7Zipでもう困らない!圧縮解凍やさしい冒険ガイド

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7Zipでもう困らない!圧縮解凍やさしい冒険ガイド

7Zipを入れた途端メニューにZipが現れず、目の前の大量ファイルをどうまとめればいいか戸惑っているのではありませんか?

プログラマー歴で培った試行錯誤から、つまずきがちなインストール設定、右クリックの追加表示、そして高圧縮設定まで、画面の流れを追いながら細かなクリック位置と注意点を示します。読んだ直後に手が止まらず、そのまま圧縮も解凍も完了できる実践的なガイドです。

マウスを構えてまずはインストーラーの保存から試してみてください。手順どおり進めれば数分後にはファイルサイズの悩みが小さくなり、作業机のようにすっきりしたパソコン環境へ近づきます。

目次

7ZipをWindowsに入れるところから始めよう

7ZipをWindowsに入れるところから始めよう

7Zipを使いはじめるには、まずWindowsにソフトを入れる必要があります。ここでは公式サイトからのインストーラー版、持ち運びに便利なポータブル版、ストアからサクッと導入できるMicrosoftストア版の3つの方法をまとめました。

  1. 公式インストーラー版:64bit版または32bit版を選んで公式ページからダウンロード。セットアップウィザードに沿って進めるだけで完了します。
  2. ポータブル版:インストール不要でUSBメモリにも入れられます。解凍して実行ファイルを置くだけなので管理者権限がなくても使いやすいです。
  3. Microsoftストア版:Windowsストアからワンクリックで導入可能。自動アップデートに対応しているので常に最新を維持できます。

エンジニアの視点から言うと、最新環境なら64bit公式インストーラー版が安定感抜群です。大きなファイルを扱う機会が多いなら迷わずそちらを選びましょう。

まずはお好みの方法を選んで、公式サイトまたはストアからファイルを入手してください。次のステップでは実際のインストール手順に沿って進めていきます。

公式サイトからじっくりインストール

公式サイトからじっくりインストール

ネットに強い安心感が欲しいなら7Zip公式サイトからのダウンロードがおすすめです。最新バージョンをしっかりチェックできて、余分なソフトが同梱されていないので気持ちよくスタートできます。

公式サイトでは64bit版と32bit版が並んでいるので、自分のWindowsに合うほうを選べます。プログラマー目線だと64bit版を入れておくと大きなファイルを扱うときの安心感が大きいです。

オフラインインストーラーも用意されているので、あとでネット接続が切れても再インストールが楽々です。セットアップ画面でインストール先を自由に変えたり、エクスプローラーへの統合を調整できたりするのも嬉しいポイントです。

①公式ページを開いて最新版を選ぶ

ブラウザを起動して公式サイトにアクセスします。

https://7-zip.org/

トップにある「Download」欄を見つけ、その中の一番上に表示されている番号と日付をチェックしてください。最新の日付が付いているものが最新版です。

公式サイトでは32bit版と64bit版が並んでいます。お使いのWindowsが64bitなら64bit版を選ぶと問題なく動きます。

②ダウンロードしたexeをダブルクリック

手順
ダウンロードしたexeをダブルクリック

エクスプローラーでダウンロードフォルダを開き、ファイル名に「7z」が含まれる.exeを探してダブルクリックします。

初めて実行するとユーザーアカウント制御が出るので、はいを選んで続行してください。

もし許可画面が出ないときは、アイコンを右クリックして「管理者として実行」を選ぶと確実です。

③セットアップウィザードでNextを押し続けFinish

手順
ライセンス条項に同意して進む

「I accept the agreement」にチェックを入れ、「Next」をクリックして先へ進みます。

手順
インストール先を確認する

デフォルトの「C:\Program Files\7-Zip」のままでも問題ありませんが、別の場所にまとめたい場合は「Browse」でフォルダを指定し、「Next」を押します。

手順
インストールと完了

「Install」をクリックするとインストールが始まります。終わったら「Finish」を押してセットアップを閉じます。

Windows10以降は管理者権限が必要な場合があります。UACが表示されたら「はい」を選んでください。

エクスプローラーの右クリックメニューに7-Zipが追加されると、圧縮・解凍がより手軽になります。

MicrosoftStoreでさくっとインストール

MicrosoftStoreでさくっとインストール

アプリ探しからインストールまで一気に済ませたいなら、MicrosoftStoreからの導入がぴったりです。公式ストア経由なのでセキュリティ面も安心でき、インストールが終われば自動で最新版に更新してくれるので手間いらずです。余計な設定画面を気にせずにすぐ7Zipを使えるようになるため、初めてでも迷わず進められます。

①スタートメニューからStoreを開く

手順①
スタートメニューからStoreを開く

画面左下のWindowsマークをクリックします。

表示されたメニューで「Microsoft Store」のアイコンを探し、クリックしてください。

もしアイコンが見当たらない場合は、メニュー上部の検索ボックスにStoreと入力するとすぐに表示されます。

②検索窓に7Zipと入力してEnter

タスクバーの検索アイコンをクリックして入力フィールドを表示します。そこに7Zipと正確に入力してEnterキーを押してください。するとMicrosoft Storeや公式サイトが一覧に現れます。

検索窓が見当たらないときは、Windowsキーを押してから直接入力する方法も試してみましょう。

③入手ボタンを押して完了を待つ

手順3
入手ボタンを押して完了を待つ

「入手」ボタンをクリックするとWindowsストアから7Zipのダウンロードとインストールが始まります。ボタン横にプログレスバーが表示されるので進行状況を確認できます。

完了するとボタンが「起動」に変わるので、ここで7Zipが正常にインストールされたことが分かります。

回線状況によってはダウンロードに時間がかかる場合があります。

インストール中は他の大容量ダウンロードを控えるとスムーズに進みます。

7Zipでファイルをふわっと圧縮する方法

7Zipでファイルをふわっと圧縮する方法

7Zipを使うと大きなファイルも軽やかにまとめられます。操作がシンプルなので、ふわっとした感覚で圧縮できるのが魅力です。

  1. 右クリックメニューから圧縮:エクスプローラー上で対象ファイルを選んで7Zip→“圧縮”をクリックするだけでOK
  2. 7Zipアプリでドラッグ&ドロップ:7Zipを開いて圧縮したいファイルをウィンドウ内に放り込むと設定画面が表示
  3. プリセット設定の活用:よく使う圧縮形式や圧縮レベルを保存しておくとワンクリックで実行可能
  4. コマンドラインで自動化:バッチファイルやPowerShellに「7z a -t7z 圧縮先.7z 対象ファイル」を書いておくと一気に処理

エンジニア視点では、圧縮レベルや辞書サイズは用途に合わせて調整するといいです。高速性重視なら“圧縮レベル=1”を選び、保存用なら“最大”にしておくとデータもコンパクトに保てます。

これらの方法を組み合わせると、日常のファイル整理も驚くほどスムーズになります。

右クリックメニューで一瞬圧縮

右クリックメニューで一瞬圧縮

7Zipをインストールするとエクスプローラーの右クリックメニューに7Zipの項目が追加されます。気になるファイルやフォルダを選んで右クリックし、7Zip→「圧縮」をクリックするだけで瞬時にアーカイブが作成されます。いちいちアプリを立ち上げなくてもさっと実行できるので、手間がぐっと減ります。

さらに、プログラマーの視点から言うと複数のファイルをまとめたいときにも同様に強力です。たとえばソースコードやドキュメントをまとめて圧縮する場合、右クリック一発で一つのアーカイブにまとめてくれるので、バージョン管理や共有がとてもスムーズになります。

①圧縮したいファイルを選んで右クリック

手順
圧縮したいファイルを選んで右クリック

エクスプローラーで圧縮したいファイルやフォルダを見つけて、対象をクリックして選択します。

選択後に選択部分上で右ボタンを押すと、7Zipの操作を呼び出せるコンテキストメニューが表示されます。

複数ファイルをまとめて圧縮するなら、Ctrlキーを押しながらクリックして選択すると便利です。

②7Zip→圧縮をクリック

手順
「圧縮…」をクリック

右クリックメニューから7Zipを開いたら、一覧にある圧縮…をクリックしてください。

ここで圧縮形式や圧縮レベルが設定できる画面が表示されます。

高い圧縮率を狙うなら設定画面で圧縮レベルを「最大」にすると良いですよ。

③保存先と形式を確認してOKを押す

手順
保存先と形式を確認してOKを押す

インストーラー画面に表示される「インストール先フォルダー」をチェックしてください。特にこだわりがなければProgram Filesのままで安心です。

次に「ファイル形式の関連付け」で、.7zや.zipといった使いたい形式にチェックを入れます。迷ったらデフォルト設定のままで問題ありません。

設定が整ったら「OK」をクリックするとインストールが開始します。管理者権限の許可画面が出たら「はい」を選んでください。

管理者権限の許可を求められた際、誤ってキャンセルしないよう気をつけてください。

インストール先を変更したい場合は事前にフォルダーを作成しておくとスムーズです。

7ZipFileManagerで細かく設定して圧縮

7ZipFileManagerで細かく設定して圧縮

7Zip File Managerを使うと、圧縮する前に細かい設定をいじれるので、データに合わせて最適化できます。

例えば、圧縮形式は7zやzipから選べて、それぞれに合った圧縮アルゴリズムを活かせます。圧縮レベルも「高速優先」「サイズ最小化」など段階的に選べるので、時間を節約したい場合やファイルサイズをできるだけ小さくしたい場合に役立ちます。

辞書サイズや分割アーカイブ、AES-256暗号化のパスワード設定まで、ひとつひとつチェックを入れて調整できるのが魅力です。大きなファイルを送るときや、複数の小さなファイルをまとめたいときに、最適な組み合わせをこの画面でサクッと決められます。

①スタートから7ZipFileManagerを開く

手順
スタートメニューを開く

画面左下のWindowsアイコンをクリックしてスタートメニューを開きます。

手順
7ZipFileManagerを起動する

表示されたアプリ一覧から7ZipFileManagerを探してクリックします。通常は「7-Zip」フォルダ内に並んでいます。

スタートメニューに見当たらないときは、キーボードで「7」と入力すると早く見つかります。

②対象ファイルを選びツールバーの追加をクリック

手順
対象ファイルを選びツールバーの追加をクリック

7Zipのウィンドウ内で圧縮したいファイルをクリックしてハイライトします。

ウィンドウ上部にある「追加」ボタンを押すと圧縮設定画面が開きます。

複数ファイルを一度に追加したいときは、Ctrlキーを押しながらクリックするとまとめて選択できます。

③圧縮形式や分割サイズを調整してOK

手順
圧縮形式や分割サイズを調整してOK

エクスプローラーでまとめたいファイルやフォルダを右クリックして「7-Zip」→「圧縮…」を選びます。

アーカイブ形式にはzip7zがあり、互換性を重視するならzip、圧縮率を高めたいなら7zを選びましょう。

「分割ボリューム,バイト」欄に100Mなど数値と単位を入れると、指定サイズでファイルを分割できます。

分割サイズを小さくしすぎるとファイル数が増えて管理が大変になるので注意してください。

zip形式は64GB以上のファイルを扱えない場合があるので、大容量データは7z形式で試してみると安心です。

7Zipでアーカイブをぱっと解凍する方法

7Zipでアーカイブをぱっと解凍する方法

7Zipを使えば、エクスプローラーからでもアプリからでも、あっという間にアーカイブを解凍できます。

  1. エクスプローラーの右クリック:対象の.zipや.7zファイルを右クリックして「7Zip→ここに展開」を選ぶだけでOKです。
  2. 7Zipアプリのウィンドウ:7Zipを起動し、解凍したいファイルをダブルクリック→「展開」ボタンでフォルダを指定して解凍できます。
  3. コマンドプロンプト:ターミナルで7z x パス\ファイル名.7z -o展開先フォルダと入力すれば、一括でスピーディに処理できます。

まずは右クリックから始めてみましょう。慣れてくれば7Zipアプリやコマンドラインで自動化するのがおすすめです。

大量のアーカイブを定期的に解凍するなら、コマンドラインにバッチスクリプトを組み込むと手間がぐっと減ります。

右クリックメニューで即解凍

右クリックメニューで即解凍

7Zipを入れたら圧縮ファイルを右クリックすると「7-Zip」という項目がすぐに出てきます。そこから「ここに展開」や「ファイル名を指定して展開」を選ぶだけで、ダブルクリックの面倒を省いてパッと解凍できます。

  1. インストール直後から右クリックだけで使える
  2. 複数ファイルもまとめて一気に解凍できる
  3. オプションで細かい設定にもすぐアクセス

①解凍したいアーカイブを右クリック

手順
解凍したいアーカイブを右クリック

エクスプローラーで解凍したい.zipや.7zファイルを見つけ、その上で右クリックします。メニューに7Zipが表示されていれば正しくインストールされています。

②7Zip→ここに解凍を選ぶ

手順
ここに解凍を選ぶ

右クリックメニューで「ここに解凍」をクリックしてください。同じフォルダ内に展開先が作られて、手軽に中身をチェックできます。

すでに同名フォルダがあるときは番号付きの名前が自動で付くので、ファイルが上書きされず安心です。

③展開されたフォルダーを確認する

手順
展開されたフォルダーを確認する

先ほど選んだ場所に新しくフォルダーが現れています。エクスプローラーで開いて、中に7z.exe7zFM.exeなどの実行ファイルがあるか確かめましょう。

7ZipFileManagerで場所を選んで解凍

7ZipFileManagerで場所を選んで解凍

7ZipFileManagerを開くとアーカイブの中身を一覧で見ながら、パソコンのフォルダツリーから好きな場所にドラッグして解凍できるので、直感的に使えます。エクスプローラーでは見えにくいフォルダ構造も、FileManagerならツリー表示で把握しやすくて便利です。

とくに、プロジェクトごとにフォルダを分けたいときや、大量にある複数のアーカイブをまとめて特定フォルダへ振り分けたいときに役立ちます。細かいパス指定や権限設定もFileManager上で行えるので、プログラミング作業のフォルダ管理がスムーズになります。

①7ZipFileManagerでアーカイブを開く

まずはスタートメニューかデスクトップのアイコンから7Zip File Managerを起動します。

画面左側のフォルダツリーから、開きたいアーカイブがあるフォルダを順にたどります。

対象の.zipや.7zファイルをクリックして選択し、ツールバーの「開く」を押すか、ダブルクリックすると中身が一覧表示されます。

ドラッグ&ドロップでファイルを上の領域へ放り込むと、すぐに開けるので慣れると便利です。

②抽出ボタンをクリック

手順
抽出ボタンをクリック

アーカイブを開いて上部にある抽出ボタンを押します。

デフォルトでは圧縮ファイルと同じ場所にフォルダが自動生成され、その中へまとめて展開されて便利でした。

ターミナル派なら、7z x ファイル名.zipで同じ動きをするので、コマンド操作も覚えておくと効率アップします。

③展開先を指定してOK

手順3
展開先を指定してOK

圧縮ファイルを右クリックして7-Zip展開…を選んでください。

すると「展開先の設定」ダイアログが開きます。展開先フォルダー欄の右にある「…」ボタンをクリックして、好きな保存先を指定しましょう。

設定が終わったらそのままOKを押すだけで選んだ場所に一気に展開できます。

エンジニア流のコツとして、よく使うフォルダーは名前を短くしておくと、ダイアログで入力しやすくなってスムーズです。

7Zipを覚えたら広がる楽しい使い道

7Zipを覚えたら広がる楽しい使い道

7Zipを使いこなせるようになると、普段のファイル整理やデータのやり取りがもっと楽しくなります。

使い道どう役立つか
大容量ファイルの分割大きな動画や写真を複数のパーツに分けて送れるから、メールやクラウドへのアップロードがスムーズになります。
自己解凍形式の作成7Zipなしでも開けるアーカイブを作ると、相手がツールを用意せずに簡単に展開できます。
定期バックアップの自動化スクリプトと組み合わせてフォルダを自動で圧縮し、日々のバックアップを手間なく運用できます。
高い圧縮率で節約大切なプロジェクトデータをできるだけ小さくまとめて、ストレージの空き容量を増やせます。
ファイル暗号化パスワード付きアーカイブで大事な資料を安全に送れるから、情報漏えいの心配が減ります。

これらを組み合わせると、ちょっとした工夫でファイル管理がぐっと楽しくなるのでぜひ試してみてください。

大きなファイルを分割してメールで送る

大きなファイルを分割してメールで送る

大きなファイルはそのままメールに添付すると容量オーバーで届かないことがあります。7Zipなら「分割アーカイブ」を作って添付するサイズをパートごとに制限できるので、動画や資料を安心して送ることができます。

  1. 容量の上限をクリア:メールサービスの制限に合わせてサイズを細かく設定できる
  2. 操作がかんたん:右クリックメニューで分割数やサイズを指定するだけ
  3. 受信側の手間も少ない:すべてのパートを同じフォルダに入れてまとめて解凍すれば元通りに戻る

7ZipFileManagerで分割サイズを入力し圧縮

手順
圧縮ダイアログを開く

7ZipFileManagerで分割したいファイルを選択し、ツールバーの追加ボタンをクリックします。

手順
分割サイズを入力し圧縮

「ボリュームごとのサイズ」欄に分割サイズを入力します。例として700Mと入力すると700MBずつに分かれて保存されます。

圧縮形式は7zを選び、画面下のOKをクリックしてください。

分割ファイルを扱う際は、数値の後ろに大文字MやGを付けると誤解が少なくなります。

生成された連番ファイルを順番に添付

手順
フォルダーを開いてファイルを並べる

Windowsエクスプローラーで連番ファイルがあるフォルダーを開きます。表示タブの「名前」で並べ替えて、001→002→003…の順序を確認しましょう。

手順
メールなどの添付画面を開く

メールクライアントやファイル送信サービスの「添付」ボタンを押して、ファイル選択ダイアログを出します。

手順
連番ファイルをまとめて選択する

ファイル一覧で先頭の「.001」をクリックしてからShiftキーを押しつつ最後の「.00n」をクリックすると、連番全体が選択されます。

手順
開くをクリックして添付完了

選択したファイルを「開く」ボタンで確定すると、生成された連番ファイルが順番どおりに添付されます。

パスワード付きアーカイブで秘密を守る

パスワード付きアーカイブで秘密を守る

パスワード付きアーカイブは、大事なデータを他人の目からしっかりガードできます。ファイルをひとまとめにしつつ、解凍前に簡単なパスワード入力が必要になるので、ちょっとした共有相手にも安心感をプラスできます。

社内のレポートや個人の写真など、見られたくないものを扱うときにぴったりです。7ZipならではのAES-256という強力な暗号化方式をサポートしていて、手軽に高いセキュリティをかけられます。

圧縮設定画面の暗号化欄にパスワードを入れる

手順
圧縮設定画面の暗号化欄にパスワードを入れる

暗号化欄は画面右側に表示されています。まずAES-256が選ばれていることを確認してください。その下の入力欄に好きなパスワードを入力します。入力後すぐ下にある再入力欄にも同じパスワードをもう一度打ち込んでください。同じ文字列でないと先に進めないので、落ち着いて入力しましょう。

パスワードは長めにすると安全性が上がりますが、覚えやすいものを選ぶと慌てずに扱えます。英字と数字を組み合わせるとバランスが良いのでおすすめです。入力が終わったらそのまま画面下の「OK」ボタンをクリックしてください。

パスワード管理ツールで生成した強力な文字列を貼り付ければ、セキュリティと使いやすさを両立できます。

復号に必要なパスワードを相手に別ルートで伝える

手順
パスワードを安全な別ルートで送信する

まずはメールや普段使いのチャットと違う方法を選びます。たとえば電話でゆっくり口頭で伝えるか、別のメッセージアプリのアカウントを使うと安心です。

電話なら静かな場所から掛けて、相手に一文字ずつ確認しながら伝えましょう。声が聞き取りにくいとミスにつながるので慎重に進めてください。

テキスト送信を選ぶならパスワードをクリップボードにコピーしたうえで短時間で貼り付け、その後に送信履歴を削除すると安全度が高まります。

電話を使うときは周囲に人がいないか必ず確認してから話しましょう

メッセージアプリなら一時的なグループを作ると送信先が絞れて履歴削除もしやすくなります。

コマンドラインで自動バックアップ

コマンドラインで自動バックアップ

コマンドラインを活用すると、画面操作なしで定期的に圧縮バックアップが行えます。夜間バッチでログフォルダをまとめたり、作業後すぐにプロジェクトをアーカイブしたりする場面で大助かりです。7Zipのコマンドは軽快でバッチファイルに書きやすく、プログラマーならではの細かいオプション指定も自在なので、本番環境の定期メンテナンスから趣味のファイル管理まで幅広く役立ちます。

PowerShellで7z.exeを呼び出しスクリプトを書く

PowerShellから7z.exeを動かすには、まず実行ファイルの場所と引数をきちんと渡すことがポイントです。

手順
7z.exeのフルパスを変数に入れる

まずは7-Zipがインストールされたフォルダの場所を確認して、変数に格納しておくと後で呼び出しやすくなります。

$sevenZip = 'C:\Program Files\7-Zip\7z.exe'
手順
&演算子で実行と引数を渡す

PowerShellでは&演算子を使って実行ファイルを呼び出せます。圧縮や解凍のコマンド引数は配列で渡すと見やすくなります。

& $sevenZip @('a','-tzip','archive.zip','folder\*')
手順
スクリプトファイルにまとめて再利用

最後に.ps1ファイルとして保存しておくと、何度でも呼べて便利です。例えパスが変わっても変数を書き換えるだけで対応できます。

スクリプトを実行するときは、PowerShellの実行ポリシーが制限されている場合があります。

実行ポリシーを変更するには管理者権限で Set-ExecutionPolicy RemoteSigned を実行してください。

タスクスケジューラで毎日実行を登録

ここではWindowsのタスクスケジューラに毎日7Zipを自動実行する設定を追加します。バックアップや定期処理を忘れずにキッチリ自動化できるので、手動の手間から解放されます。

手順
タスクスケジューラを開く

スタートボタンを押し「タスクスケジューラ」と入力して選択します。管理者権限は不要です。

手順
新しいタスクを作成

右側の操作パネルで「基本タスクの作成」をクリックし、分かりやすい名前を入力します。

手順
トリガーを毎日に設定

「トリガー」画面で「毎日」を選び、開始時刻を希望の時間に設定します。

手順
アクションに7Zipを登録

アクション画面で「プログラムの開始」を選び、プログラム/スクリプト欄に7z.exeのフルパスを入力します。引数欄には「a -tzip C:\backup\%DATE%.zip C:\target_folder」を指定してください。

手順
設定を確認して完了

最終画面で内容を確認し「完了」をクリックします。これで毎日指定のフォルダが圧縮されます。

プログラム欄にスペースが含まれる場合はダブルクォートで囲んでください。「”C:\Program Files\7-Zip\7z.exe”」のように入力すると安心です。

環境変数で日付を扱うときは、Windows標準の%DATE%フォーマットがシステムロケール依存になるため、必要に応じてバッチファイルで独自にフォーマットする方法も検討してください。

よくある質問

よくある質問
7Zipのインストーラーを実行しても何も起きません。

インストーラーを右クリックして管理者として実行してみてください。特に職場や学校のPCでは権限が制限されていることが多いので、いつもと違う操作感がポイントになります。

圧縮や解凍の進行状況が表示されず不安です。

メイン画面のビュー設定から「詳細」タブを開くと進捗バーが出ることがあります。プログラマー目線では、GUIの一番下にあるメニューを見逃しがちなので、ここをチェックすると解決しやすいです。

解凍後のファイル名が文字化けしてしまいます。

日本語を含むZIPを扱うときは文字コードを指定すると改善します。コマンドラインで解凍するなら、

7z x -mcp=65001 archive.zip

とするとUTF-8として扱われ、文字化けを避けられます。

大容量ファイルを分割して圧縮したいです。

プログラマーの必殺技としてコマンドラインが使えます。たとえば10MBずつ分割するなら、以下のようにします。

7z a -tzip -v10m archive.zip C:\data\*

分割したファイルはarchive.z01、archive.z02…と連番になるので、あとでまとめて解凍が簡単です。

インストールしたのに右クリックメニューに7Zipが出ないのはなぜ?

7-Zipを入れたはずなのに右クリックメニューに現れない理由は、主に三つあります。一つめはアーキテクチャの不一致で、64bitWindowsなのに32bit版を入れてしまったケース。二つめはShell統合の設定をオフにしているケース。三つめは他のシェル拡張機能が競合して7-Zipのメニューが隠れているケースです。

こうした原因を押さえると、お使いのWindows環境に合わせた正しいインストーラーの再導入やShell統合の設定変更、拡張機能の整理などで、すぐに右クリックメニューに7-Zipを復活させられます。

圧縮形式はZIPと7zどちらがいい?

ZIPはWindowsに標準で対応していて、追加のソフトがいらないのがうれしいポイントです。ファイルの解凍や圧縮がダブルクリックだけでできるので、すぐに使い始めたいときに頼もしいですね。

それに対して7zは圧縮率がとても高いのが魅力です。大きなファイルをまとめて送るときや、ディスクの空き容量を節約したいときに力を発揮します。

もし受け取る相手がWindowsユーザーだけならZIP、できるだけ小さくまとめたいなら7zを選ぶと、使い分けがスムーズになります。

パスワードを忘れたファイルは開ける?

大事なファイルにパスワードを設定すると安心だけど、もしそのパスワードを忘れてしまったらすごく焦りますよね。でも安心してください。7Zipの標準機能ではパスワードを解析する方法は用意されていないので、自力で思い出すか、別の手段を考える必要があります。

パスワードが思い出せないときの主な選択肢は、パスワードクラッキングツールを使って総当たり(ブルートフォース)や辞書攻撃を試す方法です。ただし、複雑な文字列や長いパスワードは解析に膨大な時間がかかるうえ、成功率も保証できません。

結局のところ、パスワードを忘れたファイルを開く近道は、日頃から管理ツールやメモに保存しておくことがいちばん安心です。それでもどうしても中身が必要な場合は、性能の高い解析サービスを頼るか、パスワード復旧に特化した業者に相談するのがおすすめです。

アンインストールはどうすればいい?

7Zipをパソコンからきれいに外したいときは、主に三つの方法があります。それぞれ手軽さやきれいさに特徴があるので、用途に合わせて選んでください。

  1. Windows設定アプリから:スタートメニュー→設定→アプリ→7-Zipを選んでアンインストールをクリック
  2. 公式アンインストーラから:インストール先フォルダにある「Uninstall.exe」を実行して削除
  3. PowerShellで一括削除:インストール情報を取得してアンインストールコマンドを使う(プログラマー的には細かい残りファイルもまとめて消せます)

一番簡単なのは設定アプリからの操作ですが、細かく関連ファイルまで掃除したいときはPowerShellを使うと効率的です。

まとめ

まとめ

まずは7Zipのインストールからはじめて、使いやすいコンテキストメニューを手に入れました。

つぎに、基本の解凍は右クリックから「ここに展開」を選ぶだけで、迷わずファイルを取り出せるようになりました。

圧縮も同じく右クリックから「圧縮」メニューを活用すれば、ファイルを軽くまとめてメールやクラウドに送る準備がラクラクです。

さらにパスワード付きアーカイブやコマンドライン、自動解凍形式などの応用テクも駆使すれば、もっと便利な運用ができるようになります。

ここまでのステップをおさらいすれば、ファイルの整理や共有がスムーズになって、いつでもどこでも安心してファイル管理ができるようになりますよ。

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