Outlookで予定を組んでも、毎回同じスケジュールを手作業でコピーするのは面倒だと感じていませんか?
実は、ちょっとした操作を覚えるだけで、予定表の複製は数秒で済み、曜日違いの打ち合わせも瞬時に並べ替えられます。ドラッグ操作とショートカットを組み合わせれば、入力ミスが減り、通知設定も引き継がれるのでリマインダーの再設定に悩む必要もありません。空いた時間で資料作成や休憩に充てられ、作業効率がぐんと上がります。
これから紹介する手順を順番に試し、すばやく予定を複製できる喜びを味わいながら、仕事や学習の時間をもっと大切にしてください。
Outlookでスケジュールをコピーするやさしい手順

Outlookでスケジュールをコピーするにはざっくり三つの方法があります。
- ドラッグ&ドロップでさくっと複製:Ctrlキーを押しながら予定をつかんで別の日にドロップします。
- コピー&貼り付けで手軽に移動:予定を選んでCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けです。
- 繰り返し機能で定期イベント化:予定登録時に繰り返しを設定すると同じ内容を自動で並べてくれます。
エンジニア流のちょこっとコツとしては、週表示やリスト表示に切り替えると時間軸がそろってドラッグしやすくなります。
それぞれの方法は初めてでも迷わず使えるので、場面に合わせてサクッと試してみてください。
ドラッグ&ドロップで予定を複製

マウス操作だけで、いまある予定をサッと複製できるのがドラッグ&ドロップの魅力です。予定をクリックしてつかみ、別の日や時間へ移動させると、新しい予定がポンと現れます。
Ctrlキーを押しながらドラッグすることで元の予定はそのまま残り、複製だけが作られるので移動と混ざらず安心です。移動先でドロップする前に時間を合わせられるから、開始時刻や長さを微調整しながらコピーできるのも嬉しいポイントです。
①カレンダーを開いてコピーしたい予定をクリック
Outlookデスクトップアプリを起動して画面下のカレンダーアイコンを選びます。
日ビュー・週ビュー・月ビューなど見やすい表示に切り替えて、複製したい予定をクリックしてハイライトしてください。
②Ctrlキーを押したまま予定をドラッグ
コピーしたい予定にマウスポインタを合わせます。予定の枠をクリックしたまま、Ctrlキーを押し続けてドラッグしてください。ドラッグ中にマウスカーソルの下に小さなプラスマークが表示されるので、これが複製のサインです。
コピー先の日時に枠が重なる位置でマウスボタンを放すと、元の予定がそのまま複製されます。
Ctrlキーをドラッグ中に離すと移動になってしまうので、必ずコピーが完了するまで押し続けてください。
③コピー先の日付や時間にドロップ
ドラッグした予定をカレンダー上の目的の日付と開始時刻にそのまま置きます。
Ctrlキーを押しながら操作すると、元の予定を残したままコピーできます。
④タイトルと時間を確認して保存
コピーした予定のウィンドウが開いたら、まずタイトルと開始時刻・終了時刻をにっこり確認しましょう。必要があればここでサクッと編集しておきます。
確認が終わったら、画面上部の「保存して閉じる」(デスクトップ版)か「保存」(Web版)ボタンをポチッと押して、変更内容をスケジュールに反映させます。
招待者がいる予定を編集した場合には更新を送信して、みんなに変更をお知らせしましょう。
ショートカットキーで予定をコピー

ショートカットキーを使えば、選択した予定をいったんコピーして好きな場所にペーストするだけで手軽に複製できます。
具体的にはCtrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けを繰り返すだけなので、ドラッグ操作に不安があるときや大量の予定を短時間で増やしたいときにピッタリです。コピー後すぐに日付や時間を入力し直せるのでスケジュール調整もスムーズに進みます。
①予定を選んでCtrl+Cでコピー
Outlookのカレンダー画面でコピーしたい予定をクリックして選択します。選択中は予定のまわりに枠線が表示されるので、しっかり確認してください。
予定が選択できたらキーボードでCtrlキーを押しながらCキーを押してコピーします。コピー完了の通知は出ませんが、これで予定のデータがクリップボードに保存されています。
Ctrl+Cでコピーできない場合は、別のビュー(日ビューや週ビュー)に切り替えてから予定を再選択すると成功しやすいです。
②コピー先の日付をクリックしてCtrl+V
カレンダーの貼り付けたい日付セルをマウスで一度クリックしてアクティブにします。その状態でキーボードのCtrl+Vを同時に押すと、先ほどコピーした予定が同じ時刻でペーストされます。
③必要に応じて詳細を編集して保存
コピーした予定をダブルクリックして編集画面を開きます。タイトルや時間場所メモを必要なだけカスタマイズしてください。
編集が完了したら画面上部の保存を押して設定を反映しましょう。
メニュー操作で予定をコピー

右クリックメニューを使うと、予定の細かい情報(リマインダーや参加者など)をそのまま複製できます。ドラッグが苦手なときや、複数のカレンダーにコピーしたいときに便利な方法です。
- 詳細を丸ごとキープ:リマインダーやメモ、参加者情報もすべてコピーできる
- 複数カレンダー対応:別のカレンダーに移すときも同じ手順でらくらく
- 手順はシンプル:右クリック→コピー→貼り付けの3ステップで完了
①予定を右クリックしてコピーを選択
Windows11のOutlookカレンダーで、複製したい予定を見つけたら、その予定の余白部分をクリックします。
マウスの右ボタンを押すとメニューが出るので、コピーを選んでください。
これだけで予定の情報がクリップボードに保存されます。次は貼り付けるステップに進みましょう。
②カレンダー上で貼り付けたい日時を右クリック
カレンダーを日ビューや週ビューで表示し、貼り付けたい日時の時間枠を見つけます。
目的の時間帯にマウスポインターを合わせて右クリックすると、貼り付けや新規予定作成などのメニューが現れます。
③貼り付けを選び内容を確認して保存
移動先の予定欄で右クリックし「貼り付けオプション」を表示します。
「元の書式を保持」または「既定の書式に合わせる」をクリックして貼り付けましょう。
貼り付けた内容に時間やタイトルのずれがないかチェックし、画面右上の保存ボタンを押して完了です。
コピー機能で予定管理をもっとラクにする応用ワザ

Outlookの予定コピー機能をちょっと工夫するだけで、毎回同じ設定を繰り返す手間がずいぶん軽くなります。ここではプログラマー視点で発見した、実際に役立つ応用ワザをまとめました。
応用ワザ | 活用メリット |
---|---|
予定テンプレートを作成 | よく使う会議設定や説明会などを定型化すれば、ドラッグするだけで新規予定をすぐ作れる |
複数週にまたがる一括複製 | 連続する研修日程や講義スケジュールをまとめてコピーすると、曜日設定のズレを防げる |
共有カレンダーへのコピー | チームメンバー用のグループカレンダーにも同時に複製して、共通認識をサクッと作れる |
タイムゾーン調整コピー | 海外拠点とのミーティングを日本時間から現地時間に変えてコピーし直すと、時差ミスを軽減できる |
これらの応用ワザを活用すれば、定型化した予定作成がスムーズになります。毎日のスケジュール管理をもっとラクにして、集中すべき開発業務に時間を回しましょう。
定例会議を月末までまとめて複製

定例会議を月末まで一気にコピーしたいときは、月表示でドラッグコピーがすごく役立ちます。まずは複製元の定例会議をクリックして選択し、Ctrlキーを押しながらドラッグすると、ドラッグした範囲内に同じ予定がずらりと複製されます。
手作業で何度も繰り返さなくていいので、時間と手間を大幅カットできます。さらに、複製後に件名や参加者をまとめて置換すれば、スケジュールの調整もサッと完了します。
ドラッグのまま週ごとに連続ドロップして一気に登録
コピーしたい予定をクリックしたまま、週表示の同じ曜日の時間枠へドラッグします。
カーソルを離すと、その週に同じ時間帯で予定が複製されます。
そのまま続けて次週の同じ曜日までドラッグ&ドロップすると、連続で一気に登録できます。
複製後にシリーズ編集で全回分の変更を反映
複製した予定をダブルクリックすると、ダイアログが出てきます。ここでシリーズを編集を選んでOKをクリックしてください。
時間や場所を変更すると、複製されたすべての予定に一気に反映されます。まるでコードのバッチ処理みたいに一括で更新できるので、とても便利です。
別カレンダーへ予定をサッと共有

仕事用カレンダーに登録した予定をプライベート用にサッとコピーできる方法です。もう一度詳細を打ち直さずに、ドラッグ操作ひとつで別のカレンダーにも同じイベントを作成できるので、チームや家族と予定を共有したいときにとても便利ですよ。
Outlookの予定表ビューで、移動したいイベントをクリック&ホールドして別のカレンダー名上にポンと置くだけ。カラーもそのまま引き継がれるので、見た目の区別もバッチリです。
予定をドラッグしてナビゲーションの別カレンダー上にドロップ
予定をクリックしたままドラッグすると、ナビゲーションペインにある他のカレンダー名が薄くハイライトされます。ハイライトされた状態でマウスを離すと、イベントが新しいカレンダーへ移動します。
カレンダーが重なっているとドロップ位置がずれることがあります。正しいカレンダー名をしっかり確認してからマウスを離してください。
コピー後に色分けで区別して見やすく整理
カレンダー表示に切り替えてから、色分けしたいコピー後の予定をCtrlキーを押しながらクリックして選んでください。
リボンの「カテゴリ」ボタンを押して、表示された色一覧からわかりやすい色をクリックします。
「すべてのカテゴリ」から新規作成や名前変更をして、プロジェクト名などがひと目でわかるように編集すると探しやすくなります。
テンプレートとして保存して何度でも呼び出す

同じ形式の会議や打ち合わせを何度も作るのは手間がかかりますよね。そんなときは予定をテンプレートとして保存しておくと、毎回一から入力しなくて済むのでとてもラクになります。
テンプレートに保存した予定は新規作成時に呼び出すだけで、件名や参加者、場所、説明欄の内容までそのまま引き継げます。手軽に再利用できるので、定例会議や勉強会、面談など繰り返し行う予定があるときに特に役立ちます。
ドラッグでのコピーと組み合わせれば、テンプレート呼び出し→日付だけ調整するだけの流れが完成します。わずかな手順でスケジュールの準備が終わるので、他の作業に集中できます。
コピーした予定を名前を付けて保存し再利用
コピーしたい予定をダブルクリックして開き、上部の「ファイル」タブをクリックしてください。
「名前を付けて保存」を選択し、保存先フォルダーとファイル名を入力します。ファイルの種類はデフォルトでテンプレート形式(.oft)に設定されています。
ホームタブの「新規アイテム」→「その他のアイテム」→「フォームから選択」をクリックします。
フォームの一覧から「ユーザー テンプレート フォルダー」を選び、保存したテンプレートをダブルクリックしてください。元の内容がそのまま予定に反映されます。
テンプレートから新規予定を作成して時短
よく使う会議室や定例打ち合わせの予定は、テンプレート化するとサクッと新規作成できます。
まずはOutlookカレンダーで時間だけ設定した空の予定を作成します。件名や場所はあとから編集しやすいように仮入力でOKです。
予定をダブルクリックして開き、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。ファイル形式を「iCalendar(.ics)」にして、わかりやすい場所に保存しましょう。
保存した.icsファイルをエクスプローラーでカレンダービューにドラッグ&ドロップすると、同じ内容の新しい予定がパパッと作れます。
よくある質問

- Outlookで予定を別日にドラッグコピーしたら参加者に通知されますか?
-
ドラッグコピーで新しい予定を作成すると、自動的には通知されません。実際に試したところ、オリジナルの参加者へのメールは飛ばず、自分で「招待を送信」をクリックする流れでしたので、必要な場合は忘れずに通知してください。
- ドラッグコピーでリマインダーの時間はそのまま維持されますか?
-
はい、そのまま引き継がれます。自分の環境で会議の開始10分前リマインダーを設定したままコピーしたら、新しい予定にも同じリマインダーが残っていました。
- 複数の予定をまとめてコピーする方法はありますか?
-
残念ながら複数選択でドラッグコピーはできません。ただ、タイムビューで連続した予定をシフトキーやCtrlキーで複数選択すると、右クリックメニューの「コピー/貼り付け」で一括コピーが試せます。
コピーした予定がスマホに反映されないのはなぜ?
デスクトップでコピーした予定がスマホに出てこないのは、コピー先がローカル(パソコン内)カレンダーになっているか、同期タイミングの問題がほとんどです。
まずドラッグで予定を移動するとき、サイドバーでExchange(サーバー)上のカレンダーを選んでいるか確認してください。ローカルカレンダーへ書き込むとスマホには表示されません。
つぎにスマホ側の同期をチェックしましょう。Outlookアプリのカレンダー画面を下に引っ張って手動更新したり、端末設定>アカウント>Outlookの同期オプションでカレンダー同期が有効になっているか確かめてください。
これでコピー直後にもサーバーに反映され、スマホにもすぐ見えるようになります。
ドラッグで複製できないときはどうすればいい?
ドラッグだけで予定が複製できないときは、別の方法を試してみましょう。
たとえば、Ctrlキーを押しながらドラッグすると新しい予定が複製できます。また、予定をクリックしてからCtrl+C/Ctrl+Vでコピー&貼り付けすると、好きな日付へ手軽に移動できます。どちらもサクッと使えるので、ドラッグがうまくいかないときの強い味方になります。
共有カレンダーの予定をコピーしても相手に通知は届く?
共有カレンダー上で予定をドラッグコピーしても、相手に自動でメール通知が届くことはありません。カレンダー上の“見た目”だけを複製しているので、コピーした時点では誰にも知らせずにスケジュールを増やせます。
ただし、コピーしたイベントに参加者を残したまま保存ボタンを押すと、更新通知を送るかどうかの確認ダイアログが出ます。ここで「はい」を選ぶと登録済みのメンバーに通知が飛ぶので、誰にも知らせたくない時は参加者欄を空にしてから保存すると安心です。
コピーだけなら通知はゼロ。ストレスなく複製できるけど、参加者情報の有無には要注意です。
予定を大量にコピーすると重くならない?
Outlookはバックグラウンドで同期しているので、数十個の予定を同時にコピーしてもほとんど重さを感じません。
ただし、一度に数百以上の予定をドラッグで複製すると、同期処理が集中して応答が鈍くなるときがあります。そのときは小分けにコピーするとスムーズになります。
サーバー負荷を抑えるには、いったん予定をローカルファイル(.ics)にエクスポートしてからインポートする方法もおすすめです。古い予定はアーカイブに移しておくと、コピー作業中の重さをさらに軽減できます。
まとめ

Outlookのカレンダー上でドラッグ&Ctrlキーを使うだけで、選択した予定をポンポン複製できることが分かりました。複数のイベントをまとめてコピーしたり、別のカレンダーへ移動しながら複製する方法もマスターすれば、毎回手作業で作り直す手間がぐっと減ります。
このテクニックを使えば、定例会議や備品チェックなどの繰り返し予定をサクッと増やせて、スケジュール管理がぐっと楽になります。ぜひ今日から試してみて、Outlookをもっと楽しく便利に使いこなしてくださいね!