Outlookを開いてもどのボタンでチャットを始めればいいのか分からず、同僚との小さなやり取りがメールで埋もれてしまって困っていませんか?
ここでは初めての方でも戸惑わないように、送信欄の位置からグループ招待、通知の静音設定まで、実際に試して役立った手順を順序通りにまとめていますので、短い休憩時間でも手早く理解でき、安心して使い始められます。
ささいな連絡をもっと気軽に交わせる環境を整え、仕事や学習のリズムをスムーズにしたいと感じたら、このガイドをご覧になり、ご自分のペースで取り組んでみてください。
Outlookチャットを今すぐ使い始めるための手順

Outlookチャットを初めて使うときは、まず環境を整えてからメッセージを送る流れをつかむとスムーズです。ここではエンジニアの実体験にもとづいた、大まかな流れをやさしくまとめました。
- OutlookとTeamsを最新に更新:WindowsアップデートとOfficeアップデートで最新版を確認
- サインイン情報を統一:OutlookとTeamsに同じアカウントでログイン
- Outlookアプリを起動:左側のナビゲーションバーからチャットアイコンを探す
- 新しいチャットを作成:相手の名前かメールアドレスを入力して選択
- メッセージを入力して送信:Enterキーで素早く送れる
OutlookチャットはTeams機能を内包しているので、両方をセットで使うのが肝心です。
エンジニアからのワンポイント:チャットパネルが見当たらないときは、リボンの「表示」タブで「チャット」をチェックしてみると表示されます。
Outlookデスクトップアプリから始める

Outlookチャットをしっかり楽しみたいなら、まずはデスクトップアプリが心強い味方です。PC画面いっぱいにチャットウィンドウを並べて、キーボードだけでサクサクやり取りできるのはデスクトップならではです。
- 常時表示の通知:タスクバーやトレイで新着メッセージを見逃さない
- 複数ウィンドウ:重要なチャットごとにウィンドウを分けて一目で管理
- 開発者向けカスタマイズ:アドインでコードスニペットやタスク管理ツールと連携
仕事中にメールもチャットも一画面で切り替えたい方や、開発環境と連携して効率アップを狙う方には特におすすめです。
①Outlookを開いて左下の吹き出しアイコンをクリック
まずはWindowsのスタートメニューからOutlookを開きます。アプリが立ち上がったら、画面左下のフォルダ一覧の横にある小さな吹き出しアイコンを探してクリックしてください。
吹き出しアイコンが見つからないときは、ウィンドウサイズを調整すると隠れているアイコンが表示されることがあります。
②初回案内に従いMicrosoftアカウントでサインイン
Outlookを起動すると最初に表示される案内画面でサインインをクリックしてください。
Microsoftアカウントのメールアドレスを入力したら「次へ」を選び、パスワードを正しく入力します。
組織アカウントの場合は多要素認証の画面が出ることがあるので、スマホの認証アプリで承認してください。
サインインが成功すると、自動的にチャット画面が読み込まれます。
③検索ボックスに名前を入力して相手を選ぶ
画面上部にある検索ボックスをクリックして、チャットしたい相手の名前を入力します。
候補一覧から相手をクリックすると、すぐにチャット画面が表示されます。
社内ディレクトリに登録がない人は候補に出ないので、メールアドレスで検索してみましょう。
④メッセージ欄に文章を打ち送信ボタンを押す
画面下部にあるメッセージ欄をクリックするとカーソルが点滅します。ここに伝えたい文を入力してください。Windows11版OutlookならEnterキーで即送信されるので、改行したいときはShiftキーを押しながらEnterキーを押します。
入力を終えたらメッセージ欄右の紙飛行機アイコンをクリックするか、Enterキーを押して送信します。送信後すぐに相手側へ届くため、万が一間違えた場合は該当メッセージを右クリックして「メッセージを編集」や「メッセージを削除」を選ぶと修正ができます。
OutlookWeb版から始める

パソコンにアプリを入れずにすぐに使えるOutlookWeb版は、最初の一歩にぴったりです。
新しいチャット機能は自動で有効になるので、特別な設定なしで気軽に同僚とメッセージを交換できます。
- インストール不要:ブラウザで開くだけですぐに始められる
- 常に最新:OSやアプリの更新を気にせず最新機能を利用できる
- 自動同期:チャットもメールもクラウドで一元管理できる
- 軽快な動作:動作が軽いので古いパソコンでもスムーズに動く
OutlookWeb版はまず試してみたいときやパソコンを追加で用意できないときに心強い味方になります。
①ブラウザーでOutlookを開き右上のチャットアイコンをクリック
まずEdgeやChromeなどお好みのブラウザーでOutlookを開きます。アドレスバーにhttps://outlook.office.comと入力してEnterを押してください。
サインイン後は画面右上に並ぶアイコンの中から吹き出しのマークを探します。見つけたらチャットアイコンをクリックしましょう。
組織の管理者設定でチャット機能がオフの場合があります。その際はIT担当者に相談してください。
②表示されたパネルでサインインを完了する
ポップアップしたサインインパネルに、職場または学校のメールアドレスとパスワードを入力します。
職場アカウントでは二段階認証でスマホ認証アプリのコードが求められる場合があります。画面に表示されたコードを入力してください。
入力後にサインインを押すと数秒で画面が切り替わり、Outlookチャットのメイン画面が表示されます。
③連絡先一覧から相手を選んでチャットを開く
Outlook画面左のチャットアイコンをクリックすると連絡先一覧が出ます。
リストをスクロールして探すか、上部の検索ボックスに名前を入力して絞り込みます。
見つかった相手の名前をクリックすると、右側にチャット画面が表示されます。
社内で同姓同名がいるときは「部署名+名前」で検索すると迷わず相手を見つけられます。
④入力欄にメッセージを入れて紙飛行機ボタンを押す
チャットウィンドウの一番下にある入力欄をクリックしてカーソルを置きます。書きたい内容を自由に入力したら、右側の紙飛行機アイコンを押してメッセージを送ります。
Outlookチャットを仕事や学びに活かすアイデア

Outlookチャットをもっと活かすコツを集めました。仕事のスムーズなやり取りや学びの場づくりに役立つ活用アイデアを確認して、日々のコミュニケーションをワンランクアップさせましょう。
応用アイデア | 適した場面 | メリット |
---|---|---|
タスクチャネルで進捗管理 | プロジェクトチームの作業共有 | 担当者や締切が一目で分かりやすくなり、抜け漏れを防げる |
会議メモ自動化 | 定例ミーティングや勉強会 | 手間なく議事録を生成し、参加できなかった人にもすぐに内容を共有できる |
質問&学習グループ | 技術や資格学習の情報交換 | 疑問をすぐに解消でき、先輩からのアドバイスをチャットで集約できる |
テンプレート配信ボット | 月次報告や成果提出 | 定型フォーマットを瞬時に呼び出せて、報告の手間を大幅に短縮できる |
グループチャットでみんなの話題を一つにまとめる

グループチャットを使うと複数人の会話を一つのチャットルームでまとめられます。メールのやりとりを減らしてリアルタイムに情報を共有できるうえ、チャネルごとにトピックを分けて参加メンバーを管理するのもらくちんです。個別メッセージを追うより全体の流れが見やすく、大事なやり取りはピン留めしてあとで振り返ることもできます。
チャットパネル上部の新しいチャットボタンを押して複数人を追加する
チャットパネルの一番上にある新しいチャットボタンを押すと、複数人をまとめて追加できる画面が開きます。
チャット画面左上の+
アイコンをクリックして「新しいチャット」を開きます。
表示された「名前を追加」欄に相手の名前やメールアドレスを入力して、候補リストからクリックで選びます。追加したい全員を同じ操作でまとめて登録できます。
ディレクトリ登録がまだの相手は検索に出ない場合があります。メールアドレス全体を入力すると表示されやすくなります。
タイトル欄にテーマを書き議題が分かるようにする
Outlookチャット画面のいちばん上にある件名欄をクリックします。ポップアップで入力欄が表示されたら「プロジェクトX相談」や「週次レビュー」など、議題がひと目で分かる言葉を入れてください。参加者全員が何について話すかすぐに把握できます。
タイトルは短く端的にまとめるとチャット一覧でも探しやすくなります。
必要に応じて@メンションで呼びかける
チャット入力欄で@キーを押すと、チームメンバーや連絡先の候補がリスト表示されます。
@のあとに呼びかけたい相手の名前を入力すると、候補が絞り込まれます。
上下矢印キーで目的の相手にカーソルを合わせ、Enterキーで確定します。
メッセージを入力し、Enterキーで送信すると相手に通知が届きます。
相手が候補に出ないときは、チャットに招待されているかを確認するといいです。
ファイルをドラッグして瞬時に共有する

チャット画面にパソコン内のファイルをそのままドラッグ&ドロップするだけで、相手と瞬時に共有できる方法です。
添付ダイアログを開かなくても済むので操作がとってもスムーズです。ファイルがクラウドにアップロードされながらリンクが生成されるので、大きなサイズでも安心して送れます。
エクスプローラーから送りたいファイルをチャットウィンドウへドラッグする
この操作を覚えると、わざわざファイル選択ダイアログを開かずにサクッと共有できます。
タスクバーのフォルダーアイコンやスタートメニューからエクスプローラーを開き、送りたいファイルがある場所を表示します。
送りたいファイルを左クリックで押さえたまま、チャット入力欄またはウィンドウ内へドラッグし、マウスボタンを離します。
ファイルサイズ上限は組織の設定によって変わります。大きなファイルはあらかじめ圧縮しておくと失敗しにくいです。
アップロード完了を待ち送信ボタンを押す
投稿画面の下にあるプログレスバーやファイルアイコンを見て、チェックマークが表示されるまで待ちましょう。完了前に送信するとファイルが届かないことがあります。
アップロードが完了すると送信ボタンがアクティブになります。画面右下のボタンを押してメッセージとファイルを相手に送信しましょう。
大きいファイルだと時間がかかるので、アップロードが終わるまでブラウザを閉じないようにしましょう。
絵文字やGIFで気持ちをふんわり届ける

文字だけのやりとりだと気持ちが伝わりにくいことがありますよね。Outlookチャットなら、絵文字やGIFを簡単に挿入できるので、ほんのり温かい雰囲気で思いを届けられます。
絵文字はクリック一つでポンと送れる手軽さが魅力です。GIF検索機能を使えば、自分では用意できない動きのある素材もすぐ見つかります。ちょっとしたひと言をアニメーションで表現すると、相手の心に残るやわらかなコミュニケーションになりますよ。
- 同僚に感謝やおつかれさまをふんわり伝えたいとき
- 会議前の緊張をやわらげたいとき
- チャットで軽い雑談を盛り上げたいとき
入力欄下の顔マークをクリックして好きな絵文字を選ぶ
メッセージ入力欄の下に表示されている顔マークを探してクリックしてください。
ポップアップした絵文字パネルから使いたいものをクリックすると、入力欄に絵文字が追加されます。
GIFボタンで動く画像を検索して挿入する
チャット画面の入力欄下にあるGIFアイコンをクリックしてください。
軽く動きを伝えたいキーワードを入力し、表示された一覧から好みのGIFをクリックするとチャットに追加されます。
通知を静かにコントロールして集中タイムを守る

急に画面の隅でポップアップが出ると、思考の糸が切れそうになりますよね。コードに集中したい時ほど通知はそっとしてあげたくなります。
最新のWindows11ならフォーカスアシストとOutlookチャットの通知オフ機能を組み合わせるだけで、大事なメッセージは逃さずに雑多な音やポップアップをシャットアウトできます。深い集中タイムをしっかり守りたい時にぴったりです。
チャットウィンドウ右上のベルマークをクリックしミュートを選ぶ
チャットウィンドウ右上のベルマークを探しましょう。マウスカーソルを合わせると「通知設定」の説明が表示されます。
アイコンをクリックすると通知のオンオフメニューが開きます。プログラマー視点だと、この操作でチャットごとの通知設定キーが切り替わるイメージです。
メニューから「ミュート」をクリックすると、以後は新着メッセージのポップアップやサウンドが抑制されます。集中したいときや深夜に最適です。
設定画面の通知項目で時間帯ごとにオンオフを切り替える
まずはOutlookチャットの通知を時間帯別に切り替えてみましょう。仕事時間外でも必要なメッセージだけ受け取れるようになります。
Windows版のOutlookアプリを起動して、左側のチャットアイコンをクリックします。
画面右上の自分のアイコンをクリックして、表示されたメニューから「設定」を選びます。
設定画面で「チャット」→「通知」を選び、「時間帯ごとの通知」を探してオンオフを切り替えます。
切り替えが完了したら設定画面を閉じると、自動で保存されます。
オフにした時間帯は未読通知も表示されないので、大事な連絡が来る可能性がある場合は注意してください。
よくある質問

- Outlookチャットのタブが見当たらないのですがどうすればいいですか?
Windows11+最新Outlookを使っている場合、本体の左端メニューをカスタマイズしているとチャットアイコンが隠れることがあります。歯車アイコン→「全般」→「アプリの起動と終了」でチャットを有効にしてください。それでも出ないときは一度Outlookを再起動するか、キャッシュクリア(
%localappdata%\Microsoft\Outlook\RoamCache
フォルダ内削除)を試してみると解決しやすいです。- 送信したメッセージを取り消したり編集したりできますか?
Outlookチャットでは送信直後なら自分の発言を編集できます。メッセージ上で右クリック→「編集」を選ぶとテキスト修正可能です。ただし取り消し(削除)は残念ながらできないので、一言「送信ミスです」などを送ってフォローすると気まずさが軽減できます。
- チャットの通知が来なくなったときは?
Windowsの通知とOutlookのアプリ内通知、両方がオンになっているか確かめてください。まずWindows設定→「システム」→「通知」でOutlookがON。次にOutlookの歯車→「メール」→「通知」→「チャットの受信音」をオンにします。自分も通知が鳴らず先輩に連絡が遅れたことがあるので、設定後はテストメッセージを送って確認しています。
- チャット履歴を削除する方法はありますか?
個別メッセージの完全削除はできませんが、自分側の一覧から非表示にすることは可能です。チャット一覧で相手の名前を右クリック→「チャットを閉じる」を選んでください。チャット自体はサーバー上に残るものの、自分の一覧からすっきり片付けられます。
Outlookチャットが表示されないときは?
Outlookチャットが見当たらないときは、アドインの状態や更新状況をチェックするとすぐに見つかります。
- チャットアドインがオンになっているか確認
- Outlookをいったん閉じてから再起動
- Office更新プログラムを最新にアップデート
- キャッシュをクリアして軽やかに表示
- それでもダメなら管理者に設定状況を確認
メッセージが送れないのはなぜ?
Outlookチャットでメッセージを送れないとき、どこを見ればいいか迷うよね。実際にあったトラブルをもとに原因と確認ポイントをまとめたよ。
原因 | 確認ポイント |
---|---|
ネットワーク接続 | Wi-Fiやモバイルデータの状態をチェックする |
サインイン状態 | Outlookに正しくサインインできているか見る |
組織の設定 | 管理者がチャット機能を許可しているか確認 |
アプリのバージョン | 最新バージョンにアップデートされているか調べる |
キャッシュ | キャッシュをクリアして再起動してみる |
通知が多すぎて落ち着かないときは?
チャットの通知がばんばん届くと集中が途切れちゃいますよね。それなら通知の種類をしぼるのがコツです。たとえばメンションやダイレクトメッセージだけを受け取るように設定すれば、会話のノイズが少なくなって大切な連絡を見逃しにくくなります。
あと、Windowsの「フォーカスアシスト」と組み合わせるとさらに快適です。プログラマーとして実践しているのは、作業中は「優先通知のみ」にしておいて、終了後にまとめてチェックするスタイルです。こうすると開発の手を止めずにすむのでおすすめです。
過去のチャット履歴を探す方法は?
チャットが増えてくると「あのやりとりどこだっけ?」と慌てることがありますよね。Outlookチャットでは主に二つの方法で過去ログを探せます。ひとつは画面上部の検索ボックスでキーワードを入れて探す方法、もうひとつは会話を絞り込むフィルター機能を使う方法です。検索ボックスは特定の言葉やファイル名でピンポイントに探したいときに便利ですし、フィルターは期間や相手、既読状態などをまとめて絞り込みたいときに役立ちます。プログラマーらしいコツとしては、検索ボックスに「from:相手のメールアドレス」や「has:attachments」を入れると狙い通りの履歴がぐっと見つけやすくなります。
まとめ

Outlookチャットは最新のOutlookアプリで左サイドバーのチャットアイコンをクリックするだけで始められます。相手の名前を検索してメッセージを送信し、ステータスを設定すればすぐに会話がスタートします。
グループチャットの作成やメッセージへのリアクション、重要な会話のピン留めなど応用機能を使えば、大事なやり取りを見逃さず管理できます。スマホアプリとも連携して、どこからでも気軽につながれるのが魅力です。
メールより手軽に相談や確認ができるOutlookチャットを活用すれば、チームのコミュニケーションがグンとスムーズになります。まずは一言だけ送ってみることで、その便利さと楽しさを実感してみてください。