Outlookエクスポートできない!?今すぐ試せる優しい直し方

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Outlookエクスポートできない!?今すぐ試せる優しい直し方

Outlookで大切なメールを保存しようとしたのに、なぜかエクスポートできない状態に焦っていませんか?

ここでは、長年の現場で磨いたトラブル解決の経験をもとに、設定の修復、データファイルの切り替え、アドインの整理といった三つの方法を順に示し、それぞれの操作画面を丁寧に追いながら、つまづきやすいポイントもやさしく補います。さらに、バックアップ用のフォルダー管理やクラウドへの保管までを小さなステップに分けて紹介し、作業後のチェックリストも用意します。

不安を手放し、メールのバックアップを安心して進めるために、まずは落ち着いて最初の手順から一緒に始めてみませんか。わかりやすい表と図で迷わず進めるようにしていますので、準備は紙とペンだけで十分です。

目次

Outlookエクスポートできないときに安心して進める具体的な手順

Outlookエクスポートできないときに安心して進める具体的な手順

メールのデータをエクスポートできないときは、まず落ち着いて環境のリセットやファイルチェックを順番に試してみましょう。

  1. セーフモードで起動:Outlookを最小構成で立ち上げてアドインや設定の影響を切り分ける
  2. Officeのクイック修復:Windowsの「アプリと機能」からOfficeをクイック修復し、ファイル整合性をチェックする
  3. プロファイル再作成:破損している設定をクリアするため、新規のメールプロファイルを作り直す
  4. PSTファイルの修復scanpst.exeを使ってデータファイルの不整合を自動で修復する

実行前にPSTファイルを別フォルダーにコピーしてバックアップを取っておくと安心です。

経験上、まずはセーフモードと修復ツールを組み合わせると原因特定が早く進みます。

設定修復ウィザードでエクスポート機能をよみがえらせる

設定修復ウィザードでエクスポート機能をよみがえらせる

エクスポートが急に動かなくて慌てたときには、設定修復ウィザードが心強い味方になります。このウィザードはOutlook内部の設定ファイルを自動でチェックして、壊れた部分だけをやさしく直してくれます。専門的な画面を開いたり細かいレジストリをいじったりせずに済むので、初めてでも気軽に試せるのがうれしいポイントです。さらにインターネット環境がなくても操作できるので、出先で急ぎたいときにもぴったりです。さっと修復してエクスポート機能を元通りに戻したいときに、まず試してほしい方法です。

①Outlookを閉じてスタートメニューを開く

手順
Outlookを閉じてスタートメニューを開く

画面右上の「×」ボタンをクリックしてOutlookを閉じてください。念のためタスクバーにアイコンが残っていないか確認しましょう。

万が一閉じられない場合はCtrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、プロセス一覧からOutlookを選択し、右下の「タスクの終了」をクリックしてください。

その後Windowsキーを押すか画面左下のWindowsアイコンをクリックしてスタートメニューを開きます。

起動中のOutlookが残っているとファイルがロックされることがあるので必ず完全に終了してください。

タスクマネージャーのプロセス一覧で「OUTLOOK.EXE」が動いていないか確認すると安心です。

②コントロールパネルからメールを選ぶ

手順2
コントロールパネルからメールを選ぶ

Winキーを押して「コントロールパネル」と入力し、検索結果から起動してください。

表示方法が「カテゴリ」になっている場合は右上の表示設定を「大きいアイコン」に変えて一覧を探しやすくしてください。

「メール(Microsoft Outlook)」のアイコンを見つけたらクリックして設定画面を開いてください。

Outlookが64bit版の場合は「Microsoft Outlook(64ビット)」と書かれたアイコンを選ぶと安心です。

③アカウント設定の修復をクリックする

手順
アカウント設定の修復をクリックする

先ほど選んだメールアカウントの横にあるアカウント設定の修復ボタンを押してください。

Outlookがサーバー接続とログイン情報を自動でチェックし、不具合を見つけて調整してくれます。

修復開始後は一時的に操作ができなくなりますが、完了までそのまま待ちましょう。

④修復完了後にOutlookを起動してエクスポートを試す

手順
修復完了後にOutlookを起動してエクスポートを試す

まずWindows 11でOutlook 365を起動します。

画面左上の「ファイル」をクリックし、「開く&エクスポート」を選択します。

「インポート/エクスポート」を選び、表示されるウィザードで「ファイルへエクスポート」を選択してください。

「Outlookデータファイル(.pst)」を選び、エクスポートしたいフォルダーをチェックします。

保存先を指定したら「完了」をクリックし、処理が正常に進むか確認します。

無事に.pstファイルが作成されたらエクスポート成功です。

新しいPSTファイルに切り替えてエクスポートを成功させる

新しいPSTファイルに切り替えてエクスポートを成功させる

Outlookのエクスポートが途中で止まるときは、新しいPSTファイルに切り替えてみるといいですよ。

古いPSTはファイルサイズが増えすぎたり、目に見えない形で壊れたりして、書き出しがひっかかりやすくなります。新しく作るとデータを書き込む場所がきれいになるので、エクスポートがスムーズに進みます。

プログラマーとしての実感ですが、PSTが重いままだと処理が遅くなるので、こまめに新規作成しておくと作業がラクになります。これでエクスポート成功率がぐっと上がりますよ。

①Outlookを起動しファイルタブを開く

手順
Outlookを起動する

Windowsのスタートメニューを開き、Outlookと入力してアプリをクリックします。起動に少し時間がかかる場合は焦らず待ってください。

手順
ファイルタブを開く

Outlookの画面左上にあるファイルをクリックします。ショートカットキーを使うならAlt+Fでも開けます。

②アカウント設定からデータファイルタブを開く

手順
アカウント設定からデータファイルタブを開く

Outlook画面左上のファイルメニューをクリックし、メニューからアカウント設定を選びます。さらに表示されるリストからもう一度アカウント設定を選択してください。開いた画面の上部タブからデータファイルをクリックすると、メールデータが保存されている.pstや.ostファイルの一覧が表示されます。

③追加ボタンで新規PSTを作成する

手順
追加ボタンをクリックして新規PSTを作成

データファイルタブにある追加をクリックするとファイル保存ダイアログが開きます。

任意のフォルダーを選んでファイル名を入力し、OKをクリックしましょう。

④既定に設定してOutlookを再起動する

手順
既定のアプリ設定画面を開く

Windowsキー+Iを押して設定を開きます。左側にある「アプリ」をクリックしてから「既定のアプリ」を選んでください。

手順
Outlookを既定のメールアプリに指定する

「メール」または設定画面上部の検索欄に「Outlook」と入力します。候補に表示されたOutlookをクリックして「既定として設定」を押してください。

手順
Outlookを再起動して反映を確認する

開いているOutlookのウィンドウをすべて閉じてから再度起動します。これで既定設定が反映され、エクスポート処理が正常に動くか試してみましょう。

既定のアプリ設定はファイル拡張子ごとに切り替わる場合があるため、エクスポート対象のファイル形式が正しくOutlookに紐付いているかチェックしてください。

再起動後にエクスポートが失敗する場合は、管理者権限でOutlookを起動すると改善するケースがあります。

⑤再びエクスポートを行い正常に完了する

手順
再度エクスポートを実行する

Outlookを再起動してから、画面左上の「ファイル」→「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」を選んでください。

「ファイルへエクスポート」→「Outlookデータファイル(.pst)」→エクスポートしたいフォルダーを指定し、新しい保存先をわかりやすい名前で設定します。

「完了」をクリックするとエクスポートが始まります。大きなデータでも、しばらく待てば「エクスポートが完了しました」と表示されて正常終了します。

セーフモード+アドイン無効化でトラブルを回避する

セーフモード+アドイン無効化でトラブルを回避する

Outlookでエクスポートがうまくいかないときには、セーフモードで起動してみましょう。余計なアドインを読み込まずに立ち上がるので、どのアドインが原因かサッと切り分けできます。

プログラミングの現場でも、COMアドインがファイル操作をジャマしてタイムアウトを招くことがよくあります。セーフモード+アドイン無効化は、最初に試すとエクスポートのトラブルをスムーズに回避できる頼れる鉄板テクニックです。

①Windowsキー+Rで実行を開く

手順
「実行」ダイアログを呼び出す

Windowsキーを押しながらRキーを同時に押してください。すぐに「ファイル名を指定して実行」ウィンドウが画面中央に現れます。

ノートパソコンではFnキーと一緒に押す場合があります。うまく開かないときは試してみてください。

②outlook.exe /safeと入力してOKを押す

手順
safeモードでOutlookを起動する

WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」画面を開きます。

入力欄にoutlook.exe /safeと入力してOKをクリックします。

outlook.exe /safe

アドインを無効にした状態でOutlookが立ち上がるのでそのままエクスポートを試してみましょう。

Outlookが起動しない場合は管理者権限で試してみてください。

Officeのバージョンごとにoutlook.exeの場所が異なることがあります。エクスプローラーで実行ファイルを探すと安心です。

③不要なアドインのチェックを外す

手順
Outlookのオプションを開く

Outlookを起動して画面左上のファイルをクリックします。

表示されたメニューからオプションを選びます。

手順
COMアドインの管理画面を開く

「Outlookのオプション」ウインドウでアドインを選択してください。

画面下部の「管理」でCOMアドインを選び、「設定」ボタンをクリックします。

手順
不要なアドインのチェックを外す

リストに表示されたアドインの中から、使っていないものやエラーを起こしていそうなものを探します。

不要と判断したアドインのチェックを外して「OK」を押してください。

手順
Outlookを再起動する

設定を反映させるためにOutlookを完全に終了させてから再度起動します。

④通常モードで起動してエクスポートする

手順
Outlookを完全終了する

まずはOutlookを閉じます。タスクマネージャーを開き「outlook.exe」が残っていないか確認してから進めると安心です。

手順
Outlookを通常モードで起動する

スタートメニューのOutlookアイコンをクリックして、セーフモードではなく普段通りに立ち上げます。

手順
エクスポート画面を開く

上部メニューの「ファイル」から「インポート/エクスポート」を選択し、「ファイルへエクスポート」に進みます。

手順
PSTファイルを選んで出力

「Outlookデータファイル(.pst)」を選んで「次へ」。エクスポートしたいフォルダを指定し、保存先を決めたら「完了」をクリックします。

補足:PSTファイル名に日付を入れておけば、あとで管理するときに迷わず探せるのでおすすめです。

エクスポートができたらもっと便利!広がる応用アイデア

エクスポートができたらもっと便利!広がる応用アイデア

エクスポートが完了したら、せっかくのデータをもっと楽しもう。実際に試して役立った応用アイデアをまとめました。

応用アイデアこんなときに役立つ
別のメールソフトへの移行職場の指定ソフトに切り替えたいとき
CSVで連絡先の大掃除重複や古いアドレスを一気に整理したいとき
PowerShellで定期バックアップ自動で安全にデータを保護したいとき
メール分析レポート作成送受信数ややり取りの傾向を把握したいとき
カレンダーの一括共有チームのスケジュールをまとめて共有したいとき

スケジュールタスクで毎週の自動バックアップを作る

スケジュールタスクで毎週の自動バックアップを作る

Outlookエクスポートの手間を忘れさせる魔法は、タスクスケジューラで毎週の自動バックアップを組むことです。PC起動中なら好きな曜日や時間に決めておくだけで、面倒な手動作業から解放されます。

しかもプログラマー視点で書いたPowerShellスクリプトにログ出力やエラー通知を組み込めば、バックアップ状況をさりげなく把握できます。忙しくても安心してデータ保全できるのは心強い味方です。

タスクスケジューラを開いて基本タスクを作成する

タスクスケジューラを起動して、基本タスクの土台をさくっと用意しましょう。

手順
タスクスケジューラを起動する

画面左下のスタートボタンをクリックし、「Windows管理ツール」→「タスクスケジューラ」を選びます。あるいは、Win+Rキーで「taskschd.msc」と入力してEnterでもOKです。

手順
基本タスクの作成ウィザードを開始する

右側の操作パネルから「基本タスクの作成」をクリックし、ウィザード画面を開きます。

補足:管理者権限が必要な場合は、タスクスケジューラを右クリックして「管理者として実行」を選ぶとスムーズです。

エクスポート用バッチファイルを設定する

手順
テキストエディタで新規ファイルを作成

Windowsに標準搭載されたメモ帳などを起動して、新しいテキストファイルを作ります。「エクスポート.bat」など分かりやすい名前を later に付けると便利です。

手順
バッチファイルにエクスポートコマンドを記述

以下の一行をそのままコピーして貼り付けます。Outlookのインストール先は環境によって異なる場合があるので、必要ならエクスプローラーで確認してください。

"C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\OUTLOOK.EXE" /exportPST "C:\Backup\outlook_backup.pst"

エクスポート先フォルダが存在しないとエラーになるので、事前にC:\Backupフォルダを作成しておくと安心です。

手順
ファイルを保存して実行権限を設定

名前を「export_outlook.bat」などとして保存します。保存先は分かりやすいデスクトップが便利です。保存後に右クリック→「管理者として実行」を選ぶことで、Outlookの操作権限が確保できます。

PATHに日本語が含まれるとエクスポートに失敗しやすいので、保存先フォルダは半角英数字のみを使うのがおすすめです。

完了後にログをメモ帳で確認する

手順
エクスポートログ保存先フォルダを開く

Outlookのエクスポートが終わったあと、ログはユーザーフォルダ内の隠しフォルダに格納されます。

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Microsoft\Outlook\ExportLogs

隠しフォルダを表示するにはエクスプローラーの「表示」タブから「隠しファイル」にチェックを入れてください。

手順
メモ帳でログファイルを開く

ログファイル(.txt)を右クリックして「プログラムから開く」→「メモ帳」を選択してください。

開始時刻やエラー情報が詳しく書かれているので、Ctrl+Fでキーワード検索すると見つけやすくなります。

ログフォルダの場所はWindowsのアップデートやOutlookのバージョンによって変わることがあります。見つからないときはOutlookのエクスポート画面で保存先を確認してみてください。

新しいパソコンへメール環境をまるごと引越し

新しいパソコンへメール環境をまるごと引越し

メール環境をまるごと新しいパソコンに引っ越すには、Outlookのデータファイル(PST)を活用する方法がいちばん安心です。既存のメールだけでなく連絡先や予定表、仕込んだルールや署名もまとめて移せます。

この方法は手順がシンプルで迷いにくく、オフラインでも移行できるのでネットワークに縛られません。さらにバックアップとしてPSTを残せるから、万が一のトラブル時にも何度でもやり直せるのが嬉しいポイントです。

外付けドライブにPSTファイルをコピーする

手順
外付けドライブを接続する

USBやThunderboltで外付けドライブをパソコンに接続して、エクスプローラーでドライブレターを確認します。

手順
Outlookを完全に終了させる

タスクバーのOutlookアイコンを右クリックして「ウィンドウを閉じる」を選ぶか、タスクマネージャーでOUTLOOK.EXEを終了します。

手順
PSTファイルの保存場所を開く

エクスプローラーで次のパスをコピーしてアドレスバーに貼り付けます。
C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Outlook Files\

手順
PSTファイルを外付けドライブへコピー

目的の.pstファイルを選択して右クリックし「コピー」を選び、外付けドライブの任意フォルダーで右クリック→「貼り付け」を実行します。

PSTファイルは容量が大きいことが多いです。コピー中にPCがスリープすると転送が止まってしまうので、電源設定でスリープをオフにしておいてください。

大容量ファイルの転送に不安があるときは、robocopyコマンドを使うと再試行機能が働いて安心です。

新PCでOutlookを開きデータファイルを追加する

まずは新しいパソコンにOutlookを起動して、移してきたPSTファイルを読み込む準備をしましょう。

手順
Outlookを起動する

スタートメニューから「Outlook」をクリックして起動します。初回起動の場合は、アカウント設定画面が表示されてもキャンセルして大丈夫です。

手順
データファイルを追加する

画面左上の「ファイル」→「アカウント設定」→「データファイル」タブを開き、「追加」をクリックします。移行したPSTファイルを選択すれば完了です。

PSTファイルを他のソフトで開いたままだと追加に失敗する場合があります。

Outlookのバージョンによってメニューの名称や配置が少し異なることがあります。見つからないときは検索ボックスで「データファイル」と入力すると探しやすいです。

PowerShellワンライナーでPSTをクラウドへ転送する

PowerShellワンライナーでPSTをクラウドへ転送する

PowerShellワンライナーを使うと、マウス操作なしでガツンとPSTファイルをクラウドに送ることができます。事前にAzure PowerShellモジュールを入れておけば、たった1行でアップロードが完了するので、手間いらずです。

大きなPSTを扱うときもネットワークの断線を気にせず、コマンド側で自動リトライしてくれるから安心感バツグンです。さらにスクリプトに組み込めば、定期的なバックアップ運用もサクッと組めます。

忙しいときほど、クリック連打よりもキーボード一発の気持ちよさが恋しくなりますよね。PowerShellワンライナーなら、クラウドへの転送を一瞬でこなしながら、作業ログにタイムスタンプも残してくれます。

PowerShellを管理者で開いてCopy-Itemコマンドを打つ

手順
PowerShellを管理者で起動する

Windowsキーを押して「PowerShell」と入力し、表示された「Windows PowerShell」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順
実行ポリシーを一時的に緩和する

Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy Bypassを入力してEnterキーを押し、一時的にスクリプト実行を許可します。

手順
Copy-ItemコマンドでPSTファイルをコピー

Copy-Item -Path "$env:USERPROFILE\Documents\Outlook Files\*.pst" -Destination "D:\Backup\OutlookFiles" -Forceを実行し、OutlookのPSTファイルをまとめてバックアップ先にコピーします。

手順
バックアップ結果を確認する

Get-ChildItem "D:\Backup\OutlookFiles"を実行し、コピーされたPSTファイルが存在することを確認します。

パスに空白があるフォルダを扱うときは必ずダブルクオートで囲んでください。

$env:USERPROFILEを使うとユーザー名を直接入力せずに済むので便利です。

OneDriveフォルダーで同期状況を確認する

手順
タスクトレイからOneDriveを開く

画面右下のクラウドアイコンをクリックして、OneDriveメニューを表示してください。

手順
同期アイコンで状態をチェックする

Outlookのエクスポート先として指定したフォルダー名の横にあるアイコンで、同期中(時計マーク)・完了(緑チェック)・一時停止(赤×)のどれかを確認できます。

同期に時間がかかっているときは、他のファイル操作を控えてしばらく待つと解決しやすいです。

ローカルドライブにエクスポートするとOneDrive同期の影響を受けずに済みます。

よくある質問

よくある質問
エクスポートのメニューが見つからない

Outlookの「ファイル」タブを押しても「インポート/エクスポート」が見当たらないことがあります。そのときは「開く」項目の下までしっかりスクロールしてみてください。それでも出ない場合は、Officeを最新バージョンにアップデートすると表示されることが多いです。

エクスポート中に「エラー0x80004005」が出る

原因の一つに、アドインの競合があります。アドインを一つずつオフにして再起動するとエラーが消えた経験があります。手軽なやり方は「ファイル>オプション>アドイン」で、下部の「管理」を「COMアドイン」にして「設定」から外してみることです。

PSTファイルを保存できない

保存先にクラウド同期フォルダー(OneDriveなど)を選ぶと失敗しやすいです。ローカルの「ドキュメント」や「デスクトップ」フォルダーを指定すると問題なく書き出せたので、まずはローカル保存を試してください。

大量のメールで途中で止まってしまう

メールが多いときは一度に全部をエクスポートせず、フォルダごとに分けて少量ずつエクスポートすると安定します。フォルダ分けは「受信トレイ>新規フォルダーを作成」で簡単にできます。

エクスポートボタンがグレーアウトしているのはなぜ?

リボンのエクスポートボタンがグレーアウトしていると、どこを押してもファイルを書き出せず戸惑いますよね。

グレーアウトの主な理由
  • メールアカウントがIMAPやExchange接続でPST書き出しに対応していない
  • Officeの更新プログラムが適用されておらず機能制限がかかっている
  • Outlookを管理者権限で起動しておらずアクセス権限が不足している
  • プロファイル設定でエクスポート権限がオフになっている

まずはアカウント種別やOfficeの更新状況、起動方法を順にチェックすると問題の切り分けがスムーズです。

PSTが大きすぎて保存できないときは?

PSTファイルが大きくなると保存に失敗したり、Outlookの動きが重くなったりしがちです。そんなときは古いメールを別のPSTファイルに小分けにして、ひとつずつ扱いやすくすると安心です。自動アーカイブ機能を使ったり、新規にPSTを作成して手動でデータを移したりする方法があるので、お好みや作業のしやすさに合わせて選んでみてください。

  • ファイルサイズが小さくなる:一括で扱うより保存やバックアップが安定します。
  • 読み込みと検索が速くなる:Outlookの応答速度が向上します。
  • トラブル時の被害を限定:万が一壊れても被害を小さく抑えられます。

修復ウィザードが途中で止まってしまうのは?

修復ウィザードが途中で止まってしまうのは、PSTファイルの損傷度が高かったりファイルサイズが大きすぎたりすると処理が引っかかってしまうからです。これを回避するためには、標準ウィザードではなくコマンドライン版の scanpst.exe を使う方法がおすすめです。詳細なエラーログを確認できるうえ、ネットワーク上のファイルをローカルにコピーしてから修復できるので、処理が安定しやすくなります。初めてでも迷わず取り組める手順を次から紹介していきます。

エクスポートすると文字化けが起きることある?

エクスポートしたCSVをExcelやテキストエディタで開くときに、文字コードが合っていないと日本語が化けやすいです。特にOutlookが出力するUTF-8とWindows標準のShift_JISがズレるパターンをよく見かけます。

対策としては、エクスポート後にテキストエディタで開き、UTF-8で保存し直してからExcelなどで読み込む方法がおすすめです。実際にこの手順を試したところ、日本語が正しく表示されるようになりました。

注意点がある場合は、Excelの通常の「開く」ではなく「データ」タブ→「テキスト/CSVから」を使うと、文字コードを選択できて化けにくくなります。

まとめ

まとめ

ここまで解説した手順を実行すれば、Outlookでエクスポートできないトラブルが解消しやすくなります。

  1. エクスポートウィザードを正しく起動して保存先を確認
  2. 不要なアドインを見直して無効化
  3. 既定のデータファイルが正しいか設定をチェック
  4. Officeのクイック/オンライン修復ツールを実行

これらを順番に試せば、うまくエクスポートできなかった原因を絞り込みながら解決できます。

新しい環境移行や定期バックアップがスムーズに進むようになって、ほっと一安心ですね。

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