Windowsの更新通知が表示されても、バージョンアップを進めてよいのか不安になっていませんか?
公式手順に沿いながら躓きやすい画面の選択肢や待ち時間の目安を細かく示すことで、更新前の緊張をほぐしつつ大切なファイルやアプリを守ったまま安全に作業を終えられる方法をご案内します。さらに万一トラブルが起きてもすぐに戻せる備えも紹介します。
手順画像付きのガイドを読み進めながら実際に設定画面を操作すれば、初めての更新でも戸惑わずに進められます。今すぐパソコンを開き、ゆっくり一緒にステップを確認してみましょう。
わたしがいつもしているWindowsバージョンアップの流れをやさしく紹介

Windowsのバージョンアップは「なんだか難しそう」と思いがちだけど、実は手順を押さえればスムーズにできるものです。
- バックアップを用意:大事なデータやシステムイメージを外付けHDDやクラウドに保存しておく。
- 更新アシスタントを準備:マイクロソフト公式サイトから最新のアップデートツールをダウンロードする。
- インストールを実行:更新アシスタントを起動して画面の指示どおりに進める。
- 動作チェック:再起動後にデバイスドライバーやアプリの動作に問題がないか確認する。
アップデート中は電源ケーブルを必ずつないでおくこと。
WindowsUpdateを使う

WindowsUpdateはパソコンに最初から備わっている仕組みなので、公式の更新プログラムを迷わず取り込めます。更新タイミングのお知らせも自動で届くから、はじめての人でも安心して進められます。
- 自動チェックで最新状態をキープ:バックグラウンドで更新の有無を確認してくれるので見落としなし。
- インストールはワンクリック:更新プログラムをダウンロードしてインストールする流れが簡単。
- 更新履歴で安心確認:これまでのアップデート状況を一覧からチェックできる。
Windows11や最新のドライバーまで含めてバージョンアップしたいときにぴったりな方法です。エンジニア視点だと、システムが壊れにくい公式ルートを使うのが一番安全です。
①スタートボタンをクリック
画面左下にあるWindowsのロゴをクリックするとスタートメニューが開きます。
Windowsキーを押すと同じ画面がすぐに表れるので、キーボード派の人はぜひ使ってみてください。
②設定を開く
キーボードでWindowsキー
とIキー
を同時に押すと、一発で設定アプリが立ち上がります。
スタートボタンをクリックして歯車アイコンを選ぶ方法も覚えておくと、マウス操作でさっと呼び出せて便利です。
③更新とセキュリティを選ぶ
設定画面の左側にあるメニューから更新とセキュリティをクリックしてください。
④WindowsUpdateで更新プログラムのチェックを押す
「設定」の「更新とセキュリティ」から「WindowsUpdate」を選んだら、真ん中あたりにある更新プログラムのチェックボタンをクリックしてください。自動で最新の更新がないか探してくれます。
ネット回線の速さにもよりますが、完了までに数分かかることもあります。途中で画面を閉じると進みが止まってしまうので、ボタンを押したらそのままの状態で待ちましょう。
⑤ダウンロードとインストールをクリックして待つ
Windowsの更新画面でダウンロードとインストールをクリックすると、自動でファイルの取得が始まります。このときパソコンをそのままにしておくのがコツです。
通信環境によって所要時間が変わります。進行状況がゆっくりでも焦らずに、コーヒーを飲みながら待つと気持ちが楽になります。
ダウンロードが終わるとインストールが自動で進みます。再起動を数回求められることがありますが、画面の案内に従ってそのまま待ちましょう。
⑥再起動して完了
アップデートのインストールが完了すると、自動で再起動が始まります。「今すぐ再起動」を選ぶと数分かかりますが、そのまま待ちましょう。
再起動後にサインインするとデスクトップが表示され、最新のWindowsバージョンが反映されています。
再起動中は電源ボタンに触れないでください。途中で止めると更新が失敗することがあります。
インストールアシスタントを使う

インストールアシスタントはWindowsの公式ツールで、設定画面からぽんと起動できるから手軽です。ダウンロードから更新までを自動で案内してくれるので、どのファイルを探せばいいか迷わず進められます。
画面の指示に沿ってクリックするだけですすむから、初めてのバージョンアップでも安心です。アップデート前にはシステムチェックやドライバーの確認が入るから、不具合の芽を早めにつぶせるのも心強いポイントです。
①マイクロソフト公式サイトを開く
利用中のブラウザを起動してタブを整理しましょう。
アドレスバーにhttps://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10を入力してEnterキーを押してください。
プログラマー目線のコツとして、URLはコピー&ペーストで貼り付けると入力ミスを防げます。
②Windowsバージョンアップ用インストールアシスタントをダウンロード
お使いのブラウザで「Windows10インストールアシスタント」の公式ページにアクセスします。
「64ビット版をダウンロード」か「32ビット版をダウンロード」のどちらかを選びます。
ボタンをクリックしてインストールアシスタントを保存し、完了するまで待ちます。
③ダウンロードしたファイルをダブルクリック
タスクバーのフォルダーアイコンをクリックしてエクスプローラーを開き、左側の「ダウンロード」を選びます。
リストに並んだインストーラーのファイル名を確認して、迷わずダブルクリックします。
ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」をクリックして、インストールの準備を進めましょう。
公式サイト以外の配布元からのファイルはウイルスのリスクがあるので、必ずマイクロソフト公式から入手してください。
④画面の案内にしたがって同意して進む
利用規約とプライバシーステートメントが表示されたら、一つひとつ確認しながら「同意して次へ」をクリックします。
チェックボックスがある項目は、不要なデータ共有をオフにしておくとあとで設定を見直す手間が省けます。
利用規約を飛ばし読みすると、後から設定変更が面倒になることがあるので気をつけてください。
⑤準備が終わるまで待つ
画面に「準備を進めています」や%表示が出たら、更新ファイルの展開や整合性チェックが進んでいるサインです。
短くて20分、長いと1時間ほどかかる場合もあるので、電源ケーブルをつないだままスリープやシャットダウンを避けてください。
⑥再起動して完了
更新プログラムのインストールが終わると、再起動の案内が表示されます。今すぐ再起動を押して、PCが自動的に再起動するのを待ちましょう。
大事な作業は必ず保存して、作業中のファイルを閉じてから再起動してください。
ISOファイルとUSBメディアで手動アップ

ISOファイルとUSBメディアを使うと、ネット環境に左右されずさくっとアップグレードできます。
公式サイトからダウンロードしたISOイメージを専用ツールでUSBに書き込み、パソコンをUSB起動すれば、ウィザードに沿って進めるだけでOKです。複数台でも同じメディアを使い回せるので、まとめてアップデートしたいときにもぴったりです。
①メディア作成ツールをダウンロード
お使いのブラウザを起動して、https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11 に移動してください。
「今すぐツールをダウンロード」ボタンをクリックして、ダウンロードが完了するまで待ちます。保存先はデスクトップなど分かりやすい場所にすると便利です。
ダウンロード中は回線が安定している環境を選ぶと安心です。
②ツールを実行して別のPC用にインストールメディアを作成を選ぶ
「実行する操作を選んでください」の画面で別のPC用にインストールメディアを作成するにチェックを入れて「次へ」をクリックします。
③USBメモリを差して次へを押す
お使いのパソコン本体のUSBポートに、作成したインストール用USBメモリをしっかり挿し込みます。認識するまで数秒待ってください。
画面にUSBメモリのドライブ名が表示されたら、画面下部の次へボタンをクリックして先に進みます。
USB-Cポートしかない場合は、Type-C→USB-A変換アダプターを使うとスムーズに挿せます。
④作成が終わったらUSBからsetup.exeを開く
作成が終わったUSBを対象のパソコンに差し込み、エクスプローラーでUSBドライブを開いて「setup.exe」をダブルクリックしてください。管理者権限の確認画面が出たら「はい」を選ぶとインストールが始まります。
USBを差し込む前に保存していないファイルを全部閉じると、途中でデータが消える心配が減ります。
⑤個人ファイルを残すを選び進む
セットアップ画面で[個人ファイルを残す]を選びます。そうするとドキュメントや画像はそのまま残るので、日常的に使っているファイルを守ることができます。
注意:アプリや設定はリセットされることがあります。再インストールや再設定が必要になる場合があるので、後から慌てないようにインストール媒体やライセンス情報を準備しておきましょう。
⑥再起動して完了
開いているドキュメントやアプリをすべて保存して閉じたら、画面左下のスタートボタンをクリックして「再起動」を選んでください。再起動中に設定が反映されるまで数分から十数分かかりますが、焦らず待ちましょう。
再起動が終わったら、設定→システム→バージョン情報を開いて、新しいOSのバージョンが表示されているか確認してみてください。
再起動前に電源ケーブルを接続しておくと安心です。バッテリー残量が少ないと途中で止まることがあります。
バージョンアップ後にやっておくともっと快適になるちょこっと応用

バージョンアップしたらちょっとした工夫を取り入れて、毎日の操作をもっと気持ちよくしてみましょう。
応用テクニック | 役立ちポイント |
---|---|
ダークモードを有効化 | 目への負担を減らし、長時間の作業がラクになる |
ストレージセンスの設定 | 不要ファイルを自動で削除して、空き容量をキープ |
仮想デスクトップを活用 | 仕事や遊びごとに画面を分けて、整理整頓ができる |
クリップボード履歴の拡張 | コピーしたテキストを遡って貼り付けられるので効率アップ |
スタートメニューのタイル整理 | よく使うアプリだけを集めて、起動までの手間を減らす |
使わなくなった更新ファイルをおそうじ

Windowsを毎月アップデートしていると、知らないうちに古い更新ファイルがたまっていきます。
古い更新ファイルをおそうじすると、ハードディスクの空き容量がぐっと増えてパソコンの動きも軽やかになります。不要なバックアップファイルやキャッシュを削除できるので、次回のアップデートもスムーズになります。
「ストレージの設定」や「ディスククリーンアップ」からサクッとおそうじできるので、作業はとてもかんたんです。アップデート直後や容量不足を感じたときに定期的に実施すると、快適な環境を長く維持できます。
設定からストレージセンサーを開く
まずはスタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選びます。
設定画面が開いたら左側メニューの「システム」をクリックしてください。
続いて表示された項目から「ストレージ」を選ぶと、ストレージセンサーの設定リンクが見つかります。
「ストレージセンサー」をクリックすると、詳細な自動クリーンアップの画面が開きます。
以前のWindowsインストールを削除を選ぶ
Windowsキー+iで設定を開きます。
左メニューからストレージを選びます。
ストレージ詳細で一時ファイルをクリックします。
リストから以前のWindowsインストールを見つけてチェックを入れます。
画面下部の削除ボタンをクリックして進めます。
一度削除するとロールバックに必要なデータがなくなるため、ちゃんと動作を確認してから実行してください。
クリーンアップを実行
画面左下の検索アイコンをクリックし「ディスククリーンアップ」と入力してエンターキーを押してください。ドライブ選択画面が出たら、通常は「C:」を選んで「OK」をクリックします。
一覧から「一時ファイル」「ごみ箱」「Windows Updateのクリーンアップ」などをチェックし、「システムファイルのクリーンアップ」ボタンも忘れずに押してください。完了したら「OK」をクリックして削除を実行します。
設定>システム>ストレージを開き、「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。詳細設定で実行頻度や削除条件を自分好みにしておくと、日常的に自動でクリーンアップが進んで便利です。
ディスククリーンアップ実行中は他のアプリを終了しておくと処理が速く進みます。
調子が悪いときは元のバージョンに戻す

アップグレード後に動きが重くなったり、アプリの動作がいつもと違って落ち着かないと感じたときは、元のWindowsバージョンに戻す方法が頼りになります。
Windows11へのアップデートから10日以内なら、設定画面からクリックだけでアップデート前の状態にサクッと復帰できます。この方法を知っておくと、新しいバージョンに不安があるときも安心です。
設定から回復を開く
画面左下のスタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選びます。キーボードではWindowsキー+iを同時に押すとすぐ開きます。
設定画面が開いたら、左メニューから「システム」を選び、その中にある「回復」をクリックしてください。リストが表示されないときは、画面上部の検索窓に「回復」と入力すると素早く見つかります。
前のバージョンに戻すを選ぶ
スタートボタンを押し[設定]→[システム]→[回復]を順に選びます。
[前のバージョンのWindowsに戻す]で[開始する]を押して画面の案内に従います。
アップグレード後10日以内のみ利用可能でそれ以降は設定が消えます。
理由を選んで次へを押す
理由の一覧が画面に並んでいます。インターネット回線が遅い、時間が足りないなど、当てはまるものをクリックして選びます。
選択したら次へボタンを押して先に進みます。どれを選んでも問題ないので安心してください。
再起動して完了
更新プログラムのダウンロードとインストールが終わると、自動で再起動の案内が出ます。「今すぐ再起動」をクリックしてください。
再起動中は画面が何回か切り替わり、黒い更新画面が表示されます。電源を切らずにそのままお待ちください。
サインイン後にログイン画面が出たらアップデートは完了です。ファイルやアプリがいつもどおり動くか確認してみましょう。
再起動中は電源を切らないでください。開いているファイルは必ず保存しておくと安心です。
静かな時間に自動でバージョンアップさせる

寝ているあいだにこっそり更新を済ませたいなら、Windowsのアクティブ時間を使います。パソコンをよく使う時間帯を登録しておけば、それ以外の時間に自動でアップデートをダウンロード&インストールしてくれます。
プログラマー的なコツとしては、レジストリエディターやタスクスケジューラを使い、メンテナンス時間をさらに自由に設定する方法もあります。自動再起動の通知を抑えられるので、仕事中に急に再起動される心配が減ります。
設定からWindowsUpdateを開く
タスクバーのWindowsアイコンをクリックして歯車のマーク(設定)を選んでください。
設定画面左のメニューから更新とセキュリティを選び、続けてWindows Updateをクリックしてください。
アクティブ時間の変更をクリック
Windows Updateの画面で、アクティブ時間を設定している部分を見つけたら「アクティブ時間の変更」をクリックします。
すると開始時刻と終了時刻を入力できるダイアログが現れますので、普段パソコンをよく使う時間帯を設定してください。
設定が終わったら「保存」を押すと、指定した時間帯は自動で再起動されないようになります。
作業しない時間帯を設定
スタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選びます。次に「Windows Update」をクリックして最新の更新画面を表示します。
「アクティブ時間の変更」をクリックして、開始時刻と終了時刻を自分の作業時間外に調整します。設定が終わったら「保存」を押してください。
新機能をチェックしてすぐ使う

大型アップデートが終わったらまずは新機能をチェックしてみましょう。設定の「Windows Update」から更新履歴を開くと、新しく追加された項目が並んでいます。そこから気になる機能をピックアップすると、どこを触ればいいか迷わずにスタートできます。
気になった機能はすぐに試してみるのがポイントです。たとえばWindows Terminalのタブ分けや、PowerToysのウィンドウスナップ拡張などは、触ってみると操作感の違いが実感できます。使いながら設定をカスタマイズして、自分にぴったりの動きを見つけてください。
スタートからヒントアプリを開く
画面左下にあるWindowsアイコンをクリックします。
スタートメニュー上部の検索欄に「ヒント」と入力し、表示された「ヒント」アプリをクリックして開きます。
バージョンアップの新しいページを読む
Windowsキーを押して「更新プログラム」と入力し、Windows Updateの設定画面を開きます。
「更新履歴を表示する」をクリックすると、最新OSの新機能や変更点が載った公式リリースページに移動できます。
ページ内の新機能と既知の不具合に目を通して、どんな変化があるか確認しましょう。
公式以外の情報源から入手したリリース情報は誤りが含まれることがあるので注意してください。
気になる機能をピン留め
よく使う設定やアプリはスタートメニューやタスクバーにピン留めすると、毎回探す手間が省けます。
スタートボタンをクリックして、リストの中からピン留めしたいアプリや設定項目を表示します。
対象を右クリックして「スタートにピン留め」または「タスクバーにピン留め」を選びます。
最新ドライバーでデバイスを安定させる

ハードウェアを安定させるには最新のドライバーを取り入れるのがいちばんです。Windows Updateから提供されるドライバー更新だけでなく、メーカー公式サイトにある専用ドライバーもチェックしておくと、動作のもたつきやブルースクリーンをぐっと減らせます。
プログラマーならではのコツとしては、全部一気に更新するのではなく、問題が出やすいデバイスだけをピンポイントでアップデートすることです。不要なドライバーを入れすぎないことで、逆に不具合を招くリスクも抑えられます。
デバイスマネージャーを開く
キーボードでWindowsキー+Xを同時に押して、クイックリンクメニューを表示します。
表示されたメニューからデバイスマネージャーをクリックして開きます。
各デバイスを右クリックしてドライバーの更新を選ぶ
更新したいデバイス名を右クリックします。表示されたメニューからドライバーの更新をクリックしてください。
インターネットに接続していると、自動で新しいドライバーを検索してくれます。手動でファイルを指定したい場合は「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選び、準備しておいたドライバーの格納先フォルダーを指定しましょう。
自動検索で更新
WindowsUpdateの自動検索を使うと、最新の更新プログラムを迷わず手に入れられます。ネットにつながっていれば、必要なファイルが自動で見つかってダウンロードが始まりますので、一度設定すればあとはほったらかしでOKです。
スタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選びます。
「更新とセキュリティ」を選び、そのまま「WindowsUpdate」タブに切り替えます。
「更新プログラムのチェック」ボタンを押すと、自動で最新バージョンを検索し始めます。
通信環境によってはダウンロードに時間がかかることがありますので、余裕のあるときに実行すると安心です。
よくある質問

- バージョンアップ中に電源を切ってしまったらどうなる?
-
電源オフはシステムファイルの書き換えを途中で止めてしまうので、起動できなくなるリスクがあります。作業前に必ずバッテリー残量を確認し、電源アダプターをつないでからアップデートを進めましょう。
- アップデート後にプリンターや周辺機器が動かなくなったら?
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ドライバーが新バージョンに対応していない場合があります。公式サイトから最新ドライバーを落としてインストールし直すと改善することが多いです。私も同じ機種で再インストールしたらすぐ復活しました。
- うっかり更新を失敗してしまった場合に戻す方法は?
-
アップデート前にシステムが自動で作る「復元ポイント」を使うのがおすすめです。設定>システム>回復から「以前のバージョンに戻す」を選ぶだけで数ステップで復旧できます。
WindowsUpdateにバージョンアップが出てこないときはどうする?
WindowsUpdateに新しいバージョンが現れないとき、焦りますよね。でも安心してください。設定やツールを使って手軽に最新バージョンへ近づく方法があるんです。
- オプションのアップデートを確認:設定>WindowsUpdate>オプションの更新プログラムから新バージョンが隠れていないか探してみましょう。
- WindowsUpdateアシスタントを使う:マイクロソフト公式サイトからアシスタントをダウンロードして、手動でバージョンアップを進められます。
- メディア作成ツールで上書きインストール:USB起動メディアを作成し、現在の環境を維持しつつ最新版へ一気にアップグレードできます。
- グループポリシーの設定をチェック:企業向けエディションでは更新のタイミングが制限されていることがあるので、gpedit.mscで「WindowsUpdate」を確認しましょう。
バージョンアップにはどれくらい時間がかかる?
バージョンアップにかかる時間はパソコンの性能やインターネット回線の速さで変わります。
実際のところ、累積的な更新なら10~20分程度、大きなメジャーアップグレードなら30分~1時間くらいを見込むと安心です。
準備として不要なアプリを閉じたりバックアップを済ませたりすると、余計な待ち時間を減らせてスムーズに進みます。
アップ中にファイルが消えることはある?
Windowsのバージョンアップ中に、これまで編集してきたファイルが突然消えてしまう……なんて話を聞いてドキドキしたことはありませんか。ハラハラさせてしまうかもしれませんが、基本的に大切なファイルが消えることはありません。
ただし、アップデート中にエラーや電源トラブルが起きると、一部の作業中データが壊れてしまうことがあります。バックアップは念入りに。プログラムのソースはGitで管理、写真や書類はOneDriveや外付けHDDにコピーしておくと安心です。
もし何かあっても、Windowsには「ファイル履歴」や「以前のバージョンの復元」機能があります。システムの復元ポイントも活用しつつ、アップデート前にポイントを作成しておくと、すぐ元に戻せるのでおすすめです。
途中で電源が切れたらどうなる?
- 途中で電源が切れたらどうなる?
-
電源が切れても、Windowsアップデートは自動で元の状態に戻ろうとします。再起動後に「以前のバージョンに復元しています」というメッセージが出ることが多いです。
もし復元に失敗して動かなくなっても、別途作成した回復ドライブやインストールメディアで修復できる場合がほとんどです。
古いパソコンでもバージョンアップできる?
古いパソコンだとスペックが足りずにあきらめたくなるかもしれません。
でもWindows10以降は、最低でもメモリ4GB/空き容量20GB程度あれば導入できるケースが多いです。
実際に6年以上前のノートPCでも、USBメモリからメディア作成ツールを動かしてアップグレードできました。
ポイントは、最新ドライバーをメーカーサイトで用意しておくことと、SSDへの換装ができるなら事前にしておくことです。
時間はかかりますが、性能を少しでも底上げしておけば、古いマシンでもスムーズにバージョンアップできます。
USBメディアが認識しないときはどうすればいい?
USBメディアが反応しないときは、まずケーブルやポートまわりの接触をチェックしてみましょう。次にWindowsのディスクの管理画面でドライブがどう認識されているかを確認すると、原因のあたりがつきやすいです。
接続し直す・別のUSBポートを試す・ドライバーを更新するといった手軽な対処で直ることが多いので、初めての人でも安心して取り組めます。それでも改善しない場合は、USBメディアの故障やファイル形式の問題を疑ってみるといいでしょう。
まとめ

以上が Windows バージョンアップのまとめです。まずは大切なデータをバックアップし、システム要件をクリアしているかを確認しましょう。そのあと、Windows Update もしくはメディア作成ツールを使って最新バージョンへスムーズに移行してください。更新後はドライバーや設定を見直すことで、新機能や高速化された操作感を存分に味わえます。
これで最新の Windows を安心して楽しめるはずです。新しい機能を活かして、もっと快適で楽しいパソコンライフをスタートしましょう。