右クリックメニューに好きなコマンドをぽんっと追加!毎日がラクになるWindows裏ワザ

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右クリックメニューに好きなコマンドをぽんっと追加!毎日がラクになるWindows裏ワザ

Windowsの作業中に、よく使うアプリを右クリックメニューへ追加できず、毎回フォルダーを開いては手間を感じていませんか?

この記事では、レジストリ編集と安全な補助ツールの二つの方法で新しい項目をすばやく登録する手順を紹介し、手順通りに進めるだけで、どのフォルダーからでもお気に入りのアプリやスクリプトを即座に呼び出せる環境が整います。

準備にかかる時間は数分だけですので、パソコンを立ち上げたまま、順に読み進めながら操作してみてください。

目次

右クリックメニューに新しい項目を追加するやさしい手順

右クリックメニューに新しい項目を追加するやさしい手順

右クリックメニューにお気に入りのコマンドをぽんっと追加したいときには、大きく分けて3つのやり方があります。

  1. レジストリエディタで手動追加:Windows標準のレジストリエディタを開いて、HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell以下に新しいキーを作成します。
  2. .regファイルでまとめて登録:あらかじめ作成したレジストリ設定ファイルをダブルクリックするだけで、一気に項目を追加できます。
  3. 専用ツールを使ってGUI操作:フリーソフトを使えば、レジストリ編集を気にせず、ウィザード形式で項目が追加できます。

どの方法を選んでも最終的には新しいキーを作ってコマンド名や実行パスを登録するだけなので、初心者でも手順を追えば迷いません。

レジストリを触るときは、念のためレジストリ全体のバックアップを取っておくと安心です。

プログラマー視点のコツとして、キー名には半角英数字とアンダースコアだけを使うと、あとでスクリプトで自動操作するときにエラーが起きにくくなります。

レジストリで手作業するコツコツ派向け

レジストリで手作業するコツコツ派向け

レジストリをいじると、自分だけの右クリックメニューをぐっと細かく作り込めます。エクスポートしておけば手順を繰り返さずにほかのPCへもサッと反映できるのがうれしいポイントです。

  1. 追加ツール不要:Windows標準のレジストリ機能だけでカスタムメニューを登録できる
  2. 細かい調整が自在:キーや値を編集して、複数のコマンドや引数指定も思いのまま
  3. 再利用しやすい:REGファイルとして保存・配布でき、ほかのPCでも同じ設定で使える

レジストリの構造に慣れていると作業がスムーズです。ゆっくり確実に進めたいコツコツ派さんにぴったりな方法です。

①スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を開く

手順
スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を開く

画面左下のスタートボタンをマウスで右クリックします。

表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

マウス操作が苦手な場合はキーボードのWindowsキー+Rキーでも同じダイアログを呼び出せます。

②名前にregeditと入力してレジストリエディターを起動

手順
regeditでレジストリエディターを開く

画面左下のWindowsアイコンをクリックして検索ボックスを表示します。

キーボードでregeditと入力してください。

検索結果に出てきた「レジストリエディター」を選びます。

管理者確認のダイアログが表示されたらはいをクリックして続行します。

レジストリを扱う前に、必ずバックアップを取ってから進めてください。

③HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shellを探して右クリック

手順
HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shellを探して右クリック

レジストリエディターのツリー構造からHKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shellまで順に開きます。矢印アイコンをクリックしながらたどると迷いません。

該当のshellキーを選択し、空白部分を右クリックします。ここから新しいキーやコマンドを追加する準備が整います。

ティップ:キーの数が多いときは、検索機能(Ctrl+F)で「Background\shell」を入力するとすばやく見つかります。

④新規キーを作成して表示名を入力

手順
新規キーを作成して表示名を入力

レジストリエディターの左ペインで、表示させたいコンテキストメニューのキーを右クリックして「新規」→「キー」を選んでください。わかりやすい名前(例:MyApp)にするとあとで整理しやすくなります。

つづけて作成したキーを選んだ状態で右ペインの「(既定)」をダブルクリックし、表示名としてメニューに出したいテキストを入力して「OK」を押します。

⑤作ったキーの中にcommandキーを作成して実行したいアプリのパスを入力

手順
作ったキーの中にcommandキーを作成

先ほど用意したキーを右クリックし、メニューから「新規」→「キー」を選んでください。

新しく追加されたキーにcommandと名前を付けます。

作成したcommandキーを選択し、右側に表示される「既定」をダブルクリックしてください。

ダイアログが開いたら、実行したいアプリのフルパス(例:C:\Program Files\アプリ名\アプリ.exe)を正確に入力し、「OK」を押します。

パスは間違えやすいので、エクスプローラーで実際のファイルをShiftキーを押しながら右クリック→パスのコピーで貼り付けると安心です。

管理者権限でレジストリエディタを起動しておくと、キーの追加や値の変更がスムーズに行えます。

⑥エクスプローラーを再起動して追加を確認

手順
エクスプローラーを再起動して追加を確認

まずはキーボードでCtrl+Shift+Escを同時に押してタスクマネージャーを起動します。

「プロセス」タブの一覧から「Windowsエクスプローラー」を探してください。見つかったら右クリックで「再起動」を選びます。

画面が一瞬チラつきますがそれは正常です。再起動が終わったらエクスプローラーを開いて、右クリックメニューに新しく追加した項目が並んでいることを確認しましょう。

ちょっとした豆知識:レジストリ変更後はエクスプローラー再起動で反映するので、PCを再起動しなくてもすぐ試せます。

フリーソフトでサクッと済ませたい派向け

フリーソフトでサクッと済ませたい派向け

レジストリを触らずに、サクッと右クリックメニューを増やしたいならフリーソフトがぴったりです。インストールするだけで使えるものが多いので、「難しい手順は苦手…」というときにおすすめです。

  1. インストーラー形式で簡単:ウィザードに従うだけで導入できるので初めてでも安心です。
  2. 豊富なカスタマイズ項目:アイコン追加やメニュー階層の整理など、細かい調整が行えます。
  3. ポータブル版あり:USBに入れて他のPCでも同じ環境を再現できるものもあります。
  4. 対応OSを自動判別:64bit/32bitをチェックしてくれるため、間違って動作しない心配が少ないです。

①ブラウザーでContextMenuTunerのサイトを開いてダウンロード

手順
①ブラウザーでContextMenuTunerのサイトを開いてダウンロード

お使いのブラウザーを開いて、アドレスバーに「https://github.com/BlueLifeX/ContextMenuTuner/releases」と入力してください。

最新リリースのセクションにある「Assets」を展開し、拡張子が.exeのファイル名をクリックするとダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、保存先フォルダーに「ContextMenuTuner_<バージョン>.exe」があることを確かめてください。

②ダウンロードしたzipを展開してアプリを起動

手順
ダウンロードしたzipを展開してアプリを起動

エクスプローラーでダウンロードしたzipをダブルクリックして開き、ツールバーにある「すべて展開」をクリックします。

展開先を指定して「展開」を選ぶとフォルダーが開くので、中のMyApp.exeをダブルクリックしてアプリを起動できます。

Windows Defender SmartScreenが出たら「詳細情報」→「実行」を選ぶと先に進めます。

③追加したいコマンドを選んでAddをクリック

手順
追加したいコマンドを選んでAddをクリック

表示されたコマンド一覧から追加したい項目を見つけます。リストが長い場合は検索ボックスにキーワードを入力すると素早く探せます。

目的のコマンドをクリックしたら、ボタンのAddを押します。

登録が完了したら、ドラッグ&ドロップで順番を変えられるので、よく使うものは上に並べておくと便利ですよ。

④エクスプローラーで右クリックして反映を確認

手順
エクスプローラーで右クリックして反映を確認

エクスプローラーを開いて、追加したメニューを見たいフォルダやファイルを表示します。余白部分や対象ファイルを右クリックすると、新しいコマンドがメニューに並んでいるはずです。

もし表示されない場合は、エクスプローラーを一度閉じてから再度開くか、Windowsを再起動すると反映されることがあります。

追加したメニューを使って毎日の作業をぐんと楽しく

追加したメニューを使って毎日の作業をぐんと楽しく

追加した右クリックメニューは、ちょっとした工夫で毎日の操作をサクサク進められます。よく使う機能をワンクリックで呼び出せるから、作業が楽しく感じられます。

応用例使い方役立つ理由
フォルダ即アクセスよく使うフォルダを登録して右クリックから開く毎回パスをたどる手間が省ける
画像のクイック編集画像ファイルを指定の編集ソフトで即開く設定アプリ起動の手順を飛ばして作業時間を短縮
スクリプト実行バッチやPowerShellを右クリックで一発実行繰り返し作業を自動化してミスも減らせる
テキスト比較テキストファイル同士を指定の比較ツールで開く差分チェックがすぐにできて効率的

こんなふうに、右クリックメニューを自分好みにカスタマイズすると、面倒な手順がグッと減ります。毎日の作業がちょっとワクワクする魔法ですね。

お気に入りアプリをワンクリックで開けるようにする

お気に入りアプリをワンクリックで開けるようにする

右クリックからお気に入りアプリをサッと起動できるようになるので、デスクトップを行ったり来たりする手間がなくなります。頻繁に使うメモ帳やブラウザ、チャットツールなどをすぐ呼び出せると、作業スピードがグッとアップします。

設定はレジストリエディタにキーを追加するだけなので、慣れれば1分もかかりません。プログラマー的には、ショートカットを自分用にカスタマイズする感覚でワクワクしながら楽しめる方法です。

エクスプローラーを開き追加したいアプリのexeを探してパスをコピー

手順
exeファイルを開いてパスをコピー

WindowsキーとEを同時に押してエクスプローラーを開きます。

左側のメニューからPCを選んで、プログラムが入っているドライブとProgram Filesフォルダを開いてください。

追加したいアプリのフォルダを探し、その中にある.exeファイルを見つけます。

見つけた.exeをShiftキーを押しながら右クリックして、表示されるメニューから「パスのコピー」を選んでください。

exeファイルのパスは後でレジストリに登録するときに必要になります。

もしショートカットから追加したいexeが分からないときは、ショートカットを右クリック→「ファイルの場所を開く」を使って直接exeのある場所まで移動すると便利です。

レジストリまたはツールでcommandにパスを貼り付ける

レジストリエディタか専用ツールを使って、先ほど作ったメニュー項目に実行ファイルの場所を教えてあげます。

手順
レジストリエディタで貼り付ける

スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選び、regeditと入力して起動します。

次に左ペインでHKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell\MyCommand\commandまでたどります。

中央ペインの既定の値をダブルクリックして、「C:\ツール\MyApp.exe」のように実行ファイルのフルパスを貼り付けてください。

手順
専用ツールで貼り付ける

「EasyContextMenu」などのフリーソフトを起動して、追加済みのコマンド項目を選びます。

コマンド欄に実行ファイルのパスを入力して「保存」を押すだけで完了です。

ファイルパスにスペースが含まれる場合は必ずダブルクオートで囲んでください。

プログラマー経験からのヒント:%ProgramFiles%などの環境変数を使えば移動先が変わっても柔軟に対応できます。

右クリックで動作するか試してみる

まずは右クリックして追加したメニューが表示されるか確認しましょう。

手順
テスト用アイテムを右クリック

エクスプローラーで動作を試したいファイルやフォルダーを選び右クリックします。

手順
追加した項目を選択して確認

表示されたメニュー内から追加したコマンドをクリックし正しく動くかチェックします。

もし追加項目が出てこない場合はエクスプローラーを再起動すると改善することがあります。

管理者権限が必要なコマンドは動作に制限が出る場合があるので注意してください。

作業フォルダーでコマンドプロンプトやPowerShellを即起動

作業フォルダーでコマンドプロンプトやPowerShellを即起動

エクスプローラー上で作業中のフォルダーをすぐに開いて、コマンドプロンプトやPowerShellを起動できます。

Shiftキーを押しながらフォルダーを右クリックすると、「PowerShellウィンドウをここで開く」が現れます。コマンドプロンプト派なら、レジストリをちょっといじって「コマンドプロンプトをここで開く」を追加することも可能です。いずれもディレクトリ移動の手間がなくなって、思い立ったらすぐコマンド操作できるのが魅力です。

エンジニア視点のヒント:Windows Terminalを既定のターミナルに設定すると、同じ手順でタブごとにPowerShellやWSLも呼び出せます。

shellキーに「OpenCmdHere」を作成してcommandにcmd.exe /k cd %Vを入力

まず、Win+Rを押して「regedit」と入力し、レジストリエディターを起動します。

左側のツリーから「HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell」を開きます。

「shell」を右クリック→「新規」→「キー」を選び、「OpenCmdHere」と入力します。

作った「OpenCmdHere」を選び、右クリック→「新規」→「キー」を選んで「command」を作成します。

「command」を選択し、右側の「(既定)」をダブルクリックして値データにcmd.exe /k cd %Vを入力して「OK」をクリックしてください。

%Vは右クリックしたフォルダーのパスを指しています。スペースを含む場合は"%V"のようにダブルクオートで囲むと安心です。

フォルダーの空白部分を右クリックしてメニューをチェック

手順
フォルダーの空白部分を右クリックしてメニューをチェック

フォルダーを開いたら、ファイルやアイコンのない余白部分を右クリックしてください。そこに追加したいコマンドが表示されていれば準備完了です。

バッチファイルでよく使う処理を一発実行

バッチファイルでよく使う処理を一発実行

バッチファイルを用意しておくと、よく使うコマンドをダブルクリックひとつでまとめて実行できます。習慣的に行うファイル整理やアプリ起動を一発で片付けられるので、毎日のちょっとした手間がグッと減ります。

  1. 一時ファイルの掃除:WindowsのTempフォルダーを丸ごと削除してディスク容量をスッキリ
  2. ネットワークドライブの再マウント:業務フォルダーを共有ドライブにサクッとつなぎ直し
  3. 定番アプリの起動:エディタやブラウザなど毎朝立ち上げるソフトを一気に呼び出し
  4. ログ出力:実行結果をテキストファイルに残しておけば後から振り返りも安心

.batファイルを用意してフルパスをcommandに設定

手順
batファイルを作成

エクスプローラーでbatファイルを置きたいフォルダーを開き、新規テキストファイルを作成し拡張子を.batに変更してください。

実行したいプログラムを起動するには以下のように記述します。

@echo off start "" "C:\Program Files\MyApp\MyApp.exe" "%~1"
手順
フルパスを取得して登録

batファイルを右クリックし〈Shift〉キーを押しながら「パスのコピー」を選んでファイルのフルパスをクリップボードに保存します。

レジストリエディタでcommandキーの既定値に以下のように貼り付けてください。

"C:\bat\MyAppLauncher.bat" "%1"

batファイルを移動すると登録が無効になるので、場所は決めたら変えないようにしてください。

“%~1″は選択したファイルのパスをbat側に渡す役割があります。

クリックだけでバックアップや整理を自動化

右クリックからフォルダーのバックアップをワンステップでできるように設定します。PowerShellスクリプトでフォルダーを指定の場所に日付付きでコピーし、レジストリでコマンドを登録する流れです。

手順
PowerShellスクリプトを用意

任意のフォルダーに「BackupFolder.ps1」という名前で以下のコードを保存します。選択フォルダーをZIP形式で「C:\Backup」へ日付付きでコピーします。

Param([string]$targetPath)
$time = Get-Date -Format yyyyMMdd_HHmmss
$dest = "C:\Backup\" + (Split-Path $targetPath -Leaf) + "_$time.zip"
Compress-Archive -Path $targetPath -DestinationPath $dest -Force
手順
レジストリに右クリック登録

テキストエディタで「AddBackupContext.reg」を作成し、以下を貼り付けてダブルクリックで登録します。パスはスクリプトの保存先に合わせてください。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\BackupFolder]
@="フォルダーをバックアップ"
"Icon"="shell32.dll,-50"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\BackupFolder\command]
@="powershell -NoProfile -WindowStyle Hidden -File \"C:\\Scripts\\BackupFolder.ps1\" \"%1\""

レジストリ編集は誤るとシステム不安定の恐れがあります。必ずレジストリをバックアップしてから実行してください。

補足:PowerShellのスクリプトパスはダブルクオートで囲み、%1(選択フォルダーのパス)を渡す点を忘れずにしてください。

よくある質問

よくある質問

Windowsで右クリックメニューをカスタマイズするのって安全ですか?

Windowsで右クリックメニューをカスタマイズするのって安全ですか?

レジストリのバックアップを取ってから作業すれば安心できます。自分の環境で検証してから本番に反映するとトラブルを最小限に抑えられます。

追加したコマンドをあとで消したいときはどうすればいいですか?

追加したコマンドをあとで消したいときはどうすればいいですか?

レジストリエディターで登録したキーを選んで右クリック→削除するだけです。手順をノートに残しておくと、どこを消せばよいか迷わずに済みます。

特定のファイルだけに追加メニューを表示させる方法は?

特定のファイルだけに追加メニューを表示させる方法は?

レジストリの〈HKEY_CLASSES_ROOT〉で該当ファイルの拡張子を選び、その下にシェルキーを作ります。経験上、拡張子ごとに整理すると管理しやすいのでおすすめです。

レジストリをいじっても元に戻せる?

レジストリエディターでは、変更前にキーをエクスポートしておけば、あとから同じファイルをダブルクリックするだけで元に戻せます。

レジストリをいじる前に、対象キーを右クリック→エクスポートでバックアップを必ずとってください。

復元するときはエクスポートした.regファイルをダブルクリックするだけで簡単に元の状態に戻せます。

追加したメニューが消えてしまったときは?

追加したメニューが消えてしまったときは?

右クリックメニューに追加したコマンドがいつの間にか姿を消すと驚きますよね。WindowsアップデートやExplorerのキャッシュリセットで、レジストリ登録が一時的に見えなくなることがあります。

まずは、登録時に作成したREGファイルをダブルクリックして再度インポートしてください。そのあとタスクマネージャーからExplorerを「再起動」すると、追加メニューがいきいきと戻ってきます。

もしバックアップがないときは、レジストリエディタを管理者権限で起動して、以下のパスをもう一度手作業で追加してみましょう。経験上、Computer\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell\YourCommandのスペルミスに気をつけるとスムーズです。

権限がないPCでもこの方法は使える?

社用PCなどで管理者権限がないとHKEY_LOCAL_MACHINEへの変更はできません。ただ右クリックメニューは現在ログイン中のユーザー領域HKEY_CURRENT_USERに登録すれば問題なく動かせます。

具体的にはHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\*\shellやHKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Directory\Background\shellにキーを作成すると、そのユーザーだけにメニュー項目が追加されます。レジストリエディタは管理者権限なしで起動できるので気軽に試してみてください。

Windows11でも同じ手順で大丈夫?

Windows11でも同じ手順で追加できます。ただし、Windows11からは右クリックメニューが簡略化されていて、新しく登録した項目が「その他のオプションを表示」に隠れやすい点に注意してください。

登録した項目をすぐ出したいときはShiftキーを押しながら右クリックするか、レジストリエディターで「Extended」キーを設定して常にメニューに表示させる方法を試してみると便利です。

まとめ

まとめ

以上の手順で右クリックメニューにお気に入りのコマンドを追加できるようになりました。まずは追加したい機能のコマンドパスを調べてから、レジストリエディタや専用ツールでキーを登録し、エクスプローラーを再起動して動作を確認するだけです。

これで毎日のファイル操作がグッとラクになります。何度も手順をくり返さずに済むから、パソコン作業がもっと楽しくなるはずです。ぜひ自分好みにカスタマイズしてみてください。

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