Outlookの初期設定を進める途中でライセンスがどこで必要なのか分からず、画面の前で手が止まっていませんか。
この記事では、毎日の開発現場で何台ものパソコンにメール環境を整えてきた経験を基に、購入方法の違いから認証のコツまでを順を追って説明します。読み進めるだけで、購入前の不安もインストール後の混乱もすっきり解消できます。
作業を止めることなくメールを送り始めたいなら、パソコンを開いたまま少しだけ時間を取ってください。これから示す手順をそのままたどれば、初めてでも迷わずライセンスを適切に設定し、安心してOutlookを使いこなせます。
Outlookライセンスを用意してパソコンに入れるまでのながれ

まずはOutlookを使うためのライセンスを手に入れてからPCにアプリを入れるまでの全体の流れを確認しましょう。手順をざっくり押さえておくと、初めてでも安心して進められます。
- Microsoft 365の契約またはOffice単体の購入:会社や家庭で必要なプランを選んで申し込みます。
- マイクロソフトアカウントにライセンスを割り当て:管理者画面や購入完了メールのURLから、自分のアカウントにライセンスを紐づけます。
- 公式サイトからOfficeインストーラーをダウンロード:ブラウザーでMicrosoftアカウントにサインインし、「Officeのインストール」をクリックします。
- PCにOutlookを含むOfficeをインストール:「実行」ボタンを押して案内に従えば自動で完了します。
- Outlookを起動してアクティベート確認:サインインを求められたらマイクロソフトアカウントを入力し、ライセンス状態をチェックします。
この流れを押さえておけば、Outlookのセットアップはサクサク進められます。特にライセンスの割り当ては忘れがちなので、完了メールや管理画面を確認しながら行うと安心です。
補足:管理者からライセンス割り当てがされているか確認するときは、PowerShellでGet-MsolUser -UserPrincipalName メールアドレス | Select-Object Licenses
を実行すると、ライセンス情報が一覧できます。
Microsoft365を選んでサブスク登録するやり方

月額か年額の支払いで常に最新のOfficeを使いたいならMicrosoft365がいちばん手軽です。OutlookはもちろんWordやExcelも含まれているので、デスクトップだけでなくスマホやタブレットにもインストールできます。
プランは個人向けと家族向けがあって、個人なら必要なアプリと1TBのOneDriveストレージがセットになったものを。家族向けを選ぶと最大6人までそれぞれにライセンスとストレージが割り当てられるので、家族みんなでデータ共有もスムーズです。
支払い情報を登録すればすぐにサブスク登録が完了します。登録後はMicrosoftアカウントからダッシュボードにアクセスしてOutlookをダウンロードし、ライセンス認証して使い始めてみましょう。
①Microsoft公式サイトをひらく
お使いのブラウザを開いてアドレスバーにmicrosoft.comと入力してください。エンターキーを押すと公式サイトが表示されます。
画面左上の鍵マークをクリックしてSSL証明書が有効か確認してから次へ進むと安心です。
②家庭向けプランをえらぶ
ブラウザーでMicrosoft 365の購入ページを開くと、上部にいくつかのプランカテゴリが並んでいます。そのなかから家庭向けタブをクリックしてください。
家庭向けには「Microsoft 365 ファミリー」と「Microsoft 365 パーソナル」があります。家族で使うなら最大6人まで共有できるファミリープラン、自分だけで十分ならパーソナルプランを選びましょう。
③今すぐ購入ボタンをクリック
Microsoftアカウントでサインインすると、各プランの価格表示の下に今すぐ購入ボタンが現れます。迷わずにこのボタンをクリックしましょう。
ボタンを押す前に、プランのタイプや利用開始日が希望どおりか、支払い方法が正しく設定されているかをもう一度チェックします。
購入するとすぐに課金が始まるので、自動更新のタイミングや次回請求日を確認してください。
④支払い情報を入力して申し込む
カード番号や有効期限、セキュリティコードを間違えないように入力してください。普段利用するカードを手元に用意しておくと安全です。
請求先住所はカード会社へ登録された情報と同じかどうか確認してください。住所がずれているとエラーになることがあります。
すべての情報を入力したら「申し込む」ボタンを押します。処理が始まったら画面を閉じたり戻ったりせず、完了メッセージが表示されるまで待ちましょう。
公共の場所やフリーWi-Fiでは、決済情報が暗号化されているか鍵マークを確認してから入力してください。
⑤セットアップファイルをダウンロード
Officeの公式サイトにサインインしたあと、インストールメニューからOffice のインストール
を選びます。その画面で「ダウンロード」ボタンをクリックしてセットアップファイルを取得します。
Windows版なら自動的に64bit版が選択されますが、念のためOSに合わせて32bit/64bitを確認しておくと安心です。
Officeのダウンロードは公式サイトから操作すること。偽サイトでファイルを取るとウイルス感染のリスクがあるため注意してください。
⑥ファイルを開いてインストールを始める
ダウンロードフォルダーを開いて、OfficeSetup.exe(ファイル名はバージョンによって異なります)をダブルクリックしてください。
ユーザーアカウント制御の確認画面が出たら「はい」をクリックします。最初はちょっとドキドキしますが、問題ありません。
インストーラーが起動したら、進捗バーが動き出すまで待ちましょう。初回は必要なコンポーネントをネットから取得するので、通信環境によって数分かかることがあります。
⑦セットアップ画面でOutlookにチェックを入れる
セットアップ画面に並ぶアプリ一覧の中から「Outlook」を探し、右側の□をクリックしてチェックを入れます。
プログラマーならではのコツ:使わないアプリは外しておくと、ディスク容量の節約やアップデート効率アップに役立ちます。
⑧完了後にスタートメニューからOutlookを開く
ライセンス認証とインストールが問題なく終わったら、Outlookを起動してみましょう。
タスクバーのWindowsアイコンをクリックするか、キーボードのWindowsキーを押してスタートメニューを表示します。
スタートメニュー内の検索ボックスに「Outlook」と入力してアイコンをクリックします。よく使うならアイコンを右クリックして「タスクバーにピン留め」を選ぶと次回から素早く開けます。
⑨初回起動でMicrosoftアカウントを入力する
Outlookをはじめて起動するとサインイン画面が表示されます。メールアドレス欄にMicrosoftアカウントを入力してください。
続けてパスワードを入力し、Enterキーを押すか「サインイン」をクリックします。
職場や学校のアカウントを使う場合は組織の認証ポータルが立ち上がります。画面の案内に従って二段階認証などを完了してください。
正常に認証が済むとライセンス情報が読み込まれ、すぐにOutlookが使えるようになります。
買い切り版Outlookを購入してインストールするやり方

買い切り版Outlookは、一度ライセンスを購入すればずっと使い続けられるメール管理アプリです。サブスク更新の手間がなく、必要な機能だけをシンプルに利用したい方にぴったりです。
Windows10やWindows11にも対応していて、Microsoftアカウントでサインインするだけで簡単に設定が完了します。インターネット接続が不安定な環境でも、あらかじめダウンロードしておけば問題なくインストールできます。
- 一度買い切りで安心:追加の定期費用なしですぐに使い始められます。
- シンプルなセットアップ:Microsoftアカウントでサインインするだけで完了します。
- 永続ライセンス:PCを買い換えても再インストールが可能です。
- 必要機能に集中:メール・予定表・連絡先だけを手軽に管理したい方におすすめです。
①家電量販店か公式ストアでプロダクトキーを購入
Outlookを使うにはプロダクトキーがかかせません。まず家電量販店や公式ストアで、自分がほしいライセンス(たとえば個人向け1台用や法人向け複数台用)を選びましょう。
家電量販店の店頭ではパッケージ版が手に入ります。パッケージ内のプロダクトキーシールをなくさないように写真を撮っておくと安心です。公式ストア(Microsoft公式サイト)ならダウンロード版がすぐにメールで届くので、事前にMicrosoftアカウントでサインインしておくとスムーズに受け取れます。
価格やセール情報は店頭とオンラインで異なることがあるので、近くの家電量販店のサイトや公式ストアをチェックして、一番おトクな方法で購入しましょう。
②office.com/setupをひらいてサインイン
ブラウザでoffice.com/setupをひらくとサインイン画面が表示されます。
利用しているMicrosoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してサインインしてください。職場や学校のアカウントなら「職場または学校アカウント」を、個人用なら「Microsoftアカウント」を選ぶと迷わず進めます。
サインイン時に二段階認証を求められたら、スマホの認証アプリやSMSのワンタイムコードで承認してください。
③プロダクトキーを入力して続行
Office購入時に届いたメールやパッケージに記載された25文字の英数字をまちがいなく入力します。
ハイフンは自動で挿入される場合があるので、そのまま貼り付けても大丈夫です。
入力が完了したら「続行」をクリックしてアクティベーションをすすめます。
全角文字やスペースが混じるとエラーになります。入力前にコピー元をよく確認してください。
④インストーラをダウンロードする
パソコンのブラウザで「portal.office.com」にアクセスしてMicrosoftアカウントでサインインします。サインイン後、画面中央の「Officeアプリのインストール」ボタンをクリックします。表示されたメニューから「その他のインストールオプション」を選び、「Outlookのみインストール」か「Officeをインストール」のいずれかを選択すると、インストーラ(setup.exe)がダウンロードされます。ダウンロード完了はブラウザの右下(Chrome)や左下(Edge)で確認できるので、保存先を覚えておきましょう。
⑤ダウンロードしたファイルを実行する
エクスプローラーでダウンロードフォルダを開き、保存したファイルをダブルクリックしてください。
Windowsの警告が出たら「詳細情報」をクリックしてから「実行」を選ぶとスムーズです。
権限エラーが起きやすい場合はファイルを右クリックし「管理者として実行」を使うと安心です。
⑥インストール完了後にOutlookを開く
画面左下のスタートボタンをクリックしてください。
表示されたアプリ一覧からOutlookのアイコンを探してクリックします。
初めての起動は設定読み込みに時間がかかるので、焦らずにそのまま待ちましょう。
もしOutlookがリストに見当たらないときは、スタートボタン横の検索バーにOutlookと入力してみましょう。
⑦ライセンス認証が済んだことを確認する
ここまで来たらOutlookを起動してみましょう。画面左上のファイルをクリックし、表示されたメニューからアカウントもしくはOfficeアカウントを選びます。右側の「製品情報」に製品はライセンス認証済みと出ていればライセンス認証が無事完了しています。
無料試用版でまずは体験だけしてみるやり方

最新のOutlookを購入前にさわってみたいなら、Microsoft365の無料試用版がぴったりです。 正式なライセンスを用意せずにデスクトップ版とWeb版の両方を触れるので、いつものメール操作やカレンダー連携が自分の環境で問題なく動くか試せます。
- 有料機能をまるごと体験できるので実際の画面や動作速度を確認できる
- 手持ちのメールデータをインポート・エクスポートして互換性をチェックできる
- プログラマー視点でアドイン開発の動作確認をしてみるのにも便利
導入はMicrosoftアカウントがあれば数分で完了します。 実際の手順やトラブル回避のコツは次の見出しで詳しく紹介しますので、まずはここまでの概要をもとに試してみてください。
①Microsoft365試用ページをひらく
まずはお好きなブラウザを起動します。Windows標準のEdgeやChromeでも大丈夫です。
アドレスバーにhttps://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/tryを入力してEnterキーを押します。
安定した回線でアクセスすると試用登録画面がすぐに表示されます。
②無料で試すボタンをクリック
Microsoftの公式ページを開くと、目立つ青いボタンで「無料で試す」と表示されています。ボタンにマウスカーソルを合わせると色が少し濃くなるので、変化を確認してからクリックしてください。
もしボタンが画面の上部に隠れているときは、ページ上部のメニューを下にスクロールすると見つかりやすくなります。ブラウザの拡大率を調整するとレイアウトが変わり隠れたボタンも現れます。
③Microsoftアカウントでサインイン
デスクトップのOutlookアイコンか、スタートメニューから「Outlook」を選んで起動します。初回は自動でサインイン画面が表示されます。
会社や学校で使うMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力します。入力後に次へを押してください。
アカウントのパスワードを入力します。二段階認証がオンなら、スマホに届くコードを追加で入力してください。これでOutlookにサインインできます。
④クレカ情報を登録して0円購入
タスクバーかスタートメニューからMicrosoft Storeを起動してOutlook(またはOffice)のページを開きます。
[入手]か[購入]ボタンをクリックして支払い画面へ進みます。価格が0円になっているか必ず確認してください。
支払い方法でクレジットカードを選び[カードを追加]をクリック。表示されるフォームにカード番号、有効期限、セキュリティコードを正確に入力します。
入力内容を見直して[購入]をクリック。画面に0円で完了した表示が出ることを確認します。
カード情報登録時に一時的に少額が与信確認で請求される場合がありますが、数日以内に自動返金されるので安心してください。
⑤インストーラをダウンロード
使い慣れたブラウザーを起動してMicrosoftの公式Outlookダウンロードページを表示します。
表示されたページでWindows用のOutlookインストーラを選び、ダウンロードボタンをクリックして保存先を指定します。
ダウンロードが終わったらファイルサイズを確認してから次のインストールで使うフォルダーに置いておきます。
セキュリティソフトやブラウザー拡張によりダウンロードが止まることがあります。その場合は一時的にオフにしてみてください。
⑥インストール後Outlookを起動
画面左下のスタートボタンをクリックし、入力欄に「Outlook」と入力して表示されたアイコンをクリックしてください。
初回起動時にアカウント追加画面が表示されます。会社やMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力し、画面の指示に従ってパスワードを入力してください。
サインインが完了するとOutlookの受信トレイが開きます。送受信ボタンを押して最新メールが一覧表示されるか確認してください。
社内ネットワークやVPNに未接続だとサインイン画面が進まない場合があります。
⑦試用期間の終了日を確認する
まずはWordやExcelなどのOfficeアプリを開いてください。
メニューからアカウント情報を選ぶと、「製品情報」の下に試用期間の終了日が表示されています。
表示されないときは、Microsoftアカウントでしっかりサインインしているか確認しましょう。
サインイン状態が不安定だと試用情報が更新されないことがあります。
Outlookライセンスを活かしてもっと便利に使うアイデア

ライセンスは購入して終わりではなく、毎日の作業をグンと効率アップできるアイデアがたくさんあります。ここでは実際にプログラミングの現場で試して役立った活用例をまとめました。それぞれのお仕事や使い方に合わせて取り入れてみてください。
応用アイデア | メリット |
---|---|
Power Automate連携 | 受信メールを特定キーワードで自動振り分けしたり、フォルダごとにSlack通知を送るなど定型作業を大幅に省力化できます。 |
Outlookアドイン開発 | 社内システムと連携するボタンを追加すれば、見積書作成や顧客ステータス更新をメール画面から直接実行できるようになります。 |
モバイルクイックパーツ | よく使う署名や定型文をスマホ版にも登録すると、外出先ですぐ返信できて安心です。 |
Teams会議の自動スケジューリング | メール本文に含まれる会議候補日を読み取って一括登録するフローを組むと、何度も手動で日程調整する手間がなくなります。 |
どのアイデアもWindowsプログラマーの視点で設定手順を工夫すると、思った以上にスムーズに使いこなせます。まずは試したいものからひとつずつチャレンジしてみてください。
別のパソコンへライセンスを移して使う

OutlookのライセンスはMicrosoftアカウントに結びついているので、新しいパソコンでも同じアカウントでサインインすれば、あっという間に移行できます。
古いパソコンでOfficeをオフにしておくと、ライセンスの上限数を超えずにスムーズに切り替えられます。追加購入せずに手軽に新環境へ移動できるのが嬉しいポイントです。
- 再購入不要:以前のライセンスをそのまま活用できます
- 切り替えが簡単:MicrosoftアカウントでサインインするだけでOKです
- 設定も引き継げる:メールアカウントや署名などそのまま使えます
Microsoftアカウントのサービス管理ページで古い端末を解除する
Microsoftアカウントにサインインして、もう使わない古い端末をリストからなくすと、安全にメールやクラウドにアクセスできます。
ブラウザで https://account.microsoft.com/devices にアクセスして、サインイン画面にメールアドレスとパスワードを入力してください。
「デバイス」タブをクリックすると、過去にサインインしたパソコンやスマホの一覧が出てきます。
リストから使わなくなった端末を探して「削除」をクリックし、確認画面で「はい」を選ぶと登録が解除されます。
サインアウトされている場合は再度サインインを求められることがあります。
新しいパソコンでoffice.comにサインインしてインストーラを取得する
いつも使っているブラウザーを立ち上げ、アドレスバーにoffice.comと入力してEnterキーを押してください。
Officeのライセンスに紐づいたメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。二段階認証を設定している場合は画面の案内に従いコードを入力してください。
サインイン後のホーム画面でOfficeをインストールボタンを押すと、自動でインストーラのダウンロードが始まります。
ポップアップブロックを有効にしているとダウンロードが止まる場合があるのでオフにしておくとスムーズです。
インストーラを実行してOutlookを起動する
ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックして起動します。
ユーザーアカウント制御で「はい」を選び、画面に表示される案内に沿って「次へ」をクリックしてください。
インストール完了後に自動で立ち上がります。もし起動しないときはスタートメニューから「Outlook」を探して実行してください。
サブスクを一時停止して支出を抑える

Outlookの利用頻度が低い月だけサブスクを一時停止する方法があり、ムダな出費を抑えられます。Microsoftアカウントの管理画面から停止操作を行えば翌月から料金請求がストップし、停止中もメールデータや設定はそのまま維持されます。旅行や長期出張などでOutlookを使わない期間が続くときにぴったりの節約テクニックです。
Microsoft365の請求ページで自動更新をオフにする
画面上部メニューの「サービスとサブスクリプション」をクリックして、契約中のMicrosoft365を探します。
該当するMicrosoft365の行にある「自動更新」のトグルをクリックして、オフの状態に切り替えます。
表示される確認ダイアログで「自動更新をオフにする」を選択し、変更を確定します。
自動更新をオフにしても、その期間内はサービスを引き続き利用できますので安心してください。
再開したいときに同じページで再度オンにする
開いているライセンス管理ページでOutlookの項目までスクロールして、横にあるトグルスイッチをクリックすると再び有効になります。
反映には数秒かかることがありますが、ページをリロードすると状態が最新になります。
Outlookを起動中だと状態更新に時間がかかる場合があるため、一度アプリを終了してから操作してください。
家族とライセンスをシェアしてお得に使う

家族みんなでOutlookを使いたいときは、Microsoft 365ファミリープランがとても便利です。最大6人まで同じライセンスをシェアできるので、ひとりひとりが個別のメールアドレスや予定表を持ちながら、コストをグッと抑えられます。
- 家族みんなが独立したアカウントで使える:プライベートなメールやカレンダーを共有せずに管理できます。
- コストパフォーマンスに優れる:最大6人で分担すれば、ひとりあたりの月額負担がぐっと軽くなります。
- インストール台数に制限なし:パソコンやスマホ、タブレットなど好きな端末に自由にインストールできます。
- セキュリティ機能も家族でカバー:メールのウイルススキャンや迷惑メールフィルターが、みんなに自動で適用されます。
家族でお得にOutlookをフル活用したいなら、このプランがいちばん手軽です。ひとつの支払いでみんなハッピーになれるのが魅力です。
Familyプランの招待メールを送る
お使いのブラウザーでMicrosoftアカウントページを開き、Familyプランを購入したアカウント情報でサインインします。
サインイン後に表示されるサブスクリプション管理画面でFamilyプラン横の「共有」をクリックして共有設定を開きます。
「招待を送る」欄に家族のMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力し、「送信」をクリックします。
招待メールが届かないときは迷惑メールフォルダーもチェックしてください。
家族がリンクを開いてMicrosoftアカウントで承諾する
家族に届いたメール内のMicrosoftアカウント承諾リンクをクリックして開いてもらいます。
リンク先でMicrosoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。
表示された利用条件を確認し、問題なければ承諾ボタンを押して完了です。
招待メールが見当たらないときは迷惑メールフォルダをチェックしてください。
各自のパソコンでOutlookをインストールする
ブラウザで https://www.office.com にアクセスし、Microsoft 365に紐づくメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。
画面右上の「Officeのインストール」ボタンをクリックし、「その他のインストールオプション」を選びます。インストールページで「言語とバージョン」を日本語・64ビットに設定し、「インストール」を押すとセットアップファイルがダウンロードされます。
ダウンロードしたセットアップを右クリックして「管理者として実行」を選びます。インストールタイプで「カスタマイズ」を選び、チェックを外してOutlookだけをオンにしてください。そのまま「インストール」を押すと、Outlookだけが追加されます。
よくある質問

Outlookライセンスの種類がよくわかりません。どれを選べばいいですか?
- Outlookライセンスの種類がよくわかりません。どれを選べばいいですか?
-
個人利用なら「Microsoft 365 Personal」、仕事用なら「Microsoft 365 Business Standard」あたりが選びやすいです。ビジネスメールを独自ドメインで使いたいときはBusinessプランがおすすめですよ。プログラマー視点だと、チーム共有やOneDriveの容量を重視するとライセンス切り替えの手間が減ります。
インストール中に「ライセンス認証エラー」が出て先に進みません
- インストール中に「ライセンス認証エラー」が出て先に進みません
-
サインインしているMicrosoftアカウントが正しいか確認しましょう。まずOfficeアプリを開いて<アカウント>から一度サインアウト→再度サインインすると直ることがあります。社内ネットワークの場合はプロキシ設定や社内ファイアウォールもチェックしてください。時刻同期がズレていると認証が通りにくいのでWindowsの時刻設定も見ておくのがおすすめです。
インストールはできたのにメール送受信がうまく動作しません
- インストールはできたのにメール送受信がうまく動作しません
-
アカウント設定で受信サーバー(IMAP/POP)や送信サーバー(SMTP)の情報が間違っていないかチェックしましょう。Windows資格情報マネージャーに古い認証情報が残っていると接続トラブルの元になります。不要な認証情報を削除してからOutlookを再起動すると改善しますよ。
ライセンスの追加購入や更新はどうすればいいですか?
- ライセンスの追加購入や更新はどうすればいいですか?
-
Microsoft 365ポータルにサインインして「サービスとサブスクリプション」からライセンスを追加できます。法人なら管理センターからまとめて購入・割当ができて便利です。支払い方法の登録や複数ライセンス管理のコツは、プランごとに管理者ガイドを一度読んでおくと後々楽になります。
ライセンスが足りなくなったときはどうする?
ライセンスが足りなくなって「え、どうしよう?」って焦ること、ありますよね。チームでメールを使いたいのに登録枠がいっぱいだと、仕事もストップしちゃいそうな気分になっちゃいます。
そんなときは大きく分けて三つの手があるので、自分の状況に合わせて選んでみましょう。
まず一つめはMicrosoft 365管理センターからライセンスを追加購入する方法です。正規ルートなのでセキュリティやサポート面で安心ですし、追加した分だけユーザーを増やせます。ただし費用がかかるので、予算の確認はお忘れなく。
二つめは共有メールボックスを使う方法です。共有アドレスはライセンス不要で作れるので、新規ライセンスの追加前に“とりあえず”メールを受け取りたいときにぴったりです。ただしユーザーごとの個別フォルダは作れないので、チームで一つの受信用として使うケースに向いています。
三つめは個人用にOutlook.comの無料アカウントを使ったり、IMAP/POP設定で他社メールサーバーを組み合わせる方法です。簡単に試せてコストゼロですが、ビジネス機能は限定されるので「あくまでも緊急避難用」と割り切ることがコツです。
それぞれ一長一短あるので、すぐに手を動かせるものから試してみて、自社の運用ルールに合った方法を見つけてくださいね。
サブスクをやめるとメールは読めなくなる?
- サブスクをやめるとメールは読めなくなる?
-
サブスクリプションを解除してもメールのデータ自体は消えません。ただしOffice365の契約が切れるとデスクトップ版Outlookでは新着メールの受信や本文の読み込みが制限され、送受信もできなくなります。過去に受け取った件名一覧までは確認できますが、詳しい中身は開けない仕様です。
もしメールの中身を無料で読みたいときは、Web版Outlook(outlook.com)にサインインするとよいですよ。契約なしでも既存のメールをチェックできるので安心です。
買い切り版とサブスクの違いは?
買い切り版は購入後ずっと使える安心感がある反面、最新版の機能が手に入りにくい点があります。サブスク版は月額料金で常に最新のアップデートが適用され、クラウド連携やチーム機能も強化されています。
比較ポイント | 買い切り版 | サブスクリプション |
---|---|---|
初期費用 | 高めの一括購入 | 低額の月額または年額 |
アップデート | 必要に応じて新バージョンを買い直し | 自動で最新版が利用可能 |
機能の追加 | 追加機能は別売りアドオン | 新機能が随時追加 |
サポート | 購入後は限定的 | 問い合わせやクラウド機能が充実 |
プロダクトキーをなくしたら復活できる?
プロダクトキーをなくしてもあわてないで大丈夫です。MicrosoftアカウントでOfficeやWindowsを認証している場合は、アカウントのサービスとサブスクリプション画面から紐づくライセンス情報を確認できます。
もしプロダクトキーを手入力していた場合は、管理者権限でPowerShellを起動して以下のコマンドを実行すると、BIOSやレジストリに保存された元のキーを表示できます。
powershell "(Get-WmiObject -Class SoftwareLicensingService).OA3xOriginalProductKey"
この方法でキーが表示されたら、メモを残して安全な場所に保管しましょう。もしそれでも見つからないときは、購入元やMicrosoftサポートに問い合わせると購入履歴からキーを復旧できるケースがあります。
ライセンスを家族と分け合える?
家族みんなでメールやOfficeを楽しみたいなら、Microsoft 365 Familyがぴったりです。1契約で最大6人まで使えて、それぞれに1TBのクラウド保存が付いてくるので、大切な写真やドキュメントも安心して共有できます。
アカウント管理画面から招待メールを送るだけでセットアップは完了。家族全員が最新のOutlookをパソコンにインストールできるので、バラバラにライセンスを買う手間が省けます。
月額や年額のコストをシェアできてお財布にも優しいのがうれしいポイントです。家族で仕事や趣味、思い出づくりをサポートしてくれる賢い選択と言えます。
まとめ

この記事ではOutlookライセンスの確認からライセンスの入手、そしてパソコンへのインストール、最後に初期設定の応用テクニックまで、実際に筆者が試してきた手順をギュッとまとめました。
これでバッチリOutlookの準備が整ったので、あとは思いきりメールを楽しむだけです。自信をもって新しいメール生活をスタートさせてください。