Windowsの更新前にバックアップの方法がわからず、外付けHDDを前に手が止まっていませんか。
この記事では、実際にトラブルをくぐり抜けた経験から、外付けドライブとクラウドを組み合わせた三つの安心ルートを図と手順でわかりやすく案内します。大切な写真や仕事のファイルを守りながら、数分で設定を済ませてしまえるコツも盛り込みました。
読み終えた後に、パソコンを再起動せずとも自動保存が始まり、緊張感から解放される自分をぜひ想像してみてください。手近なUSBやOneDriveを用意して、一緒に最初の一歩を踏み出しましょう。
外付けドライブとクラウドで大切なデータを守るWindowsバックアップのやり方

大事な写真や仕事の資料を消さずにすむ安心感は宝物です。でもバックアップ設定が面倒でつい後回しになっていませんか。外付けドライブとクラウド、どちらも使いこなせばデータ消失をグンと減らせます。
- Windows標準のファイル履歴で外付けドライブ保存:自動で世代管理できるから安心です。
- OneDriveなどクラウド同期:ネットにつながるたび自動アップロードされます。
- robocopyスクリプトでカスタムバックアップ:細かい除外設定や複数フォルダ同期を自動化できます。
エンジニア視点のアドバイスとして、タスクスケジューラにrobocopyバッチを登録するとさらに手間いらずになります。外付けドライブとクラウドを両輪にすれば、うっかりファイル消失の不安がぐっと小さくなります。
ファイル履歴でこまめに自動バックアップ

ファイル履歴は、Windowsが見守り役となって指定フォルダーの中身を定期的に自動バックアップしてくれる機能です。外付けHDDやネットワークドライブを保存先に設定すると、変更された部分だけを差分で保存してくれるので、作業中のデータをこまめに守れます。
- 自動でタイムリーに保存:設定すれば放置してもバックアップが動いてくれます。
- 差分だけ記録:前回のバックアップから変わった箇所のみを保存するので容量を節約できます。
- 過去のバージョンを復元:間違って上書きしてしまったファイルも、過去の状態にさかのぼって取り戻せます。
①外付けHDDまたはネットワークドライブをパソコンにつなぐ
パソコンのUSBポートに外付けHDDのケーブルをしっかり挿します。青色のUSB3.0ポートを使うと大容量データもスムーズに転送できます。
エクスプローラーを開き、[PC]を右クリックして[ネットワークドライブの割り当て]を選びます。ドライブ文字と共有フォルダーのパスを入力して設定を完了させます。
②スタートから設定を開いて更新とセキュリティをクリック

画面左下にあるスタートボタンをクリックして、歯車マークの設定を選びます。
設定画面のアイコン一覧から更新とセキュリティを探してクリックします。左側のメニューに並んでいるので見つけやすいです。
③左側メニューでバックアップを選んでドライブを追加を押す
設定画面の左側に並ぶリストからバックアップをクリックしてください。
リストが長いときはスクロールすると見つかりやすいですよ。
画面右側に表示されるドライブの追加ボタンを押すと、接続済みの外付けドライブやネットワークドライブが候補として出てきます。
バックアップ先にしたいドライブを選ぶと、自動でファイル履歴がスタートします。
④表示された一覧から保存先ドライブを選ぶ
ドライブの追加をクリックすると、パソコンに接続されているドライブが一覧で表示されます。ここからバックアップ用に使いたい外付けHDDやUSBメモリの名称(例:E:ドライブや“USBドライブ”)を選んでください。プログラマーのコツとして、ドライブ名と容量をよく確認しておくと誤ったドライブを選ぶ心配が減ります。
⑤スイッチをオンにして自動バックアップを開始する
Windowsの設定から「更新とセキュリティ」→「バックアップ」を選びます。
「自動バックアップを実行する」のスイッチをクリックしてオンに切り替えます。
システムイメージで丸ごとコピー

WindowsのOSやアプリ、ユーザー設定まですべて丸ごとコピーできるシステムイメージは、パソコン全体をバックアップしたいときにぴったりです。トラブルや故障で起動しなくなっても、まるで何事もなかったかのように復元できます。
- OSやインストール済みアプリ、ドライバ、レジストリなどをまとめて保存
- ハードディスク交換時もそっくりそのまま復元できる
- 外付けHDDやネットワークドライブにも保存可能
- ファイル単位のバックアップより作成・復元に時間がかかる
①コントロールパネルを開きバックアップと復元を選ぶ
Windowsキーを押してスタートメニューを開き「コントロールパネル」と入力します。表示されたら「バックアップと復元(Windows7)」をクリックしてください。
②左側のシステムイメージの作成をクリック
バックアップと復元(Windows7)の画面で、左側にあるシステムイメージの作成をクリックします。すると、保存先を選ぶダイアログが表示されます。
バックアップ先の外付けHDDがきちんと認識されているか、ネットワーク共有が使える状態かを先にチェックしてください。
③保存先ドライブを選択して次へを押す
リストに表示された外付けHDDやネットワークドライブからバックアップ先にしたいものをクリックします。容量が十分にあるか確認してください。問題なければウィンドウ右下の「次へ」を押して先へ進みます。
④バックアップ対象を確認してバックアップを開始をクリック
バックアップ設定画面に移ったら、左側のリストにバックアップしたいドライブやフォルダーがすべてチェックされているか確かめてください。プログラマー目線では、大事なプロジェクトフォルダーが漏れやすいので特に注意すると安心です。
確認が終わったら右下の「バックアップの開始」ボタンをクリックして、本格的なバックアップ作業をスタートさせましょう。
バックアップ対象の指定ミスで不要な大容量フォルダーを含めると作業が長引くので、ファイルサイズを確認しながら調整してください。
⑤完了後にシステム修復ディスクの作成案内が出たら指示に従う
バックアップが終わると「システム修復ディスクを作成しますか?」という案内が表示されます。空のDVDやCDをパソコンのドライブにセットしてディスクの作成をクリックしてください。
作成中は進捗バーが動くので、完了メッセージが出るまで待ちましょう。終わったらメディアを取り出して大切に保管してください。
注意:光学ドライブがない場合は、USBメモリを使った回復ドライブの作成がおすすめです。
OneDriveでクラウドにふわっと保存

OneDriveはWindowsに標準で組み込まれたクラウドストレージで、ファイルを指定のフォルダーに置くだけで自動的にふわっとクラウドにアップロードされます。普段の保存操作を変えずにバックアップできるので、あれこれ意識せずに大切なデータを守れるのが魅力です。
- 自動同期で保存忘れゼロ:OneDriveフォルダーに入れたファイルはリアルタイムでクラウドに保存されます。
- バージョン履歴で安心:うっかり上書きしても過去の状態に戻せるので心配が少ないです。
- 追加インストール不要:Windowsに最初から入っているので、すぐ使い始められます。
- 他の端末ともスムーズ同期:同じMicrosoftアカウントでログインすれば、別のPCやスマホとフォルダーを共有できます。
①タスクバーの雲アイコンを右クリックして設定を開く
画面下のタスクバー右端に雲のアイコン(OneDrive)を探します。もし隠れている場合は、上向き矢印をクリックして表示させてください。雲アイコンが見つかったら右クリックして、メニューから設定を選びましょう。
②バックアップタブでフォルダーの管理をクリック
Windows設定を開き「バックアップ」を選んだあと「フォルダーの管理」をクリックします。この画面からバックアップ対象のフォルダーを追加したり不要なフォルダーを外したりできます。
もし接続した外付けドライブが表示されない場合は、ケーブルの抜き差しやネットワークドライブの再マウントを行うと改善しやすいです。
③ドキュメント画像など同期したいフォルダーにチェックを入れる
タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックして「設定」を開き、「バックアップ」タブを選びます。ここにパソコン内の主要フォルダーが一覧表示されるので、ドキュメントや画像、デスクトップなど同期したい項目にチェックを入れます。
チェックを入れると自動でクラウドへの保存が始まります。後で追加したいフォルダーがあれば、同じ画面でいつでも選択できます。
④バックアップを開始ボタンを押す
外付けHDDやクラウドがしっかり接続されているのを確認したら、画面右下にある「バックアップの開始」ボタンをクリックします。このときうっかり別の操作で画面を閉じたりしないよう気をつけてください。
初回はデータ量によってバックアップ完了まで時間がかかります。途中でパソコンをスリープ状態にしないようにしましょう。
⑤エクスプローラーで同期状況を確認する
Windowsキー+Eを押してエクスプローラーを起動します。デスクトップからフォルダーアイコンをダブルクリックしてもOKです。
左ペインでOneDriveまたはバックアップ先の外付けドライブをクリックします。一覧に同期中のフォルダーやファイルが並びます。
フォルダーやファイル名の左にあるアイコンで状態をチェックします。緑のチェックは完了、青い矢印は同期中、赤いバツはエラーです。
赤いバツ印が出ているときは、ファイルを右クリックして「同期の再起動」を選ぶと再送信が始まります。
バックアップを使ってトラブルから笑顔で復活するコツ

バックアップを取るだけでも頼もしいけど、ちょっとした工夫でトラブル発生時の復活スピードがグンと上がります。
応用テクニック | 役立つ場面 | 効果 |
---|---|---|
ファイルスナップショット | 更新中のファイルを巻き戻したいとき | 誤操作や上書きミスをすぐに取り消せる |
増分バックアップ&差分同期 | 大量のデータを効率よく保存したいとき | バックアップ時間と容量を大幅に節約 |
システムイメージバックアップ | OS障害や起動不能を丸ごと復旧したいとき | アプリ設定やシステム環境を一気に元に戻せる |
バックアップ自動化スクリプト | 定期実行をうっかり忘れがちなとき | スケジュール任せで手順ミスを防げる |
これらのテクニックを組み合わせれば、データ消失やシステムエラーに直面してもすばやく切り抜けて、また笑顔でパソコン作業を再開できます。
新しいパソコンへ環境をそっくりお引っ越し

今使っているパソコンの大切なデータだけでなく、インストールしたソフトや細かい設定までそのまま新しいマシンに移せたら便利ですよね。Windowsには「バックアップと復元(Windows7)」機能を使ったシステムイメージの作成があって、外付けHDDや大容量のUSBメモリにそっくりそのまま環境を保存できます。
この方法なら、新しいパソコンにUSBメモリで起動ディスクを作って立ち上げ、保存したイメージを選ぶだけでインストール済みアプリや壁紙、ブラウザの設定まで丸ごと復元できます。パソコンのハード構成が似ていればドライバーのトラブルも少なく、初学者でも意外にスムーズに引っ越しできるのがうれしいポイントです。
移行元PCで最新のバックアップを取る
外付けHDDをUSBポートに差し込んでエクスプローラーでドライブレターを確認します。
Windowsキー+Iで設定画面を開き「更新とセキュリティ」>「バックアップ」>「ドライブの追加」を選びます。
表示された外付けHDDをクリックして、「今すぐバックアップ」を押します。
進捗バーが100%に達したらエクスプローラーでバックアップフォルダを開き、最新データが保存されていることを確認します。
大容量のデータを扱うときはPCのスリープ設定を一時的にオフにしておくと中断なく完了できます。
移行先PCで同じMicrosoftアカウントでサインインする
移行先PCの電源を入れて、画面左下のスタートボタンをクリックし「設定」を選びます。
「アカウント」を開き、「代わりにMicrosoftアカウントでサインイン」をクリックしてください。
移行元と同じメールアドレスとパスワードを入力し、画面の案内に沿ってサインインを進めます。
サインインが完了すると、OneDriveやMicrosoftストアのアプリ設定が自動で同期されます。
移行先PCはインターネット接続を確認してください。オフラインだとサインインが進みません。
初回起動の復元案内でバックアップを選んで待つ
初回起動の案内画面で「バックアップから復元」を選択すると、保存先ドライブが一覧表示されます。
目的のバックアップ日をクリックして「次へ」を押してください。
復元がスタートし、進行状況がパーセント表示されます。そのまま完了までお待ちください。
復元中は必ずAC電源をつないでおいてください。途中で切れるとやり直しになることがあります。
ランサムウェアにやられてもファイル履歴で時間を巻き戻す

パソコンがランサムウェアにやられて大事なファイルが暗号化されても、Windowsのファイル履歴なら時間を巻き戻して元に戻せます。指定フォルダの更新内容を自動でスナップショットし続けるので、感染前の状態にサクッと復元できるんです。
- バージョン管理:過去の変更を細かく記録して、好きな時点に戻せる
- 自動化:外付けHDDやネットワークドライブに定期バックアップが可能
- ランサムウェア対策:暗号化される前のファイルをそのまま取り出せる
ファイル履歴は一度設定しておけば裏でコツコツ動き続けるので、ウイルス対策ソフトと組み合わせるとさらに安心感がアップします。特にドキュメントや写真など、毎日更新する大事なファイルを守りたいときにおすすめです。
感染前に取ったバックアップから被害前の日付を選ぶ
外付けHDDをPCに接続してから、画面左下の検索アイコンをクリックして「ファイル履歴でファイルを復元」と入力してください。
開いた画面の左下にはバックアップ日時が並ぶタイムラインがあります。ここをスクロールしてウィルス感染前の一番近い日付をクリックしましょう。
ファイル履歴で復元をクリックして上書き保存する
タスクバーの検索で「ファイル履歴」と入力して「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。
左側でフォルダーや日時をたどり、戻したいファイルやフォルダーをクリックしてコンテンツをプレビューします。
右下の緑色の「復元」ボタンを押し、同名ファイルがあれば「ファイルを上書きして復元」を選んで完了です。
上書き時は元のファイルが戻せなくなるので必要なデータかよく確認しましょう。
Windowsが起動しないときシステムイメージで一発復元

Windowsが起動しないトラブルに遭うと焦りますよね。でもシステムイメージを使えば、Windows本体もアプリも設定もまるごと復元できます。
プログラマー視点で試したところ、外付けHDDに保存しておいたシステムイメージを起動メニューから選ぶだけで、数ステップで元通りになって本当に助かりました。
- 深刻な起動不能トラブルでもまるごと復旧できる
- OSやアプリ設定まで含めて仕上がりがスムーズ
- 事前にイメージ作成しておく準備が必要
回復ドライブまたはインストールメディアで起動する
PCが正常に立ち上がらない時は、あらかじめ作成した回復ドライブまたはWindowsのインストールメディアから起動すると安心です。
作成済みの回復ドライブまたはインストールメディアをPCのUSBポートに挿します。
PCの電源を入れた直後にF12やEscキー(機種によって異なる)を連打してブートメニューを表示します。
ブートメニューでUSBドライブを選びEnterキーを押すと、回復環境またはセットアップ画面が立ち上がります。
注意:機種によって起動キーが異なるため、メーカーサイトで事前に確認しておきましょう。
トラブルシューティングからシステムイメージ回復を選ぶ
回復ドライブやインストールメディアでPCを立ち上げたら、最初の画面にあるトラブルシューティングをクリックします。
続いて「詳細オプション」一覧の中からシステムイメージ回復を選択してください。
ここでバックアップしておいたイメージを指定すると、OSやアプリ、設定までまとめて元どおりに戻せます。
回復に使うシステムイメージは同じWindowsバージョンで作成したものを選んでください。
外付けHDDのバックアップを指定して実行する
Windowsキーを押し「PowerShell」と入力し、検索結果を右クリックして「管理者として実行」を選びます。
エクスプローラを開き、バックアップ先の外付けHDDが「E:」など正しく認識されているか確かめます。
以下のコマンドでCドライブ全体とシステム情報を外付けHDDにバックアップします。
wbAdmin start backup -backupTarget:E: -include:C: -allCritical -quiet
コマンド実行中はウィンドウを閉じずに待ちます。
外付けHDDの空き容量が足りないと失敗するので、事前に必要な空き容量を確認しましょう。
よくある質問

よくある質問
- Windowsバックアップを始める前に必要な準備は何?
-
外付けHDDはNTFSでフォーマットして、空き容量をチェックしておくのが安心です。クラウドを使うならアカウントのログイン情報を整理しておくと手順がスムーズになります。
- バックアップが途中で止まってしまう原因は?
-
USBポートの省電力設定で接続が一時停止していたり、常駐ソフトがファイルをロックしている場合があります。タスクマネージャーで不要なアプリを止めると復旧しやすいです。
外付けHDDの電源連動ケーブルを使うと、スリープ解除が確実になります。
- 外付けHDDとクラウド、どちらを選ぶべき?
-
外付けHDDは高速コピーや大容量の履歴管理に向いていて、クラウドはオフサイト保存やスマホからのアクセスに便利です。大切なファイルは両方に置いておくと安心感がグッと上がります。
バックアップ用の外付けドライブはSSDとHDDどちらがいい?
バックアップ用の外付けドライブにはSSDとHDDがある。それぞれ得意分野がちがうので、どんな場面でどちらを選ぶといいかまとめてみよう。
比較ポイント | SSD | HDD |
---|---|---|
転送速度 | 高いので読み書きがサクサク | 普通からやや遅め |
耐衝撃性 | 衝撃に強く持ち運び向き | 内部に回転部があり衝撃に弱い |
容量単価 | 容量あたり割高 | 大容量を低コストで確保 |
静音性 | 動作音がほぼ無い | 回転音やモーター音が聞こえる |
重量・サイズ | 軽量でコンパクト | やや重く厚みがある |
速さや持ち運びの便利さを最優先したいならSSDがぴったり。大容量をおトクに備え付けたいならHDDが頼りになる。用途や予算に合わせて好きなほうを選んでみてほしい。
バックアップはどのくらいの頻度でとれば安心?
バックアップの頻度は、失いたくないデータの重要度や更新ペースに合わせて決めると安心です。たとえば、毎日更新するドキュメントやプログラムのソースコードは“毎日”差分バックアップをとると、万一のときに被害を最小限に抑えられます。
- 毎日:ドキュメントやソースコードなど頻繁に更新するファイルを差分バックアップ
- 週1回:写真や動画のようにデータ量が多いものは週に一度のフルバックアップ
- 月1回:システム全体のイメージを丸ごと保存しておくフルバックアップ
Windowsの「ファイル履歴」やクラウドストレージの自動同期機能を使うと、手動操作なしで指定した頻度でバックアップできます。最初に設定さえすれば、あとは放っておくだけで最新の状態を安全に保てます。
バックアップが正常に動いているか、たまにリストアのテストをしてみると、いざというときに慌てずに済みます。
バックアップが途中で止まったときはどうすればいい?
バックアップが途中でピタッと止まるとびっくりしますよね。実は容量不足や接続のちょっとしたトラブルが原因になりやすいです。たとえば外付けドライブの空きスペースがギリギリだったり、USBケーブルがわずかにゆるんでいたり…そんな小さなきっかけで進行が止まってしまいます。
まずは接続状態とドライブの空き容量をサクッと確認してみてください。それでも動かないときはPCを再起動すると意外とあっさり解決します。さらに、一度差分バックアップに切り替えると、止まったところから続きだけ保存できるので、イチから全部やり直す手間が省けます。
それでもダメそうなら、Windowsのイベントビューアを開いて「バックアップ」関連のエラーをチェックしてみましょう。そこに表示されたエラーコードやメッセージがヒントになるので、原因がつかめれば次回から同じ失敗を防ぎやすくなります。
OneDriveの無料容量が足りなくなったら?
OneDriveの無料容量は5GBまでですが、すぐに満杯になってしまうことが多いですよね。慌てずに、まずは容量を空ける方法や使い方を見直してみましょう。
- 不要ファイルの整理:バックアップが終わった古い資料や重い動画をローカルや外付けHDDに移動してスペースを確保しましょう。
- ファイルオンデマンドの活用:ファイル本体はオンラインに置いて、ローカルにはショートカットだけ残す設定で容量を節約できます。
- プランのアップグレード検討:Microsoft 365に加入すると1TBまで使えるので、頻繁にファイルを扱うならコスパよく増量可能です。
バックアップ中にパソコンを使っても大丈夫?
バックアップ処理は裏でコツコツ進むので普段どおり使っても問題ありません。強いて言うなら外付けHDDへのコピーはディスクアクセスが増えるので、動画編集や大きなファイルのやり取りなど重たい作業は多少もたつくことがあります。
筆者の場合は夜間に差分バックアップを予約して日中の作業に影響が出ないようにしています。タスクスケジューラでバックアップの優先度を少し下げると、より快適にパソコンを使えます。
まとめ

Windowsの外付けHDDやクラウドを活用すると、大切なデータを手軽に守れます。ファイル履歴でよく使う写真や書類のバックアップをとり、システムイメージでOSまるごと保護できるのが強みです。
さらにOneDriveやGoogle Driveを組み合わせれば、外出先からもデータにアクセスできるようになります。スケジュール設定や保存先の管理方法も身についたので、定期的にバックアップを見直すだけで安心ですね。
万が一のトラブルが起こっても、ここで学んだ手順を実行すればすぐに復旧できます。ぜひバックアップを習慣にして、快適で心強いWindowsライフを楽しんでください。