7Zipの使い方がわからず、圧縮も解凍も手探りで戸惑っているのではありませんか?
ここでは、わかりやすい画面写真と段階的な手順でインストールから応用ワザまでを丁寧に案内します。圧縮形式の選択やパスワード設定など、つまずきやすい箇所をプログラマー視点でかみ砕いて解説するので、作業の度に迷う時間を減らせます。
今すぐぜひ手元のファイルで試しながら読み進めれば、圧縮と解凍が日常作業のようにスムーズに行えるようになります。初回の設定を終えたら、大切なデータを安心して共有できる新しい便利さを味わってください。
7Zipを入れてすぐ使える準備ステップ

圧縮も解凍もサクサク快適に使い始めるためには、たったの三つのステップだけです。
- 公式サイトからインストーラーをダウンロード:Windows 10や11の64bit版を選択
- 管理者権限でセットアップを起動:デフォルトのインストール先で問題なし
- エクスプローラーの右クリックメニューに統合:インストール時のオプションで「7Zipメニューを追加」を有効にする
プログラマーならではのワンポイント:Chocolatey経由で導入するとバージョン管理や自動更新がスクリプトで楽に制御できるので便利です。
公式サイトからセットアップファイルを選ぶ方法

7Zipを使い始めるとき、まずは公式サイトで自分の環境にピッタリ合うセットアップファイルを選びましょう。Windowsのビット数や使い方に合わせてダウンロードすると、あとで安心してインストールできます。
- OSのビット数に合わせる:64bit版Windowsなら「x64 Installer」、古いPCや互換性重視なら「x86 Installer」を選ぶ。
- インストーラー版かポータブル版か:自分のPCだけに入れるならインストーラー版、USBに入れて持ち運ぶならポータブル版が便利。
- 日本語メニューで使いたい:「ja」表記のあるセットアップファイルを選ぶと、日本語でインストールできる。
- 最新バージョンを確認:公式サイトに表示されている最新番号をしっかりチェックしてからダウンロードする。
- 対応フォーマットをチェック:普段よく扱う圧縮形式(7zやzipなど)に対応したバージョンを選ぶと安心。
この選び方をマスターすれば、次はダウンロードしてインストールの画面に進むだけです。
①公式ページを開いて自分のWindowsに合う版をクリック
ブラウザで公式サイト(https://7-zip.org)を開きます。ご使用のWindowsが64bit版か32bit版かを確認して、対応するダウンロードリンクをクリックしてください。
②ダウンロードが終わったらEXEをダブルクリック
「ダウンロード」フォルダを開き、名前が7z
で始まる.exeファイルを探します。
見つかったアイコンをダブルクリックすると、インストーラーが立ち上がります。
「ユーザーアカウント制御」の確認が表示されたらはいを選んで続行しましょう。
もしダブルクリックで動かないときは、ファイル上で右クリックして「管理者として実行」を試してください。
③案内に沿ってNextを押して完了させる
表示される画面の指示にしたがってNextを押します。追加機能やショートカットの設定はデフォルトのままで問題ありません。
最後にFinishが表示されたらクリックしておしまいです。デスクトップにアイコンがあれば準備完了となります。
途中でインストール先フォルダを変えたくなっても、慣れないうちはデフォルトのままにしておくとトラブルを避けられます。
④スタートメニューから7Zipが開けるか確認
画面左下のWindowsアイコンをクリックし、スタートメニューを開きます。「7-Zip」フォルダを探してクリックし、中にある「7-Zip File Manager」を選びましょう。ウィンドウが表示されれば起動は完了です。
7Zipが見つからない場合はインストールが正常に終わっていないかもしれません。一度セットアップをやり直してください。
MicrosoftStoreで手軽にインストールする方法

Microsoft Storeから7Zipをインストールすると公式に認証されたアプリとして安心して使えます。ダウンロード先を探す手間がなくなり、インストールと同時に自動更新の仕組みも手に入るので、新バージョンやセキュリティパッチをすぐに受け取れます。
- 安全性保証:マルウェア混入の心配がない認証済みアプリ
- 自動更新対応:最新機能やセキュリティパッチがすぐに届く
- 簡単インストール:ストア画面からワンクリックで完了
- らくらくアンインストール:ストアの管理画面からサクッと削除できる
①スタートメニューからStoreを開く
キーボードでWindowsキーを押すか、画面左下のMicrosoftロゴをクリックしてスタートメニューを出します。
アイコンの中から白いショッピングバッグのマークを探しましょう。見つけにくいときは、「store」と入力すると候補が絞り込まれて便利です。
お目当てのストアが表示されたら、Enterキーを押すかクリックしてすぐに起動できます。
②検索ボックスに7Zipと入力して検索
画面左下にあるスタートボタンをクリックしたあと、すぐ隣の検索欄にフォーカスを合わせます。
キーボードから7Zip
と入力すると、「7Zipファイルマネージャー」や「7Zipをインストール」の候補が表示されます。
表示された「7Zipファイルマネージャー」をクリックするかエンターキーを押すとアプリが起動し、準備完了です。
検索欄に何も表示されない場合は「Windowsインデックス」がオフになっているかもしれません。設定から検索インデックスを有効にするとスムーズに見つかります。
③表示された7Zipを選んで取得ボタンを押す
検索結果に「7Zip」が並ぶので、発行元がIgor Pavlovの公式アプリを選びます。
「取得」ボタンを押すとダウンロードとインストールが自動で進むので、完了するまで待ちます。
④自動で入ったらスタートメニューから起動を試す
画面左下のWindowsアイコンをクリックしてスタートメニューを表示します。
アプリ一覧の「7-Zip」フォルダー内にある「7-Zip File Manager」をクリックして起動を確認します。
7Zipで好きなファイルをぎゅっと圧縮する手順

大きなファイルやたくさんの写真を「ぎゅっ」と小さくまとめたいときは、7Zipが頼りになります。ここでは、初心者でも迷わず進められるように、GUI操作とコマンドラインの二つの方法を紹介します。
- GUI操作:エクスプローラーでファイルを選んで右クリックし、7Zipメニューから「圧縮」を選ぶだけで手軽に完了できます。
- コマンドライン:PowerShellやコマンドプロンプトで細かい圧縮レベルや分割サイズを指定しながらプロジェクト全体をスクリプト化できます。
どちらの方法でも、圧縮形式やレベルを選べるのが7Zipの強みです。Ultraモードで試せば、テキストやコード類をよりコンパクトにまとめられるので、ぜひ活用してみてください。
エクスプローラーの右クリックで一瞬圧縮

エクスプローラー上でファイルやフォルダを選んで右クリックすると、すぐに7Zipメニューが現れます。そこから「圧縮して“xxx.7z”を作成」を選ぶだけで完了するので、余計なウィンドウを開かずにサクッと処理できます。
ネットワークドライブや複数ファイルの一括圧縮にも強く、ドラッグ&ドロップ感覚で直感的に操作可能です。プログラマーならではの裏ワザとして、よく使う設定をレジストリで登録すれば、メニューから一発で好みの圧縮オプションを呼び出せます。
①対象ファイルを右クリックして7Zipを選ぶ
まずは操作したいファイルが入っているフォルダをエクスプローラーで開きます。慣れないうちはデスクトップなどわかりやすい場所に置いておくとスムーズです。
操作したいファイルを右クリックするとメニューが表示されます。その中から「7-Zip」にマウスポインタを合わせてください。
もし「7-Zip」が表示されないときは、Shiftキーを押しながら右クリックすると隠れたメニューが現れることがあります。
②圧縮をクリックしてOKを押す
圧縮設定ウィンドウが開いたら、画面下部にあるOKボタンを押して圧縮を開始します。特に設定を変える必要がなければ、そのままOKをクリックしてください。
処理が始まると小さな進行状況バーが表示されるので完了するまで待ちましょう。完了後は元のフォルダに.zipファイルが作成されています。
③同じ場所にZIPができたか確認
ファイルを圧縮したフォルダをエクスプローラーで開いて○○.zipというファイルが生成されているか見てみましょう。
元のフォルダ名と同じ名前になっていると探しやすいです。もし見当たらないときは並び替えが「更新日時順」になっているか、拡張子が隠れていないかもチェックしてみてください。
7Zipファイルマネージャーで細かく設定して圧縮

ファイルマネージャーを使うと、右クリックメニューよりさらに細かい圧縮設定ができるようになります。フォーマットは7zやZIPを選び分けて、圧縮レベルや辞書サイズ、ソリッドブロックの大きさなどを直感的に調整できます。
これにより、サイズ優先や速度優先といった目的に合わせた最適化が可能です。たとえばプログラマー目線では、辞書サイズを大きくすると圧縮率が上がる一方でメモリ消費が増えることを覚えておくと、サーバーやローカル環境に応じたバランス調整がしやすくなります。
①スタートメニューから7ZipFileManagerを開く
画面左下のWindowsアイコンをクリックするか、キーボードのWindowsキーを押します。
表示された検索ボックスに「7-Zip」と入力すると候補に「7-Zip File Manager」が現れるので、これをクリックします。
起動に数秒かかることがあるので、気長に待つとメイン画面が表示されます。
②圧縮したいファイルを選んで追加ボタンを押す
7Zipのメイン画面でリストから圧縮したいファイルやフォルダをクリックして選びます。複数の項目をまとめて追加したいときはCtrlキーを押しながらクリックすると一度に選択できます。選び終わったら、上部にある追加ボタンを押します。
③圧縮形式や保存先を好みに合わせて選ぶ
圧縮したいファイルやフォルダを右クリックして、7-Zipにカーソルを合わせ Add to archive を選びます。これで設定画面が開きます。
ウィンドウ内の Archive format から好みの形式(7z/zip/tarなど)を選び、下の Archive path で保存先フォルダとファイル名を指定します。
④OKを押して進行バーが終わるまで待つ
インストーラーの画面でOKをクリックすると、自動でファイル配置が始まります。進行バーが動いているあいだは裏で必要なファイルがコピーされているので、そのまま完了まで触らずに待ちましょう。環境によりますが、多くの場合は数十秒から1分程度で終わります。
進行中に他の操作を行うと処理が止まることがあるので、完了するまでパソコンに触らないでください。
7Zipでファイルをさっと展開するコツ

ファイルをパッと解凍したいとき、7Zipの基本操作だけではもったいないと感じることがありますよね。さくっと展開するには、いくつかのコツを押さえておくと便利です。
- 右クリックメニューを活用:エクスプローラー上でアーカイブを右クリックし、「7Zip」→「ここに展開」を選ぶだけで一瞬です。
- ドラッグ&ドロップで手早く:7Zipのウィンドウを別画面に開き、アーカイブを目的フォルダへドラッグすれば、展開先の指定なしに作業が完了します。
- コマンドプロンプトを併用:頻繁に同じ作業を繰り返すなら、
7z x ファイル名.zip -o出力先
をバッチファイルにまとめると、一発実行で解凍できます。
エクスプローラーの右クリックで即解凍

エクスプローラー上の圧縮ファイルを右クリックし、「7-Zip→ここに展開」を選ぶだけで即座に解凍できます。専用ソフトを起動せず、ファイルの中身をサクッと取り出せるので手間いらずです。
解凍先フォルダは自動で作成されるため「どこに置いたっけ?」と迷う心配もありません。初めてでも直感的に操作できるのがありがたいポイントです。
zipはもちろん7zやtarなど多彩な形式に対応しているので、複数ファイルや大容量の圧縮も一気にさばけます。日常的な作業がぐっとラクになります。
プログラマー的な裏技として、よく使う解凍先をショートカットに登録したり、既定の抽出先を変更しておくとさらにスムーズです。
①開きたいZIPを右クリックしてここに展開を選ぶ
展開したいZIPファイルをマウスの右ボタンでクリックします。
メニューからここに展開を選んでクリックします。
②展開されたフォルダーを開いて中身を確認
展開されたフォルダーを開くにはエクスプローラーで該当フォルダーをダブルクリックします。すると7z.exeや7zG.exe、ヘルプファイル7z.chm、ライセンス文書などが並んでいるのが確認できます。
ドラッグアンドドロップで好きな場所に展開

ドラッグアンドドロップを使えば、7Zip File Managerでアーカイブを開いたまま、取り出したいファイルやフォルダをそのまま好きな場所に放り込めます。別ウィンドウでエクスプローラーを開く手間が省けるので、デスクトップやプロジェクトフォルダに直接ドラッグするだけで一瞬で展開できます。
現場で試した例では、特定の設定ファイルだけ急いで取り出したいときに助かりました。手順を簡略化できるぶん、集中力を切らさずに作業を続けられます。
①ZIPを7ZipFileManagerで開く
スタートメニューまたはデスクトップのアイコンから7ZipFileManagerを起動します。
上部のアドレスバーを使い、ZIPファイルが置かれたフォルダーへ移動します。
開きたいZIPをダブルクリックすると、ファイル一覧が画面にサクッと表示されます。
②中身をドラッグしてデスクトップへ放す
7Zipで開いたフォルダ内のファイルやフォルダをドラッグしたまま、PCのデスクトップ上へ持っていきます。好きな場所でマウスボタンを放すと、そこへコピーが完了します。
大きなファイルを移動するときは進行バーが表示されるので、完了までしばらく待ちましょう。
③コピー完了表示が消えたらファイルを使う
コピー中はファイルがまだ移動中なので、右下に出る完了通知が自動で消えたのを確認してください。
そのあとエクスプローラーでコピー先フォルダを開くと、新しく追加されたファイルやフォルダが見つかります。
ここでファイルをダブルクリックしたり、使いたいアプリへドラッグ&ドロップする操作ができるようになります。
コピーが完全に終わる前に開くとデータが壊れることがあるので、必ず完了通知を待ってからアクセスしてください。
基本を押さえたらこんな応用も楽しめる

応用テクニック | こんなとき役立つ |
---|---|
パスワード付き圧縮の自動化 | 機密ファイルを送るときにワンステップで鍵をかけたい場面 |
分割アーカイブの活用 | 大きな動画やバックアップをCDサイズやUSB容量に合わせて分割したいとき |
バッチ処理で一括圧縮 | 毎朝大量のログをまとめて圧縮し、容量を節約したいとき |
自己解凍形式の作成 | 相手が7Zipを持っていなくてもダブルクリックだけで展開したいとき |
ここまでで基本の圧縮と解凍がスムーズにできるようになったら、次はこんな応用が楽しくなります。ちょっとしたひと手間で作業がラクになるうえ、プログラマーならではの工夫が光ります。
パスワード付き暗号化で安全に共有

7Zipにはパスワード付きでデータを暗号化できる機能があるので、第三者に中身を見られる心配なくやり取りできます。AES-256という強力な方式が使われていて、仕事のファイルを共有するときの安心感が段違いです。
- フォルダ丸ごと暗号化:特定のフォルダや複数ファイルをまとめてパスワード保護できます。
- AES-256の安心感:世界標準の方式なので、強固に守られています。
- 解凍も簡単:受け取った側はパスワードを入力するだけでスムーズに作業できます。
パスワードはメールと別のチャットや電話で伝えると安全性がアップします。大事なデータこそひと手間かけると安心ですよ。
①圧縮ダイアログで暗号化欄にパスワードを入力
圧縮ダイアログの「暗号化」欄にある「Enter password」と「Reenter password」に、同じパスワードを入力します。半角英数と記号を組み合わせるとセキュリティが高まるためおすすめです。
さらに「暗号化方式」のプルダウンからAES-256を選ぶと、Windows11でも安心してファイルを守れます。
②保存後パスワード入力を求められるかテスト
エクスプローラーで保存した7zファイルを右クリックし、[7-Zip]→[ここに展開]を選んでください。
パスワード入力画面が出たら、設定したパスワードを入力して[OK]をクリックします。正しく解凍できればテスト完了です。
複数ファイルを分割圧縮してメール送信

メールに複数のファイルを添付すると、容量制限に引っかかって送信できなくてヤキモキしたことはないでしょうか?7Zipの分割圧縮機能を使えば、指定したサイズごとにパーツ化できるので、送信エラーを気にせずにやりとりできます。
この方法の特徴は以下のとおりです。
- 容量制限を回避:メールサーバーの上限を超えないサイズに分けて送信できます。
- 結合もかんたん:受信側はパーツをすべて同じフォルダにまとめてダブルクリックするだけで元のファイルに戻せます。
- 自動化が楽:バッチファイルやシェルスクリプトで圧縮と分割をまとめて実行でき、大量ファイルもスムーズに処理できます。
①圧縮ダイアログで分割ボリュームサイズを設定
対象のフォルダーやファイルを右クリックして7Zip→アーカイブに追加を選ぶと、圧縮オプションのダイアログが表示されます。
ダイアログ内の分割ボリューム,バイト欄に100Mや700Mなど容量と単位を組み合わせて入力します。大容量ファイルは扱いやすいサイズに分けると安心です。
設定を確認したらOKボタンをクリックします。指定サイズごとにxxx.7z.001/xxx.7z.002のように分割ファイルが作成されます。
分割サイズを小さくしすぎるとファイルが多くなって管理が面倒になるので適度なサイズを選んでください。
②生成された連番ファイルをメールに添付
お使いのメールソフトを開いて新規メールを作成します。件名と本文は相手にわかりやすい内容にしましょう。
ファイルエクスプローラーで連番ファイルが保存されているフォルダを開いて、添付したいファイルをクリックしたままメールの添付欄にドラッグします。
複数のファイルを選ぶ場合は、Ctrlキーを押しながらそれぞれのファイルをクリックするとまとめてドラッグできるので便利です。
添付が完了したら添付欄に表示されたファイル名を確認して、漏れや順番のずれがないかチェックしてから送信ボタンを押しましょう。
コマンドラインでバッチ処理

コマンドラインで7Zipを使うと、ウィンドウを何度も開かずに一気にファイルをまとめたり、解凍したりできます。スクリプトを書けば繰り返し作業が自動化できて、手間を大幅に減らせます。
- スクリプト化:同じ圧縮や解凍作業を自動で繰り返せる
- リモート操作:サーバーや別マシンでも同じコマンドで実行できる
- ログ管理:出力をファイルに残してトラブル時にも原因が追いやすい
①PowerShellを開いて7zコマンドを入力
スタートメニューからPowerShellを選んで起動します。
7z
コマンド一覧が表示されれば7-Zipが正しく動作している証拠です。
②スクリプトに保存してワンクリック化
まずメモ帳を開いて、下記の内容をまるごとコピーしてください。
@echo off
set files=%*
if "%files%"=="" (
echo 圧縮したいファイルやフォルダーをこのバッチファイルにドラッグ&ドロップしてください。
pause
exit /b
)
"%ProgramFiles%\7-Zip\7z.exe" a "%~dp0%~n0.7z" %files%
pause
このコードは、ドラッグ&ドロップしたファイルやフォルダーを同じ場所に「元ファイル名.7z」として圧縮します。
バッチファイルを保存するときに拡張子が「.bat」になっているかを必ず確認してください。
よくある質問

7Zipがどうしてもインストールできません
- 7Zipがどうしてもインストールできません
-
よくある原因はOSのビット数が合っていないことです。Windows10/11の64ビット版なら「x64」用のインストーラを選んでみてください。ダウンロード後にインストーラを右クリックして管理者として実行するとスムーズです。アンチウイルスソフトが邪魔している場合は、一時的に無効化すると解決しやすいです。
圧縮ファイルにパスワードをかけたいです
- 圧縮ファイルにパスワードをかけたいです
-
エクスプローラー上でファイルやフォルダを選んだら右クリック→7Zip→「圧縮してメール」を開くと、アーカイブ作成ダイアログが表示されます。そこで「暗号化」欄にパスワードを入力し、AES-256を選ぶと堅牢な保護ができます。
コマンドプロンプトで7Zipを使うには?
- コマンドプロンプトで7Zipを使うには?
-
インストール時に「コマンドラインツールを追加」にチェックを入れておくと、環境変数にパスが通ります。準備が済んだらコマンドプロンプトを開いて、例えばテキストファイルをまとめて圧縮したいときは以下を入力します。
7z a archive.7z *.txt
解凍中にエラーが出るときの対処法は?
- 解凍中にエラーが出るときの対処法は?
-
パスに日本語や長いファイル名が含まれていると失敗しやすいです。フォルダ名を英数字だけにしてみると解決することが多いです。それでもエラーが出るときは、一度アーカイブを修復するコマンドを試してみましょう。
7z t archive.7z
自己解凍書庫はどう作る?
自己解凍書庫は展開用の仕組みをexeファイルにまとめた形式です。7Zip本体がなくてもダブルクリックだけで解凍できるので、相手に使い方を気にさせたくないときに便利です。
プログラマー視点だと、配布先での手間ゼロとパスワード付き書庫の自動展開など柔軟な設定がポイントです。フォルダ構造をそのまま保ったまま配りたい場面におすすめです。
圧縮率をもっと高くする設定はある?
7Zipには圧縮レベルを細かく調整できるUltraモードやLZMA2エンジン専用設定が用意されています。例えば、圧縮レベルを-mx=9にするとCPUとメモリを多めに使いながら、さらに高い圧縮率を実現できます。大きな辞書サイズやワードサイズを調整するとテキスト中心のファイルで特に効果を発揮します。
圧縮したら元ファイルは消して大丈夫?
圧縮が終わるとディスク容量がスッキリして、元のファイルを消したくなる気持ちはよくわかります。
ただし作成したアーカイブが壊れていないかをしっかり確認してから削除すると安心です。
7-Zipで作成した圧縮ファイルをダブルクリックして、フォルダ構成やファイル数が正しいか確認してください。
「テスト展開」機能を使い、一部のファイルを任意のフォルダに展開して問題なく開けるか試してみましょう。
アーカイブが正常に使えることを確認したら、元ファイルをゴミ箱に移動して構いません。
アーカイブ自体も破損している場合があるので、必ずテスト展開で正常性を確認してください。
RARも7Zipで開ける?
7ZipはRAR形式のファイルをぐんと簡単に開けます。ダブルクリックでもOKですし右クリックメニューから「7Zipで開く」を選べばさくっと中身を確認できます。
ただし、RAR形式への圧縮はできません。というのもRARは専用の方式で公式ソフトだけが対応しているんです。圧縮したいときは公式のWinRARを使うかZIP形式でまとめると安心です。
もしコマンドが好きならターミナルで7z x ファイル名.rar
と打つだけでファイルの中身を自動で展開してくれます。開発現場のちょっとした自動化にぴったりです。
アンインストールはどうやる?
パソコンから7Zipを削除したいときは、特別な準備なしにWindowsの機能だけでサクッとできるよ。アンインストール後に設定ファイルが残りやすいけど、プログラマー目線のちょっとしたコツを押さえれば後片付けもラクになるから試してみてね。
標準のアンインストール手順に加えて、設定フォルダやレジストリの残りをキレイにする方法を覚えておくと、マシンがすっきりして気持ちいいよ。
- アプリと機能からアンインストール:Windowsのスタートメニュー→設定→アプリと機能で7Zipを選び「アンインストール」をクリック
- 設定フォルダの削除:アンインストール後に「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\7-Zip」フォルダを手動で削除
- レジストリクリーニング:レジストリの残りを気にする場合はCCleanerなどのツールでスキャンして不要キーを削除
まとめ

ここまで紹介したように、7Zipをダウンロードしてインストール、日本語化と右クリックメニューの設定を済ませれば、ファイルの圧縮も解凍もスムーズに行えます。
さらにパスワード保護や分割圧縮、コマンドライン操作といったプログラマーならではの小技もマスターすれば、大量のデータ整理やセキュリティ管理が一層はかどります。
まずは身近なフォルダを一つ圧縮してみましょう。実際に手を動かすことで操作感が身について、Windowsでのファイル管理がもっと楽しくなるはずです。