初めて使うパソコンにインターネットがつながらず、microsoftのサイトからedgeを取り寄せられずに、オフラインインストーラーの方法がわからず途方に暮れていませんか?
オフライン環境でもブラウザーを整える手軽な道筋として、USBメモリーに必要なセットアップファイルを保存し、対話形式のインストーラーで安全に導入する手順をまとめています。経験で得たつまずき予防のポイントも交え、準備から複数台への一括展開まで迷わず進められるようにします。
安心して次へ進めるために、これから示す流れを一つずつ試して、快適な環境を整えてください。作業後に再起動して動作を確認するまでが大切です。
MicrosoftEdgeオフラインインストーラーを準備してセットアップする手順

ネットにつながらないパソコンにも最新のEdgeを入れたい場面ってありますよね。オフラインインストーラーなら、必要なファイルをあらかじめダウンロードしておくだけでサクッと導入できます。
- Edgeオフラインインストーラーの種類を選ぶ:Windows10/11向けかつ、x86/x64/Armなど実機に合うビルドを選択
- Microsoft公式サイトからダウンロード:一般向けStable版か、企業向けEnterprise版か目的に合わせて取得
- ハッシュ値を確認:ダウンロード後にSHA256の値をチェックしてファイルの安全性を担保
- オフラインPCにコピー:USBメモリや社内共有フォルダを使ってインストーラーを移動
- 管理者権限でインストール:オフラインPC上でダブルクリック実行し、完了まで待機
注意点:社内で複数台に配布するなら、同じバージョンのインストーラーをまとめて管理しておくとバージョン差異によるトラブルを防げます。
ダウンロード編公式サイトから入手する

Microsoft Edgeをいつでもピカピカの最新バージョンで使いたいなら、Microsoft公式サイトからダウンロードするのがいちばん安心です。サイトが自動でお使いのOSに合ったインストーラーを選んでくれるので、どれを選べばいいか迷う心配がありません。
公式版のインストーラーには32bit/64bitの判別機能や日本語パックが組み込まれているので、ダウンロードして実行するだけでスムーズに日本語表示のEdgeが立ち上がります。ネットにつながる環境さえあれば数分で完了する手軽さも嬉しいポイントです。
プログラマーならではのお役立ちポイントとして、公式サイトではオフライン用の.msiファイルも配布されています。大勢のパソコンに一括導入したいときや、スクリプトで自動インストールを組みたいときはこちらをチョイスすると作業がグンと楽になります。
①MicrosoftEdgeの企業用ダウンロードページを開く
まずはMicrosoftの公式サイトにアクセスしましょう。ブラウザのアドレスバーにhttps://www.microsoft.com/edge/business/downloadと入力してEnterキーを押します。
新しいタブで企業向けのダウンロードページが表示されます。このページからオフラインインストーラーを取得できます。
②チャネルとビルドを選び言語を日本語にする
インストーラーのダウンロード画面で、まず安定版チャネルを選びます。
次に、パソコン環境に合わせてx64(一般的なWindows PC)かARM64(ARM搭載機)を選択します。
最後にプルダウンから日本語を選ぶと、日本語パックが含まれたオフラインインストーラーが取得できます。
ARM版とx64版を間違えるとインストールが途中で止まることがあるので、システムのビット数を必ず確認してください。
③ダウンロードボタンを押して保存を選ぶ
画面に表示されているダウンロードボタンをクリックします。続けて表示されるメニューから「保存」を選んでください。
ファイル名を確認して、わかりやすい名前にするとあとで探しやすくなります。特に同じフォルダーに似た名前のファイルがあるときは、日付やバージョンを付け加えると便利です。
保存先がデフォルトで「ダウンロード」になっています。別の場所に保存したいときは「参照」から目的のフォルダーを指定しましょう。
④保存先にUSBメモリーを指定する
ダウンロードダイアログで「保存先」を押し、接続済みのUSBメモリーを選びましょう。
ドライブ名(例:E:)が正しいかをよく確認すると、意図しない場所に保存する事故を防げます。
⑤完了メッセージを確認してファイルを閉じる
インストーラー画面に「Microsoft Edgeが正常にインストールされました」と表示されたら導入は完了です。
「終了」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じてください。
使い終わったオフラインインストーラーはダウンロードフォルダーから削除するとディスクの無駄がなくなります。
インストール編オフライン状態で実行する

ネットワークにつながっていない環境でもEdgeをさくっと導入したいときは、オフラインインストーラーが心強い味方になります。ダウンロード済みのインストーラーファイルさえあれば、そのまま実行するだけでEdgeがセットアップできるので、事前にパッケージを用意しておけば場所や時間を選ばずに作業を進められます。
- オフライン対応:インターネット接続がなくてもインストール可能。
- 複数台への展開が簡単:同じインストーラーを社内共有フォルダに置いて繰り返し利用できる。
- 閉域環境でも安心:ファイアウォールや制限が厳しいネットワーク下でも問題なくセットアップできる。
①USBメモリーをEdgeを入れたいPCに挿す
Edgeのオフラインインストーラーを保存しているUSBメモリーを、使いたいパソコンのUSBポートにしっかり差し込みます。ホコリが気になるときは先に軽く拭いておくと安心です。
②エクスプローラーでセットアップファイルを開く
Windowsキー+Eを押してエクスプローラーを立ち上げます。
左側メニューからDownloads(ダウンロード)フォルダーを探してクリックします。
リストに並ぶファイルの中からMicrosoftEdgeSetup.exeをダブルクリックします。
ユーザーアカウント制御が出たら「はい」を選んで進めてください。
③ユーザーアカウント制御の許可をクリックする
「ユーザーアカウント制御」画面が開いたら、表示されたダイアログの中央にあるはいをクリックします。ダイアログが隠れているときは、タスクバーのインストーラーアイコンをクリックして前面に出してください。
④インストールが終わるまで待つ
インストールが始まると進捗バーや「完了まであと○○秒」といった表示が出ます。そのまま中断せずに待ちましょう。
オフラインインストーラーならネット速度に左右されずスムーズに進みますが、ディスクの書き込み速度で時間が変わることがあります。
⑤デスクトップのEdgeアイコンをダブルクリックして起動する
デスクトップにある雲のような形のアイコンを探しましょう。
見つかったアイコンをダブルクリックすると、Edgeがぱっと立ち上がります。
もしアイコンが見当たらないときは、スタートボタンから「Microsoft Edge」を探してダブルクリックしてください。
オフラインインストーラーで広がる便利ワザ

インターネット接続なしでも活躍するオフラインインストーラーの応用技をまとめました。現場や社内で手軽に運用できる便利ワザをぜひ活用してください。
応用技 | 活用シーンとメリット |
---|---|
複数端末への一括配布 | ネットワークの状態に左右されずにインストールを完了できるため、現地作業でも安心して展開できる。 |
カスタム設定のプレインストール | レジストリ設定や拡張機能を事前に組み込んだパッケージで、初回起動から最適化された状態を届けられる。 |
社内向けパッケージ作成 | 企業ポリシーに合わせたカスタムビルドを用意することで、セキュリティルールを守りつつ簡単に配布できる。 |
バージョン管理とロールバック | 過去バージョンを手元に置いておくことで、不具合発生時でも素早く切り戻しが可能になる。 |
複数台PCにまとめてインストールする

ネットワークにつなげにくいオフィスやたくさんのPCをまとめて準備したいとき、オフラインインストーラーを共有フォルダーやUSBメモリに置いておくと便利です。ダウンロードは一度でOKなので、インターネット回線を節約しながら複数台へサクッと導入できます。
- 同じバージョンを全台へ均一に展開できる
- ダウンロード回数を減らして回線負荷を軽減できる
- USBメモリや社内サーバーから簡単に実行可能
エンジニア目線では、インストーラーの保存先にフォルダー名でバージョン管理をしておくとあとで迷わずにアップデートできます。
USBメモリーを順番に挿してセットアップファイルを実行する
あらかじめ準備したUSBメモリー①(MicrosoftEdgeSetup.exe
が入ったドライブ)をパソコンに挿します。最近の機種なら前面のUSB3.0ポートが便利です。
エクスプローラーでドライブを開いてMicrosoftEdgeSetup.exe
をダブルクリックします。ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」を選んでください。
インストーラーが起動すると追加のファイルを要求されます。メッセージが出たらUSB①を抜いてUSB②(サポートファイルが入ったドライブ)に差し替えます。
自動で読み込まないときはエクスプローラーからUSB②を開き、指定されているフォルダ(たとえばEdgeOffline
)を選んで「開く」をクリックします。
これでインストールが再開し、最後まで進むとMicrosoft Edgeが無事にPCに導入されます。
差し替え時はOSに認識されるまで少し待ってから操作してください。抜き差しを急ぐと読み込みエラーの原因になります。
インストール後に同じバージョンで動作をそろえられる
オフラインインストーラーを使うと、インストール後にどのマシンでも同じEdgeバージョンで動かせるから安心です。
公式サイトから同じバージョンのオフラインインストーラーをダウンロードし、USBメモリや共有フォルダーにまとめておきます。
保存したインストーラーを他のPCにコピーし、右クリックから管理者として実行してインストールします。
Edgeを起動し、アドレスバーにedge://versionと入力して、表示されたバージョン番号がそろっているかチェックします。
異なるバージョンのインストーラーを混在させるとそろえられないので注意してください。
ネット接続が制限された環境でアップデートを管理する

社内ネットワークが厳しくてインターネットに直接アクセスできない環境では、オンラインアップデートがつらいですよね。そんなときには、オフラインインストーラーを活用して更新ファイルをまとめて配布すると安心です。
具体的には、最新版のEdgeオフラインインストーラーをファイルサーバーに置いておき、各PCから共有フォルダを参照して手動またはスクリプトでアップデートを実行します。これならネットワーク制限を気にせず、いつでも簡単にバージョン管理ができます。
- ネットワーク負荷が低い:まとめてダウンロードできるので帯域を効率的に使える
- バージョン統制が楽:社内共有フォルダに置くファイルを最新版だけに絞れる
- スクリプト自動化が自在:PowerShellでバージョンチェックから更新まで一連の流れを組める
最新オフラインパッケージを別PCで定期的にダウンロードする
インターネットに接続可能な別PCでMicrosoft Edgeのエンタープライズ向けダウンロードページを開きます。
「Stableチャネル」「Windows用」「オフラインインストーラー」を選んでダウンロード先を「C:\EdgeOffline」などに指定してください。
メモ帳などで次の一行をコピーして download_edge.ps1
として保存します。
Invoke-WebRequest "https://msedge.azureedge.net/<バージョン番号>/MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi" -OutFile "C:\EdgeOffline\MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi"
タスクスケジューラで「基本タスクの作成」を選び、毎週など任意の頻度でこのスクリプトを実行するように設定してください。
URLの<バージョン番号>はリリースごとに変わるためダウンロード前に公式ページで最新版を確認してください。
更新したいPCに持ち込み上書きインストールする
更新したいPCと相性の良い容量1GB以上のUSBメモリを用意し、必要ならデータを別の場所へ退避しておきます。
別のPCでMicrosoft公式サイトからEdgeオフラインインストーラー(Windows用x64など)をダウンロードし、USBメモリへコピーします。
更新先のPCにUSBメモリを差し込み、エクスプローラーでUSB内の「MicrosoftEdgeSetup.exe」をダブルクリックして起動します。
表示された画面で「同意してインストール」をクリックすると既存のEdgeが自動で上書きされるので、そのまま完了を待ちます。
よくある質問

インターネット接続が不安定な環境でもオフラインインストーラーは使えますか?
- インターネット接続が不安定な環境でもオフラインインストーラーは使えますか?
-
はい、使えます。実際に自宅のWi-Fiが途切れがちな環境で試したところ、ダウンロード済みのオフラインインストーラーをUSB経由で問題なく動かせました。途中で接続が切れても再度ネットにつなぐ必要がないので安心です。
同じオフラインインストーラーを複数のPCに使っても大丈夫ですか?
- 同じオフラインインストーラーを複数のPCに使っても大丈夫ですか?
-
大丈夫です。同じOSバージョン(Windows10または11、32bit/64bit)であれば、1つのインストーラーファイルをネットワーク経由やUSBメモリでコピーして複数台に適用できます。現場で数台一気に入れたいときに便利でした。
インストール後の自動アップデートはどうすればいいですか?
- インストール後の自動アップデートはどうすればいいですか?
-
Windows Updateを利用すると自動で最新バージョンに更新されます。社内ネットワークで一括制御したい場合はグループポリシーでEdgeの更新ポリシーを設定すると、定期的に社内サーバーから配布して自動更新できます。
アンインストールしたいときはどうすればいいですか?
- アンインストールしたいときはどうすればいいですか?
-
設定>アプリ>アプリと機能から「Microsoft Edge」を選んで「アンインストール」をクリックすると削除できます。エッジはOS標準のコンポーネントなので、完全に消すとWindows Updateで再インストールされる点に注意してください。
ダウンロードページが英語表記になったときはどうする?
Edgeダウンロードページが英語になってしまうと、初めて見る画面に戸惑いますよね。この現象はMicrosoftの地域設定が英語圏として認識されたときに起こります。
日本語ページにさくっと切り替える方法を知っておくと便利です。
- ページ内の言語メニュー:画面最下部の「Language」から「日本語」を選ぶだけでOKです。
- URLにパラメーター追加:アドレスバーの末尾に「?mkt=ja-jp」をつけてEnterキーを押します。
- 日本版公式サイトを直接開く:ブラウザにhttps://www.microsoft.com/ja-jp/edge を入力してアクセスします。
32bitと64bitのどちらを選べばいい?
まず、ほとんどの最新パソコンでは64bit版を選ぶと安心です。64bit版はメモリをたくさん使えるので、ブラウザでタブを同時にたくさん開いても動きがなめらかになります。
一方で、古めの端末やメモリが2GB程度しか搭載していない場合は、インストールファイルが軽く動作要件が低い32bit版がおすすめです。ただし、今後も長く快適に使いたいなら、できるだけ64bit対応機種への移行を検討すると良いでしょう。
インストールが途中で止まったらどうすればいい?
インストールが途中で止まってしまうと心配になりますよね。まずはタスクマネージャーを開いて「MicrosoftEdgeインストーラー」や「msiexec.exe」が残っていないか確かめてください。もし見つかったら右クリックで「タスクの終了」を選んで一度止めましょう。そのあとインストーラーを右クリック→「管理者として実行」で起動するとスムーズに進むことがあります。それでも途中で止まる場合は、インストーラーを再度ダウンロードして破損を防いだり、一時的にウイルス対策ソフトをオフにしてみると解消しやすいですよ。
古いEdgeを残したまま新しいバージョンを入れて大丈夫?
はい、大丈夫です。オフラインインストーラーで新しいStable版を入れると、自動で既存のEdgeを上書きしてくれます。ユーザープロファイルやお気に入りはそのまま残ります。
USBメモリーが無い場合は他の方法がある?
USBメモリーが手元になくても大丈夫です。たとえば外付けHDDやSDカードにオフラインインストーラーを保存すればUSBメモリーと同じように使えますし、ネットワーク共有フォルダーを利用すればLAN経由で配布することもできます。
クラウドストレージサービスを活用すると、インターネット接続が復旧したタイミングで自動的にファイルを同期できるので、別の拠点や在宅勤務中のパソコンとも簡単に共有できます。スマートフォンをOTGケーブルで外部ストレージ化して一時的にファイルを移動する方法も役立ちます。
経験上、ネットワーク共有は大容量ファイルを配布するときに安定感が高いので、自宅LANや社内LANが整っているなら優先的に検討すると安心です。
まとめ

お疲れさまでした。オフラインインストーラーを使えば、ネットが届きにくい場所でもMicrosoftEdgeをしっかり導入できます。
ここまでの流れをまとめると①インストーラーの種類選び→②ダウンロード→③管理者権限で実行→④初期設定の確認、の順番でした。
順番どおりに進めると、初めての方でもインストール中に迷わず進められるはずです。
これでネット環境を問わず最新のEdgeが使えるようになりました。新しいブラウジング体験を思いきり楽しんでくださいね。