Windows11で7-Zipを使って圧縮と解凍する方法

Windows11でファイルを右クリックして圧縮や解凍をしようとすると、形式やメニューの選び方でつまずいて困っている方が多いでしょう。

読めば右クリックから7-Zipで迷わず圧縮と解凍ができるようになります。また業務で役立つ設定のコツや応用テクニックも実践形式で学べます。

項目	内容
独自コンテンツ1	実作業で使っている右クリックからの具体的手順とつまずきやすいポイントを画面イメージ付きで解説します。
独自コンテンツ2	7-Zipのコンテキストメニューや圧縮形式の設定をプログラマー目線で最適化するコツを紹介します。
独自コンテンツ3	コマンドライン連携や自己解凍形式の作り方など、現場で役立つ応用テクニックを実例で示します。

最初は簡単な例から進めるので安心して試してください。すぐに日常作業が楽になるはずです。

Windows11で7-Zipを使って右クリックから圧縮と解凍をする方法

右クリックからサクッとファイルを圧縮したり解凍したりできる7-Zipは、Windows11でもとても便利です。ここではエクスプローラーで対象を選んで右クリックするだけで使える手順を、やさしく具体的に紹介します。

圧縮する方法（単一ファイルと複数ファイルの実践パターン）

単一ファイルの圧縮は対象ファイルを右クリックして7-Zipから圧縮形式を選ぶだけで完了します。ファイル名を分かりやすく付けておくと後で探すときに便利です。

複数ファイルをまとめたいときはフォルダごと選ぶか複数ファイルを範囲選択して同じ操作を行います。プログラマー向けには、ログやテキストは圧縮率の高い7zを使うと容量を節約できます。

エクスプローラーで対象を選んで右クリック→7-Zip→圧縮形式を選ぶ手順

解凍する方法（ここに展開とフォルダに展開の実践パターン）

圧縮ファイルの解凍は右クリックからとても簡単にできます。目的に応じて「ここに展開」と「フォルダ名で展開」を使い分けると作業がスムーズです。

「ここに展開」は現在のフォルダに中身をすぐ出したいときに便利です。「フォルダ名で展開」は専用フォルダにまとめたいときに使うと整理しやすく、上書き確認には注意してください。

右クリック→7-Zip→ここに展開/フォルダ名で展開を選ぶ手順と上書き確認の操作

Windows11で7-Zipのファイルマネージャーを使ってまとめて圧縮と分割をする方法

7-Zipのファイルマネージャーを使うと、複数のフォルダをまとめて1つのアーカイブにしたり、大容量ファイルを分割して保存したりできます。Windows11のGUIで直感的に操作できるので、コマンド操作が苦手でも安心して使えます。

ここでは実際に操作して確認した手順をやさしく説明します。プログラマー目線のちょっとしたコツも添えて、よくあるつまずきを避けられるようにします。

複数フォルダを1つのアーカイブにまとめる実践パターン

複数のフォルダをまとめるときは、7-Zipファイルマネージャーで対象フォルダを複数選択してから追加操作を行うのが一番シンプルです。アーカイブ名と形式を決めて圧縮レベルを選べば、まとまった1ファイルが作れます。

プログラマー視点のコツとしては、7z形式は圧縮効率が高いのでバックアップ向きです。配布先の互換性を重視するならzipを選び、アーカイブ内のパス構成は余計な親フォルダを含めないように注意してください。

7-Zipファイルマネージャーでフォルダを選択して追加ボタン→圧縮ボタンを押す手順

大容量を分割して圧縮する実践パターン

大容量を分割して圧縮すると、送信や外付けドライブでの管理が楽になります。例として700MBは古いCD互換、4GBはFAT32分割の目安として使えます。

分割アーカイブは受け手が全てのパートを揃えてから復元する点に注意してください。分割中は命名規則が自動で付くので、あとでまとめて展開すればOKです。

圧縮ダイアログで分割サイズを入力して分割アーカイブを作る手順（例 700MBや4GB）

Windows11で7zコマンドを使ってPowerShellやバッチで一括処理する方法

PowerShellやバッチで大量のファイルを一括で圧縮するときは、7zコマンドを使うと効率よく処理できます。手作業でフォルダを開いて圧縮するより速く、同じ操作を繰り返す場面で効果を発揮します。

ここでは現場でよく使うパターンをやさしくまとめます。カレントフォルダをそのまままとめるパターンやサブフォルダごと再帰的にまとめるやり方、パスに空白がある場合の対処を実例とともに紹介します。

フォルダ内のファイルをまとめて圧縮するコマンドパターン

フォルダ内のファイルをまとめて圧縮するときは、まず対象フォルダへ移動してからワンライナーで実行するのが分かりやすくて堅実です。サブフォルダも含めたいときは再帰オプションを使います。

Set-Location C:\path\to\folder
7z a -t7z archive.7z *

# 再帰でサブフォルダも含める例
7z a -t7z -r archive.7z C:\path\to\folder\*

PowerShellで対象フォルダに移動して7z aコマンドを実行する具体例とパス指定の方法

Windows11で7-Zipを使ってパスワード付き圧縮と形式変換を行う応用方法

機密ファイルを渡す場面やバックアップでパスワード付き圧縮が頼りになります。Windows11で7-Zipを使うと7z形式でAES-256暗号化が使えますし、ヘッダも暗号化してファイル名を隠すことができます。実務では解凍テストを必ず行い、受け手で問題なく復元できるか確認すると安心です。

応用として既存のzipを7zに変換して強い暗号で再圧縮したり、CIやバッチで形式変換を自動化するケースがよくあります。自動化ではパスワードをスクリプトに直書きしない工夫が重要で、環境変数やシークレット管理の活用をおすすめします。これらは実際の現場で役立つ小さな配慮です。

AES-256でパスワード付き圧縮を作る実践パターン

実践パターンではまず7z形式を選ぶことが鍵です。7z形式は標準でAES-256が使え、強力に守りたいファイルに向いています。

コマンドではアーカイブ作成に-aを使い、-t7zで形式指定、-pでパスワード、-mhe=onでヘッダ暗号化を有効にします。自動処理時はパスワード露出を避けるために履歴に残らない運用を検討してください。

GUIでパスワードを入力する場所と7zコマンドで -p と -mhe を使う具体的なやり方

よくある質問

エクスプローラーの右クリックに7-Zipが出てこない

インストール時にコンテキストメニューのオプションが有効になっていないことが多いです。インストーラーを再実行してシェル拡張にチェックを入れるか、7-Zip File Managerのツール→オプションで関連付けを確認してください。

パスワード付きで安全に圧縮したい

圧縮形式を7zにしてAES-256で暗号化すると強力に保護できます。Add to archiveでパスワードを設定し、必要ならファイル名も暗号化してください。

特定のフォルダにまとめて圧縮したい

ファイルやフォルダを選んで右クリック→7-Zip→Add to archiveで出力先とファイル名を指定できます。大量のファイルなら7-Zip File Managerでまとめて操作すると楽です。

パスが長すぎてエラーになる

Windowsのパス長制限が原因です。作業フォルダをドライブ直下に移すか、必要に応じてシステムで長いパスを有効にする手がありますが、設定変更前に必ずバックアップしてください。

.7zと.zipはどちらを選べばいい

7zは圧縮率と暗号化が優れていますが、受け取り側の対応状況を考えて選ぶと安心です。互換性重視ならzipを選び、セキュリティ重視なら7zを使うと使い分けやすいです。

ウイルス対策にブロックされて解凍できない

ウイルス対策ソフトの誤検知でブロックされることがあります。信頼できるファイルなら一時的に検出を無効にするか別の環境で確認してください。ただし不明なファイルは絶対に開かないでください。

まとめ

ここではWindows11で7-Zipを使って右クリックからファイルを圧縮と解凍する基本をまとめました。インストールとコンテキストメニューの使い方さえ押さえれば、日常のファイル整理がずっと楽になります。

圧縮形式は用途に合わせて選ぶと良いです。サイズ優先なら7zを、互換性重視ならzipを選んでください。パスワード保護はAES-256が安全なので機密ファイルには設定することをおすすめします。

右クリックメニューで「Add to archive」を使えば圧縮率や分割が設定でき、「Extract Here」や「Extract toフォルダ名」で解凍がスピーディーに行えます。設定画面でシェル統合が有効か確認しつつ、コマンドライン7zで自動化するのも便利です。