Windowsを開くたび、気になるロック画面の美しい写真がどこに保存されているのか場所が分からず、どうしても知りたいと感じていませんか。
このガイドでは、ファイルを一つ一つ覗いて迷う作業は不要です。エクスプローラーだけで済む簡単ルートと、数行のPowerShellで一括取得する裏ワザをやさしく紹介し、壁紙として再利用するコツまでまとめています。
読み進めるほどに手元のパソコンがもっと愛着の湧く空間へ変わります。さっそく手順を試し、今日のロック画面をお気に入りの一枚として取り戻してください。
ロック画面画像ファイルをパソコン内で見つける方法

ロック画面に表示された素敵な画像は、パソコン内でいくつかの方法で見つけられます。
- WindowsSpotlightで自動取得した画像を保存しているフォルダを開く
- 既定のローカルピクチャフォルダにコピーした画像を探す
- PowerShellを使って最新のロック画面画像パスを取得する
WindowsSpotlightのフォルダは隠しフォルダです。表示設定で隠し項目をオンにしてください。
エクスプローラーだけで探す

Explorerだけで探す方法は、余計なアプリをインストールせずにWindows標準の機能だけでサクッと画像を見つけたい人に向いています。エクスプローラーを開いて「C:\Windows\Web\Screen」フォルダに移動し、表示方法を「大アイコン」に変えれば、ロック画面に使われている画像がズラリと並ぶ様子が一目で分かります。ファイル名を気にせず直感的に探せるので、パソコン初心者でも安心です。
①エクスプローラーを開いてアドレスバーにパスを貼り付ける
画面左下のフォルダーアイコンをクリックしてエクスプローラーを起動します。
ウィンドウ上部のアドレスバーをクリックし、C:\Windows\Web\Screenを貼り付けてEnterキーを押します。
②表示されたファイルの並び替えでサイズが大きい順にする
一覧の上にある「サイズ」列の見出しをクリックしてください。最初は小さい順に並んでいる場合が多いので、もう一度クリックすると大きい順に切り替わります。
もし「サイズ」の列が表示されていないときは、任意の列見出しを右クリックして「サイズ」にチェックを入れてみてください。必要な列を自由に追加できるので便利です。
③縦横比が合う画像を右クリックしてコピーする
背景にぴったりはまる画像を見つけたら、その上で右クリックしてください。「画像をコピー」を選ぶと、クリップボードに保存できます。
④ピクチャフォルダーに貼り付けて拡張子をjpgに変える
まずエクスプローラーの左側メニューからピクチャフォルダーを開き、コピーしておいたファイルを貼り付けます。
貼り付けたファイルを右クリックして名前の変更を選び、拡張子の部分を「png」から「jpg」に書き換えてEnterキーを押してください。
複数の画像をいっぺんに変えたいときは、Ctrlキーで選択したあと同じ手順で名前を変更するとまとめてjpgにできます。
⑤フォトアプリで開いて確認する
ファイルエクスプローラーで先ほど保存したフォルダを開き、確認したい画像ファイルを右クリックします。表示されたメニューから「プログラムから開く」を選び、「フォト」をクリックするとWindowsのフォトアプリで画像がパッと表示されます。
PowerShellで一気にコピーする

PowerShellを起動して一行のコマンドを使うと、ロック画面画像が散らかったフォルダーからまとめてコピーできます。手動でファイルを探す手間が省けるので、サクッと作業を終わらせたい人にぴったりです。
Get-ChildItemで画像を見つけて指定先へ転送するだけなので、プログラマーならではのスマートな操作感が楽しめます。大量のファイルを扱うときも安心です。
①スタートボタンを右クリックしてターミナルを起動する
画面左下のスタートボタンをそっと右クリックしてください。メニューが開くので、WindowsターミナルまたはWindows PowerShellを選びます。
Windowsターミナルは複数シェルをまとめて使えるから、これからの作業が楽になりますよ。
②コピー用のスクリプトを貼り付けてEnterを押す
PowerShellの画面をアクティブにして、次のスクリプトをコピー&ペーストします。そのあとEnterキーを押すと、Spotlight画像が指定フォルダにjpg形式で保存されます。
$dst="$env:USERPROFILE\Pictures\Spotlight"
if(-Not(Test-Path $dst)){New-Item -ItemType Directory -Path $dst}
Copy-Item -Path "$Env:LocalAppData\Packages\Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets\*" -Destination $dst -Force
Get-ChildItem $dst | Rename-Item -NewName { $_.Name + ".jpg" }
実行すると自動でフォルダが作られ、中にjpgファイルが並ぶのを確認できます。
管理者権限で起動していないとフォルダ作成やコピーが失敗する可能性があります。
③ピクチャフォルダー内のSpotlightフォルダーを開く
エクスプローラーを開いたら、左側のナビゲーションからピクチャをクリックしてください。
ピクチャフォルダーの中を見渡すと、隠しフォルダーとしてSpotlightが並んでいます。ダブルクリックして中身を表示しましょう。
Spotlightフォルダーが見当たらない場合は、エクスプローラーの<表示>タブで「隠しファイル」にチェックを入れてみてください。
④好みの画像をダブルクリックして確認する
ダブルクリックで画像がWindowsフォトビューアーに全画面表示されます。色合いや構図をゆっくり眺めて、ロック画面にぴったりかどうか確かめてください。
もしサイズや向きが気になるときは、右クリックメニューから“編集”を選ぶとペイントなどで微調整できます。
ロック画面画像を活用して毎日のパソコン時間をもっと彩る

お気に入りのロック画面画像をただ眺めるだけでなく、ちょっとした工夫を加えると毎日のパソコンタイムがもっと楽しくなります。写真の切り替えやテーマに合わせた設定など、プログラマー視点で試してみてほしい応用テクニックをまとめました。
応用テクニック | 活かし方 |
---|---|
自動日替わりスライド | タスクスケジューラとPowerShellで毎朝ロック画面を最新写真に更新して気分一新 |
テーマ別フォルダ管理 | 「仕事用」「リラックス用」など専用フォルダを用意してフォルダごとに画像を切り替え |
Bing Spotlight連携 | Bing Wallpaperアプリで世界中の絶景をロック画面に自動反映して日々の刺激に |
ロック画面メモ活用 | 画像にTODOやメッセージを合成しておき、ロック画面で次のタスクをチェック |
これらの方法を組み合わせれば、作業シーンや気分にぴったりなロック画面がサクッと手に入ります。画像の自動更新やメモ表示などを試しながら、自分だけの彩りを見つけてみてください。
デスクトップ壁紙に設定する

Windowsのロック画面で使われている画像をそのままデスクトップ壁紙に設定すると、画面を開くたびにお気に入りの風景やアートを楽しめます。ロック画面画像は定期的に更新されるので、毎日の雰囲気を手軽に変えられるのも嬉しいポイントです。保存先から画像を選んで設定するだけで、いつものデスクトップが一気に華やぎます。
画像を右クリックして背景に設定を選ぶ
エクスプローラーを起動して、ロック画面画像が保存されているフォルダーに移動します。
目的の画像を右クリックして、メニューからデスクトップの背景に設定を選びます。
スマホにも転送して待ち受けにする

PCで見つけたロック画面の写真をスマホに送って待ち受けにすれば、移動中やちょっとした休憩時間でもお気に入りの風景を楽しめます。OneDriveやGoogleドライブに画像をアップすればスマホアプリからすぐ取り込めますし、USBケーブルで直接コピーしても大丈夫です。スマホの壁紙設定画面から画像を選ぶだけで、いつでも素敵な一枚を手元に置けるようになります。
画像をOneDriveにアップロードする
タスクバーのエクスプローラーアイコンをクリックするかWindowsキー+Eで開きます。
左側にあるフォルダー一覧からOneDriveを選びます。
アップしたい画像ファイルを選択して、OneDriveフォルダー内の好きな場所へドラッグ&ドロップします。
ファイル名の横に雲のアイコンが表示されたらアップロード完了です。同期マークがチェックマークに変わるのを待ちましょう。
スマホのOneDriveアプリで画像を保存する
スマホのOneDriveアプリからWindowsで集めたロック画面画像をサクッとスマホに保存しましょう。
スマホに入っているOneDriveアプリをタップして立ち上げます。初回はMicrosoftアカウントでサインインしてください。
画面下の「ファイル」タブを押して、あらかじめWindowsでアップロードした「ロック画面画像」フォルダを探して開きます。
保存したい画像をタップしてプレビューを表示し、画面右上の「・・・」メニューから「端末に保存」を選んでギャラリーへ取り込みます。
共有フォルダーで家族や友達と分かち合う

見つけたロック画面画像をWindowsの共有フォルダー(例えばOneDriveやLAN共有フォルダー)にまとめておくと、家族や友達がどのPCでも同じ素敵な背景を使えるようになります。ちょっとしたサプライズにもなるし、みんなでお揃いのロック画面を楽しめるので、会話のきっかけにもぴったりです。
- 手軽に同期:画像を入れるだけで全員のPCに反映される
- 思い出を共有:お気に入りの風景や季節の写真をまとめて保存できる
- コミュニケーション:新しいロック画面を見てコメントしあう楽しさ
画像を共有フォルダーにドラッグする
ロック画面画像を集めたフォルダーと共有先のフォルダーをエクスプローラーで並べて開き、画像ファイルをドラッグしたまま目的の共有フォルダー内にドロップします。
共有設定でアクセス許可を付ける
エクスプローラーでC:\Windows\Web\Screenフォルダーを右クリックしプロパティを選んでから共有タブをクリックしてください。
「詳細な共有」ボタンを押し「このフォルダーを共有する」にチェック、共有名を確認してから「権限」ボタンへ進みます。
ユーザー欄にEveryoneを追加して参照を許可し適用をクリックしてください。プライベートアカウントなら自分のユーザー名を追加するのがおすすめです。
よくある質問

- Spotlight(スポットライト)の画像が表示されません
スポットライト画像は隠しフォルダに保存されているので、エクスプローラーの「隠しファイルを表示」を有効にしてください。それでも見つからない場合は、
Packages\Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets
内にあります。実際にコピーして.jpg拡張子を付けるとプレビューできるようになります。- 手動でロック画面をまとめて管理したいです
プログラマー仲間の間では、Assetsフォルダから好きな画像を探して、専用フォルダにコピー&リネームして管理する方法が定番です。私は「ロック用」「壁紙用」など用途別にフォルダ分けして、定期的に不要ファイルを削除するバッチスクリプトも作っています。
- Windowsアップデートでコレクションが消えるのが心配です
実際に大型アップデート時にAssetsフォルダが初期化された経験があります。大事な画像は外部ドライブやクラウドにバックアップしておくと安心です。バッチファイルを使って定期的に自動バックアップするのもおすすめです。
Spotlightフォルダーが見つからないときは?
Spotlightフォルダーが見つからない場合は、隠しフォルダー設定や保存先のパスが異なることが多いです。
- エクスプローラーで隠しファイルを表示:隠しフォルダー扱いなので、表示タブから「隠しファイル」をオンにすると見つかります。
- OSバージョンに合わせたフォルダー確認:バージョン1803以降は「すべてのユーザー」ではなくユーザーごとのLocalState内Assetsにあります。
- PowerShellで直接取り出し:フォルダーが見えていなくてもコマンドでAssetsフォルダーを指定してコピーできます。
拡張子を変えても画像が開けないのはなぜ?
画像ファイルの中身にはフォーマットを示すヘッダー情報が埋め込まれていて、ここをもとにアプリやOSが「これはJPEGだよ」「これはPNGだよ」と判断します。拡張子だけを変更してもヘッダーはそのままなので、見かけだけ変わった状態になり、結果として開けなくなります。
本当にJPEGをPNGに変えたいときは、画像編集ソフトや変換ツールでファイルを読み込みエンコード(再保存)する必要があります。プログラマーの世界ではImageMagickを使ってコマンド一つでサクッと変換するのが定番です。
convert input.jpg output.png拡張子だけを変えても中身が同じままなので開けない点に注意してください。
ロック画面の写真は商用利用できる?
Windowsのロック画面で見かける風景やアート作品はMicrosoftや写真提供者が著作権をもっています。個人で壁紙として楽しむぶんには問題ありませんが、ブログや広告など商用の場でそのまま使うと著作権違反となるおそれがあります。もしロック画面の写真を仕事で使いたいなら、同等のイメージ素材を配布している著作権フリーサイトを利用するか、正式に利用許諾を得ることをおすすめします。
毎回違うロック画面を保存する方法はある?
Spotlight(Windowsのロック画面切り替え機能)が新しい画像を自動取得しますが、元ファイルは隠しフォルダに一時的に保存されています。ここから取り出すと、毎回違うロック画面をそのまま楽しめます。
- 手動で画像を取り出す:隠しフォルダ(%LocalAppData%\Packages\Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets)から定期的にファイルをコピーし、拡張子(.jpg)をつけて保存します。
- 自動スクリプトを使う:PowerShellやバッチファイルで起動時に新しい画像を検出し、専用フォルダへ自動でバックアップする方法です。
PowerShellスクリプトが実行できないときは?
PowerShellスクリプトを実行しようとしたのに何も起こらないと焦った経験はありませんか。ダブルクリックしてもスクリプトが動かないときは、Windowsのセキュリティ制限が関わっていることが多いです。
実際に僕がハマったのは「実行ポリシー」の制限と「ファイルのブロック」でした。どちらも簡単に対処できるので、順番に確認してみましょう。
- 管理者でPowerShellを開いて実行ポリシーを変更する:デフォルトではスクリプト実行がオフになっている場合に有効です。
- スクリプトファイルのブロックを解除する:インターネットから取得したファイルは右クリックでブロックされていることがあります。
それぞれ手順を踏むことで、安心して自作スクリプトを動かせるようになりますよ。
まとめ

これまでWindowsのロック画面画像をパソコン内で見つける方法から、実際にコピーして楽しむ手順までをお伝えしました。
ポイントは隠しフォルダから画像ファイルを取り出すことと、取り出した写真を壁紙やスライドショーに設定して日替わりで楽しむことです。
この記事を参考に、お気に入りのロック画面を整理してパソコンやスマホの背景を自分好みにカスタマイズしてみてください。新しい発見があるかもしれません。