freeなどのクローンソフトを公式サイトからダウンロードしてインストールします。インストール時は「無料エディション」を選ぶと必要な機能が揃っています。
ソフトを起動し「クローンこのディスク」をクリックします。ソースとしてHDDを、ターゲットとして先ほど初期化したSSDを選びます。パーティションサイズを調整したい場合はドラッグで変更できます。
「次へ」を押して設定を確認し「完了」をクリックするとクローン処理が始まります。数十分〜数時間かかるのでそのまま待ちます。
完了後に再起動し、BIOS画面で起動ドライブをSSDに変更します。WindowsがSSDから立ち上がれば作業は無事成功です。
SSDの容量がHDDより小さい場合はデータを整理してからクローンしてください。
PCを開けてSSDへ差し替える
PCのフタを開けて中のドライブを入れ替えます。静電気に気をつけながら進めましょう。
PCの電源ボタンを押して完全にシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。ケースのサイドパネルはネジを緩めれば簡単に開きます。
古いHDDや既存SSDをマウンタから外し、取り付けキットに付属のネジで新しいSSDをしっかり固定します。
SSDにSATAケーブルと電源ケーブルをつなぎ、ケーブルが抜けないか軽く引いて確認します。パネルを戻してネジを締めれば完了です。
作業前に金属部分に触れて静電気を逃がすと安心です。
BIOSで起動ドライブをSSDに変更する
パソコンの電源を入れた直後にメーカー指定のキー(Del・F2・F10など)を連打してBIOSメニューを開きます。メーカーによって表示タイミングが速い場合があるので、起動直後すぐキーを押すと安心です。
BIOSのメニューから「Boot(起動)」セクションを選び、一覧に表示されたSSDモデルを一番上に移動させます。マウス操作できない場合はキーボードの↑↓キーと+−キーで順序を入れ替えてください。
F10キーなどの「Save&Exit(保存して終了)」コマンドを実行して変更を保存します。再起動後にSSDからWindowsが立ち上がれば成功です。
UEFIモードでインストールしたSSDはレガシーBIOSだと認識されない場合があります。UEFI対応の項目を選ぶように注意してください。
よくある質問

- Windowsの初期化が途中で止まったり再起動を繰り返す場合は?
外部機器の干渉やシステムの小さな破損が原因のことがあります。まずはUSB機器やSDカードをすべて取り外してから再起動してみてください。それでも変化がない場合は、起動オプションでシステムの修復チェックを試すと落ち着いて進められます。
- 初期化中に電源を切っても大丈夫ですか?
途中で電源を落とすとデータの構造が壊れやすく、思わぬトラブルにつながります。必ず電源ケーブルを接続したまま完了を待つようにしてください。
- 初期化後に最初にやるべき設定は何ですか?
Microsoftアカウントでサインインしたら、まずはWindows Updateを走らせましょう。そのあとドライバと必須ソフトを整理して、最後にバックアップからのデータ復元で普段の環境に戻すのがおすすめです。
初期化ってどれくらい時間がかかる?
初期化にかかる時間はパソコンの性能や更新の状態でかなり変わります。手持ちのPCで試した限りでは、SSD搭載機だと15~30分くらい、HDDだと30~60分ほど見ておくと心に余裕が持てます。
- ディスクの種類 SSDは高速起動、HDDはやや時間がかかる
- Windows Updateの残件数 多いと終わるまで長引く
- ネットワーク速度 ダウンロード時間が全体を左右する
電源を切ったらどうなる?
初期化が進んでいる途中で「電源を切ったらどうなるのかな?」と、不安になることがありますよね。
Windowsの初期化処理はファイルの配置や設定情報の書き込みを順番に行っている状態です。途中で電源を切るとファイルが途中保存のままになり、再起動したときに起動できなくなる恐れがあります。実際に少しだけ待ってみると、気づけば次の画面に進んでいたという話もよくありますので、焦らず最後まで待つのが安心です。
初期化中にフリーズしたように見えたら?
初期化中に画面が止まっているように見えるとドキッとしますよね。でも大きなデータを整理していると数分以上何も動かないように感じることがあります。
まずは焦らずにパソコン本体のアクセスランプをチェックしてください。ランプがチカチカ点滅していれば内部ではちゃんと処理が進んでいます。
もし10分以上たってもランプがまったく動かないときは強制終了ボタンを長押しして再起動を試してみてください。その後、Windows回復環境から「トラブルシューティング>詳細オプション>システムの復元」や「スタートアップ修復」を使ってから再度初期化をかけると安定しやすいです。
複数回同じ現象が起きるときはハードディスクの健全性をチェックするのがおすすめです。インストールメディアからコマンドプロンプトを起動してchkdsk /f /rを実行すると不良セクタの修復が働き、そのあと初期化するとサクサク進みやすくなります。
時間短縮のために外した方がいい周辺機器は?
初期化を始める前にUSBメモリや外付けHDD、プリンター、Webカメラなどを取り外しておくと、Windowsがそれらのドライバーを読み込む手間が省けて初期化がぐっと速く進みます。特に一時的に使った外付けストレージやテスト用のUSBデバイスは、ついそのままにしがちですが、取り外しておくだけで処理の待ち時間が減るのでおすすめです。
初期化後にドライバーは自動で入る?
Windowsをリセットすると、起動後に Windows Update が自動でドライバーを探してくれます。ネットワークやディスプレイ、キーボードなど一般的なデバイスはほとんど自動でインストールされるので、最初の設定がかなりラクになります。
ただ、実際に試したところ、まれにネットワークアダプターだけ自動認識されずにインターネットに繋がらないケースがありました。そんなときはマザーボードや無線 LAN メーカーの公式サイトからドライバーをあらかじめ USB メモリに保存しておくと安心です。
さらにプログラマーらしい小技として、pnputil コマンドでドライバーを一括追加したり、Dism を使ってオフラインでイメージに組み込む方法があります。これを活用すると何度も手動で追加する手間が減るのでおすすめです。
ネットワークドライバーが無いと Windows Update が動かず他のドライバーも自動で入らないので、最初に手動ドライバーを準備してください。
まとめ

Windowsの初期化にかかる待ち時間が長くてドキドキしていたなら、ここでご紹介したお手軽ステップが力になります。
不要アプリの停止、更新キャッシュのクリア、ドライバ最適化など、順番どおりに進めればスッキリ起動するようになります。
これで毎朝の「まだかな?」がぐっと短くなって、Windowsを開くたびにワクワクできるはずです。次は自分の好みに合わせたカスタマイズを加えて、もっと快適なPCライフを楽しんでくださいね。