遠隔操作を始めようとした瞬間にAnyDeskがうまく繋がらず、接続できない状況で画面の前に取り残されてしまっていませんか?
この記事では、ネット環境の確認からソフトの細かな設定まで、実際に動作が復旧した手順を順番に示し、原因が分からないまま時間だけが過ぎる焦りを解消できるようにまとめています。さらに、リモート作業を安全かつ快適に続けるための応用ワザやトラブル再発を防ぐ予防策も合わせて紹介します。
順を追って画面を確認しながら進めれば、専門知識がなくても数分で操作を再開できますので、まずは最初のチェックから一緒に始めてみませんか。
AnyDeskが接続できないときに試すやさしい直し方

AnyDeskがつながらなくてイライラしたときは、まず落ち着いてチェックリストを見てみましょう。
- ネットワーク接続を確認:ルーターやモデムを電源オフ・オンしてからパソコンを再起動してみる。
- ファイアウォールの設定を確認:Windows DefenderファイアウォールでAnyDeskが通信を許可されているかチェックする。
- AnyDeskのバージョンを最新に更新:インストーラーから再インストールすると設定を引き継ぎつつ更新できる。
- リモート側の許可設定をチェック:アクセス許可リクエストが保留になっていないか相手に確認する。
- ポート開放の確認:デフォルトの5985番や逆接続用ポートがルーターやセキュリティソフトでブロックされていないか見てみる。
プログラマーの視点では、別の回線(スマホテザリングなど)を使ってみるのが手軽な突破口になります。
パソコンとルーターのネットを確かめる

PCとルーターがちゃんとネットにつながっていないと AnyDeskがうまく動かないことが多いです。まずはパソコン側のネット状況を確認してみましょう。LANケーブルを直挿しすると安定度が上がりますし、Wi-Fiならルーターの近くへ移動して電波をチェックするとつながりやすくなります。ネットが安定すると接続トラブルの多くがなくなるので、最初に確認しておくと安心です。
①タスクバーのネットワークアイコンをクリックする
タスクバーの右端にあるネットワークアイコン(Wi-Fiの扇形マークや有線ならケーブルのマーク)を探してクリックします。隠れているときは「∧」マークを押すと一覧が表示されます。
②接続状況を確認して問題を修復を選ぶ
タスクバー右下のネットワークアイコンを右クリックして「ネットワークとインターネットの設定を開く」を選びます。
「ネットワークトラブルシューティング」をクリックし、画面に従って「問題の修復」を進めます。自動的に通信状態がチェックされ改善されます。
③ルーターの電源を切って10秒待つ
ルーターの電源を一度オフにして内部メモリをクリアしましょう。
ルーター背面の電源ボタンを押すか電源アダプターをコンセントから抜いてください。そのまま10秒ほど待つとキャッシュがクリアされます。
④電源を入れて再接続を試す
ルーターやモデムの電源プラグをコンセントから抜いて約1分待ってから再度差し込むことで、ネットワーク機器の小さな不具合をリセットできます。
スリープ中ならキーボードやマウスを操作して復帰させ、AnyDeskを立ち上げ直してください。接続アイコンがオンラインになったら再び接続を試しましょう。
電源再投入後は機器が安定するまで30秒ほど待ってから接続を試してください。
AnyDeskの接続設定を見直す

AnyDeskの設定画面を開いて、通信方式やポート番号を最適化すると接続の安定性がグッと良くなります。特にUDPが通りにくい環境ではTCPに切り替えたり、帯域幅の上限を見直すことで画面のカクつきや切断を防ぎやすくなります。
- 通信プロトコル:UDP/TCPの切り替えで安定性を調整
- ポート番号:ファイアウォールと合わせた番号に設定
- 帯域幅制限:低速回線なら数Mbpsに絞ってみる
①AnyDeskを開いて右上のメニューをクリックする
デスクトップのアイコンかスタートメニューからAnyDeskをダブルクリックして開きます。起動に時間がかかるときはアイコンを右クリックして「管理者として実行」を選ぶとスムーズです。
ウィンドウ右上にある三本線アイコンまたは歯車アイコンをクリックします。ウィンドウが狭くて見つからないときは最大化するとメニューがはっきり表示されます。
②設定を選んで接続タブを開く
AnyDeskの右上にある歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。
左側に並ぶメニューから接続を選ぶと、接続に関するオプションが表示されます。
③リモートアクセス権を許可にチェックする
AnyDeskのメイン画面右上にある≡メニューをクリックして「設定」を開きます。
左側メニューから「セキュリティ」を選び、「対話型アクセス」の欄を見つけてください。
「常に許可」にチェックを入れると、相手からの接続を自動で受け付けるようになります。
無人アクセスも同時に使いたいときは「無人アクセスを有効にする」にチェックし、任意のパスワードを設定してください。
「常に許可」をオンにすると不特定の接続を受けるおそれがあるので、信頼できる環境でのみ設定しましょう。
④相手のIDを正しく入力し直す
チャットやメールで届いた9桁の数字だけを長押しまたはドラッグで選択してコピーしてください。
AnyDeskのメイン画面上部にある入力欄を探してクリックし、カーソルを点滅させてください。
Ctrl+V(または右クリック→貼り付け)でIDを入力し、エンターキーか接続アイコンを押してみましょう。
IDの前後に余計な空白が入るとエラーになります。貼り付け後に数字だけが並んでいるか必ず確認してください。
Windowsファイアウォールをそっと通す

WindowsファイアウォールがAnyDeskの通信を止めていることが意外と多いです。通信ポートをそっと開放すると必要なデータだけ通るようになるので、安心してリモート接続できます。
プログラマー目線でいうと、AnyDeskが使うポート(通常はTCP 6568)を許可しておくと、接続の安定度がぐっと上がります。はじめてファイアウォールを触る方でも、ほんの数ステップで設定できる手軽さが魅力です。
①スタートボタンを右クリックして設定を開く
画面左下のスタートボタン(Windowsのロゴ)を右クリックします。メニューが表示されたら「設定」をクリックして開きます。
②プライバシーとセキュリティを選ぶ
Windows11のスタートボタンをクリックして歯車アイコンの「設定」を選んでください。左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックして設定画面を表示します。
画面右側に並ぶ項目から「アプリのアクセス許可」も確認できるので、マイクやカメラの許可が必要な場合にここで調整すると便利です。
③Windowsセキュリティをクリックする
設定画面の「プライバシーとセキュリティ」を選んだら一覧にある「Windowsセキュリティ」を見つけてクリックします。これでセキュリティのダッシュボードが開きます。
ダッシュボードではファイアウォール設定やアプリのアクセス許可などが確認できるのでAnyDeskの通信状態をチェックしやすくなります。
補足情報:タスクバーの検索ボックスに「Windowsセキュリティ」と入力すると設定画面を開かずに直接起動できます。
④ファイアウォールとネットワーク保護を開きAnyDeskに許可を与える
画面左下のWindowsマークをクリックし、歯車アイコンの「設定」を選んでください。次に「プライバシーとセキュリティ」から「Windows セキュリティ」を開きます。
「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックし、「アプリをファイアウォールで許可する」を選んでください。一覧からAnyDeskを探し、公開ネットワークとプライベートネットワーク両方にチェックを入れて「OK」を押します。
管理者権限がないと許可設定がグレーアウトすることがあります。必要に応じてPC管理者のアカウントでサインインしてください。
セキュリティソフトを一時的にお休みさせる

AnyDeskを起動してもつながらないとき、ウイルス対策ソフトやファイアウォールがリモート接続をブロックしていることがあります。過去に壁にぶつかったときは、使っているセキュリティソフトを数分だけお休みさせてから再度接続を試したら、あっけなく解決しました。
ただしソフトを止めたままだと外部攻撃に弱くなるため、接続テストが終わったらすぐ元に戻すのを忘れずに。ちょっとした手間でスムーズにリモート操作できるようになります。
①タスクトレイからセキュリティソフトのアイコンを右クリックする
画面右下にある小さなアイコンが並ぶ部分をタスクトレイと呼びます。まずは上矢印マークをクリックして隠れているアイコンを表示しましょう。セキュリティソフトのアイコンが見つかったら、マウスカーソルを合わせて右クリックしてください。
②10分間一時停止を選ぶ
画面上部のメニューにある一時停止アイコンをクリックします。その中に並ぶ一覧から「10分間一時停止」を選ぶと、10分間だけ外部からの接続をストップできます。
一時的にリモート接続を中断したいときや、別の作業に集中したいときに役立つ方法です。
③AnyDesk接続を試して結果を確認する
相手のAnyDeskアドレスを入力して「接続」ボタンをクリックし、画面が映るか確認してください。
接続中に表示されるステータスやエラーをチェックして、問題の有無を把握しましょう。
相手側で「受信を許可」がオフだと接続が拒否されることがあります。
④終わったら保護を再開する
AnyDeskの画面右上にある三本線アイコンをクリックして「設定」を選びます。
左側メニューから「セキュリティ」をクリックし、プライバシーガードのスイッチをクリックしてオンに切り替えます。
設定画面を閉じると元どおり保護がかかるので、これで完了です。
AnyDeskを最新に入れ直す

古いAnyDeskをそのまま使い続けると最新のセキュリティ更新や不具合修正が反映されず、接続トラブルの原因になります。
そこで、公式サイトから最新版をダウンロードして一度アンインストール→再インストールすると、最新OSとの相性が良くなりスムーズにつながりやすくなります。
①コントロールパネルを開きプログラムのアンインストールを選ぶ
スタートボタンをクリックして「control」と入力しEnterを押します。コントロールパネルが立ち上がったら右上の表示方法を大きいアイコンに切り替えると項目が見つけやすくなります。
「プログラムと機能」をクリックするとインストール済みプログラムの一覧が表示され、アンインストール画面に進めます。
②AnyDeskを選んでアンインストールをクリックする
アプリ一覧からAnyDeskを探します。名前が見つかりにくいときは検索欄に「AnyDesk」と入力するとすぐに絞り込めます。
見つけたらエントリーをクリックして展開し、表示されたアンインストールボタンを押してください。
管理者権限の確認ダイアログが出たらはいを選ぶと、アンインストールが始まります。
③公式サイトから最新版をダウンロードする
ブラウザーでAnyDesk公式サイト(https://anydesk.com/ja)を開きます。
ページ上部のメニューから「ダウンロード」を選び、Windows用ダウンロードボタンをクリックします。
自分のWindowsが64bitか32bitかを確認し、それに合うダウンロードリンクを選んでファイルを保存します。
ダウンロード完了後はファイル名とサイズが公式情報と一致しているかチェックすると安心です。
④セットアップを実行して再起動する
インストーラーを実行したあと、設定を確実に反映させるために再起動してみましょう。
ダウンロードフォルダーからインストーラーを右クリックし管理者として実行を選びます。
表示される画面の案内に従い、特にインストール先は変更せずに進めると問題が起こりにくいです。
セットアップが終わったらWindowsを再起動し、サービスが正しく起動するか確認しましょう。
再起動後も接続がうまくいかない場合は、ファイアウォール設定を見直すと解決することがあります。
AnyDeskがつながるようになったら広がる便利ワザ

AnyDeskでの接続がうまくいくと、ただ画面を共有するだけでなく便利ワザが次々に使えるようになります。
ワザ | どう活かせるか |
---|---|
ファイル転送 | ドラッグ&ドロップで大容量ファイルをスムーズに共有。 |
VPNトンネル | 遠隔地PCとローカルネットワークをセキュリティ確保しながら接続。 |
プリンタ共有 | リモートPCから手元のプリンターでそのまま印刷できる。 |
マルチモニタ操作 | 接続先の複数ディスプレイを切り替えて効率アップ。 |
クリップボード同期 | テキストや画像を瞬時にコピペして作業をスピード化。 |
相手のPCをワンボタンで呼び出すお気に入りID

接続したい相手のAnyDesk IDをお気に入りに登録しておくと、起動後のリストからワンクリックで呼び出せます。毎回長い数字を入力しなくて済むので、手間がグッと減ります。
名前を付けてグループ管理すれば、複数の端末の切り替えもスムーズ。プログラマーなら検索機能とタブ整理を組み合わせると、目的のPCへ素早くアクセスできます。
AnyDeskを開き相手のID横の星マークをクリックする
AnyDeskを起動し、相手のIDが表示される画面に移動します。IDの右横にある星マークをクリックするとオレンジ色に変わり、お気に入り登録が完了します。
お気に入りタブからすぐに接続を開始する
お気に入りに登録した端末は、いつでもIDを打ち込まずにサクッとつながるからとっても便利です。
AnyDeskを起動したら、左サイドバーのハートマークをクリックして、お気に入りタブを表示します。
一覧から接続したい端末名を探してダブルクリックすると、自動的に接続が始まります。
ショートカットキーで操作をサクサク

マウス操作をいちいち探さずにキーボードからパパッと操作できると、作業がグッと楽になります。AnyDeskには便利なショートカットキーがそろっているので、設定画面で有効にしておけば接続の承認や切断、録画などの操作をサクサクこなせます。
- Ctrl+Shift+A:リモート接続の承認
- Ctrl+Shift+D:接続の切断
- Ctrl+Alt+R:セッション録画の開始/停止
- F11:フルスクリーン表示の切り替え
AnyDeskのヘルプメニューでキー一覧をひらく
AnyDeskのメインウィンドウ上部にあるHelpメニューをクリックしてください。
表示されたメニュー内のキー一覧を表示を選ぶと、利用できるショートカットキー一覧がポップアップで開きます。
コピーや貼り付けのキーを覚えて試す
AnyDeskの相手IDやパスワードを入力するときは手入力でミスしやすいので、まず文字列をドラッグしてCtrl+Cでコピーし、入力欄でCtrl+Vで貼り付けしてみましょう。
長い数字や英字が続くときは、ダブルクリックでまとめて選択すると手順がスムーズになります。鍵付きパスワードも同じくコピー&ペーストで確実に入力できます。
画面共有と同時にファイルをドラッグで送る

AnyDeskで相手とつながったまま、Windowsエクスプローラーから共有画面にファイルをドラッグすると自動的に転送が始まります。ドロップ先は特に指定せず、画面内ならどこでもOKなので手順がとてもシンプルです。
煩わしい操作メニューをいちいち開かなくていいので、初めて使う相手でも迷わずファイルを受け取れます。レポートやログの共有がスムーズになり、ちょっとしたやり取りが驚くほど楽になります。
接続中の画面でファイルをドラッグする
ローカルPCで画面下のタスクバーからエクスプローラーを開き、転送したいファイルを表示します。
ファイルをクリックしたままマウスをリモート先のAnyDeskウィンドウまで持っていき、ウィンドウ内で離すと自動でリモート側の「ダウンロード」フォルダにコピーされます。ドロップ後に進捗バーが表示されるので、完了を待ってください。
転送完了メッセージを確認する
ファイル送信後はAnyDesk画面の右下に出る転送完了の通知を探しましょう。
送信完了後、数秒だけ表示される通知を見逃さないように画面右下をチェックします。
通知を見逃したときは画面上部のファイル転送アイコンをクリックして、転送履歴に「完了」が表示されているかチェックします。
システム通知がオフだとポップアップが表示されないことがありますので、Windows設定の「通知とアクション」でAnyDeskの通知が許可されているか確認しましょう。
パスワードを決めて安心の無人アクセス

AnyDeskの無人アクセスは自分のPCにパスワードを決めておけば、遠くにいてもすぐに接続できる機能です。相手の許可を待たずにサッと画面を開けるので、定期的なメンテナンスや急ぎのファイル取り出しにぴったりです。
パスワードで鍵をかけた自分専用の部屋のようなイメージで、セキュリティをしっかり維持しつつ手間をグッと減らせます。ちょっとした作業を自動化したいプランや、1人で複数端末を管理しているときに特に役立ちます。
一度設定しておけば、スマホからでも別の自分のパソコンからでもすぐに入れるので「あとで見ておきたかったあのファイル!」にも、ストレスなくアクセスできるようになります。
設定からセキュリティを開く
- Windowsキーを押して歯車アイコンの「設定」を選ぶ。
- 設定画面で「プライバシーとセキュリティ」をクリック。
- 表示された項目から「Windowsセキュリティ」を選び、起動する。
ここまで来るとAnyDeskを許可するファイアウォール設定へスムーズに進めます。
無人アクセスのパスワードを入力して保存する
AnyDeskのウィンドウ右上にある歯車アイコンをクリックし、左側メニューでセキュリティを選びます。
「無人アクセスを有効にする」のスイッチをオンにして、パスワード入力欄に任意の文字列を入力します。
確認用にも同じパスワードを入力したら「適用」ボタンをクリックし、続いて「OK」でウィンドウを閉じます。
よくある質問

接続がタイムアウトになるときはどうすればいいですか
- 接続がタイムアウトになるときはどうすればいいですか
ネットワークが一時的に不安定だとタイムアウトが起きやすいです。Wi-Fiを切り替えるか、有線LANに接続してみましょう。ルーターを再起動すると通信が安定して解消することもあります。
Windowsファイアウォールでブロックされています。どう対処すればいいですか
- Windowsファイアウォールでブロックされています。どう対処すればいいですか
AnyDeskが信頼できるアプリとして登録されていないと制限されます。「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」→「アプリの許可」からAnyDeskを追加しましょう。管理者権限で再登録するとスムーズです。
パスワードを設定しているのに接続が弾かれます。何をチェックすればいいですか
- パスワードを設定しているのに接続が弾かれます。何をチェックすればいいですか
静的パスワード(常時利用)と動的パスワード(接続ごとに変わる)を混同していないか確認しましょう。「設定」→「セキュリティ」から固定パスワードが有効になっているか確かめてください。パスワード変更後は両端末を再起動するのがコツです。
画質が粗くて操作しづらいです。改善できますか
- 画質が粗くて操作しづらいです。改善できますか
デフォルト設定だと通信帯域を自動調整して粗くなることがあります。「画質」→「カスタム」を選び、ビットレートやフレームレートを少し上げましょう。実践ではビットレート500kbps以上に設定すると文字も見やすくなります。
接続リクエストが無反応になるのはなぜ?
接続リクエストが無反応になるのはAnyDeskのバージョン違いやネットワークの制限、そしてWindows側のアプリ許可設定が原因になることが多いです。相手と同じバージョンでないと通信がうまくつながらず、何度リクエストしても画面がピクリともしなくなります。
社内ネットワークやルーターで特定のポートがブロックされていると、AnyDeskの通信自体が止まってしまいます。またセキュリティソフトがファイル共有も含めたリモート操作を制限している場合も、まったく反応が返ってきません。
こうしたトラブルは原因ごとにチェックポイントを押さえておくと、慌てずに対応できるようになります。
音が相手に届かないときはどうすればいい?
相手に声や音が届かないときは、まずAnyDeskのオーディオ転送機能をチェックしてみましょう。設定画面で再生音とマイクの転送が有効になっていれば、手軽に音声を届けられるようになります。
黒い画面だけで操作できないのは?
AnyDeskでリモート接続したときに画面だけ真っ黒になる場合、画面転送の方式がパソコン側の設定やグラフィックドライバと合わずにうまく描画できていないことが多いです。
この問題を解消するためには、画面キャプチャ方式を「DirectXキャプチャ」に切り替える方法がおすすめです。通常モードよりも描画処理が安定しやすく、黒いまま映らないトラブルがなくなることがよくあります。
とくにグラフィックチップが古いパソコンや、ハードウェアアクセラレーションを使うアプリを複数起動している環境では、DirectXキャプチャにすることで安定感が増すはずです。
アップデート後につながらなくなったのは?
更新した直後にAnyDeskがつながらないのは、Windowsのネットワーク設定やファイアウォールがリセットされているケースが多いです。
特にネットワークの種類が「プライベート」から「パブリック」に変わり、着信をブロックされてしまうことがあります。
また、アップデートによって仮想ネットワークアダプターが無効になると、AnyDeskが独自トンネル接続できなくなることもあります。
この場合はネットワークプロファイルの見直しとファイアウォールの許可設定、仮想アダプターの再有効化を試すとスムーズにつながることが多いです。
安全に使うコツはある?
相手のIDはチャットや電話で必ず二重チェックして、知らない人とつながらないようにしましょう。
アクセスできる範囲は〈画面表示のみ〉などに絞ると安心です。無人アクセスには強力なパスワードと二段階認証を使って、思わぬ飛び入りを防ぎましょう。
まとめ

AnyDeskが急につながらないと、せっかくのリモート作業がストップして焦りますよね。
手順をおさらいすると、まずインターネット接続とネットワーク環境の確認をしてから、AnyDeskのバージョンアップ、Windowsのファイアウォール設定、リモート側のIDや許可設定を見直します。それでもダメなら、ルーターやVPNの再起動も試しましょう。
これらのステップを順に試せば、多くの接続トラブルはすっきり解消します。新しい環境でもスムーズにAnyDeskを使いこなして、次のリモート作業を気持ちよくスタートさせましょう。