アプリが固まったときタスクマネージャーで目的のプロセスを探したいのに操作に自信がなく、あれこれ検索を繰り返すうちに時間だけ過ぎてしまって困っていませんか?
ここでは現場で磨いた操作のコツを活かし、ショートカットからフィルター機能まで順番どおりに示して、起動中のアプリを一瞬で絞り込み安全に終了する方法をお伝えします。この流れを覚えると、パソコンが重くなっても再起動せずに原因を見極め対処できます。
手元のパソコンで手順をなぞりながら読み進めると理解が深まります。後半の質問集で疑問を解消しながら進めれば、不安なく快適な作業環境を整えられます。
タスクマネージャーでアプリ名を検索して素早く見つける手順

タスクマネージャー上で目的のアプリをすぐに見つけたいときに役立つ方法をまとめました。
- プロセスタブ内検索:検索ボックスにアプリ名を入れて表示を絞り込む
- 列の追加でフィルタ:コマンドライン列を表示して、アプリの実行パスやパッケージ名で並び替え
- リソースモニター連携:リソースモニターから対象プロセスを探し、タスクマネージャーにジャンプ
どの方法も数秒で実行できるので、仕事中の「今どこだっけ?」を素早く解消できます。
ショートカットキーから始める方法

キーボードを使うとマウスを探す手間が省けて、タスクマネージャーを一気に呼び出せます。パッと起動したいときやアプリがフリーズしてマウス操作が効かないときにも頼れる方法です。
特にプログラミング作業で手をホームポジションから大きくずらさずに済むので、作業のリズムを崩さずに状況をチェックできます。覚えてしまえば一瞬で表示できるので、いつもの流れにすっと組み込めるのが嬉しいポイントです。
なお最初はキーの並びが分かりにくいかもしれませんが、CtrlとShiftとEscを同時に押す練習を繰り返すことで、自然と身につきます。慣れるとマウス操作よりも速く感じるはずです。
①Ctrl+Shift+Escを同時に押してタスクマネージャーを開く
キーボードのCtrl+Shift+Escを同時に押すとタスクマネージャーがすぐに立ち上がります。Windows11や10など最新OSでは、このショートカットだけで面倒なメニュー操作をせずに呼び出せるので便利です。
ノートパソコンの場合、機種によってはFnキーを併用しないと反応しないことがあります。反応しないときはFnロックやファンクションキー設定をチェックしましょう。
プログラミング作業中にプロセスやメモリ状況をさっと確認したいとき、このショートカットが時短になります。Alt+Tabでエディタに戻る流れまでキーボードだけで完結するのがうれしいポイントです。
注意:Fnキーの動作はメーカーごとに設定が違います。効かない場合はBIOSやユーティリティソフトでFn挙動を調整してください。
②画面左下の詳細表示をクリックして一覧を広げる
タスクマネージャーを開くと簡易ビューしか表示されていないので、隠れているプロセスやパフォーマンス情報を見たいときは左下のボタンを押して一覧を広げましょう。
画面左下にある詳細表示と書かれたボタンを見つけます。ボタンは矢印付きのアイコンが目印です。
そのボタンをクリックすると、プロセスのフルリストやタブが表示されます。再度クリックすると元の簡易ビューに戻せます。
注意点:詳細表示の切り替えは一度だけでなく、状況に応じて何度でも使えるので、メモリ使用量や起動中プロセスをチェックするときに役立ちます。
③上部の検索ボックスに探したいアプリ名を入力する
画面上部にある検索ボックスをクリックすると文字入力の準備ができます。探したいアプリ名を日本語でも英語でも入力してみてください。
途中まで入力すると候補がリストアップされるので、該当するアプリを選ぶと一覧が一気に絞り込まれて便利です。
④Enterキーを押して検索結果を絞り込む
検索ボックスに文字が入力されたらキーボードのEnterキーを押してください。これでリストが指定したアプリ名だけを表示するよう絞り込まれ、不要な項目が非表示になります。
プロセス数が多くても、マウスを動かさずにキーボードだけで完結できるので手早く探せるのがうれしいポイントです。
⑤目的のアプリを右クリックしてタスクの終了を選ぶ
表示されたアプリ一覧から止めたいプログラムを見つけて、アイコンか名前のあたりを右クリックします。
メニューに出てくる“タスクの終了”をクリックすれば、ウィンドウが応答しないときでも強制終了できます。反応が鈍い場合は、もう一度ゆっくり右クリックしてみてください。
スタートボタンから開く方法

スタートボタンをクリックすると、画面左下のアイコンからすぐに操作できます。キーボードショートカットに慣れていなくても、視覚的に探せるので迷う心配がありません。
右クリックで開くメニューには「タスクマネージャー」がはっきり表示されます。タスクバーが応答しづらいときも、スタートボタン経由なら確実に呼び出せる安心感があります。
①スタートボタンを右クリックしてタスクマネージャーを選ぶ
画面左下のWindowsアイコンを見つけたら、そっと右クリック
しましょう。
表示されたメニューからタスクマネージャーをクリックしてください。
②詳細表示をクリックして内容を広げる
タスクマネージャーのプロセスタブで、アプリ名の左側にある小さな三角アイコンを探します。そこをクリックすると子プロセスや詳細なリソース使用状況が一覧で表示されます。
この作業で普段隠れているバックグラウンド動作やメモリ使用量が見えるようになり、どの部分が多くのリソースを使っているかがひと目でわかります。
子プロセスが多いアプリほど三角アイコンを押すと一覧が長くなります。必要ないものは右クリックからプロセスの終了を検討してください。
③検索ボックスにアプリ名を入力する
タスクマネージャーのウィンドウ右上にある検索ボックスをクリックしてカーソルを合わせます。ここにはアプリの正式名称や一部の文字列を入力できます。たとえば「chrome」と入力すると起動中のGoogleChromeのプロセスだけがフィルターされて表示されます。
入力後すぐに絞り込みが始まるので探しているアプリがすぐに見つかります。別のアプリを探すときは検索ボックスの文字をBackspace
キーで削除して再入力するとスムーズです。
プログラマーの経験からするとプロセス名がわかりにくい場合もあります。そのときは「詳細」タブに切り替えると実行ファイル名(exe名)がそのまま表示されるので正確にフィルターできます。
④Enterキーで検索を確定する
検索欄に文字を入力したら、キーボードのEnterキーを軽く押してみましょう。タスクマネージャーが瞬時に入力内容を反映して、プロセス一覧を絞り込みます。
絞り込まれたリストから狙いのアプリがぱっと見つかります。慣れるとほんの一瞬で探し当てられるので、作業効率がさらにアップします。
⑤一覧からアプリを選びタスクの終了をクリックする
プロセスタブに表示されている一覧から終了したいアプリ名を探しクリックします。見つからない場合は名前順に並べ替えると見つけやすくなります。その後アプリ名を右クリックし、タスクの終了を選ぶと即座にプロセスが終了します。
検索ボックスから開く方法

タスクバーの検索ボックスを使えば、リストをひらかずにアプリを呼び出せます。Windowsキーを押すかタスクバーの虫めがねアイコンをクリックするとすぐに文字入力できる状態になり、名前を入れるだけで候補がリストアップされます。
連続したクリック操作を減らしたいときや、アプリの数が増えて目当てがどこにあるか探しづらいときにぴったりです。アプリ名の途中だけ覚えていればヒットするので、うっかり名前を忘れてしまっても安心です。
①タスクバー左端の検索アイコンをクリックする
画面一番下のタスクバー左端で虫眼鏡マークを探してください。マウスをゆっくり動かすと見つけやすいです。見つけたら優しくクリックすると検索ボックスが開きます。
②検索欄にタスクマネージャーと打ちEnterキーを押す
スタートメニュー横の検索欄をクリックしてアクティブにし、「タスクマネージャー」と正確に入力します。入力中に候補が表示されるので、Enterキーを押すか候補をクリックして起動してください。
③タスクマネージャーが開いたら詳細表示を選ぶ
画面下部にある詳細をクリックしてください Windows11ではMore detailsと表示されています。
④上部の検索ボックスに探すアプリ名を入力する
タスクマネージャーの上部にある検索ボックスをクリックします。探したいアプリ名を直接入力すると、実行中のアプリがリアルタイムで絞り込まれるので、たとえば「Chr」と打てばChromeがすぐに見つかります。
⑤結果からアプリを右クリックしてタスクの終了を押す
タスクマネージャーの一覧で終了させたいアプリ名を探したら、その行をマウスで右クリックします。出てきたメニューからタスクの終了をクリックすると、応答しなくなったアプリもすぐに閉じられます。
検索機能を使いこなして快適なパソコン生活を広げよう

検索機能の基本をマスターすると、アプリ起動やファイル探しがぐっとラクになりますが、プログラマーならではのアイデアで応用するともっと便利になります。
応用技 | どんな場面で役立つか |
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ファイル内容までキーワード検索 | 大量のドキュメントから特定の単語やコード片を一瞬で見つけたいとき |
プロセス名でフィルター絞り込み | CPU負荷やメモリ使用量が高いアプリをすばやく特定してトラブルシュートするとき |
設定画面やコントロールパネルの直接検索 | OS/端末の細かい設定をあちこち探さずに即座に開きたいとき |
PowerShellと連携した高度検索 | スクリプトで定期的に特定ファイルを整理したりログを集計したいとき |
重いアプリを検索してすぐに終了するコツ

重いアプリが見つからずイライラした経験はありませんか?パソコンが急にカクついたり、動作が止まりがちになったりすると、どのプログラムが暴れているのか気になりますよね。そんなときにおすすめなのがタスクマネージャーの絞り込み検索です。
検索ボックスに「CPU」や「メモリ」と入力すると、それぞれのリソース消費が大きいアプリだけが一覧に絞り込まれます。この方法なら、長いリストをスクロールして探す手間を省いて、瞬時に重いプロセスを特定できます。
- 検索ボックスに「CPU」や「メモリ」を入力して消費順に絞り込む
- リスト上部に表示されたアプリを右クリック→「タスクの終了」で即シャットダウン
- 頻繁に暴走するアプリは登録しておき、タスクマネージャーをワンクリックで呼び出すと安心
システムが不安定になる恐れがあるプロセスは見極めが大切です。終了前にアプリ名や説明をチェックしましょう。
パフォーマンス列でメモリ使用量を参考にする
プロセス一覧のヘッダー部分を右クリックし、「メモリ(Performance)」にチェックを入れて列を表示します。
「メモリ」の列見出しをクリックして降順または昇順に並べ替え、メモリ負荷が高いプロセスを特定します。
メモリ使用量は常に変動するので、複数回並べ替えて安定して高いプロセスを探しましょう。
必要のないアプリを終了してリソースを空ける
プロセス一覧から使っていないアプリ名をクリックして選択します。名前が似ていて迷ったときは、CPUやメモリ使用率を目安にすると見つけやすいです。
右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。ウインドウが出たときは「終了しても問題ないか」を画面を見比べながら判断してください。
システムやドライバーの名前で分かりにくいものは終了しないでください
スタートアップタブで起動時アプリを検索してオフにする

タスクマネージャーを開いてスタートアップタブに切り替えたら、検索ボックスにアプリ名の一部を入力するだけで目的の項目がすぐに絞り込まれます。長いリストから探す必要がなくなるので、起動が重くなる原因アプリを迷わず見つけられます。
絞り込んだアプリのステータスを「無効」に切り替えれば、次回起動時に自動で立ち上がらなくなります。実際に不要な常駐ソフトをオフにしたところ、再起動後の立ち上がりがぐっと速くなったので驚きました。
プログラマー視点のアドバイスとして、パブリッシャー名やコマンドを参考にすると関連ツールをまとめて管理できるため、無効化の抜け漏れ防止につながります。
検索で見つけたアプリをオフにして起動時間を短縮する
検索で見つけたアプリを右クリックして「詳細」を選び、CPUやディスクの使用率をチェックします。起動時間が長い原因を把握できます。
「スタートアップ」タブに移動し、不要なアプリを選んで「無効にする」をクリックします。次回起動時に自動起動しなくなり、立ち上がりがスムーズになります。
セキュリティソフトなどは起動時オフで保護が弱まる場合があるので、影響を確認してから操作してください。
サービスを検索して動き続ける裏方をチェック

Task Managerのサービスタブを使えば、裏で動き続けているサービスをすばやく探し出せます。この方法なら、どのサービスが起動したままなのか、プロセス一覧から直接確認できるので、リソースの無駄使いをカットしたいときに頼りになります。
- サービス名で絞り込む:多数のサービスから目的のものにすぐたどり着く
- 状態がわかる:実行中か停止中かをひと目で把握できる
- リソース使用状況:対応するプロセスを選んでCPUやメモリ消費をチェック
サービス名で検索して状態を確認し不要なら停止する
タスクマネージャーでサービスを探すときは、サービス名を入力して絞り込むと迷わず見つかります。不用意に大事なサービスを止めないように、状態を確認しながら操作しましょう。
タスクマネージャーの上部メニューからサービスタブを選び、右上にある検索ボックスに停止したいサービス名を入力します。該当サービスだけがリストに残るので探しやすくなります。
絞り込まれたサービスの状態が「実行中」なら、右クリックして「停止」を選びます。数秒で終了するのでリソースを解放できます。
Windowsの動作に影響する重要なサービスは停止しないでください。サービス名をよく確認してから操作しましょう。
よくある質問

- タスクマネージャーに検索ボックスが見当たらないんだけど
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Windows 11 以降では、タスクマネージャーを起動したら画面右上を見てみてください。「プロセスの検索」と書かれた枠があります。もし表示されていないときは、まずウィンドウを最大化してみると出てくることがあります。
- 検索しても狙ったアプリがヒットしないときはどうすればいい?
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英語名や実行ファイル名で登録されている場合があるので、「chrome」→「chrome.exe」のように少し省略せずに入力してみると見つかることがあります。また、一覧上部の「名前」欄をクリックすると順序がアルファベット順になるので、探しやすくなります。
- サービスや背景プロセスを含めて検索したいんだけど可能?
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標準ではプロセスのみが検索対象ですが、管理者権限で起動するとより多くの項目が表示されます。スタートメニューで「タスクマネージャー」を右クリック→「管理者として実行」を選ぶと、サービスやシステムコンポーネントもリストに含まれやすくなります。
タスクマネージャーに検索ボックスが表示されないのはなぜ?
そもそもWindows10のタスクマネージャーには検索ボックスがもともとありません。ぼんやり眺めていても出てこないのは、その機能自体が搭載されていないためです。
Windows11でもバージョン22H2より前のビルドでは検索欄が未実装です。最新のWindowsアップデートを適用していないと、やはり見当たらないままになります。
さらにタスクマネージャーが「簡易表示」モードのままだと、詳細を切り替えても検索ボックスは表示されません。「詳細表示」に切り替えて最新版を使うと、プロセス欄の上部にさっと検索枠が現れます。
検索しても目当てのアプリが出てこないときは?
アプリ名で探してもヒットしないときは、Task Managerが見た目の名前ではなく実際のプロセス名(.exeファイル名)で検索しているのが理由かもしれません。
そんな場合は「詳細」タブに切り替えてみてください。表示される一覧には背景で動くプロセスも全部入っているので、英語のファイル名や見慣れない名称でも引っかかるようになります。
それでも探しづらいときは、フリーのProcess Explorerを使うとさらに検索機能が強化されて、親切なアイコン付きリストでアプリを見失いません。
タスクの終了を押してもパソコンに影響はない?
- タスクの終了を押してもパソコンに影響はない?
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アプリを強制終了してもWindowsが使っていたメモリやリソースはすぐに回収されるので、システムに大きなダメージはありません。起動中のほかのソフトにも影響が及ぶ心配は少ないです。ただし、保存していないデータは消えてしまうため、作業中のファイルはこまめに保存すると安心です。
検索語を毎回入力するのが面倒なときの対処法は?
いつも同じアプリを探すなら、AutoHotkeyで検索操作を自動化するのがおすすめです。スクリプトを数行書くだけで、例えば Win+F を押すとタスクマネージャーが開いて自動的にアプリ名を入力&検索まで完了します。毎回のタイピングが不要になり、手間がぐっと減ります。
まとめ

ここまでの流れをおさらいすると、タスクマネージャーで迷子にならずにアプリを探せます。
- タスクマネージャーを開く:Ctrl+Shift+Escキーやタスクバーから起動。
- 詳細タブへ切り替える:バックグラウンドのプロセスも含めてチェック。
- 検索ボックスにアプリ名を入力:ひらがなや一部の文字でも絞り込みが効きます。
- 該当プロセスを操作:右クリックで終了や優先度変更が可能。
これらのステップで、次からはすぐに目的のアプリを見つけられます。Windowsをもっとラクに使いこなせるよう応援しています。