Windowsの起動が遅くなり、いつの間にかスタートアップに謎のアプリが居座っているのに削除の手順が分からず困っていませんか?
ここではプログラマーの実体験から、設定アプリ、タスクマネージャー、レジストリの順で安全にスタートアップ登録を解除し、再起動時間を数十秒短縮する手順とコツを詳しく示します。さらにイベントビューアーで効果を確認する方法や、作業前にバックアップを取る簡単なやり方も紹介します。
読み終えるころには不要な常駐ソフトを整理し、軽快なデスクトップがすぐに広がりますので、パソコンを前にしながら手順を試してみてください。操作を覚えてしまえば次回からは数分で片付くため、ゆったりした気持ちで挑戦してみてください。
Windowsスタートアップアプリを削除する手順まるごとガイド

パソコンの立ち上げ時に不要なソフトがウロウロすると、体感だと「あれ?なかなかデスクトップが出てこない…」って焦りますよね。そんなもやっと感をゼロにするための方法を、一気にまとめてみました。
この記事では、Windows標準の機能からちょっとマニアックな方法まで、プログラマー目線で「これ効くよ!」という具体策を紹介していきます。どれを使えばいいか迷ったら、最初はタスクマネージャーから覗いてみるのがおすすめです。
- タスクマネージャー:起動が速くて手軽。スタートアップタブでワンクリックで無効化。
- 設定アプリ:スタートアップの一覧と影響度(高/中/低)が見られるので判断しやすい。
- システム構成ツール(msconfig):隠れたスタートアップをまとめて管理したいときに便利。
- レジストリエディター:より深いレベルで完全削除。バックアップを取ってから編集しよう。
- サードパーティツール(Autorunsなど):スタートアップにまつわる設定を一網打尽にチェックできる。
それぞれ使いどころや慎重さが必要な場面が違うので、順番に試してみてください。プログラマーのちょっとしたコツとしては、レジストリを編集するときは必ずエクスポートでバックアップを作っておくと安心です。
設定アプリからスタートアップアプリをオフにする

Windowsの設定アプリを使うととても気軽にスタートアップアプリをオフにできます。「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」と進むと、インストール済みのアプリと起動時の影響度が一覧で並ぶので、ボタンをオフにするだけで自動起動を止められます。アイコン表示で何が重いかひと目でわかるのも助かります。
この方法は管理者権限が不要で、誤ってオフにしてもすぐにオンに戻せるので安心です。使わないアプリをまとめてオフにすれば、メモリやCPUへの負担を減らし、パソコンの立ち上がりが軽やかになります。
①スタートボタンをクリックして設定を開く
タスクバーの中央か左端にあるWindowsのロゴアイコンを探してください。マウスポインターを近づけるとアイコンがほんのり明るくなるので、見つけやすいですよ。
ロゴを軽くクリックするとスタートメニューがパッと開きます。その中にある歯車マークの設定アイコンを選べば、次の画面へ進めます。
②左側メニューでアプリを選ぶ
設定画面の左側に並ぶリストから「スタートアップ」を探してクリックします。ここで起動時に自動で立ち上がるアプリ一覧を確認できるようになります。
③スタートアップをクリックして一覧を表示
タスクマネージャーのウィンドウ上部に並ぶタブからスタートアップを選ぶと、Windows起動時に自動で立ち上がるアプリの一覧が出てきます。
読み込みに少し時間がかかる場合がありますが、そのまま待つと一覧がしっかり表示されるので安心してください。
システムに必要なアプリやドライバーは無効にすると不具合の原因になることがあるので、どのアプリか分からない場合は設定を変更しないように注意してください。
④不要なアプリのトグルをオフにする
スタートアップ一覧から不要なアプリを探し、右側のスイッチをクリックしてオフにします。これで次回から自動起動されなくなります。
特に初めて操作するアプリは名前を確認しながら切り替えましょう。大切なドライバーやセキュリティソフトを止めないよう注意してください。
⑤PCを再起動して動作を確認する
開いているアプリはすべて保存して閉じたら、画面左下のスタートボタンをクリックしてから電源マーク→再起動を選びます。再起動画面が終わるまで待ちましょう。
再起動後にタスクマネージャーを立ち上げて(Ctrl+Shift+Escキー)、スタートアップタブを確認します。不要なアプリがリストにないかチェックしてください。
実際に起動速度や動作がスムーズになっているか、長めに操作して感触を確かめてみましょう。
再起動前に必ず作業中のファイルは保存してください。
タスクマネージャーからスタートアップ登録を無効にする

Windows 11や10ではタスクマネージャーの「スタートアップ」タブで登録済みのアプリをまとめて確認できます。プログラマーの経験則で言うと、この画面にはアプリの起動がシステムに与える負荷(影響度)が表示されるので、本当に重いソフトから優先して無効にすると、効果を実感しやすいです。
さらに追加インストール不要で、思い立ったらすぐ切り替えられるのも利点です。何か問題が生じた場合は同じ手順で再度有効化できるので、安心して試せます。
①タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを開く
画面下部にあるタスクバーの何もないスペースをマウスの右ボタンでクリックします。アイコンの近くを避けると誤操作が減ります。
現れたメニューの中からタスクマネージャーを選択します。
これでタスクマネージャーが起動し、現在動いているアプリやプロセスが一覧で確認できます。
②スタートアップタブをクリック
タスクマネージャーを開くと最初に「プロセス」タブが表示されますが、その隣にある「スタートアップ」をクリックしてください。Windows起動時に実行されるアプリ一覧がここで確認できます。
③無効にしたいアプリを選択
タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで必要ないアプリ名を探します。起動負荷の高いアプリほどリストの上のほうに並びやすいですよ。
無効にしたいアプリをクリックして選択します。不安な場合は右クリック→「ファイルの場所を開く」で実行ファイルを確認すると安心です。
システムの重要なプロセスを無効にすると不安定になることがあるので、見慣れないアプリは事前に名前を検索して役割を調べておくと安心です。
④右下の無効化をクリック
対象のアプリが青く選択された状態で、ウィンドウ右下にある無効化ボタンをクリックしてください。アイコンが薄くなりステータスが「無効」に変われば、次回起動時に自動で立ち上がらなくなります。
⑤リストが無効になったことを確認
Windowsキー+Xからタスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブを選んでください。先ほど無効にしたアプリの「ステータス」欄が無効になっていれば設定完了です。
スタートアップフォルダーからショートカットを削除する

「スタートアップフォルダー」はWindows起動時に指定したショートカットを自動で実行する仕組みです。ここから不要なアプリのショートカットを取り除くと、余計なプログラムが読み込まれず起動がキビキビします。
特別なソフトを使わずにWindows標準機能だけでサクッと設定できるのがうれしいポイントです。ユーザーごとのフォルダーと全ユーザー共通のフォルダー、二つの場所をチェックするとムダなく制御できます。
①WindowsキーとRを押してshell:startupと入力
まずはキーボードで Windowsキー + R を同時に押してください。画面の左下に「ファイル名を指定して実行」の小窓が表示されます。
小窓の入力欄に shell:startup
と正確に入力し、 Enterキー を押します。これでスタートアップフォルダがパッと開きます。
入力欄でミスしてしまうと別のフォルダが開いてしまうので、コピー&ペーストで貼り付けると安心です。
②表示されたフォルダーで不要なショートカットを右クリック
起動時に読み込まれるショートカットが一覧表示されます。自動で起動させたくないアプリのアイコン上で右クリックしてメニューを開きます。
③削除を選んでごみ箱へ移動
スタートアップフォルダ内の不要なアプリのショートカットを見つけたらアイコンを右クリックします。表示されるメニューから削除を選ぶと、ごみ箱へ移動します。ごみ箱を開けばいつでも元に戻せるので安心です。
④同様にshell:common startupも確認
Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。
入力欄にshell:common startup
と入力し、Enterキーを押します。
開いたフォルダー内で不要なショートカットを右クリックし、削除してください。
システムやセキュリティソフトなど重要なショートカットは誤って消さないように注意してください。
⑤閉じて再起動し起動時にアプリが動かないかチェック
開いているウィンドウをすべて閉じたあと、保存が必要な作業は忘れずに終えてから再起動します。
再起動後にログインしたらまずタスクマネージャーを開いてスタートアップタブを確認してください。無効にしたアプリが起動していないのを確かめられたら成功です。
レジストリエディターでエントリを手動削除

レジストリエディターを使うと、タスクマネージャーに表示されない隠れたスタートアップ項目も直接見つけて削除できます。バックアップのためにレジストリをエクスポートしておけば安心ですし、プログラマーならではのアプリ名やインストール先のパスを手がかりにピンポイントで不要エントリを消去できるのが魅力です。
①WindowsキーとRを押してregeditと入力
キーボードのWindowsキーとRキーを同時に押します。左下に「ファイル名を指定して実行」の画面が表示されます。
表示されたダイアログの入力欄にregedit
と打ち込み、OKをクリックします。管理者権限の確認が出たらはいを選んでください。
レジストリはシステムの心臓部です。不用意に編集すると不安定になることがあるので、操作前にエクスポートでバックアップを取っておくと安心です。
②HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runを開く
レジストリエディタが開いたら、左側のツリーから HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
を探します。
フォルダをたどるのが面倒なときは、上部のアドレスバーをクリックしてパスをペーストするとすばやく移動できます。
Runキーは常にシステムに影響を与えるため、編集前にキーを右クリック→エクスポートでバックアップを作成しましょう。
③不要なエントリを右クリックして削除
Startupフォルダーに並ぶ不要なショートカットを右クリックし、「削除」を選ぶだけで起動のもたつきをグッと軽くできます。
削除したいショートカットを右クリックして、メニューから「削除」をクリックします。
削除したショートカットはゴミ箱に入るので、間違えたときはすぐに復元できます。
④HKEY_LOCAL_MACHINEのRunも同様に確認
Windowsキー+Rを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。ユーザーアカウント制御が出たら「はい」を選んで進めます。
左のツリーからHKEY_LOCAL_MACHINE→SOFTWARE→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Runを順に開きます。
登録アプリが一覧表示されるので、起動不要な名前を右クリックして「削除」を選びます。最終確認ダイアログで「はい」を押すと消せます。
レジストリ操作は慎重に。必ず実行前にレジストリ全体をバックアップしておくことが安心です。
⑤バックアップ後に再起動して動作を確認
バックアップファイルを安全な場所に保存したらWindowsを再起動してください。ログイン画面からデスクトップが表示されるまで、スタートアップアプリの読み込み速度をチェックしましょう。予想より遅い場合や起動に失敗するアプリがあれば、すぐにバックアップを利用して元の設定に戻せます。
スタートアップ削除で得た時間をもっと活かす応用ワザ

スタートアップアプリを整理して起動時間を短縮できたら、そのゆとりを活かしてさらに便利に使いこなす応用ワザを試してみましょう。プログラマーならではの視点で選んだテクニックをまとめました。
応用ワザ | 活かし方 |
---|---|
自動バックアップ設定 | 大事なファイルを定期的に保護して手動の手間を減らす |
タスクスケジューラでメンテナンス自動化 | 夜間にディスククリーンアップやウイルススキャンを実行してPCを常に快適に保つ |
ディスク最適化(デフラグ)の自動実行 | 空き領域を整理して読み書き速度を維持 |
不要ファイルの定期削除 | 一時ファイルや古いログを自動で消してディスク肥大化を防ぐ |
サービスの自動起動を止めてさらに軽くする

Windowsが起動したときにバックグラウンドで動く「サービス」は、実はパソコンの軽さに大きく影響します。いつも使わないサービスが自動でスタートしていると、メモリやCPUをちょっとずつ占有して起動がモタつきやすくなります。
サービス管理ツールで不要なものを自動起動しない設定に変更すると、起動時間はもちろん普段の動作も軽くなるのを実感できます。エンジニアならではのポイントとして、コマンドプロンプトを使った一括変更テクニックもありますが、最初は画面上でゆっくり確認しながら進めるのがおすすめです。
①WindowsキーとRでservices.mscを開く
キーボードのWindowsキーとRキーを同時に押します。画面左下に「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。
テキストボックスにservices.mscと正確に入力して、Enterキーを押します。サービス管理ツールがすぐに立ち上がります。
②自動起動のサービスをダブルクリック
Servicesの一覧から、〈起動の種類〉が「自動」になっているサービスを探し、名称をダブルクリックしてプロパティを開いてください。カラムヘッダーの「起動の種類」をクリックすると、自動起動設定の項目だけまとめて表示できます。
③スタートアップの種類を手動に変更してOK
Windowsキー+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、services.msc
と入力してOKをクリックします。
表示されたサービス一覧から該当アプリを探し、右クリック→プロパティを選びます。
「スタートアップの種類」のプルダウンで手動を選び、適用→OKで設定完了です。
④必要か不安なサービスは停止せずメモを残す
停止して大丈夫かまだ不安なサービスがあれば、まずは無効にせずにサービス名や発行元、実行パスなどをテキストにまとめると安心です。
スタートメニューからメモ帳を開き、サービス名を右クリック→コピーして貼り付けます。
さらに同じ画面で発行元とパスを順にコピーして貼り付けておくと、あとで調べるときに役立ちます。
こうして一覧化しておけば、情報を確認してから無効化できるので安心です。
⑤再起動して問題がないか確認する
PCを再起動して、先ほど設定した内容がきちんと反映されているか確認します。スタートメニューの電源アイコンから再起動を選んで、ログイン後に起動が速くなっているか、必要なアプリが問題なく立ち上がるかをチェックしましょう。
システムに必須のアプリをオフにしていると、再起動後に機能制限やログインできないトラブルが起きることがあります。もし動作に不安があれば、タスクマネージャーで該当アプリを再度有効化してください。
グループポリシーで一括スタートアップ制御

ローカルグループポリシーエディターを使うとスタートアップに登録されたアプリをまとめて無効化できます。ひとつずつ探してオフにする手間が省けるので、複数の起動項目をいっぺんに整理したいときに便利です。
Windows10 ProやEnterpriseエディション向けの機能ですが、ドメイン環境だけでなくローカルポリシーにも対応しているため、個人PCでも利用可能です。同じ設定を社内のパソコンに一括配布したいときや、ミスなく統一した管理をしたいときに心強い味方になります。
管理テンプレートファイル(.admx/.adml)を準備しておくと、新しい設定項目を追加したり修正したりするときの共有がスムーズになります。変更をすぐに反映させるには、gpupdate /force
コマンドでポリシーの再適用を促しましょう。
①WindowsキーとRでgpedit.mscを開く
キーボードでWindowsキーとRキーを同時に押すと小さな「実行」ウィンドウが表示されます。
表示されたボックスにgpedit.msc
と入力して、Enterキーを押します。
数秒後にローカルグループポリシーエディターが起動します。
②コンピューターの構成からログオンを開く
画面左下でWindowsキー+R
を押しgpedit.msc
を入力してEnter
を押します。ローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。
左側のメニューでコンピューターの構成→Windowsの設定→スクリプト(ログオン/ログオフ)→ログオンと順番に開いていきます。
右ペインに並ぶログオン
をダブルクリックすると、ログオン時に実行されるスクリプトの一覧ダイアログが開きます。
③ユーザーのスタートアッププログラムの一覧をダブルクリック
エクスプローラーで「ユーザーのスタートアッププログラム」フォルダーをダブルクリックして開きます。このフォルダー内のショートカットはWindows起動時に自動実行されるので、不要なものはここから削除しておきましょう。
④無効を選択して適用
起動させたくないアプリをクリックして選んだら、メニューの中から無効を選択してください。
これで次回のWindows起動時から対象アプリが読み込まれなくなります。
⑤必要なアプリだけ許可リストに登録する
タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを開き、上部のスタートアップタブをクリックします。
起動時に残したいアプリ以外を右クリックして無効化し、必要なものは有効化して許可リストに登録しましょう。
セキュリティソフトは常に起動しておきたいので、許可リストから外さないでください。
イベントビューアーで起動時間を測って効果をチェック

Windowsに標準で備わっているイベントビューアーを使うと、スタートアップ処理の開始からデスクトップ表示までの時間を正確に測定できます。削除前後でどれだけ起動が速くなったかを数値で比べられるので、作業の成果を実感しやすいのがうれしいポイントです。
操作は難しくなく、ログの一覧から「Microsoft-Windows-Diagnostics-Performance/Operational」を選んで起動時間の記録を確認するだけ。グラフ表示に切り替えれば、視覚的にも変化がわかりやすく、次の最適化につなげやすいですよ。
①WindowsキーとXでイベントビューアーを選ぶ
キーボードのWindowsキーとXキーを同時に押します。
画面左下にクイックリンクメニューが現れるので、その中からイベントビューアーを選びましょう。
②Diagnostics-PerformanceのOperationalを開く
左側のナビゲーションで「アプリケーションとサービスログ」をクリックし「Microsoft」→「Windows」を順に開きます。
「Diagnostics-Performance」をクリックして展開し「Operational」をダブルクリックして中身を表示します。
「Operational」が見当たらない場合は、Event Viewerを管理者権限で起動しているか確認しましょう。
③イベントID100をダブルクリックして起動時間を確認
中央ペインに一覧表示されたイベントの中からイベントID100を探してダブルクリックします。
「イベントのプロパティ」画面が開いたら、全般タブにあるBootDurationの数値を確認してください。ここに起動に要した時間がミリ秒で表示されています。
起動時間が10000ミリ秒(10秒)を超えている場合は、不要なスタートアップ項目が影響している可能性があります。
④削除前後で数値を比較
アプリを削除したあと再起動して、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを開き、起動への影響や開始時間(ミリ秒)を比べましょう。
アプリ名 | 削除前(ms) | 削除後(ms) | 差分 |
---|---|---|---|
SampleApp | 1500 | 800 | 700 |
AnotherApp | 800 | 400 | 400 |
差分を記録することで、どれだけ起動が軽くなったかがひと目でわかります。
⑤改善度をメモして次のチューニングを計画
スタートアップ削除前後の起動時間やメモリ使用量を計測してみましょう。タスクマネージャーのパフォーマンスタブで「起動時間」や「メモリ」を確認した数値をメモ帳や表計算ソフトにまとめると見やすくなります。
記録したデータを振り返り、「まだもう少し速くしたい」「このアプリはさらに無効化できそう」と感じたポイントを洗い出します。次回試すアプリのリストと優先度をカレンダーやタスク管理ツールに登録すると続けやすくなります。
- 起動にかかった秒数
- CPUやメモリの最大使用率
- 負荷が減ったサービス名
ポイント:定期的に同じ方法で計測すると、改善の波を正確に追えます。
よくある質問

スタートアップに登録されているアプリの見分け方がわかりません
- スタートアップに登録されているアプリの見分け方がわかりません
-
タスクマネージャーのスタートアップ欄で、アプリ名と発行元を確認すると見分けやすいです。発行元がMicrosoftやセキュリティソフト会社なら必要なものが多いので、そのまま有効にしておくと安心です。名前だけでピンとこないときは、ネット検索して実際に何をしているか調べてみると安全に判断できます。
誤って必要なアプリを無効化してしまったらどう戻せばいいですか
- 誤って必要なアプリを無効化してしまったらどう戻せばいいですか
-
タスクマネージャーで無効化済みのアプリを選んで「有効化」をクリックするだけで元に戻せます。もしここに表示されないときは、アプリの設定画面やレジストリからスタートアップ登録を探す必要がありますが、まずはタスクマネージャーで探すのが手軽です。
簡単にスタートアップアプリを一括管理できるツールはありますか
- 簡単にスタートアップアプリを一括管理できるツールはありますか
-
「Autoruns」というMicrosoft公式の無料ツールが便利です。タスクマネージャーより詳細にスタートアップを一覧化して無効化できるので、隠れたレジストリエントリまで管理できます。プログラマー視点では、サービス起動のトリガーまで確認できるので安心感が違います。
スタートアップを減らしても起動が速くならない場合はどうしたらいいですか
- スタートアップを減らしても起動が速くならない場合はどうしたらいいですか
-
起動速度はストレージやメモリにも影響するため、SSD搭載やメモリ増設を検討すると効果が出やすいです。それからディスクの最適化や「高速スタートアップ」機能を有効にしておくと、パフォーマンス改善につながります。
スタートアップを全部オフにしても大丈夫?
スタートアップを全部オフにすると、パソコンの起動は確かに早くなります。ただ一方で、セキュリティソフトやクラウド同期といったバックグラウンドで動く必要があるアプリまで止まってしまうリスクがあります。
- セキュリティソフト:ウイルスチェックが動かなくなると安全性が低下します。
- クラウド同期ツール:ファイルが自動でアップロード・ダウンロードされなくなります。
- 周辺機器連携アプリ:プリンターやマウスの機能がフルに使えなくなる場合があります。
全部オフにするのではなく、本当に不要なものだけを見極めてオフにするのがポイントです。
レジストリをいじるのが怖い…安全な方法は?
レジストリを触るとシステムが壊れそうでドキドキするかもしれません。でも怖がる必要はありません。スタートアップの自動起動設定はレジストリ内の決まった場所にまとめられていて、余計なアプリを手動で取り除けば、タスクマネージャーにも出てこない厄介な自動起動をしっかり止められます。
まずは安心のためにレジストリのバックアップを取ることをおすすめします。レジストリエディターで対象キーを右クリックして「エクスポート」を選ぶだけなので、初心者さんでも迷わずできます。いざという時はこのファイルをダブルクリックすると元に戻せるので心強いですよ。
おすすめの場面は、通常のスタートアップ一覧に表示されない隠れた常駐を止めたいときです。アンインストールしても残ってしまうものやWindowsのシェル拡張によって起動しているものなど、GUIでは消せない自動起動をスッキリ退治できます。
レジストリをいじったあとはWindowsを再起動して、動作に問題がないかを確認してください。問題なければそれで完了です。プログラマーならではの小技ですが、きちんと手順を踏めば意外とカンタンなので、ぜひトライしてみてくださいね。
スタートアップに残しておいた方が良いアプリは?
PCを起動したあとで最初に動いてほしい便利なアプリは、そのままスタートアップに残しておくのがおすすめです。
- ウイルス対策ソフト:起動直後からリアルタイムで保護してくれる
- クラウド同期サービス(OneDriveやDropboxなど):ファイルを自動で最新状態に保つ
- 入力デバイスユーティリティ(タッチパッド設定ツールなど):キーボードやマウスの動作を安定させる
- バックアップソフト:作業中に自動でデータを保存してくれる
- プリンタやスキャナドライバ:印刷やスキャンをすぐに使えるようにする
Windowsアップデート後に勝手に復活するのはなぜ?
- Windowsアップデート後に勝手に復活するのはなぜ?
-
Windowsの大型アップデートが入ると、システムファイルやレジストリの再構築が行われます。それによってスタートアップ設定も初期状態に戻ったり、既定のアプリやサービスが再登録されたりすることがあります。
実体験から言うと、特にOSが主要バージョンアップするときは「必要なドライバーやサービスを確実に動かす」ために、Microsoft側で自動的に復活させる仕組みが働きます。カスタム設定を残したいときは、アップデート前にバックアップを取るか、グループポリシーやレジストリで強制的に無効化する方法がおすすめです。
失敗して起動しなくなったらどうすれば?
Windowsが急に立ち上がらないとドキッとしますよね。そんなときは慌てずにいくつかの方法で状況を切り分けると安心です。
- セーフモード起動:必要最低限の機能だけで立ち上げて問題の原因を探せます。
- システムの復元:事前に作成した復元ポイントに戻して状態を巻き戻せます。
- リカバリドライブから修復:USBメモリなどで作った回復ドライブで起動トラブルを自動修復できます。
どの方法も実体験で何度も試してきましたが、状況に応じて使い分けるとスムーズに復旧できますよ。
まとめ

毎朝パソコンを起動して「うわっ、まだアプリが読み込まれてる…」と感じることありませんか。不要なスタートアップアプリをオフにすると、一瞬でデスクトップまでたどりつけるようになります。
まずはタスクマネージャーを起動し、上部のスタートアップタブへ移動。リストから不要と感じるアプリを選んで「無効化」をクリックするだけ。必要に応じて設定アプリやMSCONFIGでさらに絞り込むこともできます。
この記事で紹介した方法を試せば、起動時間がグッと短くなるはずです。定期的にリストを見直しながら、自分好みの軽快なWindowsライフを楽しんでみてくださいね。