AnyDeskでWindows機からmacを触ろうとしたものの、映らない、操作が途切れるといった壁にぶつかっていませんか?
遠隔操作歴の長いエンジニアの実体験をもとに、初めての方でも設定のつまずきをゼロにする手順と、コピー&ペーストやファイル転送まで使いこなすコツをまとめました。これを押さえれば作業用PCが一台増えたように感じられます。
これから紹介する流れに沿って設定を済ませ、快適なリモート環境を手に入れてください。肩の力を抜いてステップに目を通し、順番に試すだけで、自宅でも外出先でも安心して作業を続けられます。
AnyDeskをMacにいれてすぐにWindowsとつなげる方法

MacにAnyDeskをサクッと入れてWindowsをすぐにつなぐ流れを紹介します。手順を押さえれば、面倒な設定を省いてすぐに遠隔操作が始められます。
- AnyDesk公式サイトからMac用をダウンロード:最新バージョンを選んで保存
- アプリをアプリケーションフォルダに移動:ドラッグ&ドロップで完了
- システム環境設定で許可を設定:セキュリティとプライバシー→アクセシビリティと画面収録を両方オンにする
- AnyDeskを起動してWindowsのアドレスを入力:相手の9桁IDを正確に入力
- Windows側で接続を許可:「受け入れる」をクリックして操作開始
この流れだけでMacからWindowsへの遠隔操作をスムーズに始められます。
セキュリティ設定を忘れると接続不可になるので、必ずアクセシビリティと画面収録を許可してください。
AppStoreからサクッとインストール

App StoreからAnyDeskをインストールすると、専用サイトを探さずにワンクリックですぐに導入できます。セキュリティチェックをクリアした正規アプリなので、安全面でも安心です。ダウンロードとインストールが一気に終わるので、初めての方でも迷わず進められます。
さらにApp Store版は自動アップデートに対応しているため、新機能や不具合修正が公開されるとすぐ最新バージョンに更新されます。手軽に試したい方や常に安全な状態で使いたい方にぴったりです。
①DockのAppStoreアイコンをクリック
Dockにある青色の「A」マークのアイコンを探してゆっくりクリックしてください。マウスを重ねると「App Store」と表示されるので迷わず操作できます。
Dockを自分好みに並べ替えているとアイコンが見つかりにくい場合があります。
②検索バーにAnyDeskと入力
DockのApp Storeアイコンをクリックして起動したら、ウインドウ左上の検索バーをクリックしてください。Spotlight検索を使う場合は画面右上の虫眼鏡アイコンでもOKです。その状態でAnyDesk
と入力すると、自動的に候補が並びます。
候補に公式アプリが表示されたら、コピー&ペーストではなく必ず手入力で名前を確かめると間違いが減ります。
③入手をクリックしてインストール開始
App StoreのAnyDesk画面で青い「入手」ボタンをクリックしてください。ダウンロードが始まり、数秒から数十秒ほどでインストールが進みます。
途中でパスワードやTouch IDの入力を求められたら、画面に従って認証を行いましょう。
ダウンロード中の進捗はDockのApp StoreアイコンやLaunchpadで確認できます。
④TouchIDまたはAppleIDパスワードで承認
接続を許可するダイアログが表示されたらMacに登録済みの指をTouchIDセンサーに軽く当てて承認してください。指紋認証が難しい場合はAppleIDのパスワードを入力して許可をクリックしましょう。
これでAnyDeskの接続が自動で続きます。
⑤LaunchpadからAnyDeskを開く
DockにあるロケットのアイコンをクリックしてLaunchpadを開きます。
上部の検索バーに「AnyDesk」と入力すると、アプリアイコンが絞り込まれます。
表示されたAnyDeskのアイコンをクリックして起動します。
初回起動時は「開いてもよろしいですか?」と確認が出るので「開く」を選んで進めてください。
起動後はDockに表示されるAnyDeskアイコンを右クリックし、「オプション」→「Dockに追加」を選ぶと次回からすばやく開けます。
公式サイトからしっかりダウンロード

AnyDeskをMacで使い始めるなら公式サイトからダウンロードするのがいちばん安心です。正規インストーラを手に入れられるだけでなく、最新版の安定した動作が保証されるため、MacとWindowsの間でスムーズにリモート接続できます。
①ブラウザーでAnyDesk公式サイトを開く
お使いのMacでSafariやChromeなど好みのブラウザーを起動していただき、アドレスバーにhttps://anydesk.comと入力してください。
入力後はEnterキーを押すと、すぐに公式サイトのトップページが表示されます。
URL入力時は「https://」から始まることを確認して、安全に接続してください。
②DownloadNowをクリック
DownloadNowボタンをクリックすると、AnyDesk.dmgのダウンロードが自動で始まります。Safariなら画面上部のダウンロードアイコン、Chromeなら画面下部に進行状況が表示されます。
他の広告ボタンと間違えないように、Download Nowの文字があるほうを選んでください。
③Mac版を選択して保存
AnyDeskのダウンロードページにある「Mac用ダウンロード」ボタンをクリックしてください。
クリックすると自動で〈ダウンロード〉フォルダにAnyDesk.dmgが保存されます。保存が完了するまで数秒待ちましょう。
④ダウンロードフォルダーのAnyDesk.dmgをダブルクリック
まずはFinderを開いてサイドバーの「ダウンロード」をクリックしましょう。
一覧にあるAnyDesk.dmgを見つけたら、アイコンをダブルクリックしてマウントを始めます。
マウントが完了すると、デスクトップにインストーラーのウインドウが表示されます。
⑤アプリケーションフォルダーへドラッグ
Finderを開いてダウンロードフォルダにあるAnyDesk.appを見つけます。
そのアイコンをドラッグしてサイドバーに並んでいるアプリケーションフォルダへそのままドロップしてください。複数のウインドウを並べると操作がスムーズです。
ドラッグ中に管理者認証を求められた場合は、Macにログインする際のパスワードを入力すれば完了です。
⑥初回起動時のセキュリティ警告で開くを選ぶ
AnyDeskをはじめて開くと「開いてもよろしいですか?」とMacが聞いてきます。開くをクリックして次へ進みましょう。
もし「開く」が見当たらない場合は「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」でAnyDeskを許可してください。
Windows側の準備もちゃちゃっと完了

Windowsでの準備は驚くほどシンプルです。AnyDeskの公式サイトからWindows版インストーラーをダウンロードしてダブルクリックするだけでインストールが始まります。特別なオプションを選ぶ必要はなく、画面の指示に従えばすぐ終わります。
インストール後にぜひやっておきたいのがファイアウォールへの例外追加と無人アクセス用のパスワード設定です。これを済ませると、Mac側からワンクリックでつながる手軽さと安心感を手に入れられます。
最初のひと手間はほんの数分。いざというときにスムーズにつながる準備をしておくと、リモート操作がもっと気軽に感じられます。
①MicrosoftStoreまたは公式サイトからAnyDeskを入手
Mac側は画面左上のアップルメニューから「App Store」を開き、検索欄にAnyDeskと入力します。表示されたアプリを「入手」ボタンでダウンロードしてください。
Windows側はスタートメニューの「Microsoft Store」を起動し、同様にAnyDeskを探して「インストール」をクリックします。
公式サイトから落としたいときはAnyDeskのダウンロードページへアクセスし、macOSまたはWindows用のボタンを押してインストーラーを取得します。
②セットアップウィザードの指示に従う
セットアップウィザードが起動したら「続ける」をクリックしてください。
ライセンス画面で「同意する」を押し、ポップアップが出たら再度「同意」を選んでください。
「セキュリティとプライバシー」設定が自動で開くので、画面収録・入力監視・アクセシビリティにAnyDeskを追加してロックを解除してください。
③起動して表示されたアドレスをメモ
アプリを起動すると画面上部に9桁の数字が並んだYour Address欄が表示されます。この数字が接続先のアドレスになるので、手元の紙やメモアプリに正確に書き写してください。
迷わないように、アドレス欄をクリックして選択したあと⌘+C
でコピーし、Windows側のAnyDeskに貼り付ける方法もおすすめです。
④Macで入力できるように確認
AnyDeskの接続中画面をアクティブにして、Macのキーボードで自由に文字や記号を入力してみます。
画面上で文字が反映されたら正常です。
もし入力が反応しない場合は「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー」タブの「入力監視」と「アクセシビリティ」にAnyDeskを追加してチェックを入れ、鍵マークを解除して設定を保存してください。
いざ接続!MacからWindowsへアクセス

MacのAnyDeskアプリを立ち上げて、Windows側に表示されたリモートアドレスをそのまま入力します。接続ボタンを押せば、すぐにWindowsデスクトップがMac上に現れます。簡単操作で離れた場所からでもあたかも隣で操作しているような快適さを味わえます。
プログラマーの視点から言うと、コード確認やリモートデバッグのときにも画面の遅延がほとんどないのでストレスフリーです。ファイル転送機能も備わっているので、データのやりとりもサクサク進みます。
- 簡単スタート:リモートアドレスを入力してクリックするだけで接続が完了
- 高いレスポンス:画面遅延が少ないからコードレビューや操作感が快適
- セキュア通信:すべて暗号化されているので安心して遠隔操作できる
①MacのAnyDeskアドレス欄にWindowsの番号を入力
Mac上でAnyDeskを開いたら、画面中央のアドレス欄をクリックしてください。
Windows側のAnyDesk番号(9桁の数字)をコピーしてからペーストします。入力が終わったらキーボードのEnterを押すと接続がはじまります。
②接続ボタンを押す
画面右側にある大きな丸いボタン(接続)をクリックします。リモート側のAnyDeskに表示された番号が合っているか再度確認してから押すと安心です。
クリック後、相手の承認を待ちます。相手が「受け入れる」を選ぶと自動でリモート画面が表示されます。
③Windows側で承認をクリック
Windowsパソコンの画面にAnyDeskからの接続要求ウィンドウが表示されます。
ウィンドウ右下にある承諾ボタンをクリックして、Macからのリモート操作を許可してください。
④Macの画面にWindowsが表示されることを確認
AnyDeskの窓を最大化すると、リモートのWindowsデスクトップがしっかり見えます。
- 画面の端から端までWindowsの画面が映っているかチェックしましょう。
- マウスを動かしてWindows側のカーソルが同期するか試してください。
- メモ帳を開いて文字入力できればキーボード操作もOKです。
動きがカクつくときは、AnyDeskの設定で画質優先から速度優先に切り替えてみてください。
AnyDeskでMacとWindowsをもっと便利につなげるコツ

AnyDeskでMacとWindowsの往復をもっとスムーズにするために、プログラマー視点で活用できるちょっとした工夫を紹介します。これを試せば作業がぐっと楽になりますよ。
応用テクニック | 活用シーン |
---|---|
カスタムキーマッピング | Mac側の⌘キーをWindowsのCtrlに割り当ててコピー&ペーストを直感的に操作 |
共有フォルダのショートカット作成 | 頻繁に参照するプロジェクトフォルダをAnyDesk内でワンクリック開く |
自動ログインスクリプト | 起動時にAnyDesk接続と認証を自動化して手間を省く |
連続文字列貼り付けモード | クリップボード履歴を有効化し、複数のコードスニペットを一気に貼り付け |
Wake on LAN連携 | 休止中のWindowsマシンを遠隔から起動してすぐにリモート作業開始 |
クリップボード共有でコピペを自由に

リモート接続中にローカルとリモート間でコピペがスムーズに行えるクリップボード共有機能です。
Macでコピーした文字列や画像をWindows上のアプリへ、そのまま貼り付けできるから、ファイルをやり取りしなくてもすぐに反映できます。
操作のたびに切り替える手間が減るので、メモ作成や資料編集がはかどり、作業効率がグンと上がります。
設定メニューでクリップボード同期をオンにする
AnyDeskの画面上部にある設定をクリックします。左側のリストからクリップボードを選び、表示される「クリップボード同期」のチェックボックスをオンにしてください。これでMacとWindows間でコピーしたテキストや画像がスムーズに共有できるようになります。
AnyDeskの接続が確立していないと設定が反映されないので、先に接続状態を確認してください。
テキストをコピーして相手側で貼り付けてみる
まずはMacで普段通りテキストをコピーしつつ、相手側のWindowsに貼り付ける流れを確認してみましょう。
貼り付けたい文字列をドラッグで選んでから⌘ + Cを押してコピーします。
リモートデスクトップ上の任意の入力欄をクリックしてからCtrl + Vで貼り付けます。
AnyDeskの設定でクリップボード共有をオンにしておくと、コピー&ペーストがスムーズに行えます。
ファイル転送で資料をぱぱっと渡す

AnyDeskには資料をぱぱっと渡せるファイル転送機能があります。MacやWindows間でドラッグ&ドロップするだけでサクッと共有できるので、メールサイズの心配もありません。
- ドラッグ&ドロップで直感的に操作できる
- 暗号化で安心のセキュア転送
- 大容量ファイルもスムーズにやり取り
リモート環境でも手元にファイルがなくても大丈夫。会議中に必要な資料をすぐ渡せるので、打ち合わせが中断しないのが魅力です。
ツールバーのファイルアイコンをクリック
AnyDeskウインドウ上部のフォルダ形アイコンを探します。マウスポインタを近づけると「ファイル転送」と表示されます。
アイコンをクリックすると、リモートMacとファイルをやり取りできる専用画面が立ち上がります。
ドラッグ&ドロップで送りたいファイルを選ぶ
macのFinderで送りたいファイルをクリックしてつかんだまま、AnyDeskのウィンドウへそのまま移動させてドロップします。これだけで転送が始まります。
複数のファイルをまとめて送るときは、⌘キーを押しながらクリックで選択すると便利です。
リモート印刷で資料をその場でプリント

出先で急にWindowsにある資料を印刷したくなったとき、そのままMacにつないだプリンターから出力できたら助かりますよね。
AnyDeskのリモート印刷機能を使うと、Windowsで開いている文書をMac上のプリンターに直接送信可能です。USBメモリやメールでファイルをやり取りする手間が省けて、サクッと資料を手に入れられるのが魅力です。
たとえば、クライアント先で急にレジュメを配布したい場面や、リモートワーク中に自宅プリンターから資料をまとめて印刷したいときなどに役立ちます。
接続中にプリンターマークをオンにする
AnyDeskでWindowsに接続中、画面上部の接続バーを見てください。アイコンが並ぶ中に小さなプリンターマークがあります。
プリンターマークをクリックすれば点灯してリモートプリント機能が有効になります。この状態でWindows側の印刷を実行すると、Macに接続されたプリンタを選べるようになります。
Windowsでプリンタードライバーがインストールされていないとアイコンがグレーアウトするので、事前にドライバーを最新に更新しておきましょう。
印刷ジョブを送って相手側プリンターを選ぶ
AnyDeskの上部バーにあるプリンタアイコンをクリックして「リモートプリンタを有効化」にチェックを入れます。この操作でWindows側のプリンターがMacの印刷ダイアログに表示できるようになります。
印刷したいアプリで印刷コマンドを実行するとMacの標準ダイアログが開きます。プリンター一覧から名前に「AnyDesk」が含まれる相手側プリンターを選びましょう。プリンター名は分かりやすく命名しておくと迷いません。
相手側プリンターが一覧に表示されない場合は、一度AnyDeskセッションを切断して再接続すると改善することがあります。
アドレス帳でよく使うPCをワンタップ接続

AnyDeskのアドレス帳にいつも使うMacやWindows PCを登録しておくと、メニューバーから呼び出してワンタップでつながります。よく開く相手のPCをお気に入りにしておくと、わざわざIDを入力しなくてもすぐ接続できるのでストレスフリーです。
- お気に入り登録:よく使うPCをリストの上部に固定できます。
- 名前編集:接続先をわかりやすい名前に変更して迷わないようにできます。
- グループ整理:プロジェクト別や社内外などでフォルダ分けできて見つけやすくなります。
AnyDeskアカウントを作成してサインイン
Mac版AnyDeskをインストール後、アプリを立ち上げます。メイン画面右上の人型アイコンをクリックしてサインイン画面に進んでください。
サインイン画面下部の「Create free account」をクリックします。登録用フォームでメールアドレスと8文字以上の英数字混合パスワードを入力し、「Create Account」を押してください。
登録したメールに届いたリンクをクリックしてアカウントを有効化します。リンク先で「Sign In」を選ぶと自動的にアプリに戻り、アカウントでログインできます。
メールの届かない場合は迷惑メールフォルダをチェックしてください。
+ボタンでMacやWindowsのアドレスを登録
+ボタンを使うと、よく接続するMacやWindowsのアドレスをお気に入り登録できて、次回からサクッと呼び出せるようになります。
AnyDeskの左サイドバーにある+アイコンを押します。
「リモートデスクトップ」欄に表示される入力欄に、接続したいMacやWindowsのAnyDeskアドレスをコピペしましょう。
分かりやすい名前(例:「自宅Mac」「社内PC」など)を入れて保存を押します。
よくある質問

- MacでAnyDeskをどうやってインストールすればいいですか?
-
まずAnyDeskの公式サイトにアクセスし、上部メニューのダウンロードからMac用のdmgファイルを取得します。ダウンロードが完了したらファイルをダブルクリックし、表示されるウインドウでアプリをアプリケーションフォルダにドラッグしてください。これだけでインストールが完了します。
- 接続先のAnyDeskアドレスはどこで見つかりますか?
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アプリを起動するとメイン画面に自分のIDが大きく表示されます。その番号が接続先のアドレスとなるので、相手にその数字を伝えれば準備完了です。数字は一桁ずつゆっくり確認するとミスが減ります。
- セキュリティ面で気をつけるポイントはありますか?
-
知らない相手にIDを伝えないことが一番大事です。さらに設定画面から受け入れをオフにしておくと、相手からの接続リクエストに都度手動で許可を出すスタイルになるので、いきなりつながる心配が減ります。
AnyDeskをMacに入れるとき管理者権限はいる?
AnyDeskをMacにインストールするときには、管理者パスワードの入力が求められます。アプリを「アプリケーション」フォルダへドラッグ&ドロップする操作は、管理者権限がないと完了できないからです。
さらにリモート操作に必要な「画面収録」や「アクセシビリティ」の許可を設定する際も、同様に管理者認証が必要になります。自分専用のMacなら問題ありませんが、会社や共有端末を使う場合には、あらかじめ権限を持つ人にお願いしておくと安心です。
接続のとき毎回承認しないとダメ?
接続ごとに相手が許可をくれるのを待つのはちょっと面倒ですよね。AnyDeskにはアンアテンデッドアクセス(無人アクセス)という仕組みがあって、専用パスワードを設定すると、自動でつながるようになります。Macのシステム環境設定で必要な権限を一度だけ与えておけば、その後はパスワード入力だけで進めるので、何度も承認を押す手間がなくなります。
通信は本当に安全?
遠く離れたパソコン同士がつながるとき、安全かどうかはとても気になりますよね。AnyDeskは画面共有だけでなくデータのやり取りも同時に行うので、通信の仕組みがしっかりしているか確認しておきましょう。
- 強力な暗号化:AES256bit(アメリカ国立標準技術研究所承認の暗号方式)で通信内容を守ります。
- 公開鍵認証:RSA2048bitの鍵交換方式で、まちがいなく相手とだけ接続できます。
- 接続の承認:受け側が毎回「許可」「拒否」を選べるので、思わぬアクセスを防ぎます。
- 接続履歴とログ:いつどこからアクセスがあったかを記録し、あとから確認できます。
これだけの仕組みがそろっているので通信はしっかり安全といえます。初期設定でパスワードを強めにしておけば、さらに安心度がアップします。
ログインしていないMacを起動できる?
AnyDeskは電源が切れたMacを一度に起動できないため、まずMacを起動してログイン画面かユーザーがログインした状態にしておく必要があります。
スリープ中のMacなら「ネットワークアクセスでスリープ解除を許可」を有効にしておくと、遠隔でスリープ解除(Wake on LAN)が可能です。システム設定>バッテリー(省エネルギー)の項目からチェックを入れてください。有線LANのほうが安定し、Wi-Fiでは反応が遅れる場合がある点はご注意ください。
完全に電源オフの状態からリモート起動したいときは、対応ルーターのマジックパケット(WOL)機能を活用すると動くことがあります。ただしAppleシリコン搭載機はWOLに非対応なので動作しない場合がある点は頭に入れておくと安心です。
MacのRetina解像度が荒くなるのはなぜ?
MacのRetinaディスプレイは1ポイントを2×2の物理ピクセルで表示しているため、とても高密度な解像度を持っています。
AnyDeskはリモート接続の際、まず画面を標準DPI(1ポイント=1ピクセル)相当に縮小して転送し、受信側で拡大して表示します。そのため、元の高精細情報が一度間引かれ、拡大するとピクセルが粗く見えてしまうわけです。
まとめ

AnyDeskのインストールからアクセス許可の付与、Windows版AnyDeskへのID入力までの流れは、どのステップも迷わず進められるように丁寧にまとめました。
これでMacの画面を自由に操作できるだけでなく、ファイル転送や画面共有など便利な機能も活用できます。今日から手軽にリモート環境を楽しんでください。