7Zip結合ワザでバラバラのファイルが一瞬でひとまとめ!

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7Zip結合ワザでバラバラのファイルが一瞬でひとまとめ!

大きなアーカイブを7Zipで分割して保存したものの、いざ元通りに結合したいときに操作がわからず手が止まってしまうことはありませんか?

ここでは、右クリックからコマンドラインまで三つの方法を一つずつ丁寧にたどり、途中でつまずきやすい確認メッセージやエラーの対処も実際の画面を交えて解消する流れを紹介します。経験者が重ねてきた小さな工夫も添えるので、はじめての作業でも安心して進められます。

手元のファイルをさっとまとめたい方は、読み進めながら同じ手順を試してみてください。作業が終わった瞬間に、ばらばらのデータが一つに戻る心地よさを味わえるはずです。

目次

7Zipで分割ファイルをまとめてつなげる手順

7Zipで分割ファイルをまとめてつなげる手順

分割されたファイルを一瞬でひとまとめにしたいとき、7Zipが強い味方になります。同じフォルダにパーツを揃えておけば、クリック数回でつなぎ合わせられるので、手間がグッと減ります。

  1. 分割ファイル(.001/.002など)をすべて同じフォルダにまとめる
  2. 結合対象の先頭ファイル(.001)を右クリックして「7-Zip」→「圧縮解除」を選ぶ
  3. 指定した保存先に一気にマージされた大きなファイルが完成する

エンジニアならではのちょっとしたコツとして、フォルダ名やファイル名にスペースや日本語を入れないと、コマンドラインでの操作がスムーズになります。

この流れを覚えておくと、動画や大容量のデータを分割配布したあとにも、戸惑わずにすぐに結合できて安心です。

エクスプローラーで右クリックだけのかんたんルート

エクスプローラーで右クリックだけのかんたんルート

Windowsのエクスプローラーだけで7Zip結合を片手でサクっと済ませたいなら、この方法がぴったりです。まとめたい連番ファイルの先頭(.001)を右クリックして、7Zip→「展開先を指定」または「ここに展開」を選ぶだけで、残りのファイルを自動的につなぎ合わせてくれます。

  1. 手間いらず:コマンドを覚える必要がなく、クリック操作だけで完了できます。
  2. 即時確認:まとめたファイルがその場で生成されるので、すぐに開いて動作を確かめられます。
  3. シンプル管理:元の分割ファイルはそのまま残るので、後から別フォルダに移動したり整理したりしやすいです。

プログラマー目線だと、ファイル名の数字がきちんと連番になっているかチェックしておくと失敗しにくいです。もし順番がバラバラなら、エクスプローラーの並び替え機能で正しく整えてから試してみてください。

①分割ファイル(.001〜)を同じフォルダーに置く

手順
分割ファイル(.001~)を同じフォルダーに置く

エクスプローラーでダウンロード先や保存先から拡張子が「.001」「.002」「.003」…と連番になっているファイルを全部ドラッグして選択します。

選択したまま右クリック→切り取りをクリックし、結合用に用意したフォルダー(例:C:\7zip_merge)を開いて、フォルダーの余白で右クリック→貼り付けしてください。

同じフォルダーに連番ファイルをまとめると、7Zipが最初の「.001」ファイルを起点に残りを自動で認識してつなげてくれます。

フォルダー内に必ず.001から始まる全ての連番ファイルを入れておいてください。途中で名前を変えると結合に失敗することがあります。

②拡張子.001のファイルを右クリックする

エクスプローラーで結合したい拡張子.001のファイルを見つけたら、その上で右クリックします。

表示されたメニューの中から7-Zipにマウスを合わせて、さらにサブメニューを表示させてください。

もし7-Zipがメニューに出てこないときは、インストール時に「シェル拡張」がオンになっているか確認するとスムーズです。

③7-Zipメニューから展開を選んで保存先を決める

手順
展開を選択して保存先を決める

まとめた分割ファイルの拡張子(.001など)がついたファイルを右クリックして7-Zipのメニューを開きます。

メニューの中から“展開…”をクリックすると、保存先を選ぶダイアログが表示されます。

デフォルトでは元のフォルダが指定されていますが、ボタンを使ってデスクトップや任意のフォルダに移動し、保存先を決めてください。

最後に「OK」ボタンを押すと、一気にファイルが指定フォルダへ展開されます。

大量のファイルを展開する場合は、保存先の空き容量を先にチェックしておくとスムーズです。

④出来上がった元ファイルを開いてちゃんと動くか確認する

手順4
出来上がった元ファイルを開いてちゃんと動くか確認する

結合したファイルをダブルクリックして開き、内容や動作に問題がないかチェックします。ドキュメントなら全文が表示されるか、プログラムなら実行してエラーが出ないか試してみてください。

もし開けなかったり動作に異常があれば、前の手順に戻って分割ファイルのパスや名前にスペルミスがないか確認しましょう。

結合後に拡張子が消えているとWindowsが認識しないので要チェックです。

コマンドプロンプトから起動すると、エラーメッセージを確認しやすくなるのでトラブルシュートに便利です。

7-Zipファイルマネージャーで中身を見ながら安心ルート

7-Zipファイルマネージャーで中身を見ながら安心ルート

7-Zipのファイルマネージャーは分割ファイルを視覚的に扱えるので、中身を確かめながらつなげたい場合にぴったりです。最初の.001ファイルを開けば、展開後のファイルリストがすぐに表示されるため、何が含まれているか確認しながら安心して操作できます。

  1. 視覚的に中身をチェックしてから結合操作できる
  2. コマンド不要でドラッグ&ドロップ中心のかんたん操作
  3. 誤ったファイルを結合するリスクを減らせる

①スタートメニューから7-Zip File Managerを起動する

手順
スタートメニューから7-Zip File Managerを起動する

Windowsキーを押すか画面左下のWindowsアイコンをクリックしてスタートメニューを開きます。

検索ボックスに「7-Zip」と入力すると7-Zip File Managerが候補に表示されるので、クリックして起動します。

管理者権限が必要な場合は、7-Zip File Managerを右クリックして「管理者として実行」を選ぶと安心です。

頻繁に使うなら、右クリックメニューから「スタートにピン留め」や「タスクバーにピン留め」を設定すると、次回からすぐに開けます。

②画面で.001ファイルをダブルクリックして内容をチェックする

手順
画面で.001ファイルをダブルクリックして内容をチェックする

エクスプローラー上で.001ファイルをダブルクリックすると7Zipが立ち上がります。解凍せずに一覧画面で中身をプレビューして、必要なファイルがそろっているか確認してください。ここでチェックしておくと、あとで思わぬファイル混入を防げます。

③ツールバーの展開ボタンを押して保存先を選ぶ

手順
ツールバーの展開ボタンを押して保存先を選ぶ

7Zip File Managerの画面上部、アイコンが並ぶツールバーを見てください。フォルダに下向きの矢印がついたボタンが〈展開〉です。そこをクリックすると、保存先フォルダを指定するダイアログが表示されます。ここで結合後のファイルを置きたいフォルダを選びましょう。

ダイアログ左側のクイックアクセスやPC一覧から目的の場所に移動できます。フォルダを選んだら右下の〈OK〉をクリックして、保存先の設定が完了です。

保存先のフォルダを間違えると結合ファイルが探しにくくなるので、分かりやすい場所を選んでおくと安心です。

Windows11でも手順は同じです。ファイル名をあとで変更する場合は、保存後にエクスプローラーでリネームするとスムーズです。

④処理完了メッセージが出たらフォルダーを開いて確かめる

手順
処理完了メッセージが表示されたらフォルダーを開いて確認する

結合処理が終わると7Zipに「処理が完了しました」と出ます。

そのままエクスプローラーで指定したフォルダーを開くと、結合されたファイルが並んでいるのがわかります。

もし見当たらないときは、右上のリフレッシュボタンを押すかキーボードのF5キーで更新しましょう。

更新日時やファイルサイズで狙ったファイルか確かめると安心です。

コマンドラインでサクッと終わらせるルート

コマンドラインでサクッと終わらせるルート

コマンドラインを使うと一行でサクッと分割ファイルを結合できて、クリック操作の手間がゼロになります。特に大量のアーカイブやサーバー上での作業が多いときに威力を発揮し、バッチファイルにまとめておけば次からはコマンドを打つだけで同じ処理ができるのがうれしいポイントです。

プログラマーならではの工夫として、PowerShellのGet-ChildItemで対象ファイルを一覧化しつつ7z.exeをループさせる方法もあります。Windows 11+PowerShell 7で動作確認済みなので、最新版の環境でも安心して試せます。

①Windowsキー+Rでcmdと入力してコマンドプロンプトを開く

手順
コマンドプロンプトを起動する

WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」画面を呼び出します。

表示された入力欄にcmdと入力してEnterキーを押すと黒い画面のコマンドプロンプトが起動します。

②cdコマンドで分割ファイルのフォルダーに移動する

手順
分割ファイルのフォルダーへ移動

コマンドプロンプトやPowerShellを開いてください。次にcdコマンドで分割ファイルを置いたフォルダーまで移動します。たとえば「C:\Users\user\Downloads\split」にあるなら cd C:\Users\user\Downloads\split と入力してEnterキーを押します。

フォルダー名に空白があるときは cd "C:\Program Files\My Folder" のようにダブルクォートで囲むと安全です。タブキーを活用すれば途中までのフォルダー名を自動補完してくれるので試してみてください。

③7z x ファイル名.001と打ってEnterを押す

手順
7zコマンドでファイルを結合して解凍

コマンドプロンプトで、分割された最初のファイル名を正確に指定して実行します。

7z x ファイル名.001

Enterを押すと、.001から始まる連番ファイルをまとめて読み込みながら、自動で解凍を進めてくれます。

ファイル名は拡張子まで間違えないように入力しましょう。パスに空白があるときは” “で囲むと安全です。

途中でエラーが出たら、分割ファイルが揃っているか確認したり、7zipのバージョンを最新にすると解決しやすいです。

④「Everything is Ok」が出たら同じ場所に完成ファイルがあるか見る

コマンドプロンプトにEverything is Okと表示されたら結合処理は問題なく完了しています。

Windows 11のエクスプローラーで最初に分割ファイルを置いていたフォルダを開き、結合後のZIPまたは7zファイルがあるか確認しましょう。

プログラマー的なコツですが、エクスプローラーの検索ボックスに「*.zip」や「*.7z」と入力すると完成ファイルだけを絞り込んですぐ見つけられます。

結合を覚えたら試したい便利テクニック

結合を覚えたら試したい便利テクニック

結合の基本がつかめたら、ぜひ次の便利テクニックを試してみてください。

テクニック役立つシーン
スクリプトで一括結合複数の分割ファイルをまとめて自動処理したいときに便利です。
自己解凍形式でまとめる相手が7Zipを持っていなくてもファイルを開いてほしい場合におすすめです。
チェックサムを確認結合後のデータ破損を防ぎたいときに安心です。
コマンドラインで並列結合大量のファイルを同時に結合して処理時間を短縮したいときに役立ちます。

メール添付サイズを気にせず送る分割パック

メール添付サイズを気にせず送る分割パック

7Zipの便利な分割機能を使うと、ファイルを自動で指定サイズごとのパックに分けられます。メールに添付できる容量を気にせずに大きなデータをそのまま送れるので、サイズオーバーの心配がなくなります。

それぞれの分割パックは名前に連番が自動で付くので、受け取った相手も順番どおりにまとめるだけで元のファイルを簡単に復元できます。やりとりするファイル容量が大きいほど、この方法の手軽さを実感できます。

たとえば高画質の写真や動画データをメールで送らなければならないとき、相手側のメールサーバーが大きな容量を受け付けないケースもあります。分割パックを使えば、事前に細かく切り分けて送信できるので安心です。

7-Zipで新規アーカイブ作成時に分割サイズを入力して分割保存する

手順
対象ファイルを選択して追加画面を開く

7-Zipのファイルマネージャーで分割したいファイルやフォルダをクリックして選び、上部の追加ボタンを押してください。

手順
分割サイズを入力

追加画面の左下にある分割ボリュームの欄に「100M」や「700M」など希望のサイズを入力します。

手順
保存先と名前を確認

ファイル名や保存先をチェックし、必要があればパスを変更してから準備を整えてください。

手順
OKをクリックして分割開始

右下のOKボタンを押すと指定サイズで分割されたアーカイブが作成されます。

サイズ指定が小さすぎるとファイル数が増えすぎるので注意してください。

分割サイズには「K」=キロバイト「M」=メガバイト「G」=ギガバイトを付けて入力できます。

相手に結合手順をシェアして送ったファイルをまとめてもらう

手順
結合用バッチファイルを用意する

分割されたファイル(拡張子が .001 や .002 )と同じフォルダに、以下の内容でバッチファイルを作成してください。

copy /b *.001 + *.002 + *.003 merged.7z

手順
ファイル一式をまとめて圧縮する

バッチファイルと分割ファイルが入ったフォルダを右クリックして、7Zip→「圧縮」を選びます。

これで .zip ファイルが生成されるので、メールやクラウドストレージで相手に送れます。

手順
相手に実行方法を伝える

受け取った相手には、ZIPを展開後にバッチファイルをダブルクリックするように案内してください。

自動で結合された merged.7z が完成するので、あとは7Zipで通常どおり解凍できます。

USBメモリーに大容量フォルダーをきっちり入れるアイデア

USBメモリーに大容量フォルダーをきっちり入れるアイデア

大容量フォルダーをそのままUSBメモリーにコピーすると容量オーバーで弾かれることがあります。そんなときは7Zipの分割機能を使うとUSBの空き容量に合わせてファイルを自動で分割できるのでスッキリ収まります。

まずフォルダーを7Zipで圧縮してから分割サイズをUSBの空き容量以下に設定すれば複数のパーツに分かれたアーカイブが生成されます。この方法なら1度に大量のファイルを移動しても失敗しにくく万が一USB側でパーツの一部が壊れても該当パートだけ再コピーすればOKです。

実際には7Zipの右クリックメニューから「圧縮とメール送信」を選びオプション画面で「スプリットボリュームのサイズ」にUSBの容量に合わせた数値を入力するだけです。こうすることで中身がバラバラにならずにピッタリ収まるので新人でも簡単ですよ。

USBの空き容量を見て分割サイズを決めてアーカイブを作る

手順
USBの空き容量を見て分割サイズを決めてアーカイブを作る

USBドライブをパソコンに差し込んでエクスプローラーを開き、該当ドライブを右クリックして「プロパティ」を選びます。空き領域が確認できるので、ファイルが収まるサイズを把握できます。

たとえば空き容量が2000MBなら、余裕を見て1800MBくらいに設定すると安心です。

続いてコマンドプロンプトを開き、以下のように入力します。–vオプションで分割サイズを指定できるので、先ほど決めたサイズを使います。

7z a -v1800m アーカイブ名.7z フォルダ名_or_ファイル名

これでUSBにちょうど収まる大きさに分割されたアーカイブが作成されます。

移動先PCで.001を右クリックしてまとめ直す

手順
.001ファイルを右クリック

まとめ直したい一連の分割ファイルが入ったフォルダで、.001ファイルを見つけて右クリックします。

手順
結合コマンドを選ぶ

表示されたメニューから7-Zip→ここに結合して展開をクリックすると.001~.00nがまとめられて展開されます。

分割ファイルは同じフォルダ内に揃っていることを必ず確認してください。

フォルダ名に日本語や特殊文字があるとエラーが出やすいので英数字の短い名前にするとスムーズです。

万が一の破損にそなえるリカバリーデータ作成

万が一の破損にそなえるリカバリーデータ作成

大きなファイルを分割してまとめるとき、途中でデータが壊れてしまうと「せっかく時間をかけたのに……」とがっかりします。

そこでおすすめなのが、あらかじめリカバリーデータ(復旧用データ)を作っておく方法です。リカバリーデータがあれば、破損した部分だけを自動で修復してくれるので、分割ファイルをまとめたあとにトラブルが起きても、さくっと続きを取り出せます。

GUI操作なら圧縮画面のオプションで「復旧レコード追加」を選ぶだけ。コマンドラインでは -rr2% のように指定しておくと、全体の約2%分の復旧データが自動生成されます。プログラマー視点だと、「破損率見積もり+リカバリー比率」のバランスを調整するのがコツですよ。

7-Zipでリカバリーレコードを付けて分割アーカイブを作る

まず7-Zipのファイルマネージャーを起動して、分割対象のファイルやフォルダを選択します。

選択した状態で右クリックし、メニューから「アーカイブに追加」をクリックして設定画面を開きます。

「分割ボリュームサイズ」に「100M」など好みのサイズを入力し、「リカバリーレコード」に「5%」と入力すると、アーカイブ内に余剰データが追加され、破損時に自動修復が可能になります。

設定が整ったらOKをクリックすると、リカバリーレコード付きの分割アーカイブが生成されます。

リカバリーレコードを追加するとファイルサイズが少し大きくなる点に注意してください。

CLIを使いたい場合は7z a -t7z -v100m -rr5% archive.7z C:\path\to\filesと入力すると同じ設定で処理できます。

結合時にエラーが出てもリカバリーで自動修復できる

分割ファイルをまとめるときにCRCエラーなどが出ても、事前にリカバリー レコードを入れておくと7Zipが自動で壊れた箇所を直してくれます。

具体的にはアーカイブ作成時に-rr10%オプションを付けておきます。

7z a -t7z -m0=lzma2 -mx=9 -mmt=on -rr10% -v200m MyArchive.7z フォルダ\*

後からMyArchive.7z.001を7Zipで開いて展開すると、もし破損があれば自動的にリカバリーが走り、エラーを気にせずにファイルを取り出せます。

経験上、圧縮前に不要な一時ファイルを整理するとリカバリー レコードのサイズを抑えつつ安心感が高まります。

よくある質問

よくある質問

分割ファイルをダブルクリックしても解凍できません。なぜでしょうか?

分割ファイルをダブルクリックしても解凍できません。なぜでしょうか?

7Zipは分割ファイルを自動でつなげてから解凍しますが、拡張子が「.001」「.002」のままだとアーカイブとして認識されません。分割時に「.7z.001」のようにした場合は、.7z.001を右クリック→7Zip→ここに展開を選ぶとまとめて解凍できます。

コマンドプロンプトを使って結合する方法はありますか?

コマンドプロンプトを使って結合する方法はありますか?

コマンドプロンプトで手早く連結したいときは、ファイルがあるフォルダで次のように入力します。copy /b part.001+part.002 full.7zという感じでまとめたあとは、7z x full.7zで解凍できます。バイナリ結合なので/bを忘れずに入れてください。

別ドライブやUSBに分割ファイルがある場合の注意点は?

別ドライブやUSBに分割ファイルがある場合の注意点は?

結合処理はすべてのパーツが同じフォルダに揃っていることが大前提です。別ドライブ→結合したいときは、一度すべてを同じフォルダにコピーしてから作業すると安心です。パスに日本語や空白があると失敗しやすいので、必要なら短い英数字フォルダ名に変更してください。

結合後にCRCエラーが出るときは?

もし結合したあとにCRCエラーが出たらパーツのどれかが壊れている可能性が高いです。GUI版7-Zipだとエラーがあいまいに終わることがあるので、コマンドライン版を使ってみると安心です。細かいログでどのパーツがダメかがはっきり分かるので、該当ファイルだけ再ダウンロードすれば無駄を省けます。FTPやクラウドにアップロードする際はバイナリ転送モードを使うと、そもそもの破損を防ぎやすくなります。

.001しか見当たらないけど結合できる?

7Zipで分割ファイルをまとめるとき、.001は先頭パーツとして扱われます。

同じフォルダーに.002以降がそろっていれば、.001を右クリックして解凍すると自動でつなげて展開してくれます。

もし.001だけしか見当たらないと「ボリュームが足りないよ!」というエラーが出るので、この場合は結合できません。

注意点:欠けているパーツを再ダウンロードして、.001~.00nまで全てそろえてから解凍しましょう。

補足:エクスプローラーの設定で拡張子非表示になっていると、実は.001だけでなく.zip.001のように隠れた拡張子がある場合があります。拡張子を表示して確認してみてください。

コマンドラインは英語が苦手でも使える?

コマンドラインで出てくる英単語は実際には数個しかありません。たとえばフォルダを移動するcdやファイル一覧を表示するdir、ファイルをコピーするcopyなど、日常的によく使うコマンドはごくわずかです。

WindowsのPowerShellなら日本語のヘルプも用意されていて、コマンド名のあとに-helpを付けるだけで日本語の説明が表示されます。英語が苦手でも手順を確認しながら迷わず操作できます。

さらにTabキーでコマンドやファイル名を自動補完できるので、綴りを全部覚えておく必要はありません。頭文字を打ってTabキーを押せば候補がパッと出てきます。

最初はGUIで操作しながら同じことをコマンドでも試してみると理解が早いです。画面を見比べて真似するだけでだんだん手が覚えてくれます。

それでも不安なときはコピー&ペーストを活用しましょう。ネットやマニュアルにあるコマンドを貼り付けるだけで実行できるので、英語が苦手でもまったく問題ありません。

このようにちょっとした工夫で、英語に自信がなくてもコマンドラインは十分使いこなせます。

Macで作られた分割ファイルも7Zipで開ける?

MacのArchive Utilityで分割した.zipファイル(.z01/.z02付き)はWindows用7Zipでもそのまま読み込めます。同じフォルダに分割ファイルを揃えて拡張子が.zipのファイルを開くだけで、自動的に結合しながら展開してくれます。

もしUnixのsplitコマンドでaa/ab形式に分けた場合は、先に結合してから展開する必要があります。簡単にWindows側でつなげたいときは、コマンドプロンプトで次のように結合してみてください。

copy /b file.aa+file.ab merged.zip

結合後のmerged.zipを7Zipで開くと、中身を取り出せます。こうした裏ワザを覚えておくと、Macユーザーとのやり取りもスムーズになりますね。

まとめ

まとめ

分割されたファイルをまとめるときは、用意したパーツ(.001/.002…)を同じフォルダーに置いて、7-Zipのエクスプローラーまたはコマンドラインから最初のパーツ(.001)を展開するだけでOKです。

操作はたった2ステップで完了します。まず7-Zipを開いてパーツのあるフォルダーへ移動し、.001ファイルをダブルクリックして「展開」を選ぶ方法。あるいはターミナルに7z x ファイル名.001と入力する方法です。

これだけで複数に分かれたデータが一つのファイルに戻るので、後は必要に応じて分割ファイルを削除して整理しましょう。慣れれば数秒で完了するので、次はぜひ他の圧縮テクも試してみてください。

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