Chromeリモートデスクトップがスリープで切れちゃう…今すぐできるやさしい防止術

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Chromeリモートデスクトップがスリープで切れちゃう…今すぐできるやさしい防止術

Chromeでの作業中、リモートデスクトップ越しに自宅PCを操作しているのに、ちょっと席を外しただけでスリープに落ちて接続が切れてしまうことはありませんか。

このガイドでは、長年Windowsを扱ってきた現場の経験を踏まえ、設定の見逃しやすい電源オプションの最適化から無料拡張機能の活用まで、遠隔操作を止めずに安全を保つ具体的な手順と応用テクニックを紹介します。

手順に沿って設定すれば、外出先でも安定して接続を維持しながらバッテリー消費を抑えられますので、このまま読み進めて快適なリモート環境を整えてみませんか。

目次

Chromeリモートデスクトップをスリープで切らさないやり方をゼロからスタート

Chromeリモートデスクトップをスリープで切らさないやり方をゼロからスタート

外出先からも接続を保ちたいときには、パソコンが勝手に眠ってしまうと困るよね。そんなときは次のような方法でスリープを防いでみよう。

  1. 電源オプションの省電力設定を調整:スリープまでの待機時間を無効にして接続をキープできるよ
  2. Caffeineなどの常駐アプリを使う:画面操作をエミュレーションして休止を防げるんだ
  3. 定期的にネットワークアクティビティを送信するスクリプトを用意:Pingなどでアイドル状態を回避しよう
  4. Chromeリモートデスクトップのホストサービス設定を確認:サービスとして動くようにしておくと安定しやすいよ

エンジニアならではのヒントとして、ノートパソコンでは画面だけを眠らせる設定にするとバッテリーも節約できるし、リモート接続も途切れにくくなるよ。

Windowsの設定アプリでスリープを止める方法

Windowsの設定アプリでスリープを止める方法

Windows標準の方法なので、特別なソフトなしでパソコンが勝手にスリープしないようにできます。まずはWindowsの「設定」アプリを開いて「システム」を選び、「電源とバッテリー(または電源とスリープ)」をクリックしてください。

画面の電源やスリープの時間をすべて「なし」に変更すると、Chromeリモートデスクトップで接続中もスリープしなくなります。初めてでも迷わない手順なので、すぐに設定してみましょう。

①スタートボタンから設定を開く

手順
スタートボタンを開く

画面左下のWindowsマークをクリックしてスタートメニューを開きます。

手順
設定アイコンを選ぶ

スタートメニューの下部にある歯車マーク(設定)をクリックします。

②システムを押して電源とスリープを選ぶ

手順2
システムから電源とスリープを開く

画面左下のスタートメニューをクリックし、歯車マークの設定アイコンを選びます。

設定画面で上部に並ぶメニューからシステムを押し、サイドバーに表示された電源とスリープをクリックしてください。

③画面とスリープの時間を「なし」に変える

画面が暗くなったりスリープになったりするとリモート接続が途切れやすくなるので、両方を「なし」に変えてしっかり防ぎましょう。

手順
スタートメニューから設定を開く

画面左下のWindowsアイコンをクリックして歯車マークの設定を選びます。

手順
システム>電源とスリープを選ぶ

設定画面の「システム」を押してから、左のメニューで「電源とスリープ」をクリックします。

手順
画面オプションを「なし」に設定

「画面」欄のプルダウンをクリックして、すべて「なし」を選びます。

手順
スリープオプションも「なし」にする

同じ画面で「スリープ」欄もすべて「なし」を選んで完了です。

ノートPCではバッテリー使用中にも反映されるので、電源につないだ状態で設定を変えると安心です。

④バッテリー利用時も同じく「なし」に合わせる

手順
設定を開く

タスクバーのWindowsマークをクリックして歯車アイコンの設定を開く。

手順
システムの電源設定を開く

「システム」→「電源とバッテリー」をクリックして画面とスリープの画面に移動する。

手順
バッテリー時のスリープをなしにする

「バッテリー駆動時、PCをスリープ状態にするまでの時間」をプルダウンで「なし」に変更する。

手順
詳細な電源プラン設定を調整する

「関連設定」の「電源プランの追加設定」を選び、使用中のプランで「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」をクリック。

手順
スリープ後と休止をなしに設定

詳細設定で「スリープ」の中の「バッテリー駆動時にスリープ後」と「休止状態にするまでの時間」を両方とも「なし」にしてOKを押す。

⑤ウインドウを閉じて変更を確かめる

手順5
ウインドウを閉じて変更を確かめる

Chromeリモートデスクトップのウインドウを閉じたあと、もう一度接続を試します。画面がそのまま表示され続けていれば、スリープ設定が反映されています。

もし再接続してもスリープしてしまうときは、Windowsの電源設定が正しく反映されているか電源プランから見直してください。

高パフォーマンス電源プランを作ってスリープを防ぐ方法

高パフォーマンス電源プランを作ってスリープを防ぐ方法

高パフォーマンス電源プランを自作すると、CPUやディスクが勝手に休まず、リモート接続中もスリープに入らずに済みます。標準プランよりも待ち時間なく画面が更新されるので、Chromeリモートデスクトップで作業するときのストレスがぐっと減ります。

電源オプションで新しいプランをコピーして「スリープしない」「ディスプレイもオフにしない」に設定するだけでOKです。ノートPCでもACアダプター接続中にだけ有効化すれば、バッテリーの消耗も抑えられます。

①検索ボックスに「電源」と入れて電源オプションを開く

手順
検索ボックスに「電源」と入れて電源オプションを開く

Windows 11では画面左下の虫眼鏡アイコンをクリックして検索欄をアクティブにし、電源と入力してください。候補に表示される「電源オプション」をクリックすると、詳細な電源設定画面が開きます。

②電源プランの作成をクリックする

手順②
電源プランの作成をクリック

表示された電源オプション画面の左メニューにある電源プランの作成をクリックしてください。もしメニューが隠れていたらウィンドウの幅を広げると現れます。

③高パフォーマンスを選んでプラン名を付ける

手順
高パフォーマンスプランを選んでプラン名を付ける

タスクバーの検索ボックスに「電源プラン」と入力して、「電源プランの編集」をクリックします。

画面左の「電源プランの作成」を選択し、リストから高パフォーマンスをチェックしてください。

プラン名には「Chromeリモートデスクトップ用」など分かりやすい名前を入力し、「次へ」をクリックします。

最後に「作成」を押すと、新しい高パフォーマンスプランが追加されます。

補足:高度な設定でプロセッサの最小状態を100%にすると、より安定したパフォーマンスが得られます。

④スリープ設定を「なし」にして保存する

手順
スリープ設定を「なし」にして保存する

「スリープ」のドロップダウンをクリックしてなしを選びます。これで画面オフや休止状態になるのを防げます。

最後に「変更の保存」を押して、新しい設定を確定しましょう。

⑤新しいプランを適用してOKを押す

プラン設定画面の下部にある適用ボタンをクリックしてください。

次に同じ場所にあるOKを押せば変更が保存されて、新しいプランがすぐに有効になります。

ボタンがグレーアウトしているときは、ほかの設定項目もひとつだけ変更してみると操作できるようになります。

あとから設定を見直したいときは、電源オプションでこのプランを選んで「プラン設定の編集」を再度開いてください。

Chrome拡張KeepAwakeで手早く防止する方法

Chrome拡張KeepAwakeで手早く防止する方法

Chrome拡張KeepAwakeを使うと、ブラウザのボタンひとつでスリープを防げます。インストール後、ツールバーのアイコンをクリックするだけで動作開始。特別な設定や難しい操作は不要で、急ぎのリモート作業や会議の合間にもサクッと有効化できます。軽量で動作が軽く、常時オンにしてもパソコンの負担にならないのがうれしいポイントです。

①ChromeウェブストアでKeepAwakeを検索する

手順
Chromeを起動する

パソコンでChromeを開きます。普段使っているアカウントでサインインしておくと拡張機能の追加がスムーズに進みます。

手順
Chromeウェブストアへアクセス

アドレスバーに「https://chrome.google.com/webstore」を入力して移動します。

手順
検索ボックスに「KeepAwake」を入力

ページ上部の検索ボックスをクリックして「KeepAwake」と入力し、Enterキーを押します。

手順
該当アイコンを確認する

検索結果に表示されたKeepAwakeのアイコンを見つけて、名前と提供元を確認します。

公式アイコンか提供元を必ずチェックして、類似の別拡張機能を間違えて追加しないように注意してください。

②「Chromeに追加」をクリックして拡張機能を入れる

Chromeウェブストアを開いたら、右上の青い「Chromeに追加」ボタンを探してクリックしてください。

クリックすると確認ダイアログが出るので、インストールを許可するために「拡張機能を追加」を押します。

数秒ほど待つと、ブラウザのツールバーに新しいアイコンが表示されるので、これで拡張機能の導入は完了です。

③拡張アイコンをピン留めしておく

手順3
拡張アイコンをピン留めする

Chromeのツールバーに表示されているパズルアイコンをクリックしてください。

一覧から「Chromeリモートデスクトップ」の右にあるピンマークをクリックすると、常にツールバー上にアイコンが固定されます。

拡張アイコンを常に表示しておくと、接続切れ後の再起動や設定変更にもすぐアクセスできるので便利です。

④月アイコンをクリックして「日差し」状態に切り替える

手順
月アイコンをクリックして「日差し」状態に切り替える

画面右下のタスクバーにある月マークをクリックすると、アイコンが太陽マークに変わります。これでPCのスリープが抑制され、リモート接続が切断されにくくなります。

月アイコンが見つからないときは、タスクバーの△ボタンから隠れアイコンもチェックしてみてください。

アプリを終了すると設定が戻るので、常に起動し続けるよう気を付けましょう。

⑤リモート接続時にアイコンが光っているか確認する

画面右下の通知領域にあるChromeリモートデスクトップのアイコンがカラーで光っているかチェックしましょう。接続中はアイコンがはっきり表示されるので、薄くグレー化していないか確認してください。

もしアイコンが見当たらないときは、通知領域の上矢印をクリックして隠れたアイコン一覧を表示し、Chromeリモートデスクトップアイコンを探してください。見つからない場合はアプリを再起動して再接続を試みましょう。

スリープ対策ができたら遠隔操作をもっと便利にしよう

スリープ対策ができたら遠隔操作をもっと便利にしよう
応用技役立つ場面
自動起動設定PCの電源を入れたらすぐにリモート接続の待ち受けができる
Dynamic DNS連携IPアドレスが変わっても外出先から安定してアクセスできる
接続ショートカットデスクトップやタスクバーに置いてワンクリックで接続
ファイル転送機能活用遠隔地のファイルを手軽にやり取りして作業効率アップ

この表にある応用技を取り入れるだけで、遠隔操作のしやすさがグッと高まります。いくつか組み合わせれば、出先で急にPCを操作したくなったときもサクッとつながって安心です。

離れた場所からWakeOnLANでPCを起こす

離れた場所からWakeOnLANでPCを起こす

スリープ中のPCを外出先からネットワークで目覚めさせられる方法としてWakeOnLANがあります。ファイルの受け渡しや急なリモート作業が必要なときに、わざわざ戻らずに起動できるのでとても便利です。

対応するマザーボードやネットワークカードの有無を確認し、ルーターで必要な設定を済ませれば、スマホアプリや別のPCから魔法のように電源を入れられます。一度準備しておけば出先で慌てることがなくなります。

①デバイスマネージャーでネットワークアダプターの電源管理を開く

手順
デバイスマネージャーを起動

Windowsキー+Xを同時に押してメニューを開き、デバイスマネージャーをクリックします。

手順
ネットワークアダプターを展開

デバイスマネージャー画面の一覧から「ネットワークアダプター」をダブルクリックして展開します。

手順
アダプターのプロパティを開く

使用中のネットワークアダプター名を右クリックし、プロパティを選択します。

手順
電源管理タブを選択

プロパティ画面の上部にある「電源管理」タブをクリックし、設定画面を表示します。

②「MagicPacketでのみ…」にチェックを入れる

ネットワークアダプターの省電力設定を調整して、MagicPacket(マジックパケット)だけでスリープ解除できるように変えます。

手順
デバイスマネージャーを開く

タスクバーのスタートボタンを右クリックしてデバイスマネージャーを選んでください。

手順
ネットワークアダプターを展開

デバイスマネージャーで「ネットワーク アダプター」をクリックして一覧を開いてください。

手順
対象アダプターのプロパティを開く

接続に使うアダプター名を右クリックして「プロパティ」を選んでください。

手順
MagicPacketだけでスリープ解除を許可

「電源の管理」タブでMagicPacketでのみコンピューターのスリープを解除できるようにするにチェックを入れて「OK」を押してください。

③ルーターでポート9を転送設定する

手順
ルーターの管理画面にログイン

ブラウザにルーターのIP(たとえば192.168.0.1)を入力してEnterキーを押します。ログイン画面が出たら管理者アカウントでサインインしてください。

手順
ポート転送ルールを作成

メニューから「ポート転送」や「仮想サーバー」を選び、新規ルール追加で転送ポートに外部ポート9内部ポート9を両方設定します。プロトコルはUDPを選んで、対象のPCのローカルIPを指定してください。

転送先のPCは固定IPかDHCPリース予約にしておくと設定がずれなくなります。

④スマホアプリからMACアドレスを登録して送信する

手順4
スマホアプリにMACアドレスを登録して送信

まずスマホで「WakeOnLAN」などのアプリをダウンロードして起動します。画面下の+ボタンをタップして新しいデバイスを追加しましょう。

デバイス名はわかりやすい任意の名前を入力します。MACアドレス欄にはPCのネットワーク設定で確認したアダプタのアドレスを正確にコピペしてください。IPアドレスにはルーターのブロードキャストアドレス(例:192.168.1.255)、ポート番号は9を指定すると送信が安定します。

すべて入力したら保存ボタンをタップしてください。リストに戻ったら登録したデバイスを選び、送信アイコンをタップします。これでマジックパケットが送られ、スリープ中のPCが即座に復帰します。

PCのBIOS/UEFI設定でWakeOnLANを有効化してから試してください。

ルーターによってはブロードキャストアドレスの書式が異なる場合がありますので、管理画面で確認をおすすめします。

スマホのChromeRemoteDesktopアプリで再接続を試す

スマホのChromeRemoteDesktopアプリで再接続を試す

スマホのChromeRemoteDesktopアプリなら、外出先でパソコンのスリープ解除後に手軽に再接続できます。ログイン情報をアプリに保存しておけば、PIN入力だけで即つながるので慌てずにすみます。

  1. かんたんアクセス:アプリを開いて接続先をタップするだけで再接続できる。
  2. 認証もすばやく:事前に設定したPIN入力のみでログインが完了する。
  3. 緊急時に便利:手元にスマホさえあれば、オフィスや自宅のPCにすぐアクセスできる。

①GooglePlayまたはAppStoreでアプリを入れる

手順
アプリをインストールする

お使いの端末で、AndroidならGooglePlay、iPhoneならAppStoreアプリを開いてください。

検索バーに「Chromeリモートデスクトップ」と入力すると公式アプリが表示されます。アプリアイコンを選んでインストールをタップします。

ダウンロードとインストールが終わったら、アプリを起動してGoogleアカウントでサインインしてください。これでスマホ側の準備が整います。

アプリのバージョンが古いと接続が不安定になる場合があります。インストール後は最新にアップデートしておくと安心です。

②Googleアカウントでログインする

手順
ログイン画面を開く

Chromeリモートデスクトップの画面右上にあるログインボタンをクリックしてください。

手順
Googleアカウントを選ぶ

新しく開いたウィンドウで利用するGoogleアカウントをクリックします。リストにない場合はメールアドレスを入力して追加してください。

手順
権限を許可する

Chromeリモートデスクトップが必要とするアクセス権限を確認し、問題なければ「許可」をクリックしてログインを完了させましょう。

③接続先PCをタップして状態をチェックする

手順
接続先PCの状態をチェック

Chromeリモートデスクトップを開くと登録したPCの一覧が出ます。接続したいPCをタップすると、オンライン/オフライン/スリープなどのラベルが見えます。

もしラベルがオフラインやスリープになっていたら、PC側でスリープ解除や電源オンを行ってから再度タップしてみてください。

ノートPCはバッテリー残量が少ないとスリープ復帰に時間がかかる場合があります。

あらかじめWindowsの電源オプションから「休止状態やスリープにならない」設定に変更しておくと、接続がスムーズになります。

④画面が暗いときは電源ボタンをトントンと送る

手順
電源ボタンを軽くトントンと押す

スマホやタブレットの電源ボタンを短く2回トントンと押して、スリープから画面をすばやく復帰させます。

トントンが強すぎると反応しづらくなる場合があるので、軽めのタッチを意識してください。

一部端末は電源ボタンではなくホームボタンや音量ボタンで画面復帰できることがあります。

自動タスクで夜だけ休ませるやさしい設定

自動タスクで夜だけ休ませるやさしい設定

日中はChromeリモートデスクトップを切らさずに、夜間はスリープでゆっくり休ませるには、Windows標準のタスクスケジューラを活用するのがいいでしょう。指定した時間に電源設定を自動で変更するだけで、夜だけ休む優しい設定が実現できます。

平日の始業前にスリープ無効化コマンドを実行、終業後や深夜には元のスリープ時間に戻すコマンドを実行することで、手動での切り替えが不要になります。仕事中もリモートデスクトップを安定して使えて、終業後はきちんと休む賢いやり方です。

①タスクスケジューラを開く

手順
タスクスケジューラを開く

Windowsキーを押して「タスクスケジューラ」と入力し、表示された候補からタスクスケジューラをクリックして起動します。はじめて起動する場合はアイコンを右クリックし管理者として実行を選ぶと、後の設定で権限不足を防ぎやすくなります。

②「基本タスクの作成」を押す

手順
「基本タスクの作成」を押す

タスク作成画面が現れたら、まずは画面下部にある「基本タスクの作成」ボタンをクリックします。ここを押すことで、後で設定するスリープ防止用の処理枠が自動で準備されます。

ボタンを押すだけで雛形が用意されるので、設定ミスを減らせます。

③21時に「rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0」を実行する

手順
21時にスリープを実行するタスクを作成

Windowsキーを押して「タスクスケジューラ」と入力し、Enterで起動します。

画面右側の「基本タスクの作成」をクリックし、名前を「夜間スリープ実行」などわかりやすい名称にします。

「トリガー」では「毎日」を選び、開始時刻を21:00に設定します。

「操作」では「プログラムの開始」を選び、プログラム/スクリプトに

rundll32.exe

引数の追加には

powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0

と入力します。

「完了」をクリックすれば、毎日21時に自動でスリープがかかるようになります。

④朝7時に「powercfg -x -standby-timeout-ac 0」を実行する

手順
タスクスケジューラを起動する

Windowsキーを押して「タスク」と入力し、見つかった「タスクスケジューラ」をクリックして開きます。

手順
基本タスクを作成する

右側の「基本タスクの作成」をクリックし、名前に「スタンバイ無効化」と入力して「次へ」を押します。

手順
トリガーを設定する

トリガーで「毎日」を選び、開始時刻を「07:00」にして「次へ」を押します。

手順
操作にコマンドを設定する

操作で「プログラムの開始」を選び、「プログラム/スクリプト」にpowercfg
「引数の追加」に-x -standby-timeout-ac 0を入力して「次へ」を押します。

手順
設定を完了する

内容を確認し、「完了」をクリックします。これで毎朝7時にスリープ無効化コマンドが自動で実行されます。

⑤タスクが動くかテストして完了

手順
タスクの動作確認

タスクスケジューラを開き、先ほど作成したタスクを選択してください。

[実行]ボタンをクリックして、設定したコマンドが問題なく動くかチェックします。

エラーが出ずにスリープが解除されたら設定完了です。

よくある質問

よくある質問

スリープ中にChromeリモートデスクトップの接続が切れてしまうのはなぜ?

スリープ中にChromeリモートデスクトップの接続が切れてしまうのはなぜ?

Windowsはスリープ状態で省電力を優先するためネットワークアダプターの電源をオフにします。そのためリモート接続が維持できずに切れてしまいます。

リモート接続中だけPCをスリープさせないようにするにはどうすればいい?

リモート接続中だけPCをスリープさせないようにするにはどうすればいい?

電源オプションの詳細設定で「ネットワーク接続スリープ解除」を有効にしたうえで、Chromeリモートデスクトップのプロセス名をタスクスケジューラに登録し、実行中はスリープしないように設定すると安心です。

ノートPCのバッテリー駆動時でも同じ設定をして問題ない?

ノートPCのバッテリー駆動時でも同じ設定をして問題ない?

バッテリー駆動中は消費が増えるため「常にスリープしない」設定は避けたほうがいいです。AC接続時のみスリープ抑制を適用し、バッテリー時は通常設定に戻すとバランスが取れます。

スリープを完全に切ってもバッテリーは早く減る?

スリープを完全にオフにすると、リモート接続中の切断トラブルはぐっと減ります。ただし、端末がバッテリー駆動中だと〈画面オフもスリープもなし〉の状態が続くため、電力消費は早く進むことが多いです。

電源につないでいるパソコンなら、スリープ無効がそのまま安定利用につながります。一方、ノートPCやタブレットだけで使っているときは、外付けバッテリーが切れるまでの時間が短くなると感じやすいでしょう。

バッテリー持ちを犠牲にせずに切断を防ぎたいなら、画面オフだけ許可してシステムのスリープは無効にする設定がおすすめです。必要なときだけ画面を点ければ、リモート切断も減らせつつバッテリー消費を抑えられます。

KeepAwakeを入れっぱなしでも安全?

KeepAwakeはWindowsのスリープを止めるためだけに必要最低限の仕組みを使っているので、ずっと動かしてもシステムに余計な負担をかけません。

裏で小さな信号を送って画面が動いていると勘違いさせる仕組みなので、レジストリをいじったり設定を変えたりせずに安全にスリープを抑えられます。

バッテリー駆動中はもちろん消費が続くので、長時間は交流電源につないだ状態で使うのがおすすめです。

WakeOnLANがうまく動かないのはなぜ?

WakeOnLANはネットワーク越しにスリープ中のパソコンを「魔法のパケット」で起こす仕組みです。しかし設定がちょっと厳密で、うまく動かないときは設定のどこかが噛み合っていないことが多いです。

まずネットワークアダプターが対応していることが前提です。多くの無線LANアダプターはWakeOnLANに対応していないため、有線LANポートが搭載されているか確認してください。

UEFI(旧BIOS)の中にあるWakeOnLAN関連の項目がオフだと、Windows側でいくら設定を変えても動いてくれません。電源投入時の振る舞いまわりを見落としやすいので、BIOS設定をしっかり見直しましょう。

Windowsのデバイスマネージャーを開いて、対象アダプターの電源管理タブにある「このデバイスで、コンピューターのスタンバイを解除できるようにする」をチェックしてください。ドライバの更新が古いと項目自体が出てこないことがあるので、メーカーサイトから最新版を入手しておくと安心です。

高速スタートアップが有効になっていると、実はスリープではなく一度シャットダウン扱いされてしまい、WakeOnLANで復帰できなくなることがあります。コントロールパネルの電源オプションで高速スタートアップをオフにすると安定する場合が多いです。

ネットワーク機器側でマジックパケットをブロックしていることもあるので、ルーターのブロードキャスト設定やポートフォワーディングの確認も忘れずに。PowerShellのGet-NetAdapterAdvancedPropertypowercfg -devicequery wake_armedを使うと、稼働状況がすぐにわかるので試してみると解決が早いです。

リモート中に画面が真っ黒になるのは故障?

リモート中に画面が真っ黒になるのは故障?

慌てなくて大丈夫です。画面が真っ黒になるのはディスプレイがオフになっているか、Windowsの電源設定でスリープが働いているのが原因です。故障ではなく、ソフトの動きに沿った状態なので安心してください。

解決したいときは、コントロールパネルの電源オプションで「ディスプレイの電源を切らない」「スリープをオフ」に設定するとリモート中の黒画面が防げます。

外出先の公衆Wi-Fiからでも接続できる?

公衆Wi-Fiに繋いでからChromeリモートデスクトップを使うことは問題ありません。

ただし、カフェや駅のフリーWi-Fiは最初に認証画面(キャプティブポータル)が表示される場合がありますので、ブラウザーで利用規約に同意してインターネット接続を確立してからリモート操作を始めてください。

企業やホテルのWi-Fiではファイアウォールで特定の通信を制限していることがあるため、リモート画面が映らなかったり操作にタイムラグが出たりする場合があります。

念のため、VPNを併用して暗号化されたトンネルを通すと通信の安定性が増しますし、セキュリティ面でも安心です。

もし公衆Wi-Fiでうまくつながらないときには、モバイルルーターやスマホのテザリングを試してみるとスムーズにリモート操作が続けられます。

まとめ

まとめ

ここまで解説した手順を順番に実行すると、Chromeリモートデスクトップ利用中にWindowsが勝手にスリープして切れるトラブルを防げます。まずは電源設定でスリープを無効化し、さらにレジストリやタスクスケジューラで細かなタイミングを調整しましょう。必要に応じてカフェイン機能を持つ小さなツールを導入すると、手軽に画面オフ状態でも接続を維持できます。

これらのステップをマスターすれば、急な切断にヒヤッとする心配が減って、ストレスフリーにリモート操作が楽しめます。日々の作業がもっとスムーズになるよう、ぜひ試してみてください。

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