Windowsライセンス認証でつまずかない!安心スタートガイド

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Windowsライセンス認証でつまずかない!安心スタートガイド

Windowsを使い始めたばかりで、突然ライセンス認証の警告が出てどうすればいいのか戸惑っていませんか。

この解説では、オンラインと電話の二通りでプロダクトキーを入力する手順に加え、パーツ交換後の復旧方法やコマンドで認証状態を確かめるコツまで、経験から得た確かな流れをまとめ、エラー番号に振り回されずに安心して作業を終えられるよう丁寧に寄り添います。

手元のパソコンを機能制限のない快適な状態へ戻すために、本文に沿って操作し、設定画面に「ライセンス認証済み」と表示される瞬間のほっとする達成感を一緒に味わいましょう。

目次

オンラインと電話でできるWindowsライセンス認証のやさしい手順

オンラインと電話でできるWindowsライセンス認証のやさしい手順

Windowsのライセンス認証はネット環境があればすぐに終わる仕組みです。でも、途中で「エラー」が出たときにもあわてずにすむように、オンライン認証と電話認証の2つのやり方を知っておくと安心です。

  1. オンライン認証:インターネットにつながっているときに、自動でライセンスキーをマイクロソフトのサーバーと照合してくれます。slmgr.vbsというコマンドで細かいステータスを確認するのもプログラマーならではの裏ワザです。
  2. 電話認証:社内ネットワークの制限やプロキシ環境でオンラインがうまくいかないときに活躍します。ガイダンスに従って番号を入力するだけなので、初めてでも大丈夫です。

どちらもライセンスキーを用意して、好みや環境に合わせて選ぶだけです。もしオンラインでエラーが出たら、電話認証に切り替えるとスムーズに解決できます。

注意点:電話認証ではアナウンスされる英数字をゆっくり正確に入力してください。聞き取りづらいときは再生ボタンで戻せます。

補足:slmgr.vbs /dlv コマンドは管理者権限のコマンドプロンプトで実行してください。

インターネットにつないで認証するやり方

インターネットにつないで認証するやり方

インターネット経由の認証は、Windowsがインターネットにつながっていると自動でライセンスキーをMicrosoftサーバーへ送信してくれる方法です。設定画面を開いて待つだけで完了するので、初めての方でも迷わず使えます。

この方法のいいところは、更新プログラムを入れたあとでも同じ流れで認証できるところです。ネットワークがゆらぐときには時間がかかることがあるので、Wi-Fiや有線LANがしっかりつながっているか確認すると安心です。

①スタートボタンから設定を開く

手順
スタートメニューから設定を開く

画面左下のWindowsロゴをクリックします。

表示されたメニューの中から歯車のアイコンを選ぶと、設定画面がすぐに開きます。

頻繁に使うならWin+iキーで直接アクセスできるコツも覚えておきましょう。

②更新とセキュリティをクリック

手順
更新とセキュリティをクリック

設定画面が開いたら、画面下部にある鍵マークの「更新とセキュリティ」を探してクリックします。Windows Update関連の設定もここでまとめて確認できます。

③ライセンス認証タブを選ぶ

手順
ライセンス認証タブを選ぶ

設定画面の左ペインにある「更新とセキュリティ」をクリックすると、右側にいくつかのメニューが並びます。その中からライセンス認証を探して選んでください。マウスでクリックするだけで大丈夫です。

補足情報としては、Windowsキー+Rを押してms-settings:activationと入力すると直接ライセンス認証画面を開けます。覚えておくと便利です。

④プロダクトキーを入力ボタンを押す

アクティベーション画面でプロダクトキーを入力ボタンを探しましょう。設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証を開くと右側に表示されています。

手順
「プロダクトキーを入力」をクリック

ボタンを押すとテキストボックス付きのダイアログが表示されます。

Windowsアップグレード直後だとボタンが一時的に反応しづらくなることがあります。しばらく待ってからクリックするとスムーズです。

⑤25桁のキーを入力して次へを押す

Windowsセットアップ画面のプロダクトキー入力欄に、25桁のライセンスキーを入力します。キーボードで数字を打つと自動でハイフンが入るので、そのまま入力してください。コピー&ペーストで貼り付ける場合は余分なスペースや改行が含まれていないか、一度メモ帳などに貼って確認すると安心です。入力が完了したら「次へ」を押します。

⑥インターネット経由で自動認証を待つ

インターネットに接続したままにするとWindowsが自動でライセンスサーバーと通信して認証を進めてくれます。普段通りにネットを使いながら、数分ほど待ってみてください。

通信が途切れやすい環境だと認証に時間がかかることがあります。安定したWi-Fiや有線LANでつなぐとスムーズです。

数分待っても認証済みにならない場合は「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」の「トラブルシューティング」を使うと再試行できることがあります。

電話で認証コードをもらうやり方

電話で認証コードをもらうやり方

インターネット経由での認証がうまくいかないときは、電話でコードをもらう方法が頼りになります。システム画面に表示されたインストールIDを専用の電話番号に伝えると、自動音声がリモートで生成した認証IDを教えてくれます。

  • ネットワーク制限のある環境でも認証できる
  • 自動音声対応なので焦らず進められる
  • トラブル時の最後の切り札として安心

①ライセンス認証画面で電話による認証を選ぶ

手順
電話による認証を選ぶ

WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、入力欄にslui 4と入力してEnterキーを押します。

ライセンス認証画面が表示されたら、電話による認証をクリックして進めます。

表示されたリストから国や地域を選択し、画面に表示される電話番号に連絡する準備をしましょう。

②国を選んで表示された番号に電話する

電話認証には国番号が欠かせません。最初に表示された国・地域一覧から滞在中の国を選ぶと、その国専用の番号が現れます。

手順
国・地域を選ぶ

画面に並ぶ国・地域一覧から「日本」をクリックして該当する電話番号を表示します。

手順
表示番号に電話をかける

表示された番号をスマホや固定電話に入力して発信します。

国番号の先頭にある0は不要なので削除して発信してください。

番号を間違えやすいため画面から長押しコピーしてからペーストすると安心です。

③音声ガイダンスに従いインストールIDを入力する

  1. 電話の音声ガイダンスがスタートしたら画面の入力欄をクリックしてカーソルを合わせます。ガイダンスが読み上げる6桁ずつの番号を、数字キーまたはテンキーを使って間違えないように入力してください。
  2. インストールIDは全部で57桁(9ブロック)あります。長い番号は紙に書き写すかメモ帳アプリに控えておくと入力ミスを減らせます。
  3. 各ブロックを入力したらEnterキーを押して次へ進みます。聞き逃した場合は電話機の再生ボタンを押すとそのブロックだけもう一度読み上げてもらえます。

ガイダンスが速く感じたら「ゆっくりお願いします」と伝えるとゆっくり読み上げてくれます。

NumLockがオンになっているか必ず確認しましょう。オフだとテンキー入力が反映されないことがあります。

④取得した確認IDを画面に入力する

手順
取得した確認IDを入力する

電話で受け取った数字のセットを、画面に並んだテキストボックスへ順番に入力します。一度に全部入れずに、1行ずつ入力→確認を繰り返すと入力ミスを減らせます。

番号を入れ終えたら、必ず最後の桁を前後の数字と比べて間違いがないかチェックしてください。

入力が多いときは、メモ帳に番号を貼り付けてから画面にコピペするのも楽ですが、貼り間違いに注意してください。

⑤完了ボタンを押して認証を確認する

手順
完了ボタンを押して認証を確認する

認証画面の「完了」ボタンを押します。クリック後にステータスが「ライセンス認証が完了しました」に変わっているかどうかを必ずチェックしましょう。

認証が完了しないときは表示されたエラーコードをメモしてから、管理者モードで再度コマンドを実行すると成功しやすいです。

パワーシェルを管理者として起動すると、必要な権限がそろってスムーズに認証できることが多いです。

ハードを替えたあとに再認証するやり方

ハードを替えたあとに再認証するやり方

マザーボードやストレージを交換すると認証がはずれて「アクティブ化してください」と表示されてドキッとしますよね。でも事前にMicrosoftアカウントデジタルライセンスをリンクしておくと、再認証はサインインだけでスムーズに完了します。

  1. アカウントに紐付けたデジタルライセンスが自動で検出される
  2. オンライン環境があれば数秒で再認証が終わる
  3. 電話窓口に連絡せず自力でリカバリーできる

特にマザーボード交換や長く使ってきたパーツの更新で認証エラーが出やすいので、あらかじめ準備しておくと気持ちがラクになります。

①設定アプリからトラブルシューティングを開く

手順
設定アプリからトラブルシューティングを開く

まずはWindowsキー+Iキーを同時に押して設定アプリを呼び出します。マウス操作が苦手なときも安心のショートカットです。

設定画面で左側のメニューから「システム」を選び、表示された項目を下にスクロールすると「トラブルシューティング」が見つかります。クリックして進みましょう。

②ライセンス認証トラブルシューティングツールを実行する

Windows のライセンス認証で行き詰まったときは、内蔵のトラブルシューティングツールが強い味方になります。プログラムが自動で原因を探してくれるので、設定を直接いじるより安心ですよ。

手順
設定を開いて「更新とセキュリティ」を選ぶ

スタートボタンをクリックし、歯車アイコンの設定を開してください。「更新とセキュリティ」を探してクリックします。

手順
「ライセンス認証」のトラブルシューティングを実行

左メニューから「ライセンス認証」を選び、表示された画面の「トラブルシューティング」をクリックします。管理者権限が必要なので、プロンプトが出たら許可してください。

手順
診断結果に従って設定を修正

ツールが自動で問題を検出してくれます。案内に沿ってクリック操作するだけで、ネットワークやキーの再入力など必要な対応策を案内してくれます。

ネットワーク接続が不安定だと途中で止まる場合があるので、有線 LAN や確実な Wi-Fi 環境で実行すると安心です。

③このデバイスは最近のハード変更ですを選ぶ

手順
このデバイスは最近のハード変更ですを選ぶ

電話認証画面に表示される選択肢の中から〈このデバイスは最近のハード変更です〉を選んでください。マザーボードを交換した場合やパーツ構成を大きく変えたあとで再認証するときに役立つオプションです。

④自分のPC名を選択して有効化を押す

手順
自分のPC名を選択して有効化を押す

表示されたPC名が使っているパソコンと同じかゆっくり確認してください。問題なければその名前をクリックして、有効化ボタンを押します。これでWindowsがライセンスサーバーとやり取りをして、認証が完了します。

⑤結果の表示を確認する

手順
結果の表示を確認する

スタートボタンを右クリックして「設定」を選んでください。

「システム」を開き、左側のメニューから「ライセンス認証」をクリックします。

画面に「Windowsはライセンス認証されています」と表示されていれば完了です。

さらに正確な状態を知りたいときは、管理者権限のコマンドプロンプトでslmgr.vbs /dliを実行してください。

ライセンス認証が済んだらできる+αのお楽しみ

ライセンス認証が済んだらできる+αのお楽しみ

ライセンス認証が終わると隠れていた楽しみがいろいろ姿を現してきます。ここでは認証後にすぐ体験できるワクワクポイントをまとめました。

機能楽しみ方
テーマと背景のカスタマイズ好きな画像やカラーでデスクトップを自分らしく彩れる
Microsoft Storeアプリ無料ゲームや便利ツールをダウンロードして遊んだり作業効率アップ
スナップ機能画面をサクッと分割してマルチタスクをもっと快適にこなせる

マイクロソフトアカウントにデジタルライセンスをひも付けて引っ越しを楽にする

マイクロソフトアカウントにデジタルライセンスをひも付けて引っ越しを楽にする

Windowsのセットアップ画面や設定アプリでマイクロソフトアカウントにサインインすると、そのままライセンスがデジタルライセンスとしてアカウントにひも付けされます。

こうしておくと、将来PCを買い替えたりパーツ交換したりしたときに、同じアカウントでサインインするだけでライセンスが自動復活するので、とってもスムーズに移行できます。

自作PCやハードウェア構成を頻繁に変える予定があるなら、先にデジタルライセンスをマイクロソフトアカウントにひも付けしておくのがおすすめです。

スタートから設定を開く

手順
スタートから設定を開く

画面左下のスタートボタンをクリックしてメニューを開きます。

歯車マークの設定を選ぶと、設定画面が表示します。

スタートメニューに歯車マークが見当たらないときは、キーボードのWindowsキー+Iキーを同時に押すと直接開けます。

よく使う場合は設定アイコンを右クリックして「スタートにピン留め」を選ぶと、次回からアクセスしやすくなります。

アカウントを選ぶ

手順
アカウントを選ぶ

「スタート」をクリックして「設定」を開き、「アカウント>メール&アカウント」を選びます。

一覧に出ている中からWindowsライセンス認証に使うMicrosoftアカウントを探してクリックしてください。

もし複数アカウントがある場合は、Windowsを購入したときに登録したアカウントを選ぶと認証がスムーズです。

Microsoftアカウントでサインインする

手順
設定アプリを開く

スタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」をクリックします。

手順
「アカウント」を選ぶ

設定画面で「アカウント」をクリックして、サインイン情報の画面を開きます。

手順
Microsoftアカウントでサインイン

「Microsoftアカウントでサインイン」をクリックして、メールアドレスとパスワードを入力します。

手順
サインイン完了を確認

画面に自分のアカウント名が表示されたらサインイン完了です。

注意:オフライン状態だと情報が同期できずサインインできないので、事前にネットにつなげておきましょう。

ポイント:ライセンスを取得した同じMicrosoftアカウントでサインインすると、デジタルライセンスとのひも付けがスムーズになります。

ライセンス認証の状態を確認する

手順
設定を開く

スタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選んでください。

手順
更新とセキュリティを選ぶ

左メニューから「更新とセキュリティ」をクリックします。

手順
認証状態を確認する

「ライセンス認証」欄に表示されたメッセージで、Windowsが有効になっているか確認しましょう。

認証状態が「Windowsはライセンス認証されています」以外の場合は、ネット接続を確認してからオンライン認証か電話認証を試してください。

もう少し詳しい認証期限を知りたいときは、管理者としてコマンドプロンプトを開きslmgr /xprを実行すると有効期限が表示されます。

コマンドでプロダクトキーをさっと取り出してメモする

コマンドでプロダクトキーをさっと取り出してメモする

管理者権限でコマンドプロンプトやPowerShellを起動して専用コマンドを実行すると、レジストリからプロダクトキーをパッと拾い出せます。マウス操作が苦手でもコピペするだけなので安心です。

スクリプトに組み込めば複数台まとめて取り出せるのもプログラマーならではの楽しみですね。ただしデジタルライセンスの場合はキーが表示されないこともあるので、そのときは電話認証など別の方法を使うのも手です。

検索ボックスにcmdと入力して管理者で開く

手順
検索ボックスにcmdと入力して管理者で開く

Windowsキー+Sを押すか画面左下の虫めがねアイコンをクリックして検索ボックスを表示します。ここにcmdと入力してください。

候補に出てきた「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選びます。

管理者権限で開くときはユーザーアカウント制御の確認が出るので「はい」をクリックしてください。

slmgrコマンドを入力してキー情報を表示

手順
slmgrコマンドを入力してキー情報を表示

まずは管理者としてコマンドプロンプトを起動します。スタートメニューで「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択してください。

起動後、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。これでインストール済みのプロダクトキー下5桁とライセンス状態がポップアップで表示されます。

slmgr /dlv

ダイアログの「部分プロダクトキー」に注目しましょう。ここに表示された下5桁が現在使われているキーの確認に役立ちます。

表示されたキー末尾5桁をメモする

手順
表示されたキー末尾5桁をメモする

PowerShellのダイアログにある「部分プロダクトキー」欄を見つけたら、そこに表示された末尾5文字をメモします。数字とアルファベットが混じっているので、一文字ずつ丁寧に確認しましょう。

手書きで残すのもいいですが、メモ帳などのテキストエディタに貼り付けておくと、電話認証で入力する際にコピペできてラクチンです。

「0(ゼロ)」と「O(オー)」は見た目が似ています。入力ミスを防ぐため、拡大表示でしっかり確認しましょう。

exitと打って閉じる

ターミナルやコマンドプロンプトを閉じるときは、exitと入力してEnterキーを押します。

exit

実行中のプロセスが残っていると強制終了となり、データが失われる場合があります。必要な処理が完了しているか確認してから閉じてください。

PowerShellでも同じ手順でOKです。小文字でも大文字でも問題なく動きます。

PowerShellで複数PCの認証状態を一気にチェック

PowerShellで複数PCの認証状態を一気にチェック

PowerShellを活用すると、自分の手元だけでなく社内ネットワーク上のPCもまとめてライセンス認証の状態をチェックできます。マウスでひとつずつ開くよりもスクリプトで自動化したほうが楽しくなっちゃいます。

  1. 一括確認:複数台のPCをまとめて調べられるので手間が激減します。
  2. レポート出力:CSVやHTMLに書き出して関係者にパッと共有できます。
  3. リモート実行:管理用の権限さえあれば、物理的に離れたマシンにも一気にアクセスできます。

実際に何十台もチェックした体験からいうと、数行のスクリプトで定期レポートに組み込むと安心感がアップします。Windows Updateと同じノリで、ライセンス管理もお手軽に。

スタートを右クリックしてWindowsTerminalを開く

手順1
スタートを右クリックしてWindowsTerminalを開く

画面左下のWindowsアイコンを右クリックするとメニューが現れます。

メニュー内からWindowsTerminalをクリックします。もし「WindowsTerminal(管理者)」があれば、管理者権限で動かせるので好みで選べます。

これでコマンド入力の準備が整います。初めてでも迷いにくい方法です。

GetComputerInfoコマンドを打つ

手順
PowerShellを管理者で起動する

スタートメニューを右クリックし「Windows PowerShell(管理者)」を選んで開いてください。ここで管理者権限が必要です。

手順
Get-ComputerInfoコマンドを実行する

以下のコマンドを入力し、Enterキーを押してください。

Get-ComputerInfo -Property CsName, WindowsProductName, WindowsVersion

表示されたPC名、エディション、バージョンをコピーしておくと、電話認証の際にスムーズです。

手早く全情報を保存したい場合は「Get-ComputerInfo > C:\computerinfo.txt」としてファイルに書き出せます。

LicenseStatusの値を確認する

手順
管理者権限のPowerShellを起動

タスクバーの検索ボックスに「PowerShell」と入力して、表示された「Windows PowerShell」を右クリックし「管理者として実行」を選びます。

手順
ライセンス情報を表示

以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。システム全体のライセンス詳細が表示されます。

slmgr /dlv

手順
LicenseStatusの値を探す

表示された一覧からLicense Statusの行を見つけ、その横にある数字を確認します。

「slmgr /dlv | findstr LicenseStatus」を使うと絞り込み表示できます。

管理者権限でないと詳細情報が取得できないため必ず「管理者として実行」で開いてください。

LicenseStatusの代表的な値は次のとおりです。

LicenseStatus意味
0ライセンス認証済み
1未認証
2評価版期限切れ
3エラー状態

スクリプトで一覧をCSV保存する

PowerShellを使えばライセンス情報を一括でCSVに書き出せます。手順に沿って進めてみましょう。

手順
管理者としてPowerShellを起動する

スタートメニューの検索にpowershellと入力し、表示された「Windows PowerShell」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。

手順
ライセンス情報をCSVに保存するスクリプトを実行

以下のスクリプトをコピーしてPowerShellに貼り付け、Enterキーを押します。実行後、Cドライブ直下にlicense_list.csvが作成されます。

$licenses=Get-CimInstance -ClassName SoftwareLicensingProduct \| Where-Object {$_.LicenseStatus -eq 1 -and $_.PartialProductKey} \| Select-Object Name,PartialProductKey,LicenseStatus $licenses\|Export-Csv -Path "C:\license_list.csv" -NoTypeInformation

管理者権限がないとライセンス情報にアクセスできない場合があります。

出力ファイルの文字化けが気になる場合はExport-Csvに-Encoding UTF8を追加してみてください。

よくある質問

よくある質問

プロダクトキーがどこにあるかわからない

プロダクトキーがどこにあるかわからない

パソコン本体やパッケージを買ったときのシール、あるいは購入メールに記載されていることが多いです。

もしプリインストール版なら、システム情報からも探れます。管理者権限でPowerShellを開いて次のコマンドを入力してみてください。

slmgr /dlv

「ライセンス状態」の欄にキーの末尾などが表示されるので手がかりになります。

電話認証で案内された番号にかけてもつながらない

電話認証で案内された番号にかけてもつながらない

自動音声サービスにはPCのネットワーク環境と連動した番号が必要になることがあります。

まずは設定→時刻と言語→日付と時刻で自動設定をオンにして現在時刻を合わると改善することがあります。

それでもつながらなければ、市外局番なしの国内フリーダイヤルに切り替えてみてください。スマホなら番号を長押しするとペーストできるのでミスを減らせます。

エラーコード0xC004F074が出てうまく認証できない

エラーコード0xC004F074が出てうまく認証できない

このエラーはタイムサーバーとの同期ズレが原因になることが多いです。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、次の順で時刻同期から再認証を試してみてください。

w32tm /resync

slmgr /ato

同期が完了すればライセンスサーバーに再接続され、問題なく認証できるはずです。

ライセンスを別のPCに移したいときの手順は?

ライセンスを別のPCに移したいときの手順は?

まず古いPCでライセンスを解除します。管理者モードのPowerShellで次のコマンドを入力してください。

slmgr /upk

そのあと新しいPCでプロダクトキーを入力します。

slmgr /ipk あなたのプロダクトキー

最後に slmgr /ato で認証すれば簡単に移行できます。

プロダクトキーが見つからないときはどうする?

プロダクトキーが見つからないときはあわてずに、手元のPCやアカウントを活用した方法を試してみてください。どれもサクッとできるので安心してくださいね。

  1. Microsoftアカウントのデジタルライセンスで復元:以前にアカウントでサインインして認証したPCなら、オンライン接続するだけでライセンスが自動で戻ります。
  2. PowerShellでBIOS内の埋め込みキーを確認:最新のWindows10/11対応PCならコマンド一行でUEFIに格納されたキーを読み取れます。
  3. NirSoft ProduKeyで既存インストールから抽出:経験豊富なプログラマーも愛用する軽量ツールで、すぐにプロダクトキーを一覧表示できます。
  4. OEMメーカーへ問い合わせ:プリインストールPCならシールが消えていても、サポート窓口で再発行や認証コードを教えてもらえる場合があります。
  5. 電話認証で新しいキーを取得:オフライン認証の案内に従ってMicrosoftコールセンターへ連絡すれば、その場でキーを発行してもらえます。

一番かんたんなのはデジタルライセンスの復元ですが、BIOS読み取りやツール活用も覚えておくと、キー紛失時に役立ちますよ。

インターネットがない環境でも認証できる?

インターネット回線がなくても、電話を使ったライセンス認証ができます。

電話認証ならネットワークを切り離した社内環境やセキュリティ厳守の現場でも困りません。

手元にプロダクトキーを用意して、画面に表示されたインストールIDをダイヤルキーで入力すればOKです。

ガイダンスに従うだけで進むので、オペレーターとのやりとりなしでスムーズに完了します。

ライセンス認証に失敗してエラー0xC004F050が出たら?

このエラーはシステムが入力されたプロダクトキーを正しく認識できないときに出ます。インターネット環境やキーの入力ミスが原因になりがちなので、まずは状況を整理して落ち着いて対応しましょう。

  1. ネットワーク接続を確認する:有線やWi-Fiが安定しているかチェックしましょう。
  2. プロダクトキー再入力を試す:設定>ライセンス認証から正しいキーをコピペして入力します。
  3. トラブルシューティングツールを使う:設定>更新とセキュリティ>ライセンス認証>トラブルシューティングで自動修正を行います。

インターネット接続が安定しないと認証サーバーにアクセスできず同じエラーが繰り返されやすいので注意してください。

電話による認証も利用できます。トラブルシューティング後に「別の方法でライセンス認証」を選ぶと番号が表示されます。

中古PCで前の持ち主のライセンスが残っている場合は?

中古PCを手に入れて電源を入れたらライセンス認証が前の持ち主のままになっていることがあります。このままだとWindows Updateが止まったりロック画面の変更ができなかったりするので、自分のライセンスにさっさと切り替えておくと安心です。

前の持ち主のライセンスが残っているときに選べる方法は大きく分けて三つあります。どれを選ぶかはライセンスの種類や予算しだいですが、ざっくり特徴をつかんでおくと迷わず対応できます。

  1. リテール版ライセンスの譲渡対応:電話でマイクロソフトに連絡すると、前の持ち主から正式にライセンスを引き継げる場合があります。
  2. プロダクトキーの上書き変更:自分が持っているキーを設定画面やコマンドで入力して、前の持ち主の情報を消します。
  3. 新しいライセンスの購入:OEM版だったり譲渡が難しいときは、オンラインストアや家電量販店で新しいライセンスを買うのが手っ取り早いです。

エンジニア目線のコツとして、ライセンスの種類をコマンドでサクッと調べると安心です。たとえば「slmgr /dli」を使うと、リテール版かOEM版かがすぐにわかります。

Windows10から11にアップグレードするとライセンスはどうなる?

Windows10から11へアップグレードすると、もともとWindows10で認証済みのデジタルライセンスがそのまま次のOSにも引き継がれるので、プロダクトキーを改めて入力する必要はほとんどありません。Microsoftアカウントでサインインしていれば、インターネット接続時に自動的にライセンス認証が完了します。

もしパソコンの主要なパーツ(マザーボードなど)を交換していると、稀に再認証が必要になる場合があります。そのときはオンライン認証か電話認証を試してみましょう。

まとめ

まとめ

Windowsを使い始めて真っ先にぶつかりやすいのがライセンス認証でしたね。プロダクトキーの確認から始まり、オンライン認証と電話認証という2つのやさしい道筋を実体験から丁寧にお伝えしてきました。

まずは「設定>更新とセキュリティ>ライセンス認証」画面でプロダクトキーを入力。うまくいかなければ、画面に表示された番号をサポート窓口に電話して認証コードをもらいます。手順紹介のとおり進めれば、迷わず完了できるはずです。

認証が終わればWindowsの隅々までフルパワーで利用できます。つまずいたときは、見直した手順をもう一度トライしてください。さあ、安心スタートで新しい環境を楽しんでくださいね。

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