作業に集中している最中にWindowsが通知もなく再起動してしまい、保存前のデータが勝手に消えてしまった経験はありませんか?
ここでは自動更新のタイミングをずらす基本設定から、システム深部での細かな制御まで、現場で培った具体的な手順を漏れなく丁寧にまとめています。突然のシャットダウンを防ぐことで、作業のリズムを崩さずに安心してパソコンに向かえます。
準備は設定画面を開くだけですので、ひと息ついた今のうちに読み進め、手元のパソコンを安全仕様に整えてください。
Windowsが勝手に再起動するときの止め方手順

仕事中にいきなり再起動されると焦りますよね。そのモヤモヤをスッキリ解消するには、以下の方法を試してみましょう。
- 自動再起動をオフにする設定:「スタート」→「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「再起動オプション」から「自動的に再起動しない」を選択しましょう。
- アクティブ時間の変更:「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「アクティブ時間の変更」で作業時間帯を指定すると、その時間中は再起動が抑えられます。
- レジストリでの強制防止:レジストリエディターを開き、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Update
に「NoAutoRebootWithLoggedOnUsers」というDWORDを作成し値を「1」にすると、ログオン中の自動再起動が無効化できます。 - タスクスケジューラーからの再起動タスク無効化:タスクスケジューラーを起動し、「Microsoft → Windows → UpdateOrchestrator」にある「Reboot」タスクを無効化すると、アップデート後の再起動が止まります。
レジストリ編集やタスク無効化はシステムに影響が出る場合があります。実行前にバックアップを忘れずに。
設定アプリでアクティブ時間を調整する

お仕事や趣味でパソコンに集中しているときに急な再起動が入ると慌てますよね。設定アプリからアクティブ時間を自由に決めると、その時間帯にWindowsが更新後の再起動を行わなくなる機能です。プログラミング中や大事なオンライン会議中などに安心して作業を続けることができるメリットがあります。
①スタートを開いて設定を選ぶ
タスクバー左端のWindowsアイコンをクリックしてメニューを開いてください。画面左側に並んだ歯車アイコン(設定)を押すと、設定ウィンドウが立ち上がります。
プログラマーならではの小技ですが、WindowsキーとIキーを同時に押すと、直接設定画面へジャンプできます。
②更新とセキュリティをクリックする
設定画面の一覧から更新とセキュリティを探してクリックします。WindowsUpdateや回復オプションなどがまとめられている場所なので迷わず進めます。
③WindowsUpdateのアクティブ時間を開く
タスクバーのWindowsアイコンをクリックして歯車マークの設定を選んでください。
左側メニューのWindows Updateをクリックします。
「詳細オプション」をクリックしてスクロールし、アクティブ時間の変更を探してください。
開始時間と終了時間を設定して再起動を避けたい時間帯を決めたら完了です。
④開始と終了の時刻を自分の作業に合わせて決める
Windowsの更新で勝手に再起動しないよう、アクティブ時間を自分の作業時間に合わせて設定します。
- スタートメニューから「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選び、「Windows Update」をクリックします。
- 「アクティブ時間の変更」を選択します。
- 開始時刻と終了時刻を、自分がパソコンを使う時間帯に合わせて調整し、「保存」をクリックします。
深夜に長時間のビルドやテストを回すなら、終了時刻を夜遅くに設定しておくと安心です。
⑤保存して設定アプリを閉じる
画面右下の「適用」をクリックして、変更を確定します。
続いて右上の×ボタンを押して設定アプリを閉じましょう。
システムの詳細設定で自動再起動をオフにする

「システムの詳細設定で自動再起動をオフにする」は、Windowsがエラーでシャットダウンしたあとも大慌てで再起動しないようにできる設定です。ブルースクリーンのエラーコードをゆっくり確認したいときや、原因をじっくり調べたいときにぴったりの方法です。
この設定を使うと、エラー発生後にすぐ再起動せず、画面上に表示される停止コードをメモできます。再発防止の手がかりがつかめるだけでなく、突然の再起動で作業中のファイルが壊れるリスクも減らせます。プログラマーやシステム保守担当者が問題解析をするときに特におすすめです。
①スタートを右クリックしてシステムを開く
デスクトップの左下にあるスタートボタンを優しく右クリックしてください。メニューが表示されたらシステムを選ぶと、システム情報画面がパッと開きます。ここでWindowsの基本設定をサクッと確認できます。
②システム情報からシステムの詳細設定を押す
画面左下のWindowsアイコンを右クリックして、表示されたメニューからシステムを選んでください。
「システム情報」画面が表示されたら、左側メニューにあるシステムの詳細設定を押して進みます。
③起動と回復の設定ボタンを押す
「システムのプロパティ」ウィンドウ内の「詳細設定」タブに切り替えて、「起動と回復」欄を見つけます。この欄の右下にある設定ボタンを押してください。
④システムエラーの自動的に再起動のチェックを外す
Winキー+Rを同時に押して[ファイル名を指定して実行]を開き、sysdm.cpl ,3
と入力してEnterを押してください。
「詳細設定」タブの下にある[起動と回復]欄で[設定]ボタンをクリックしてください。
[システムエラー]欄の自動的に再起動するのチェックをはずして[OK]をクリックしてください。
⑤OKでウインドウを順に閉じる
表示されている確認ダイアログやエラー通知のウインドウがあれば、画面右下のOKボタンを順番にクリックして閉じましょう。
ダイアログが多くて作業が大変なときは、Altキーを押したままOキーを押すと、ボタンに素早くフォーカスできて効率的です。
グループポリシーでWindowsUpdateの再起動を抑える

WindowsProやEnterpriseエディションを利用している場合は、ローカルグループポリシーエディターを使って更新後の再起動タイミングを細かく調整できます。この設定を活用すると、夜間や休憩時間に自動で再起動させたり、重要な作業中は通知だけにとどめたりできるのが強みです。あらかじめ許可した時間帯以外での再起動を抑えつつ、安定してセキュリティパッチを適用できるので、プログラマーの作業を中断させずにWindowsUpdateを管理できます。
①Winキー+Rでgpedit.mscを開く
キーボードの左下にあるWinキー(窓マーク)とRキーをやさしく押すと「ファイル名を指定して実行」が呼び出せます。
出てきたボックスにgpedit.mscと入力し、OKをクリックするとローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。
Windows Homeではローカルグループポリシーエディターが含まれていないので別の方法が必要です。
②コンピュータの構成→管理用テンプレート→Windowsコンポーネント→WindowsUpdateを開く
左側のツリーからコンピュータの構成→管理用テンプレート→Windowsコンポーネント→WindowsUpdateと順番にクリックして展開します。
③スケジュールされた自動再起動をダブルクリックする
タスクスケジューラの中央ペインに表示されている「Reboot」など名前に再起動が含まれるタスクを探し、該当する行をダブルクリックします。
ダブルクリックするとプロパティ画面が開き、トリガーや有効状態をすぐに確認できるようになります。
④無効を選んで適用を押す
ドロップダウンから無効を選びます。これで自動再起動の設定がオフになります。
設定を反映させるために「適用」をクリックしてください。一度押すだけで変更が保存され、次回から再起動を抑えられます。
⑤gpeditを閉じてPCを再起動する
ローカルグループポリシーエディターの右上にある閉じるボタンをクリックしてウィンドウを終了します。設定は自動で保存されるので安心してください。
そのあとスタートメニューから再起動を実行します。再起動後にポリシー変更が反映されて、予期せぬ再起動が止まっているかをチェックしましょう。
タスクスケジューラで更新後の再起動通知を止める

Windowsの標準機能であるタスクスケジューラを活用すると、更新後に煩わしい再起動通知だけをサクッと無効化できます。プログラマーならではのちょっとした工夫を加えると、設定の反映や戻しもスムーズです。
- 手軽に使える:Windowsに標準搭載されているから追加ツール不要で設定可能
- 柔軟な制御:特定の通知だけ無効化できるので、ほかのタスクには影響なし
- 元に戻しやすい:タスクの有効化・無効化を切り替えるだけなので、万が一のときも安心
更新直後に作業を中断されたくない場面や、サーバー運用での一時的対応にぴったりの方法です。
①スタート検索でタスクスケジューラを開く
キーボードのWindowsキーを押してスタートメニューを表示します。
上部の検索ボックスに「タスクスケジューラ」と入力すると、候補にアプリが現れます。
出てきた「タスクスケジューラ」をクリックして起動しましょう。
Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「taskschd.msc」と入力しても同じ画面を開けます。
②Microsoft→Windows→UpdateOrchestratorを展開する
Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。
regedit
レジストリエディタが開いたら、左側のツリーからHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoftを探してクリックします。続いて表示されるWindowsキーを同じように展開し、最終的にUpdateOrchestratorキーが見つかるまでフォルダをたどってください。
③Rebootタスクを右クリックして無効を選ぶ
タスクスケジューラーのライブラリ一覧からRebootと名付けられたタスクを見つけて右クリックします。
表示されたメニューの中から無効を選んでクリックすると、そのタスクは動作しなくなります。
この設定で意図しない再起動を防げますが、セキュリティ更新などで再起動が必要な場合は手動で実行してください。
④タスクスケジューラを閉じる
画面右上の×ボタンをクリックしてタスクスケジューラを閉じます。作成したタスクは自動保存されるため、設定内容が失われる心配はありません。
次回の起動でちゃんと反映されたか不安なときは、もう一度タスクスケジューラを開いて「タスク ライブラリ」で確認してみると安心です。
再起動を止めたあとに役立つ応用テクニック

再起動を止めたあと、さらに快適にWindowsを使い続けるための小ワザをまとめました。普段の作業スタイルに合わせて活用してみてください。
応用テクニック | どんなときに役立つ? |
---|---|
アクティブ時間の設定 | 使いたい時間帯だけ自動再起動をブロックして、作業の邪魔を防ぎたいとき |
グループポリシーで自動再起動を無効化 | 企業PCや管理者権限のある環境で、アップデート後も手動で再起動したいとき |
レジストリで詳細タイマー調整 | カウントダウン通知の時間や待機期間を細かくチューニングしたいとき |
タスクスケジューラで更新通知 | 再起動前にポップアップを出して確認したいとき |
電源設定でスリープ移行 | 長時間操作しないときにスリープに移行させて、再起動リスクを下げたいとき |
どのテクニックも手順はシンプルなので、迷わずトライできます。気になるものから順番に試してみて、心地よいPC環境を作り上げましょう。
好きな時間に手動でWindowsUpdateを実行する

WindowsUpdateを好きなタイミングで手動で実行すると、作業の合間や終業後など、自分のペースでアップデートできる点がうれしいです。急な再起動にバタバタせずにすむので、重要な作業中にドキドキする心配も減ります。
- 好きな時間に:仕事の合間や休憩中など、自分でスケジュールを決められる
- 中断なし:重要な作業を突然止められる心配がなくなる
- 集中力アップ:アップデートが終わるまで待機するイライラから解放される
スタートメニューから設定を開いて更新をチェック
画面下のタスクバーにあるWindowsアイコンをクリックしてメニューを表示します。
スタートメニュー内の歯車アイコンを選んで「設定」を開いてください。
設定画面で「Windows Update」を選び、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
管理者権限が必要な場合は、パスワード入力の画面が出るので慌てずに対応してください。
更新をダウンロードしてインストールを押す
設定アプリの「更新とセキュリティ」画面で「更新をダウンロードしてインストール」ボタンをクリックしてください。これで最新の更新プログラムが取得されます。
ダウンロード中は処理が重くなる場合があるので、余計なアプリは落としておくとスムーズに進みます。
ダウンロードが終わると自動でインストールが始まるので、完了するまで電源を切らずにそのまま待ちましょう。
作業が終わったら今すぐ再起動を選ぶ
画面左下のスタートボタンをクリックします。
つづいて表示されるメニューから電源アイコンを選んで、今すぐ再起動をクリックしてください。
再起動直前に開いているファイルは必ず保存してください。保存していないと変更内容が消えてしまうことがあります。
再起動前にポップアップで知らせるバッチスクリプトを作る

再起動のタイミングをそっと教えてくれるバッチスクリプトを作っておくと、急なシャットダウンにドキッとしなくなります。Windows標準のコマンドやPowerShellを組み合わせるから、余計なソフトを入れずに実現できるのも魅力です。
- メッセージ表示:ポップアップで再起動までの残り時間をお知らせ
- タイマー設定:秒単位でカウントダウン秒数を自由に変更できる
- 自動実行連携:タスクスケジューラーで毎回同じ手間なく呼び出せる
このスクリプトを用意しておくと、更新作業中に「もうすぐ再起動しますよ」という優しい合図が受け取れて安心です。
メモ帳でメッセージボックスを表示するコードを書く
メモ帳を開いたら以下のコードをコピー&ペーストしてください。
MsgBox “こんにちは、Windowsの世界へようこそ!”,0,”挨拶”貼り付けが終わったら、メニューから「名前を付けて保存」を選んで、ファイル名を「welcome.vbs」に変更して保存します。
保存した「welcome.vbs」をダブルクリックすると、指定したメッセージボックスが表示されます。
ファイル名入力時に「welcome.vbs」をダブルクォーテーションで囲むと、.txtが付かずに正しく保存できます。
.batとして保存してスタートアップに置く
Windowsが急に再起動しそうになったら、自動で中断してくれるバッチファイルをスタートアップに登録しておくだけで安心できます。
Windowsキーを押して「メモ帳」と入力し、Enterキーで起動します。
以下の一行を入力します。
shutdown -a
「名前を付けて保存」で「ファイル名」をcancel_shutdown.bat、「文字コード」をANSIにして保存します。
エクスプローラーのアドレスバーに「shell:startup」と入力し、表示されたフォルダに先ほど作成したbatファイルをコピーします。
スタートアップに置いた直後だけ有効なので、電源を入れ直すたびに自動でbatが実行されます。
再起動前にメッセージが出ることを確認する
スタートメニューから設定
を開き、更新とセキュリティ
→Windows Update
に進んでください。
「再起動のオプション」が表示されたら、再起動する前に通知するが有効になっているかチェックしましょう。もしオフだったらスイッチをクリックしてオンにします。
これで更新後に必ずポップアップでお知らせが届くようになり、急に作業を中断される心配が減ります。
アクティブ時間を自動で調整するPowerShellをスケジュールする

PowerShellを使ってアクティブ時間を自動で調整すると、手動で設定を変え忘れても大丈夫になります。スクリプトが現在の使用傾向に合わせてWindows Updateのアクティブ時間をアップデートしてくれるので、急な再起動で作業が中断される心配が減ります。
スケジュールされたタスクとして登録すれば、毎日や特定の起動時に自動で実行されるため、設定画面にわざわざアクセスせずに済みます。忙しいときや複数のPCを管理しているときにも便利な方法です。
実行する前にPowerShellの実行ポリシーを確認しておくとスムーズです。初心者でもコピー&ペーストで使えるように、次章で具体的な手順を紹介します。
PowerShellで現在時刻+8時間をアクティブ時間に設定するスクリプトを書く
テキストエディタで以下を入力し、SetActiveHours.ps1として保存してください。
$start=Get-Date
$end=$start.AddHours(8)
powercfg /setactivehours $($start.Hour) $($start.Minute) $($end.Hour) $($end.Minute)
Windowsキー→「PowerShell」と入力し、管理者として実行を選んでからスクリプトを実行してください。
タスクスケジューラで毎朝スクリプトを走らせる
毎朝決まった時間にスクリプトを自動実行させるにはタスクスケジューラが便利です。ここでは初学者さんでも迷わず設定できるように、画面操作をひとつずつ解説します。
WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。taskschd.msc
と入力してEnterキーを押すとタスクスケジューラが起動します。
画面右側の「基本タスクの作成」をクリックします。名前と説明は後から見返しやすいものを入力しましょう。
「トリガー」のタブで「毎日」を選び、実行したい時刻(例:08:00)を入力します。これで毎朝スクリプトが動き出します。
「操作」のタブで「プログラムの開始」を選択します。プログラム/スクリプトに実行したいバッチやPowerShellのパスを入力し、必要に応じて引数を設定しましょう。
「条件」「設定」タブで電源状態や実行時の挙動を確認します。問題なければ「OK」をクリックしてタスクを保存しましょう。
タスクは操作するユーザーで実行されます。パスワードを尋ねられたら、スクリプト実行に使うユーザーのパスワードを入力してください。
日ごとの生活リズムに合わせて再起動が避けられるか確認する
Windowsの「アクティブ時間」を生活リズムに合わせると、自動再起動のタイミングを避けられます。
スタートボタンから歯車アイコンの「設定」をクリックしてください。
「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「アクティブ時間の変更」を選び、開始時刻と終了時刻を生活パターンに合わせて入力しましょう。
よくある質問

Windowsが勝手に再起動してしまう理由は?
- Windowsが勝手に再起動してしまう理由は?
Windows Updateがバックグラウンドでダウンロードを終えると、自動的に再起動しようとします。また、ドライバーやアプリの不具合でクラッシュして再起動するケースもあります。イベントビューア(Windowsキー+R→eventvwr.msc)で「システム」を確認すると、更新やエラーの記録が見られますので原因を特定しやすくなります。
再起動のタイミングを自分で決めるには?
- 再起動のタイミングを自分で決めるには?
設定>更新とセキュリティ>Windows Update>アクティブ時間の変更から、更新による再起動を許可しない時間帯を登録できます。普段使う時間をアクティブ時間に設定しておくと、指定外の時間だけ再起動が実行されるので作業を中断されにくくなります。
自動再起動を完全に止められる?
- 自動再起動を完全に止められる?
Windows Homeの場合は「設定>更新とセキュリティ>Windows Update>詳細オプション」で「更新後の再起動を通知」をオンにすると、手動で再起動タイミングを決められます。Windows Proではグループポリシーエディター(gpedit.msc)から「再起動の自動実行を防止」にチェックを入れる方法も試せます。
作業中に突然再起動されないコツは?
- 作業中に突然再起動されないコツは?
休憩やプレゼン時は集中モード(通知を抑制)をオンにするのがおすすめです。集中モード中は更新の再起動通知も抑えられるので、画面が消えたり再起動したりする心配が減ります。電源設定で「バッテリー残量が低くなった場合のみ通知」を選ぶと、急なシャットダウンも防ぎやすくなります。
WindowsUpdateの途中で電源を切っても大丈夫?
WindowsUpdateの途中で電源を切るのはおすすめできません。更新処理中はファイルの書き換えや各種設定の適用が行われていて、その最中に電源断するとデータが壊れて起動しなくなる可能性があります。
実際に、以前に更新中に慌てて電源を切ったところ修復ループに陥り、復旧に長時間かかったことがあります。こうしたトラブルを避けるには、アップデート開始前に時間を確保しておくことが近道です。
どうしても途中で使わなければいけない場合は、電源ケーブルを抜くよりもタスクバーの更新アイコンをチェックして「再起動の保留」を有効にし、またはshift
+再起動
で詳細オプションを開いてスケジュールを延期してください。
強制的な電源オフは最終手段です。可能なかぎりWindowsの指示に従いましょう。
設定を変えてもまだ勝手に再起動するのはなぜ?
設定を変えてもまだ勝手に再起動するのは、裏で別の要因が動いているからかもしれません。
- バックグラウンドでの更新適用:アクティブ時間外に自動的に再起動がかかることがあります。
- ブルースクリーン後の自動復帰:クラッシュ検出後にすぐ再起動する設定が有効なままになっている場合があります。
- ハードウェア異常検知:温度や電圧の異常を監視して再起動することがあります。
- サードパーティ製ドライバーの不具合:相性問題やメモリリークで強制的にリブートされることがあります。
いくつかの原因が重なることもあるので、まずはひとつずつチェックして様子を見てみましょう。
Homeエディションでgpedit.mscが開けないときは?
Windows Homeにはグループポリシーエディターが標準で入っていません。そのままだとgpedit.mscが開けず焦るかもしれませんが、専用のインストーラーやレジストリ操作で不足機能を補えます。プロ版へ切り替えずに済む手軽さがポイントです。
- Proアップグレード不要:コストをかけずに必要なポリシーだけ有効化できる
- 手順はシンプル:公式ではないものの数ステップで使えるようになる
- 必要に応じて戻せる:レジストリバックアップを取っておけば安全
自動再起動を止めるとセキュリティが下がる?
自動再起動を止めても更新プログラム自体はちゃんとインストールされています。そのためWindowsが古いままになるわけではありません。
ただし再起動を先送りにするとパッチ適用後の保護状態が続かず、攻撃に対して脆弱な時間が長くなります。ささいな操作感のためでもセキュリティリスクを延ばさないように注意しましょう。
- 早めの再起動を心がける:更新が終わったらできるだけ速やかに再起動して保護状態を確立しましょう。
- アクティブ時間を設定:よく使う時間帯を登録して再起動通知が邪魔にならないように調整します。
- 定期メンテナンスを習慣化:週末や休憩時間にまとめて再起動を行うスケジュールを作成すると安心です。
まとめ

PCが勝手に再起動する悩みは、再起動のトリガーとなる設定項目をオフにするだけで簡単に防げます。まずは「アクティブ時間」の調整や「自動メンテナンス」の停止で余計な再起動をシャットアウトしてください。
それでも不安な場合は、コマンドプロンプトでの一時停止コマンドを活用して緊急対応できますし、レジストリ設定を見直せばより確実です。プログラマー視点ならPowerShellスクリプトで自動化すると手間も減ります。
ここまでの手順を試せば、もう途中で慌てる必要はありません。この記事が役立ったら、ぜひ快適なWindowsライフを満喫してください。