インターネットエクスプローラーがどんな役割を持つのか、そもそもとは何かを周りに聞けずに困っていると感じていませんか?
このガイドでは、長年Windowsと向き合って得た実践知を踏まえ、インターネットエクスプローラーの役割、起動手順、安心して使う設定、Edgeとの共存ワザまでを表やステップに落とし込みました。作業で突然必要になった場面でも、数分で対応できる力が身につきます。
読み終えるころには、使い方を自分の手で試し、必要かどうかを判断できる知識も備わりますので、ひと息つきながら気になる見出しから順に進んでみてください。
インターネットエクスプローラーをすぐに開く手順を一緒にやってみよう

さっそくIEを開くにはいくつか方法があります。ここでは特に使いやすい3つをご紹介します。
- スタートメニューから起動:Windowsのメニューを開いて「Internet Explorer」と入力
- ファイル名を指定して実行:Win+Rキーで「iexplore」と打ち込んでEnter
- デスクトップアイコンから開く:ショートカットを作成してダブルクリック
どの方法も一度やってみるとすぐに覚えられます。タスクバーにピン留めしておくとさらにラクラク起動できますよ。
プログラマーならではのコツとして、ショートカットのプロパティからアイコンを変更しておくと目立って便利です。
スタートメニューから開く

Windowsキーを押すか画面左下のWindowsアイコンをクリックするとスタートメニューが開きます。慌てずに順番通りに探せるので、初めての方でも安心して使えます。
メニューの中ほどにある「Windowsアクセサリ」フォルダをクリックすると、その中にInternet Explorerが見つかります。スクロール操作だけでたどり着けるので、慣れてしまえば毎回すばやく起動できます。
マウスを使うのが苦手な方は、Windowsキーを押したあとに「W」→「I」と入力してEnterキーを押せばスタートメニューから直接起動できます。キーボード操作を組み合わせるとさらにスピーディーです。
①画面左下のスタートボタンをクリック
画面の左下を見上げると、Windowsアイコンがあるので、そこを正確にクリックしてください。マウスポインターを動かしながら位置を確認するとミスが減ります。
②アプリ一覧のWindowsアクセサリを探す
スタートボタンをクリックしてスタートメニューを開いたら左下の「すべてのアプリ」を選びます。アルファベット順に並ぶ一覧を下にスクロールしていくとWindowsアクセサリが見つかります。
③インターネットエクスプローラーをクリック
スタートメニューに表示されたインターネットエクスプローラーのアイコンを見つけたら、その上で左クリックしてください。ブラウザのウィンドウが起動するまで少し待ちましょう。
④開いたウィンドウがブラウザー画面
ウィンドウ上部に「Internet Explorer」と表示されたタイトルバーが見えたら正しく起動できています。
その下にあるアドレスバーにはURLを入力できるスペースがあり、左右にある戻ると進むのアイコンで前後のページに移動できます。
右端の星マークをクリックするとお気に入りに登録できるので、よく使うサイトをすぐ開けるように整えておくとあとで便利です。
プログラマーならではのワザとして、F12キーを押せば開発者ツールが起動します。画面構造や動作を確認したいときに役立つのでぜひ試してください。
タスクバー検索から開く

タスクバーの検索ボックスに「インターネットエクスプローラー」と入力すると、すぐに候補に表示される方法です。アイコンがピン留めされていなくても使えるので、初めてWindowsを触るときでも迷わず起動できます。
Windowsキーを押してから入力すると、起動までの動作をシンプルにまとめられます。細かい操作が苦手な場合や、あちこちクリックしたくないときにぴったりの手段です。
①タスクバーの検索ボックスをクリック
画面下のタスクバーにある虫眼鏡アイコン横の「ここに入力して検索」と表示された枠をクリックします。枠が見当たらないときはタスクバーを右クリックしてメニューの検索から検索ボックスを表示を選ぶと現れます。
②文字でieと入力
スタートメニューの検索ボックスがアクティブになったら、キーボードからieと入力してください。数文字入力するだけで候補が表示されるので、予想以上にサクサク進みます。
日本語入力モードではうまく認識されない場合があります。必ず半角英数字モードに切り替えてから入力してください。
③候補に表示されたインターネットエクスプローラーをクリック
検索結果に出てきたインターネットエクスプローラーのアイコンをマウスでクリックしてください。
④ブラウザーが起動したら作業完了
Internet Explorerのウィンドウが立ち上がって青い「e」のロゴが見えたら準備完了です。
頻繁に使う場合はタスクバーにピン留めしておくと次回がすぐ呼び出せて便利です。
ショートカットを作って次回から一発起動

デスクトップやタスクバーにショートカットを作っておけば、次回からはダブルクリックやワンクリックで一発起動できます。私もプロジェクトごとに専用ショートカットを用意して、開発に使うページをすぐに開けるように整理しています。アイコンをわかりやすい名前にリネームしておくと、デスクトップが散らからずおすすめです。
①デスクトップの何もない所を右クリック
マウスポインターをデスクトップの何もない所に動かしてから右クリックしましょう。この操作で新規フォルダー作成やディスプレイ設定などの選択肢が並んだメニューが表示されます。
Shiftキーを押しながら右クリックすると「ターミナルをここで開く」のようなプログラミング作業向きの項目が出て便利です。
②新規作成を選びショートカットをクリック
エクスプローラー左上の「新規作成」を選び「ショートカット」が出てきたらクリックします。これでファイルやフォルダへのリンクを作る準備が整います。
③項目の場所にiexploreと入力して次へをクリック
表示されている編集フィールドにiexploreと正確に入力します。大文字小文字は気にせず小文字で問題ありません。
続いて右下の「次へ」をクリックして進みましょう。
④好きな名前を付けて完了をクリック
わかりやすい名前を入力します。たとえば「InternetExplorer起動」など、後で探しやすいものを付けると便利です。入力したらウィンドウ右下の「完了」をクリックします。これでショートカットの作成が終了し、デスクトップや指定したフォルダにアイコンが現れます。
⑤出来上がったアイコンをダブルクリックして起動を確認
デスクトップに表示されたアイコンをダブルクリックしてください。インターネットエクスプローラーがすぐに立ち上がれば準備完了です。もし反応がない場合は、アイコンのファイルパスがずれていないか改めてチェックしてみましょう。
インターネットエクスプローラーでネットサーフィンが楽しくなる応用ワザ

ここではインターネットエクスプローラーにちょっとした工夫を加えてネットサーフィンをもっと楽しくする応用ワザをご紹介します。
応用ワザ | 活用シーン |
---|---|
タブグループで分類 | 関連サイトをまとめて一気に開閉できて整理が楽チンです。 |
お気に入りバーのアイコン整理 | アイコン化してお気に入りをワンクリックで開けます。 |
ショートカットキーカスタム | よく使う操作をキーに割り当てるとスピーディーです。 |
拡張機能でテーマチェンジ | ブラウザの見た目を好みのテーマにして気分をリフレッシュできます。 |
よく訪れるページをお気に入りに追加する

よく訪れるページをお気に入りに追加しておくと、長いURLをいちいち入力しなくてもワンクリックでサイトを開けます。IEの「お気に入りバー」を活用すれば、頻繁に使うページを画面上部に常時表示できるので、作業の手間がぐっと減ります。
エンジニアならではのコツとしては、サイトの種類ごとにフォルダを作って整理する方法がおすすめです。たとえば「ドキュメント」「ツール」「リファレンス」といったフォルダ分けをしておくと、あとから探すときもスムーズに見つかります。
- アクセス時間を短縮:ワンクリックで定番ページに飛べる
- 一覧性アップ:お気に入りバーに並べると視認性が高まる
- 簡単バックアップ:エクスポート機能でお気に入りをファイル化
- 共有も楽々:保存した.urlファイルをほかのWindows端末へ移せる
開いているページの星マークをクリック
画面右上にある星マーク☆を見つけてください。マウスを合わせると「お気に入りに追加」と表示されるので、そのままクリックします。
小さなウインドウが開くので、名前や保存先のフォルダを調整して「追加」を押せば登録完了です。
追加ボタンを押して保存する
保存内容が入力できたら追加ボタンをクリックしてください。画面下部に「アイテムを追加しました」というメッセージが表示されます。
続いて画面右上の保存ボタンをクリックしてください。これで追加した情報が確実に保存されます。
保存前に必ず必須項目がすべて入力されているか確認してください。
お気に入りバーに表示してワンクリックアクセス
インターネットエクスプローラーを開いたら画面上部のツールバーを右クリックして「お気に入りバー」にチェックを入れます。
現在表示しているページの右端にある星アイコンをクリックし「お気に入りバー」を選んで「追加」をクリックします。
お気に入りバーに追加されたサイト名をクリックするだけで、いつでもすぐにアクセスできることを確認しましょう。
ツールバーが隠れているときはウィンドウ上部の空白部分を右クリックして再表示してください。
起動時に好きなページを自動で開く

Internet Explorerは起動時にあらかじめ指定したページを自動で開くことができます。よく使うWebサービスや社内ポータルをセットしておくと、ブラウザを立ち上げるたびにサクッと必要な画面にアクセスできるのがうれしいポイントです。
- 即アクセスできる:毎回URLを打ち直さずに目的のページへワンクリックで飛べるので時間短縮になる。
- 複数ページ登録OK:タブを複数開くように登録できるから、作業ごとに必要な画面をまとめて表示できる。
- 作業環境が安定:起動と同時に同じWebサイトが開くので、環境構築のバラつきがなくなる。
歯車マークをクリックしてインターネットオプションを選ぶ
画面右上にある歯車アイコン(⚙️)を探してください。ブラウザが最大化されていないと見失いやすいので、必要に応じてウィンドウを広げると安心です。
歯車アイコンをクリックするとメニューが開きます。その中から下の方にある「インターネットオプション」を選んでください。クリックすると設定画面が別ウィンドウで表示されます。
全般タブのホームページ欄にURLを入力
全般タブのホームページ欄をクリックして、表示させたいサイトのURLを入力します。
例としてhttps://www.example.comのように先頭から正しくタイプしてください。
「https://」を省略すると正しく読み込まれないので注意してください。
適用を押してOKで閉じる
設定内容を確認し適用ボタンをクリックします。そのあとOKを押すとダイアログが閉じます。
アドレスバーで検索エンジンを切り替える

アドレスバーに直接キーワードを入れるとき、検索エンジンを変えられると便利ですよね。いちいち設定画面を開かなくても、先頭に特定の文字を付けるだけでGoogleやBing、DuckDuckGoを切り替えられます。
プログラマーならではの小技として、独自のキーワード登録をしておくと、例えば「g 検索ワード」でGoogle、「d 検索ワード」でDuckDuckGoに一発で切り替えられます。よく使う検索エンジンにショートカットを割り当てておくとサクサク作業できますよ。
歯車マークからアドオンの管理を開く
画面右上にある歯車アイコン(ツールメニュー)をクリックします。
メニュー内の「アドオンの管理」を選ぶと、アドオン一覧のウィンドウが立ち上がります。
歯車マークが小さくて見つけにくい場合は、メニューの空白部分を右クリックしてツールバーをカスタマイズするとアクセスしやすくなります。
検索プロバイダーをクリックする
アドレスバーの右端にある虫メガネアイコンを見つけてクリックしてください。
クリックすると現在登録されている検索プロバイダーのリストが表示されます。
虫メガネアイコンが表示されない場合は、アドオン設定で「検索プロバイダー」が有効か確認してください。
追加したいサービスを選んで既定に設定
表示されているサービス一覧から追加したいものを見つけてクリックします。
「既定に設定する」にチェックを入れて「追加」ボタンを押すと、そのサービスが既定として保存されます。
よくある質問

- Internet Explorerって何ですか?
-
Windowsに長く親しまれてきたウェブブラウザです。初めてパソコンを触った頃から搭載されているので、画面の構造がシンプルで迷わず使いやすいのが特徴です。プログラマー視点では古い仕組みにも対応していることが多いので、レガシーサイトを開くときに便利だと感じることがあります。
- まだ使えますか?
-
最新のWindows 11では独立したアプリとしてのサポートは終わっていますが、Microsoft Edgeの「IEモード」を使うと同じ感覚で開けます。古い社内ツールや対応しきれていないサイトをチェックしたいときに活用すると便利です。
- 起動するにはどうすればいいですか?
-
スタートメニューの検索バーに「インターネットエクスプローラー」と入力してアイコンをクリックすれば立ち上がります。毎回探す手間を減らしたい場合は、アイコンをタスクバーやスタート画面にピン留めしておくとサクッと開けておすすめです。
- IEモードを使いたいときは?
-
まずMicrosoft Edgeを開いて設定(右上の「…」)→「既定のブラウザー」を選びます。「Internet Explorerモードでサイトを再読み込みできるようにする」を「許可」に切り替えれば準備完了です。あとはアドレスバー横のアイコンでIE表示に切り替えられます。
インターネットエクスプローラーがスタートメニューに見つからないときは?
スタートメニューの中をいくら探しても見つからないと「どこ行っちゃったの?」って焦りますよね。
そんなときは「Windowsアクセサリ」フォルダを覗いてみるといいですよ。ここに入っている「Internet Explorer」を見つけて実行すれば、特別な設定は不要で起動できます。スタートメニューに表示されないときでもすぐに使えて、慣れないうちはこの方法が< strong>いちばん手軽です。
Edgeとインターネットエクスプローラーの違いは?
インターネットエクスプローラーはかつてWindowsに標準搭載されていたブラウザーで、Edgeはその後継として生まれた新しいブラウザーです。Windows歴10年の現場で感じたままにいうと、Edgeは表示が速くてセキュリティアップデートも自動化されているので、毎日のブラウジングがずっと快適になりました。
項目 | インターネットエクスプローラー | Edge |
---|---|---|
レンダリングエンジン | Trident(古い独自エンジン) | Chromium(高速で互換性が高い) |
更新方法 | 手動でのWindows Update依存 | 自動アップデートで最新機能を即利用 |
表示速度 | ページ読み込みがゆったり | CPUとメモリを賢く使って素早く表示 |
拡張機能 | 選択肢が少なく古い | Chromeウェブストアの豊富な拡張が使える |
サポート状況 | サポート終了に向け段階的に停止中 | 定期的に機能強化とセキュリティ更新あり |
実際に仕事でサイト表示をチェックしたときも、Edgeに切り替えただけで描画崩れが減りレスポンスもアップしました。まだIE依存の社内システムがある場合も、まずはEdgeで動作を試してから移行を進めるのがおすすめです。
表示が崩れるサイトはどうすれば直る?
古いサイトのCSS指定やDOCTYPE(ドキュメントタイプ)がInternet Explorerと相性が悪くてレイアウトが崩れることがあります。その場合にはいくつかの手軽な方法で直せます。
- 互換表示をオンにする:アドレスバー右側の歯車アイコン→互換表示設定から対象ドメインを追加してみてください。古いレイアウトに戻せることがあります。
- 開発ツールでドキュメントモードを切り替える:F12キーで開発ツールを開き、
エミュレーション
タブからIE8~11のモードを試して表示が正しくなるモードを探せます。 - HTMLヘッダーに互換性指定を追加する:ページ上部に
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
を入れると最新モードで表示され、崩れが改善する場合があります。
安全に使うためにアップデートは必要?
IEは単体で更新プログラムを配信せず、Windows Updateにまとめてセキュリティ修正が届きます。最新の状態を保つには、Windows Updateをオンにして自動でアップデートを受け取るのが安心です。
- 自動更新の確認:設定→更新とセキュリティ→Windows Updateで「更新プログラムを自動的にダウンロードする」が有効かチェック
- 再起動を忘れずに:更新後には必ず再起動して、最新パッチを確実に反映
- 動作確認の習慣:業務用WebサイトはEdgeのIEモードで一度テストして、更新後も問題ないかチェック
注意点:Windows7以前のIEはサポート終了しています。OSごと古い場合はセキュリティリスクが高まるので最新Windowsへの移行を検討してください。
まとめ

スタートメニューや「ファイル名を指定して実行」からの起動手順を覚えれば、インターネットエクスプローラーをすぐに開けるようになります。
お気に入り登録やツールバーのカスタマイズ、ショートカットキーといったプログラマーならではのコツを取り入れると、毎日のブラウジングがもっと快適になります。
困ったときは落ち着いて設定画面を見直し、公式ヘルプをチェックしましょう。楽しく操作を覚えて、インターネットエクスプローラーをあなたの心強い味方に育ててください。