Windowsで作業中にエクスプローラーが急に固まると、大事なファイルが無事かどうか不安になりますよね。
経験に基づく手順を踏めば再起動せずに反応を取り戻せるうえ、原因を切り分けて同じ症状を繰り返さないようにできます。タスクマネージャーの操作やキャッシュの掃除など、慣れていない方でも迷わないように画面の位置やボタンの名前まで示しているため、読みながら進めるだけで十分です。
作業を中断せずに済む快適な環境が戻るよう、まずは最初のステップから順に試してみませんか。手元のPCがすぐに軽くなる感覚を味わいながら、自分に合った予防策まで身につけられます。
これで動くよ!エクスプローラーが固まるときのやさしい手当て

エクスプローラーが突然固まるとパソコンを触るたびにドキドキするよね。でも大丈夫。このやさしい手当てを順に試せば、またファイル操作がスムーズに戻ってくるから安心してね。
- タスクマネージャーから再起動:タスクマネージャーで
Explorer.exe
を終了し、新たにプロセスを起動してみよう。 - サムネイルキャッシュをクリア:キャッシュが肥大化すると読み込みが遅くなることがあるから、ディスククリーンアップで削除する。
- プレビューウィンドウをオフ:エクスプローラーの「表示」タブからプレビューウィンドウを無効にして動作を軽くする。
- 拡張シェルを無効化:ShellExViewなどでサードパーティ製のシェル拡張を整理すると相性問題を避けられる。
- ドライバー更新:グラフィックドライバーが古いとUI描画で固まることがあるため、最新バージョンにアップデートする。
- システムファイルチェック:Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で開き
sfc /scannow
を実行してファイルの整合性を確認する。
プログラマーならではのワンポイントアドバイス:Process Explorerでプロセスツリーやモジュールの読み込み状況を見ながら再起動すると、原因の特定がぐっと速くなるよ。
タスクマネージャーでぱぱっと再起動

タスクマネージャーを使ったエクスプローラーの再起動は、エクスプローラーが固まったときに一番手軽な方法です。画面がフリーズして操作が戻らない瞬間でも、数クリックでExplorerをリフレッシュして、作業を続けられることが多いです。
- 素早く起動:Windowsキー+Shift+Escでタスクマネージャーがすぐ開く
- シンプル操作:Explorerを選んで右クリック→再起動で完了
- 作業継続:フル再起動しないから開いているアプリへの影響がほぼない
- 手間いらず:管理者権限不要で、初めてでも迷わず実行できる
①タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を開く
画面下部のタスクバー(アプリのアイコンが並ぶ帯)の空いている部分をマウスの右ボタンでクリックします。表示されたメニューからタスクマネージャーを選択してください。
右クリックが反応しない場合は、CtrlキーとShiftキーとEscキーを同時に押すとすぐに起動できます。
②詳細表示に切り替えて「エクスプローラー」を探す
タスクマネージャーがコンパクトビューのときは、左下の詳細(D)をクリックしてください。プロセスの全体が見える画面に切り替わります。
上部タブの詳細を選び、列見出しの「名前」を一度クリックするとアルファベット順に並び替えられます。これでexplorer.exeが見つけやすくなります。
③右下の再起動ボタンを押す
タスクマネージャーで「エクスプローラー」を選んだ状態のまま、画面右下にある再起動ボタンをクリックします。これでエクスプローラーが一度シャットダウンして、自動的に再起動します。
④画面が一瞬暗くなり元に戻ったら確認する
キーボードでWindowsキー+Ctrlキー+Shiftキー+Bキーを同時に押します。
画面が暗くなって元に戻ったら、Explorerの反応が改善しているか確認しましょう。
履歴とキャッシュをお掃除して軽くする

エクスプローラーの履歴やキャッシュは知らないうちに増えて、開くたびに余計な処理が走ってしまいます。たまったデータをすっきり消すとフォルダー間の移動が軽くなるので、もう固まる心配なしです。
掃除方法にはWindows標準のディスククリーンアップや、エクスプローラーのオプションから履歴クリアを行う方法があります。どちらも難しくないので、数分でサクッと実行できて気分も爽快です。
①エクスプローラーを開いて「表示」タブからオプションを選ぶ
まずエクスプローラーを開きます。タスクバーのフォルダアイコンをクリックするか、WinキーとEキーを同時に押すとすぐに開きます。
画面上部のメニューから表示タブをクリックしてください。タブ内の右端にあるオプションを選ぶとフォルダーオプションのウィンドウが表示されます。
②全般タブで「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」のチェックを外す
エクスプローラーの上部にある「表示」タブをクリックして「オプション」を選び、「フォルダーオプション」ウィンドウを開きます。
「全般」タブ内にある最近使ったファイルをクイックアクセスに表示するのチェックを外し、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
③プライバシー欄の「クリア」を押す
プライバシー欄にはファイルの閲覧履歴や検索履歴がたまります。これがたまるとエクスプローラーの動きが重くなることがあるため、クリアボタンで不要な情報をまとめてリセットしましょう。
「クリア」ボタンを押すと閲覧履歴や検索履歴が一括で消去され、キャッシュがリフレッシュされます。
クリアすると「最近使ったフォルダー」一覧も消えるので、よく使うフォルダーは事前にピン留めしておくと安心です。
④OKで閉じてエクスプローラーを再起動する
レジストリエディターの変更を確定させるために「OK」を押してダイアログを閉じたあと、Windowsエクスプローラーを再起動します。
編集したキーを確定させるには「OK」をクリックします。これでレジストリの設定が保存されます。
Ctrl+Shift+Escキーでタスクマネージャーを開き、「プロセス」タブから「Windowsエクスプローラー」を探します。右クリックして「再起動」を選ぶと、エクスプローラーが再起動して設定が反映します。
シェル拡張をチェックして悪さを止める

エクスプローラーが特定のフォルダを開くときだけ固まる場合は、背景で動いているシェル拡張(右クリックメニューやアイコン表示の追加機能)が原因かもしれません。
シェル拡張をチェックすると、問題を起こしているプラグインを見つけやすくなります。たとえば、NirSoftの「ShellExView」を使うと、どの拡張がどんな動きをしているか一覧で眺められます。
自分の環境で動かしてみて、無効にしても大丈夫だった拡張だけをまとめてオフにすれば、迷わず安全に邪魔モノを停止できます。
この方法は、エラーやログを追いかけるよりも直感的ですぐに症状を改善しやすいのが大きなメリットです。
①「ShellExView」をダウンロードして起動する
公式サイト(NirSoft)にアクセスして、ShellExViewのZIPファイルをダウンロードします。ダウンロード完了後、好きなフォルダに解凍して、中の実行ファイル(ShellExView.exe)をダブルクリックして起動してください。
ダウンロードしたファイルは未知の発行元として警告される場合があります。そのときはファイルを右クリック→プロパティ→全般タブで「ブロックの解除」にチェックを入れてから実行してください。
②Type列でContextMenuだけを並べ替える
ShellExViewを開いたら、上部のType列のヘッダーをクリックします。これでTypeごとに並び替えられ、ContextMenuハンドラだけがまとまって表示されます。
③怪しい項目を右クリックしてDisableにする
無効化したい項目を見つけたら右クリックしてDisableを選びます。アイコンがグレーアウトすれば無効化されたサインです。
対象のプログラム名やベンダー名を確認して、本当に不要なものだけDisableにします。
④エクスプローラーを再起動して様子を見る
Win+Xキーを同時に押してタスクマネージャーを開きます。
「プロセス」タブで「Windowsエクスプローラー」を探して右クリックし「再起動」を選びます。
数秒待つとエクスプローラーが再起動し、デスクトップやタスクバーが一旦消えたあと元に戻ります。
開いているフォルダーウィンドウが一時的に閉じることがありますが慌てずに待ってください
WindowsUpdateで安定パッチを入れる

WindowsUpdateで最新の安定パッチをあてると、エクスプローラーの動作に関わる不具合修正が自動で適用されます。パッチには起動時やファイル操作時の強制終了を抑える修正が含まれているので、手間なくトラブルを解決したいときに頼れる方法です。
特にシステム全体の更新を怠っていると、古いドライバーやセキュリティパッチのズレが原因でExplorerが固まるケースが多いです。WindowsUpdateを定期的に実行しておくことで、安定した状態をキープしやすくなります。
①スタートボタンをクリックして設定を開く
画面左下のWindowsロゴのスタートボタンを左クリックします。
表示されたメニュー内にある歯車アイコンの「設定」をクリックして設定画面を起動します。
②WindowsUpdateを選ぶ
設定画面が開いたら、画面左側にあるメニューからWindows Updateをクリックしてください。更新プログラムの確認やインストールができる画面に切り替わります。
③更新プログラムの確認を押す
「Windows Update」の画面で、画面中央にある更新プログラムの確認ボタンを押してください。これで最新の修正プログラムがないか自動でチェックが始まります。
チェック中はしばらく待ちましょう。進行状況が長時間止まっているように見えても、裏で通信している場合があります。30分以上かかる場合はネット接続を一度オフにして再接続すると改善することがあります。
④完了後に再起動して動作を試す
画面左下のスタートメニューをクリックし電源アイコンから「再起動」を選びます。再起動が完了したらエクスプローラーを開いて固まらずスムーズに動くか確かめてください。
再起動前には開いているファイルやアプリを必ず保存してから操作してください。
新しいユーザープロファイルで動作を確認する

新しいユーザープロファイルを作ると、既存の設定や一時ファイルがいっさい影響しないきれいな環境でExplorerを動かせます。これによって「Windows全体の問題か」「今使っているアカウントだけの問題か」をサクッと切り分けられます。
この方法は、ほかのトラブルシュートを試してもExplorerが固まるときに役立ちます。元のアカウントはそのまま残るので、いつでも戻せて安心です。
もし新しいアカウントでExplorerが安定するようなら、古いプロファイルのデータ(デスクトップやドキュメントなど)だけ移して使うとスムーズです。アプリの設定は少し手間ですが、思い切って新環境に切り替える価値があります。
①設定のアカウントから家族とその他ユーザーを開く
画面左下のスタートボタンをクリックして、歯車アイコンの「設定」を開きます。
表示された設定画面でアカウントを選び、左ペインにある「家族とその他ユーザー」をクリックして開きます。
②その他のユーザーを追加からローカルアカウントを作る
キーボードでWindowsキー+Iを同時に押して設定アプリを開きます。
設定画面で「アカウント」を選び、「家族とその他のユーザー」をクリックします。
「その他のユーザーをこのPCに追加」をクリックし、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選びます。
表示されたフォームにユーザー名とパスワードを入力し、パスワードヒントも設定して「次へ」を押します。
ローカルアカウントはインターネット接続なしで使えるので、オフライン作業が多い環境で便利です。
③サインアウトして新アカウントにサインインする
画面左下のスタートボタンをクリックし、画面上部のユーザーアイコンを選んでサインアウトをクリックしてください。
サインイン画面でサインインしたいアカウントを選び、PINまたはパスワードを入力してサインインしてください。
サインアウト後はログイン画面が安定するまで数秒待ってから操作するとスムーズです。
④エクスプローラーが固まらないかチェックする
Windowsキー+Xを同時に押してタスクマネージャーを起動します。プロセス一覧から“エクスプローラー”を探して、ステータスが“応答なし”になっていないかチェックしましょう。
もし応答なしなら、その項目を右クリックして「再起動」を選ぶだけでOKです。これで固まっていたエクスプローラーがサクッと復活します。
直ったらもっと快適!エクスプローラーを軽やかに使いこなすヒント

Explorerの動きがサクサクになったら、その先は使い勝手をもっと磨いてみましょう。日々のファイル操作が一段と軽やかになる応用テクニックをまとめました。
応用テクニック | 効果 |
---|---|
クイックアクセス整理 | よく使うフォルダーをピン留めして素早く開ける |
キーボードショートカット | Ctrl+Shift+Nで新規フォルダー作成など手が止まらない |
プレビューウィンドウ活用 | 画像や文書を開かずに内容をサッと確認できる |
フォルダーオプション調整 | 表示や検索の設定を自分好みにカスタムできる |
インデックス最適化 | 検索スピードが格段にアップして探し物がラクラク |
クイックアクセスを自分好みに並べ替える

クイックアクセスの並べ替えはドラッグ&ドロップだけでできる簡単操作です。よく使うフォルダーを上のほうに並べると、ファイルを開くたびにスクロールする手間が減って、作業がスムーズになります。不要になった項目は右クリックでピンを外して整理できるので、画面がすっきり保てます。カスタマイズしやすいので、最初にお気に入りの順番を整えておくと毎日の効率がアップします。
よく使うフォルダーをドラッグしてピン留めする
タスクバーのフォルダーアイコンをクリックしてエクスプローラーを開き、ピン留めしたいフォルダーの場所まで移動してください。
エクスプローラー左側のクイックアクセスエリアに、ピン留めしたいフォルダーをドラッグ&ドロップしてください。これで次回からすぐアクセスできます。
いらないリンクを右クリックしてピン留めを外す
エクスプローラー左側のクイックアクセスで不要なフォルダーを見つけて右クリックします。表示されたメニューからピン留めを外すを選ぶと、リンクがスッキリ消えます。
名前を変更して見つけやすくする
Explorerで名前を変えたい対象をクリックして選択してください。
F2キーを押すか右クリックメニューから名前の変更を選んでください。
文字数を減らして要点だけを残し、Enterキーで確定しましょう。
フォルダ名が長すぎるとフリーズの原因になることがあるので注意してください。
ビューの自動更新を止めて動きを滑らかにする

フォルダー内のファイル数が多かったりネットワークドライブを参照していると、変更を監視しようとしてビューが頻繁に更新され、操作がもたつくことがあります。
自動更新を止めると再描画が減り、スクロールやアイコンの移動がスムーズになります。特に大量のファイルを扱うときや複数の共有フォルダーを開いているときに役立ちます。
プログラマー視点のコツとしては、レジストリ(設定情報を保存する場所)のキーを修正する方法や、軽量なユーティリティを使ってファイル監視だけをオフにする手段があります。必要なときだけ切り替えられると便利です。
エクスプローラーを開いて表示タブを開く
タスクバーのフォルダーアイコンをクリックしてエクスプローラーを起動します。
ウィンドウ上部にあるリボンから表示タブをクリックしてください。
リボンが折りたたまれている場合は右上の上向きの矢印を押すと展開できます。
最新の情報に更新の自動オプションをオフにする
Ctrlキーを押しながらWindowsキー
とRキー
を同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
ボックスにregedit
と入力してEnterキーを押し、レジストリエディタを起動します。
左ペインで以下のパスを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters
空白の部分を右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選び、名前をNoRemoteChangeNotify
にします。
作成したキーをダブルクリックして値のデータを1
に変更し、OKを押します。
同じ手順でHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MRxSmb\Parameters
以下にもNoRemoteChangeNotify
を同名で作成し、値を1
にします。
レジストリ変更はシステムに影響を与えるので、必ずバックアップを取ってから操作してください。
動作を確認してサクサク感を楽しむ
変更後にエクスプローラーを一度閉じてから、タスクバーやスタートメニューで再び開いてください。このときウィンドウがすっと立ち上がると、設定が反映されている証拠です。
容量の大きいフォルダを開いてファイル一覧がすぐに表示されるか確認してください。特に写真や動画が並ぶフォルダは描画負荷が高いので効果を実感しやすいですよ。
エクスプローラー再起動の際は保存せずに開いているファイルが閉じるので、作業中のデータは事前に保存してください。
ワンクリックで隠しファイルを見せたり隠したりするボタンを作る

エクスプローラーを開いたまま隠しファイルをすぐ見たいときや隠したいときにいちいちオプション画面を開くのはちょっと面倒ですよね。そこでクイックアクセスツールバーに隠しファイルの表示/非表示切り替えボタンを追加しておくとワンクリックでサクッと切り替えられるようになります。これなら画面が固まるリスクを減らしながら作業のスピードもアップします。
デスクトップを右クリックして新規ショートカットを選ぶ
デスクトップ上の何もない場所を右クリックします。表示されたメニューから新規作成にカーソルを合わせて、サブメニューのショートカットを選択してください。
項目にPowerShellコマンドを入力して次へを押す
PowerShellウィンドウが開いたら「項目を指定してください」と表示されたフィールドに以下のコマンドをそのまま貼り付けます。
Get-Process explorer | Stop-Process -Force; Start-Process explorer
貼り付けが終わったら画面下の次へボタンをクリックしてください。
PowerShellは「管理者として実行」で起動しておくとコマンドが確実に動きます。
名前を付けて完了しアイコンを好みで変更する
ファイル名入力欄に分かりやすい名前を入れて、拡張子が正しいか確認したうえで「保存」をクリックしてください。
保存したショートカットを右クリックしてプロパティを開き、「アイコンの変更」を選択します。お好みのアイコンを参照して「OK」を押すと反映されます。
よくある質問

- エクスプローラーが頻繁に固まる主な原因は何ですか?
プレビュー機能やシェル拡張(ファイル右クリックメニューなど)が重くなると止まりやすいです。特に大きな動画や特殊なファイル形式があるフォルダは要注意です。
- 最近のWindowsアップデート後に固まるようになった場合は?
システムファイルの不整合が原因かもしれません。
sfc /scannow
やDISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
を管理者権限のPowerShellで実行してみてください。- 特定のフォルダを開くと固まる場合はどうすればいいですか?
サムネイル生成で処理が詰まっているかもしれません。エクスプローラーの「表示」タブでプレビューをオフにするか、
%LocalAppData%\Microsoft\Windows\Explorer
内のサムネイルキャッシュを削除してみましょう。
エクスプローラーが固まったとき強制終了しても大丈夫?
Explorerが固まったとき、タスクマネージャーから強制終了しても大丈夫です。Explorerはバックグラウンドで再起動するよう設計されているので、Windows自体が不安定になる心配はあまりありません。
ただし、強制終了するとエクスプローラーで開いていたフォルダやウィンドウの状態はリセットされます。保存していない作業があれば消える可能性があるので、できるだけこまめに保存をしてから試すと安心です。
再起動しても直らないときはどうしたらいい?
再起動で直らないときはエクスプローラー本体のキャッシュや余計な機能が引っかかっているかもしれません。ここでは簡単に試せる代表的な方法を紹介します。
- サムネイルキャッシュの削除:サムネイル表示用のキャッシュを消して再読み込みします
- アイコンキャッシュの再構築:エクスプローラーが参照するアイコン情報をリフレッシュします
- プレビューウィンドウの無効化:ファイル内容プレビューが原因なら表示をオフにして様子を見ます
- 不要なシェル拡張の見直し:ShellExViewなどで余計な右クリックメニュー拡張を無効にします
ファイルのコピー中に固まったけどデータは壊れる?
ファイルコピー中にエクスプローラーが固まっても、元データが壊れる心配はほとんどありません。Windowsは一時ファイルを使って書き込みを行うため、中断されても元のファイルには手を付けていないことが多いです。
ただし、コピー先に中途半端なファイルが残る場合があるので、以下の方法で整合性を確認してみましょう。
- ファイルサイズの確認:コピー元と残っているコピー先のサイズが一致しているか比べる。
- 再コピーの実行:不完全なファイルは削除してからあらためてコピーする。
- ハッシュチェック:重要なファイルはMD5やSHA-1で整合性を検証する。
大きなファイルを扱うときはSSD同士や有線接続で転送すると安定しやすいですよ。
シェル拡張ってなにをしているもの?
エクスプローラーに「右クリックで出てくる便利メニュー」や「ファイルのアイコンにかぶさる小さなバッジ」を追加している仕組みがシェル拡張です。
機能 | 役割 |
---|---|
コンテキストメニューの追加 | ファイルやフォルダを右クリックしたときに専用コマンドを表示 |
アイコンオーバーレイ | 同期状態やバージョン管理のマークをファイルアイコンに重ねる |
プロパティページの拡張 | プロパティダイアログに独自タブを追加して詳細情報を見せる |
エクスプローラーの起動時や操作中にこれらの拡張が呼び出されることで、動作が遅くなったり固まったりすることがあります。
自動更新を止めても問題ない?
自動更新はWindowsを安全に保つ大切な仕組みです。でも更新中はExplorerが重くなって固まることがあります。このときは設定から自動更新を一時停止するとExplorerの反応が軽くなります。
おすすめは作業の谷間を見つけて数日だけ止める方法です。更新を止めたまま長く放置すると大事なセキュリティ修正を逃す可能性があるので、作業が落ち着いたら忘れずに再開しましょう。
まとめ

今回の手順をおさらいします。タスクマネージャーからExplorerを再起動、不要なシェル拡張の停止、サムネイルキャッシュのクリーンアップ、システムファイルのスキャン、そしてWindows Updateの適用で、Explorerのもたつきがぐっと減ります。
この流れを定期的に実践しておくと快適さをキープできますので、ぜひ試してみてくださいね。スムーズなExplorer操作で、楽しいWindowsライフを満喫しましょう。