windowsノートで作業中、バックアップソフトが決められずアプリを閉じた経験はありませんか。
長年の実務で磨いた失敗しない選び方を土台に、標準機能と無料ツールを組み合わせた安全設計を紹介します。時間を取られる設定作業を写真付きで細かく追えるので、途中で立ち止まる心配がありません。作業後の検証ポイントも添えています。
読みながら手元のパソコンを動かせば、わずか15分で初回バックアップが完了し、故障や誤削除にも落ち着いて対処できる環境が整います。安心できると、作業中のメモや家族写真も気軽に保存できるようになります。
Windowsバックアップアプリでデータを守るやさしい手順

大切なファイルをまるごと守りたいときは、バックアップアプリが心強い味方です。Windows標準の機能から手軽なフリーソフトまでいろいろありますが、はじめてでも迷わず選べるように、安心して使える方法をまとめました。
- Windows標準のバックアップと復元:追加ソフトを入れずにシステムイメージやファイル履歴が取れます。
- EaseUS Todo Backup:わかりやすい画面で増分バックアップもサポートしています。
- Acronis Cyber Protect Home Office:ランサムウェア対策機能付きで不正暗号化からも復旧できます。
- DriveImage XML:再起動なしでパーティションのイメージを取得できる信頼のツールです。
- Cobian Backup:差分バックアップやFTP送信に対応し、柔軟に保存先を選べます。
さらにエンジニア視点で定期スケジュールの設定やバックアップデータの整合性チェックを組み込むと、もっと安心度がアップします。
標準のバックアップと復元を使う

Windowsに標準搭載されているバックアップと復元は追加ソフト不要ですぐ使えます。システム全体のイメージ作成や指定フォルダーだけの保存ができるため、必要に合わせたバックアップが可能です。定期実行のスケジュール設定をしておくと、忙しいときでも自動で記録してくれるのも便利なポイントです。
①スタートメニューから設定を開く

画面左下のWindowsアイコンをクリックするとスタートメニューが開きます。
歯車マークの設定を選ぶと設定画面が表示されます。
②更新とセキュリティをクリックする

スタートメニューから歯車アイコンの「設定」を開き、表示された画面の左側にある更新とセキュリティをクリックします。
③バックアップタブを選ぶ
アプリの上部に並ぶタブからバックアップをクリックしましょう。ここを選ぶと、バックアップの新規作成ボタンや既存タスクの一覧が見えるので、次の設定にスムーズに進めます。
④ドライブを追加を押して保存先を指定する
設定画面のバックアップセクションで、「ドライブを追加」ボタンをクリックします。
接続済みの外付けHDDやUSBメモリ、ネットワーク共有が一覧に表示されるので、使いたいドライブを選びます。
選択したドライブが「バックアップ先」に反映されたら完了です。
ドライブが一覧に出ないときは、接続状況や電源を確認してください。
⑤今すぐバックアップを押して開始する
画面右下の今すぐバックアップをクリックすると、選んだデータの保存が始まります。進行バーがゆっくり動くので、完了までそのまま待ちましょう。
無料EaseUSTodoBackupでさくっと保存

無料で使えるEaseUS Todo Backupなら、Windows 11でもシステムイメージから大切な書類フォルダーまで、サクッとバックアップできます。操作画面がシンプルで迷いにくく、はじめてでも戸惑いません。
「自動で定期保存したい」「あれもこれも一括でまとめておきたい」というときに便利で、スケジュール機能を使えば曜日や時間を決めてバックアップをお任せできます。手動でいちいち保存する面倒をカットして、安心感を手に入れたい人におすすめです。
①公式サイトからインストーラーをダウンロードする
まずお使いのブラウザーを立ち上げてバックアップソフトの公式サイトにアクセスします。
ダウンロードページで最新のWindows版インストーラーを選び、「ダウンロード」ボタンをクリックしてください。
完了を示すメッセージが出たら、保存先フォルダーを開いてファイル名を確認しておくと安心です。
②インストーラーを実行して指示に従う
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動します。
ユーザーアカウント制御のダイアログが出たら「はい」を選んで続行します。
言語やインストール先、追加コンポーネントの選択画面で必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
表示された利用規約を読んで「同意する」を選択し、インストールを開始します。
インストールが終わったら「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
③初回起動でシステムバックアップを選ぶ
バックアップソフトを管理者権限で立ち上げると、セットアップウィザードが自動で動き出します。最初の画面でシステムバックアップを選んでください。
この設定を使うとWindows本体や隠しパーティションをまるごと保存できます。
バックアップ名はあとで見つけやすいように日付やマシン名を入れておきましょう。
Win11-Backup-20240601
のように命名するとバックアップ一覧からパッと分かります。
④保存先ドライブを指定する
「保存先」欄をクリックすると接続中のドライブ一覧が出てきます。ここでバックアップ用に使いたいドライブ(例:外付けUSBのD:ドライブやネットワークドライブ)を選んでください。
エクスプローラーを開いて、選んだドライブの空き容量がバックアップデータのサイズ以上あるか確認しておくと失敗を防げます。
保存先の容量が足りないと途中で止まります。選ぶ前に必ず空き容量をチェックしてください。
⑤スケジュールを毎週に設定する
バックアップソフトのスケジュール設定画面を開きます。
周期のプルダウンから毎週を選択してください。
バックアップを実行したい曜日と時間帯にチェックを入れます。夜間や休憩時間などPCを使わない時間帯を狙うと作業が重くなりにくいです。
最後に「保存」または「OK」ボタンを押して設定を反映すれば完了です。
⑥実行ボタンを押して完了を待つ
バックアップの設定を最終確認したら、画面右下の実行ボタンをクリックしてください。進捗バーが表示されるので、完了するまでそっと待ちましょう。
処理が終わると「完了」の表示とログファイルへのリンクが出ます。念のためログを開いてエラーがないか軽くチェックしてからウィンドウを閉じてください。
DriveImageXMLで丸ごとイメージを取る

DriveImage XMLは無料でパーティションや物理ディスクを丸ごとイメージとして保存できる頼れるツールです。Windows起動中のままバックアップできるので、再起動や停止の手間が省けます。作成したイメージは圧縮可能で、別ドライブへのクローン作成や個別ファイルの抽出にも対応しているため、環境ごとそっくりそのまま残したいときやドライブ乗り換え時に大活躍します。
経験上、大容量のHDDをイメージ化するときは事前にディスクエラーを確認しておくと安心です。このツールのイメージファイルをWindowsのファイルエクスプローラーでマウントできる機能を使えば、トラブル時に必要なファイルだけ取り出せるので非常に便利です。
①DriveImageXMLをダウンロードしてインストールする

お使いのブラウザを立ち上げて、DriveImageXMLの公式ダウンロードページにアクセスします。
「Download」ボタンを見つけたらクリックして、最新のインストーラー(.exeファイル)を保存します。
ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックして、画面の案内(「次へ」や「同意する」)に沿ってインストールを進めます。
②起動してBackupをクリックする
インストールが終わったバックアップアプリをスタートメニューから起動します。管理者権限が必要な場合は「管理者として実行」を選んでください。
アプリが立ち上がったら画面上部にあるBackupボタンを探し、クリックします。これでバックアップ設定画面へ進めます。
③バックアップするドライブを選ぶ
あらかじめUSBメモリーや外付けHDDをパソコンに接続してください。
エクスプローラーを開いてドライブ一覧を確認し、空き容量に余裕があるドライブを探します。
バックアップアプリの「バックアップ先を選択」をクリックし、先ほど接続したドライブ名(例:MyBackup)を指定します。
システムドライブ(C)を選ぶとデータが消える危険があるので外付けドライブを指定してください。
④保存先を外付けHDDに設定する
外付けHDDをUSBポートに接続して認識を確認します。次にコントロールパネルから「バックアップと復元(Windows7)」を開き、「システムイメージの作成」をクリックします。
「ハードディスク上」を選択し、▼を押して接続した外付けHDD(例:E:やF:)を指定します。正しいドライブ名を選んだら「次へ」をクリックします。
選択内容を確認し、「バックアップの開始」を押すと外付けHDDへ保存先が設定されます。
外付けHDDがNTFSフォーマットでないとシステムイメージが保存できない場合があります。
⑤圧縮オプションを選んでNextをクリックする
バックアップウィザードの画面で「圧縮オプション」欄から標準圧縮や高速圧縮、高圧縮から好みの設定を選びます。処理時間を短くしたいときは「高速」、保存容量を節約したいときは「高圧縮」を選んでください。その後、画面右下の「Next」ボタンを押して次に進みます。
高圧縮を選ぶとバックアップの処理時間が長くなる場合があります。時間に余裕がないときは標準か高速を使うと安心です。
⑥Finishを押してバックアップを開始する
すべての設定が整ったらFinishを押します。これでいよいよバックアップが動き出します。
進行状況を示すバーが表示されるので、残り時間の目安を確認しながら待ちましょう。
バックアップ中は他の大きな作業を控えると速度が安定します。
バックアップが取れたらもっと便利!応用ワザで安心アップ

バックアップが問題なく取れたら、ここからはもっと便利に安心感を高めるための応用ワザを試してみましょう。
応用ワザ | 役立つポイント |
---|---|
自動スケジュールバックアップ設定 | 指定した日時に自動でバックアップを実行できるので、保存忘れを防げます。 |
クラウドストレージ連携 | OneDriveやGoogle Driveに直接データを同期して、ローカルのトラブルが起きても復元が簡単です。 |
バックアップイメージの暗号化 | パスワードをかけてイメージファイルを守れるので、大事なデータ流出を防ぎます。 |
差分バックアップ利用 | 前回からの変更部分だけを保存するため、ストレージを節約しつつ履歴を残せます。 |
ネットワークフォルダへの保存 | 社内NASや別PCの共有フォルダを指定すれば、複数箇所にバックアップを保管できます。 |
毎日自動でバックアップして忘れない

毎日のバックアップを手動で行うのは意外と面倒に感じるものです。Windowsのバックアップ機能や EaseUS Todo Backup のスケジュール設定を活用すれば、毎日自動でバックアップが実行され、大切なデータを忘れずに守れます。
具体的には、バックアップ対象のフォルダーやドライブを選んで、実行時刻を指定するだけです。夜間や休憩時間などパソコンを使わないタイミングに設定しておくと、作業の邪魔になりませんし、バックアップの抜け漏れも防げます。
タスクスケジューラでEaseUSTodoBackupのジョブを設定する
Windowsキーを押して「タスクスケジューラ」と入力し、表示されたアプリをクリックします。
右側の「基本タスクの作成」をクリックし、名前に「DailyBackup」など分かりやすい名前を入力して「次へ」を押します。
「毎日」を選んで「次へ」。バックアップを行いたい時刻を入力し「次へ」を押します。
「プログラムの開始」を選び「次へ」。プログラム/スクリプト欄にインストール先のTodoBackup.exe
をフルパスで指定します。
「引数の追加」欄に/p "C:\BackupPlans\DailyPlan.pbx"
のように、保存したバックアッププランファイルのパスを入れて「次へ」を押します。
内容を確認し「完了」をクリックします。これで毎日指定時刻に自動バックアップが開始されます。
注意:パスにスペースが含まれる場合は必ず引用符で囲んでください。
バックアップ完了メールを自分宛てに送信する
使っているバックアップアプリを起動して、画面右上の設定アイコンをクリックします。設定画面が表示されたら「通知」や「メール通知」の項目を選択してください。
メール通知に使うSMTPサーバのアドレス、ポート番号、アカウント情報を正しく入力します。Gmailを使う場合はsmtp.gmail.com、ポート587、SSL/TLSを選んでください。
宛先に自分のメールアドレスを入力し、テスト送信ボタンを押してみましょう。試験メールが届けば設定完了です。そのまま保存してバックアップスケジュールを動かしてください。
SMTP情報が間違っていると通知が来ないので、コピペではなく手入力して確認してください。
クラウドに複製して場所を選ばず復元

データをクラウドに自動でコピーしておくと、パソコンが手元になくても別の場所からサクッと復元できます。インターネットさえつながっていれば、旅行先やカフェでも自分の大事なファイルを呼び戻せるので、急なトラブルでも慌てずに済みます。
OneDriveやGoogleドライブの無料プランに少し手を加えるだけで、バックアップ専用フォルダを置けるようになります。加えてプログラマーらしい裏ワザとして、同期対象のフォルダを細かく絞り込むと、無駄な通信量を減らせるのでおすすめです。
OneDriveフォルダを保存先に指定する
スタートメニューの検索で「バックアップ」と入力し、使っているアプリ(例:バックアップと復元やEaseUS Todo Backup)をクリックして起動してください。
アプリ内の「保存先」「バックアップ先」「ターゲットフォルダー」などのボタンを探してクリックしてください。フォルダー選択ダイアログが開きます。
フォルダー選択で C:\Users\<ユーザー名>\OneDrive\
を開き、バックアップ用に使う場所を選んでください。
OneDrive内で右クリック→「新規フォルダー」を選び、たとえば「Backup」など分かりやすい名前を付けて選択します。
選択を確定したらアプリの画面で「開始」や「実行」をクリックし、OneDriveフォルダへのバックアップをスタートさせてください。
初回同期が終わったらスマホでも復元テストをする
初回の同期が完了したら、パソコンだけでなくスマホからもきちんと復元できるか確認しておくと安心です。
ご利用のバックアップサービス(例:OneDriveやDropboxなど)の公式アプリをスマホにインストールして起動します。アプリ画面から「復元」や「ファイルを開く」といったメニューをタップして、復元用の一覧を表示しましょう。
同期を終えたばかりのバックアップ日時を確認して、そのデータをタップします。自動的に端末へダウンロードが始まるので、終了まで待ちましょう。
ダウンロードが終わったら、ファイルを開いて画像や文章の文字化けがないか確認しましょう。問題なく表示されていればスマホからの復元テストは完了です。
Wi-Fi環境で行うとモバイル通信量を節約できます。
ランサムウェア対策として非表示フォルダに保存

ランサムウェアに狙われやすいのは、みんなが普通にアクセスできるフォルダです。非表示フォルダにバックアップを置くと、通常の操作やマルウェアの自動スキャンから隠せるため、暗号化リスクを下げられます。
エクスプローラーの初期設定では隠しフォルダが見えないので、慌てずにバックアップファイルを守りつつ、復元時は「表示」からサクッとアクセスできます。平常時は安心して見えないまま保存しておきましょう。
アクセス権を自分だけに設定したフォルダを作る
エクスプローラーを開いたら、保存先のドライブやフォルダーを表示します。
空いているスペースを右クリックして「新規作成」→「フォルダー」をクリックします。わかりやすい名前を付けてください。
作成したフォルダーを右クリックして「プロパティ」を選び、「セキュリティ」タブを開きます。
「編集」を押して、自分のユーザーアカウントを選択します。もしリストにない場合は「追加」からアカウント名を入力して追加します。
他のユーザーやグループのチェックを外し、フルコントロールの許可だけを自分のアカウントに付与します。
最後に「適用」をクリックして設定を反映させれば、ほかのユーザーはフォルダーを開けなくなります。
Acronisのアクティブプロテクションをオンにする
タスクバーのスタートボタンをクリックしてAcronis Cyber Protect Home Officeを起動し、右上の歯車アイコンを選びます。
左側メニューのアクティブプロテクションをクリックして表示されたスイッチをオンにし、緑色になったら設定完了です。
よくある質問

- バックアップでまずどんなファイルを残せばいいですか?
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最初に大事なのは写真や文書など自分で作ったファイルです。プログラミング中のソースも同じです。個人的な体験から、まず「ドキュメント」「ピクチャ」「デスクトップ」フォルダーを丸ごとバックアップしています。これだけで万一のときに慌てずに済みます。
- バックアップはどれくらいの間隔で取るのがいいですか?
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普段の作業頻度に合わせるといいです。文章やコードを毎日更新していれば「毎晩自動」で。週に数回しか触らないなら「週1回」で十分です。実際に自動設定しておくとつい忘れても安心です。
- 外付けHDDとクラウド、どちらに保存すればいいですか?
-
外付けHDDは大容量を安く確保できてシステムイメージにも向いています。一方クラウドはネット環境があればどこでも復元できるのが強みです。私の場合はシステムイメージはHDDへ、個別ファイルはOneDriveなどクラウドへ分けて使っています。
- 「増分バックアップ」と「差分バックアップ」は何が違いますか?
-
増分バックアップは前回から変わった部分だけを毎回追加します。差分バックアップは最初のバックアップ以降で変わった部分をまとめて保存します。実体験では、時間を短く済ませたいなら増分、復元時の手間を減らしたいなら差分がわかりやすいと感じました。
- いざというときの復元で失敗しないコツはありますか?
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復元前にバックアップデータを一度「リードオンリー」で参照してみると安心です。ファイルが壊れていないか確認できるので、本番復元に入る前にミスを防げます。実際に書き換えないでチェックできる手順を用意しておくと動揺せずにすみます。
バックアップにどれくらい時間がかかる?
バックアップにかかる時間は保存するデータ量やドライブの速度、さらにフルバックアップと増分バックアップのどちらを使うかで変わります。
たとえば最初のフルバックアップではすべてのデータをコピーするため、SSDなら100GBで20分前後、HDDなら40分から1時間程度かかることもあります。一方、増分バックアップは変更点だけを記録するので、10分以内で終わることがほとんどです。
作業中はほかのアプリをゆるやかに動かしつつ、夜間や休憩時間に実行すると体感的にもスムーズです。実際の所要時間は最初に試してみるとつかみやすくなります。
外付けHDDとUSBメモリどちらがいい?
外付けHDDは大きな写真や動画をまるごとバックアップしたいときに助かります。容量数TBクラスが手頃な価格で手に入り、連続して保存しても安心して使えるところが魅力です。
一方USBメモリは、ちょっとした資料やドキュメントを持ち運ぶときにぴったりです。サイズが小さく電源いらずでパソコンに差すだけなので、出先でのデータ確認や一時的な受け渡しに便利です。
どちらを選ぶかは保存したいデータの量と使い方で決めるといいでしょう。たっぷり保存したいなら外付けHDD、手軽に持ち運びたいならUSBメモリがおすすめです。
保存先がいっぱいになったらどうすればいい?
バックアップ先のディスクがいっぱいになると新しいデータを守れなくて不安になりますが、慌てずに対処しましょう。まずは古いバックアップの整理をして不要なイメージや重複ファイルを削除すると、かなりの空き容量が作れます。
それでも足りない場合は、外付けHDDやUSBメモリ、ネットワークドライブなど別の保存先を割り当てるのがおすすめです。さらに差分バックアップやクラウド同期を活用すれば、バックアップファイルのサイズを抑えながら確実にデータを守れます。
バックアップ中にパソコンを使っても大丈夫?
バックアップ中は基本的に作業を続けても大丈夫です。最新のWindowsバックアップアプリなら、コピー処理を裏で進めてくれるため、ブラウザやメールソフトをそのまま使えます。
ただし、初めてのフルバックアップではディスクアクセスが増えて画面操作がもたつくことがあります。軽いテキスト入力やウェブ閲覧なら問題ありませんが、大きなファイルの編集や動画の書き出しは、バックアップが終わってからにしたほうがスムーズです。
エンジニアのコツとして、バックアップ設定でCPU使用率の制限
やI/O優先度
を少し下げておくと、普段の作業に与える影響をぐっと抑えられますよ。
復元するときにパーティションはそのまま?
パーティションの扱いは選ぶバックアップ方法でちょっと違ってくるんですよ。
システムイメージ(まるごとコピー)で復元するとパーティションごと元に戻るので、新しいドライブでも同じ区画がそのまま復活します。一方、ファイル単位で復元するとパーティションは触らずに必要なデータだけ書き戻せるので、今の区画を変えずにすみます。このあたりは大事なので、使うソフトの復元画面で「ドライブ全体」「フォルダ」どちらを選ぶか確認しておくと安心です。
まとめ

大切なファイルやシステムを守るための手順は次の通りです。
- バックアップ方法を選ぶ:Windows標準機能や専用アプリを利用します。
- 保存先を決める:外付けドライブやクラウドストレージを用意します。
- スケジュールを設定する:自動で定期的にバックアップが取れるようにします。
- 動作を確認する:復元テストをして正しくデータが戻るか確かめます。
- 応用設定を活用する:増分バックアップや暗号化オプションを有効にします。
これで日々のデータ消失の不安を軽減できます。安心してWindowsライフを楽しんでください。